ここ2年くらい大きくオッズの下落に直面するが多数あります。それも当たった時だけです。締め切り直前の3連単オッズは10万馬券だったのに確定すると500倍と言うような感じです。単勝は12倍だったのが6倍くらいまで落ちることがあります。なぜ急にこんな状況に変わったのでしょうか?そこで時間別に馬券の売り上げ票数を調べてみることにしました。
まだ窓口でしか馬券を販売してなかったころは、前日発売で総売り上げの20%くらい、レース10分前でくらいで80%くらい、締め切り直前で95%くらいというイメージです。締め切りベルが鳴ってから慌てて窓口に並ぶ人もいそうですが、どんなに多くても締め切りベルからだと5%が限界でしょう。
9月4日 日曜日の小倉1レースの売り上げ推移を調べてみました。
最終票数

単勝1802万5800円 馬連2749万400円 3連単8633万100円
レース当日8時頃

単勝124万600円(6.8%) 馬連321万500円(11.6%) 3連単1297万2900円(15%)
締め切り10分前

単勝432万9200円(24%) 馬連1241万9200円(45.1%) 3連単4169万8300円(48.3%)
締め切り5分前

単勝585万1800円(32.4%) 馬連1654万3700円(60.1%) 3連単5481万5900円(63.4%)
締め切り時間(発走2分前)※馬券は締め切り後20〜30秒後でも買えることがある

単勝999万4400円(55.4%) 馬連2113万2500円(76.8%) 3連単6634万7400円(76.8%)
締め切り後1分後

単勝1248万9300円(69.2%) 馬連2369万2500円(86.1%) 3連単7328万700円(84.8%)
締め切り後2分後

単勝1635万8700円(90.7%) 馬連2634万8400円(95.8%) 3連単8174万6600円(94.6%)
締め切り後3分後(レース中)

最終オッズと同じ
結論
衝撃だったのは締め切り時間のオッズでは単勝はまだ55%しか馬券が販売されていないと言うことです。つまり締め切り後に45%の票が流れ込む訳ですから、もはや最終オッズがどんな数字に決着しても不思議ではありません。窓口販売の頃ではありえない数字です。
インターネットによる馬券販売の普及、コロナによる競馬場、WINSでの馬券販売の現象も影響していることでしょう。自動投票ソフト馬王やRB☆STRIKE!も影響していると思いますが、登場は10年以上前ですからここ2年の急激な変化に大きく影響を及ぼしているとは思えません。ここ2年での大きな変化と言えばAI競馬の普及でしょう。つまり最終オッズを解析してドカンと投票しているのです。それも期待値の高い買い目に投票しているはずなので期待値競馬ソフトは大きな影響を受けます。
そう考えるとオッズはあくまでも目安程度に考えるべきでしょう。そして最終オッズで投票することは確実に出来ませんので5分前、10分前のオッズで馬券を買うことが少なくとも自分の買い目のオッズを少しでも下げない工夫と言えます。