2006年12月14日

最終回

前の記事において予告したように当記事を最後にこのブログを正式に閉鎖することに致しました。

先に閉鎖の理由として、まずこのブログは昨年の最後の2次試験不合格後に書き始め、試験制度が変わり不明な部分が多い今年の試験に挑戦する過程を綴ってきたものだったのですが、新制度の試験が一旦終わることにより、改めて何か書いていこう、という事柄が少なくなってしまったことが挙げられます。簡単に言えばネタ不足です。また、開設当初は僅か数人の複数回受験者が集まってコメントを書いてくださっていた細々としたブログだったのがいつの間にやら一日の訪問者数が個人ブログとしてはかなりの人数になり、このまま続けていくと訪問者数がさらに増えていくことになり、コメント数もそれに比例して多くなっていき、対応していくのが困難になりそうなこと。また今までもどう対応すべきかよくわからないコメントもたまに投稿され、そういうコメントが増え、コメント欄が掲示板のようになってしまい、自身が意図する所ではない方面に当ブログが変わってしまいそうなこと、などから続けることで得られる効用より負担が大きくなりそうだと判断し、閉鎖という結論に至りました。

また、このブログはブログでありながらも個人日記の中で受験のことにも触れていく、というものではなく、受験や不動産関連の話題に特化し、プライベートな部分極力書かない方針で綴ってきた(だからこそ多数の方々が読んでくださったのだと思いますが)のですが、受験について書くブログ、というのは私は長続きさせるべきではないような気がしますので。。ダラダラと続けていくと勉強の方もダラダラとしてしまいそうですし、(受験回数的にもちょっとだけカッコ悪いという気持ちもあります…(苦笑)気持ちをリセットする意味合いも含めて閉鎖致します。

閉鎖の理由についてネガティブなことを書き連ねてしまいましたが、このブログをやって得られたことも沢山ありました。

私自身は当ブログが自身で開設した初めてのページで(HTMLなどはそれほど詳しくないので本格的なHPまでは作れませんでした…)、自身の言葉を不特定多数の人に発信するという経験は初めてだったのですが、それにより「情報」というものについて深く考えさせられる契機になりました。自身が情報を発信し、それに対するフィードバックを得られることで自身にとってプラスになることを感じた反面、不特定多数の人に発信するということの重みのようなものも感じました。不動産鑑定士という情報をきちんと捌き、価格形成についての説得力に係る判断を行なう職業を目指す以上、「情報」というものについて考える機会を得たことは私にとって有益なことでした。

また、今まで本当に沢山の方々からコメントを頂き、しかもそのほとんどが好意的なコメントだったことで私もこれまでこのブログを続けてこれたのだと思います。またコメントを寄せてくださる方々も別々の予備校に通っている方からそれぞれ情報を頂いたり、また初学者などでも非常に高い実力をお持ちの方々からコメントを頂きその完成度の高さに驚かされたりもしました(さらにその方々は見事合格されていますし)。また不動産業に精通されている方から不動産について様々なお話を伺えたり、現役鑑定士の方から実務のお話を伺えたり、予備校の講師の先生まで論点や勉強方法についてコメントを寄せて下さりました。今まで1年ちょっとの間に1,000件を越えるコメントがあり、4割くらいが私の返信だとしても本当にものすごいコメントの数であり、しかもそのコメントが中身の濃いものだったことを考えると皆様のコメントがあってこそ当ブログが充実したものになったのだと思います。本当にありがとうございました。今後はこのブログで得た経験を元に来年の試験合格を目指し、頑張っていこうと思います。

最後に当ブログを読んでくださった方々の今後の飛躍を祈念致します。本当にご愛読有難うございました!


                              RS3

※1
閉鎖に当たり、当ブログをリンクして下さっている方はお手数ですがリンクを外して下さります様、お願い致します。

※2
コメントの投稿は一週間ほどを目処に考えています。それ以降はコメントの受付も停止し、完全に閉鎖致します。

rea_sibou3 at 22:43|PermalinkComments(28) その他 

2006年11月29日

再起

前回の成績通知の記事からかなりの期間が経過し、私自身の中で今後についての結論を出しました。

結論と言っても既に題名の通りという感じなのですが、来年の不動産鑑定士試験をまた受けることにしました。

少し前から再度挑戦する、ということはある程度決めていたのですが、やはり今回また再挑戦する、という選択をすることは過去を振り返っても今までで一番キツかったような気がします。前回の記事で「近いうちに結論を出す」と書き、自身の中でもある程度気持ちは決まってはいたものの、これまで続いていた合格者減、業界のネガティブな面などを考えてモヤモヤした気持ちがずっと続いていた状態でした。また、自分の中でこの試験や鑑定士になりたいという気持ちがどこかで潰えてしまった部分があったこともここまで更新が滞っていた原因だったように思います。試験については先日公認会計士試験の発表があったようですが、あちらは論文試験受験者の三分の一が合格しているようで、さらに向こうは願書出願者数を分母にして合格率を算定しても15%程の合格率だったり、また新司法試験も合格率が確か48%とかだった覚えがありますので、「何で鑑定士だけこんな風になるのかな…」と思ったりもしていました。また業界についても協会の方でも慌しい部分(強制加入ってどういうことなんだろうと思ったり…)があったり、相変わらずよくわからない部分が多く、上記で述べたように前向きな気持ちがすっかり潰えてしまっていました。

ただ、、今までの自身のことを振り返って、曲がりなりにも3年間勉強してきて、業界どうこうよりも日々の仕事として考えた場合、やはり勉強してきたことを生かせる仕事がしたい、また勉強についてもまだやり残したと感じる部分もあり、もう一度それらの部分を消化した上で試験に挑んでみよう、と考えるようになりました。今年の試験で自分が本試験で書いた答案のダメだった部分は自身がよくわかっていますし、曲がりなりにも鑑定理論は短答で97.5点取ったり、基準もほぼ暗記していましたので、後は教養の苦手な部分や演習を完璧に近い状態に高めていけば今度こそは…。実力を過信しているような表現になってしまいましたが、そのように自身にハッパをかけなければ気持ちがまた折られてしまいそうなので…。

試験勉強は継続することにしましたが、ブログについては近いうちに閉鎖しようと考えています。もっともこの記事も一月ぶりの投稿なので今更という感じですが…(苦笑)。次回で最後の更新にしようと考えています。

rea_sibou3 at 23:05|PermalinkComments(33) 論文全般 

2006年10月28日

成績通知

合格発表後、国土交通省に送った成績通知が本日届きました。

この合格通知は例年11月の半ばくらいに送られてきたので封筒を見たときは何か記載に不備があって返却されたのかと疑ったのですが、中にはしっかり今年度の成績が記された紙が入っていました。今年は短答で絞られて受験者が減ったせいで通知が早くなったのかもしれません。

それで肝心の成績なのですが、

Bランク(不合格者中101番〜200番)

でした。

コメント欄で八つ当たり気味に国土交通省や業界について文句を言っていたわりには昨年の合格者数でも不合格だったということになり、全くもってお恥ずかしい限りです…ただ、足切りでなかったことは驚きでした。やはり今年は経済学の問題1がとりあえず何か書いて半分ほど埋めたもののグラフや数値などは全くの外れで壊滅状態、問題2についても小問(3)こそきちんと説明できたものの、小問(1)(2)は解答例と異なっており、全く的外れなことは書いていないと思っていましたが、どう頑張っても40点に満たないと考えていたからです。ただいずれにしても自分の出来を振り返っても経済学の問題1が計算の数値、グラフなどが少しでもできて合格された人との間では10〜20点ほどの差が広がっているのは確実だと思いますし、1点、2点の間にも何人もいる以上、このようなランクも妥当な結果なのかな、と思います。もちろん他の科目でも多少差がついている部分もあるとは思いますが。。

とりあえず今年の成績が判明した以上、なるべく近いうちに結論を出そうと思います。

rea_sibou3 at 17:57|PermalinkComments(56) 論文全般 

2006年10月21日

開設一年

本日でこのブログを開設して一年となりました。

勉強の話ばかり書いてきたブログだったわけですが、受験生や現役の鑑定士の方、さらには講師の方からもコメントをいただき、私自身も刺激になるとともに有益な情報を得ることができました。この場でお礼申し上げます。残念ながら結果に結びつけることはできませんでしたが…。

今後についてはまだはっきりとした結論は出ていません。勉強を継続するにしろ、撤退して別の道を歩むにしろ楽なことなどはなく、全力を尽くす必要があるからです。ブログについても撤退するならばやめますし、継続するとしても心機一転してリニューアルか引越しをすることになるかもしれませんし、この場で続けるかもしれません。現段階ではまだいろいろと考える必要がありそうです。

rea_sibou3 at 22:54|PermalinkComments(5) その他 

2006年10月15日

試験結果を踏まえて…

試験結果が発表され二日経過し、私の方もいろいろとこの土日で考える部分がありました。

前の記事ではたくさんの方々にコメントを頂き、その中には激励の言葉をいただき深く感謝するとともに、やはりこの厳しい数字に試験や業界のことについて皆様がいろいろなことを考えてしまうということを深く感じました。

私は未だに今後の結論が出ていないのですが、やはり試験についてポジティブな面がまだ残っていること、ネガティブな面も多大にあることでその狭間でいろいろ悩んでいる、という感じです。

ポジティブな面はやはり来年は短答試験が免除され、論文だけに集中できる、短答式試験の受験者数から見れば2%と非常に厳しい数字だが論文式試験の合格率だけを見ると10.3%と昨年の合格率よりは上昇(H16年とほぼ同じ)している、旧2次試験の行政法規と新科目の演習を比べると行政法規は覚えては忘れの繰り返しで知識を詰め込み続けなければならないが、演習は訓練を必要とする科目なので早い段階から慣れさせていけばその分他の科目の勉強に時間を費やすことができるし、大きな得点源にすることができる、などなど。

ネガティブな面はやはり来年も合格者が減るのではないか(ただし現在で論文不合格者が800人ほど残されており、来年の短答合格者も考えると論文式試験の受験者数は増え、合格率を維持するなら合格者は増えるだろうとも予測されますが)、教養科目(特に経済学)でギャンブル的な要素が強く、どれだけ勉強しても必ず受かるとは言いがたい、などの部分があります。

私も初受験時は足切りに遭い、ようやく3年目にして合格レベルに到達したと思っていました。新制度で鑑定理論のレベルも上がっているだろうと思って区分地上権の留意事項も暗記し、価格の種類(新規に設定する場合は限定価格、設定されたものを売買する場合は正常価格)との関連を踏まえて答案のシミュレーションまで考えていました。もちろん試験は鑑定理論だけではありませんし、教養科目の不確実な部分にも対応する必要があるのは重々承知なのですが、今回は本当に経済学の不意打ちでダメだったのかもしれない、と考えるとここまで積み上げたものを放棄するのはどこか悲しい気もします。

自身も試験後も書店に赴き鑑定士のコーナーや不動産に関連する書物のコーナーについつい行ってしまい、自分の中ではまだあっさりと諦め切れない部分もあるのかな、なんて考えたりしています。上記のポジティブな面とネガティブな面を比較しても完全な結論は出せませんが、今後の人生において負け癖、逃げ癖をつけたまま、というのもどうなんだろう、と考えたりしています。ある程度前向きに考えていこうと思います。

rea_sibou3 at 23:38|PermalinkComments(72) 論文全般 

2006年10月13日

合格発表

論文式試験の合格発表がありました。

ちょっとゆっくり更新できる環境ではないので取り急ぎ結果だけを。

私は不合格でした。

合格者がたったの94人とは。。。私は仕事で都庁に行けず、知人から10時半頃に電話が来ました。合格者数を聞いたときは冗談だろうと思ったのですが、先程国土交通省のHPでその真実を確認しました。合否よりも合格者数の方がショックかもしれません。昨年の170人から今年の94人で44%減。来年は50人とかでしょうか?身が引きちぎられるような思いで今はちょっと気持ちを整理することができません。

合格された方、おめでとうございます。

rea_sibou3 at 12:20|PermalinkComments(42) 論文全般 

2006年10月12日

発表前夜…

いよいよ明日、論文式試験の合否が発表されます。

過去の受験を振り返ってみると、膨大な暗記量と予備校のカリキュラムをこなすことに追われ、試験の本質もよくわからないままだった1年目。

テキストや答練等を前年以上に押さえ、今度こそはと挑戦したが鑑定理論の予想外の出題に不意を突かれて敗れた2年目。

短答を突破し、安堵するのも束の間、新科目の演習対策や試験委員対策の金融論対策に追われ、さらに短答で失った他科目の知識を必死で取り戻して挑み、鑑定理論では何とかそれなりに書けたものの経済学で致命傷を負い、他の人もできていないかもしれないということでかすかな希望が残った3年目。

先日の記事でもあまり期待はしていないことを書きましたが、それでも過去の受験に比べると多少の望みはあるのかな、という感じです。ただその多少の望みのせいで、逆にここ数日間鬱っぽくなっていました。ずっとモヤモヤした気持ちで落ち着かず、勉強を再開する気も起きず。。過去2回はこんな風になったことはなかったので、ある意味では進歩したと言えなくもないのですが(苦笑)。。

なんだか結果はきちんと受け止めるから早くこんな気分から開放されたいな、というのが今の正直な気持ちです。。とりあえず待つことしかできませんのでその時を待つことにします。寝る前はまた深酒することになりそうです(苦笑)。。

rea_sibou3 at 22:25|PermalinkComments(5) 論文全般 

2006年10月06日

実務修習…

日本不動産鑑定協会のHPに試験合格後の実務修習の中の実地演習について、実地演習実施機関及び指導者の一覧が掲載されていました。

同じ協会のページの中で求人を出している企業と差異があったのも気になりましたが、実施期間の申込は11月6日までのようなのであまり気にする必要はないのかもしれません。それよりも気になったのは1〜3年間のコース別の受け入れ人数です。1年コースだけの実施機関もありますが、各年コースで同じ人数ずつ、という所もあります。まだ私もよくわからない部分が多いのですが、合格者はやはりなるべく早く鑑定士になりたいと思いますし、進んで最初から3年コースを選ぶ人は少ないのではないかと思います。3年コースは他業種などに就いていて、大学などで少しずつ実地演習をこなして資格を取得しようとする人が選びそうだと思っていましたので。。

また、同期入社でコースに差が出ることは不平等ですし、その企業が昨年、一昨年の合格者を補助者として採用しているならば必然的にそちらを優先して修習させることになり、そういう企業・事務所では鑑定士資格取得に3年要するようになってしまうのでしょうか。。明らかでない部分も多いですが、そうなってしまうと何のための制度改革だったのか、という気がしてしまいます…

もっともそんな心配をするのは一週間後無事に合格していたらの話なのですが(苦笑)。。

rea_sibou3 at 23:48|PermalinkComments(23) その他 

2006年10月01日

10月

早いもので10月になりました。本試験から2ヶ月弱が経過し、またこのブログも昨年の10月(2次試験の不合格後)から書いてきていますので、もう1年近く経ったのか、という感じです。

さて、来週の金曜日には試験の結果が発表されるわけですが、ある程度腹は括っておこうと思います。冷静に考えても論文式試験を受けた集団の中では自身の答案は真ん中くらいか真ん中より少し上くらいかな、という気がしますし、やはり経済学で問題1がほぼダメ、問題2も少なからずミスをしていますので足切りもありえるかな、という感じです。まあ、新制度ということで合格者が350人くらい出そうならほんの少し期待してしまうのですが…(苦笑)。

もし不合格だった場合、試験勉強を継続するか撤退するかの選択を迫られるわけですが、自身でもなかなかその辺りは整理がつかない状態です。さらに合格者が減るようなら言い訳として合格者減を挙げたくもなる反面、3回目でも合格できなかったという事実は残りますし。。

とりあえず結果を待つしかなさそうです。

rea_sibou3 at 23:59|PermalinkComments(11) その他 

2006年09月25日

ノンリコースローンの拡大

NIKKEI NETの住宅のカテゴリの中でノンリコースローンについての記事が出ていました。下記のかぎかっこ部分がその記事です。

「賃貸で返済の不動産融資、大手銀5兆円に

不動産開発から得られる賃貸料収入などを返済原資に充てる新しいタイプの融資を大手銀行が増やしている。「ノンリコース(非そ及型)融資」と呼ばれ、今年6月末で初めて5兆円台に乗せ1年間で2割増加した。大都市圏で地価が上昇に転じ、開発が進みやすくなったのが背景だ。

 一部には融資過熱を懸念する声もあるが、銀行界では新方式は土地の値上がり益をあてにしたバブル期の融資とは性格が異なると強調。不動産事業の将来性や収益性がきちんと評価され、収益還元価格に基づいた価値で融資が実行されれば、不動産融資にも市場原理が働きやすくなる。」

ノンリコースローンについては証券化等に関する書籍を読むと必ずと言って良いほど登場していますが、鑑定士の勉強と関連のある所だと鑑定理論のDSCR(借入金償還余裕率)のところでしょうか。還元利回りの求め方の留意事項で「この方法は、不動産の購入者の資金調達に着目し、対象不動産から得られる収益のみを借入金の返済原資とする場合に有効である。」とも書いてありますし。基準や要説によるとこのDSCR(ちなみにDebt Service Coverage Ratio、デット・サービス・カバレッジ・レシオの略のようです。)は純収益(a)を借入金元利返済額(m)で除して求める(a/m) ようなので確かに基準に「通常は1.0以上であることが必要」と書かれているようにこのa/mが1.0を下回ったら純収益では借入金の返済がカバーできないので1.0以上が求められるのも理解できる気がします。

さて、また上記の記事に話を戻して、銀行側はバブル期の過剰融資とは異なると主張し、"不動産事業の将来性や収益性がきちんと評価され"ていれば良いとしているようですが、この"きちんと評価"というのが鑑定評価においても非常に難しいと思われますし(実際0.1%の利回りの違いでも評価額に大きく差が出るわけですし)、金余りと言われているようですがまた不良債権になりそうでちょっと心配です(そのきちんと評価する職業を目標としていながら他人事のように書いてしまいましたが…)。何事も経験が必要だとは思いますが、演習のように与えられた数値で四苦八苦していて"きちんと評価"ができるようになるのか、ちょっと考え込んでしまったりします(苦笑)。


rea_sibou3 at 00:22|PermalinkComments(15) 鑑定理論 | その他