ネエネ

ぼく、ネエネと
さよならを
しました。

ネエネは、ぼくが
おばあちゃんと
さよならをしたときと
同じように
眠っていました。

ネエネは
ぼくがネエネの手を噛んで
しまってから
ぼくのこと嫌いでした。
でも、ぼくはネエネのことを
大好きだったから
嫌いなふりをしてるのかも
知れないって
涙が止まるように
思ってみたりしました。

だって、お母さんが頼めば
ぼくの耳のお薬や
シャンプーをもらってきて
くれたもの…
そうに決まっています。

小さいぼくを
お母さんのいる、この家に
連れて帰ってくれたのは
ネエネとばあちゃんだったもの。。

沢山のおもちゃ
沢山のお洋服も。
買ってくれたよ。

ぼくがネエネが座っている
周りをハイハイしたら
上手♪上手と
褒めてくれたよ。

大好きなネエネ。
ありがとう。ありがとう。

いつか、ぼくが
ネエネやばあちゃんのいる
ところへいく日がきたらね。
いっぱい、抱っこしてください。
遊んでね。
走るんだ。。
一緒にね。

でも、今はまだ
行けないよ。

お母さんを一人には
できないからね。
兄ちゃんから、
頼まれたもん。
だから、
ぼくが、お母さんを守るんだ。

そばにいて。