2015年09月21日

80歳以上が1000万人 このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本には、65歳以上が3384万人、80歳以上の高齢者が1000万人いらっしゃるそうで、今後も暫くは高齢者数の増加が続くようです。その一方、15歳から64歳までの労働力人口は年々減少を続けており、近い将来、労働力不足が深刻化することは避けられません。労働力人口を増やすだけであれば、移民や難民の受け入れという手段もありますが、受け入れた人が労働力として機能する保証はありませんし、文化、宗教、言語などの問題もあります。移民難民の受け入れ是非を述べるつもりはありませんが、それを労働力不足の解消に使うのは難しいと思っています。
 労働力不足の解消は以下の3つの方法を組み合わせるのがよいと思っています。

1. 出生率を上げる
 実は日本における合計特殊出生率は10年程前から上昇傾向にあります。 2005年には1.25まで落ちていましたが、2014年には1.42まで回復しています。人口を均衡させるには2.07必要(参考: 人口置換水準)なので、まだまだ低い水準なのですが、出生率が世界一低い(マカオ0.95、香港1.02)、出生率が年々下がり続けている、という状態ではありません。
 これまでの少子化対策を進めていくだけでも1.5ぐらいまでは回復しそうですが、既に子供を産む世代の人口が少なくなっていることを考えると、早急に2前後まで上げるべきでしょう。出生率を上げる一番手っ取り早い方法は、子供を産むことによる経済的負担を軽くすることでしょう。既に子ども手当などの補助はありますが、子供を育てるのに十分な補助ではありません。子供を産んだほうが経済的に楽になるレベルの補助をすれば出生率は確実にあがるはずです。(子供を産みまくってまともに育てず遊んで暮らす人が・・というのであれば、補助は3人目か4人目で止めるとよいでしょう。)

2. 労働力を提供する期間を伸ばす
 14歳もしくは15歳以上が労働力人口としてカウントされています。しかし、現実には、日本で大学まで進学した場合(約半数)、働き始めるのは最速で22歳になります。高度な教育を受けた人材が日本の国力を支えているのは間違いないし、高等教育を無駄だとはいいませんが、みんななかよく大学まで行ってモラトリアムを楽しむ余裕は日本には残されていないかもしれません。
 また、労働力から外れる年齢も調整が必要です。1970年台は55歳で定年、今は60〜65歳で定年となっており、徐々に定年年齢は上がりつつあります。健康寿命が伸びているので、それに合わせて徐々に定年を伸ばすことは可能だと思います。また、定年で第一線を退いた後も、緩やかに仕事を出来る仕組みは増やしていく必要があると思います。

3. 自動化してしまう
 労働力人口を維持するのは諦めて、自動化しちゃいましょう。タクシーやバスのドライバーは2030年までには不要になるでしょう。運転という仕事はなくなります。介護だって、人にしてもらうよりは、機械にしてもらったほうが気が楽だという人は機械にしてもらえばよいし、お金はあるのでどうしても人にしてもらいたいなら、お金を出せば済む話です(高くなりそうですが・・)。道路や建物の建設や維持もどんどん自動化されるでしょう。当然、仕事はなくなりますが、労働力不足は解消できます。


長く続く不景気の影響もあり、所得が下がっている印象がありますが、もっと長いスパンでみると日本(人類)は確実に豊かになっています。コンビニバイトで時給700円だとしても、その700円で米を2キロ以上買えます。戦中戦後と比べれば遥かに良い条件だし、歴史上みても、1時間の労働で、食べきれない量の米を手にできた時代はないはずです。

そんなこんなで、あんまり働かなくてもよくなるといいなーとおもいつつ、あと5年ぐらいは馬車馬のように走ることになりそうです。

 




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