先斗町(ぽんとちょう)は三条大橋の南西から四条通にかけて南北にのびる細長い通りで、元は花街だったためか祇園花見小路のような風情のある石畳の通りとなっています。

現在は一般の飲食店が多く、その種類も京懐石などの高級和食からお好み焼きやラーメンのような庶民グルメ、さらにはイタリア料理やフランス料理、ロシア居酒屋など多岐に渡ります。

三条から四条間には京阪電車で一駅分ありますが、500m程度の短さで、しかも見ていて飽きないのであっという間に歩いてしまえる距離です。

今回はそんな先斗町をイタリア人が散策する動画と、それに対するイタリア人の反応をご紹介します。
 


投稿者「先斗町は長い歴史を背景に持つ京都の有名な地域だ。今日でも、幻想的な日本の伝統美あふれる過去の空気を堪能することができる」




投稿者「美しいランタンの通りとその光をみんなに見せるために、夜の先斗町に戻ってきたよ」 


〈↓イタリア人の反応↓〉  
 


・この細い道は日本の古いアニメを思い出させられるよ。伝統的な様式の通りなんだろうね。日本は実に見事な文化を持った国だ。😊



・僕はまさにこの辺り、三条界隈に3ヶ月滞在してたことがあるんだ。鴨川を挟んだ向かい側ね。その間に何度この細道をビデオのように通り抜けたことか😊😊 美しいなぁ。中心部なのにまだ混沌としていない地域だ。ここには求めるもの全てがあり、散歩には最適の場所だ。また行きたいよ。



・この通りの真ん中にリーチャのお父さん、マッラッビオのレストランがあるのよね……!!!(アニメ『キス・ミー・リーチャ』のことよ!)すごいわ!!!!

(『キス・ミー・リーチャ』は80年代の少女漫画『愛してナイト』のイタリア題です。リーチャは主人公・八重子のイタリア名、マッラッビオはその父親・しげまろのイタリア名です)



・すごいねぇ……この小さなお店がたくさん並ぶ通りに僕も行きたいよ!



・フィレンツェでもこんな感じのカウンター席のある日本式ラーメン店を見つけることができるわよ!本当にこんな感じなの!

(何となくフィレンツェはラーメン屋をよく見かける気がします。前回の記事で紹介したような他アジア人経営のものや、中華料理屋が“日式拉麺”として売ってるものもありますが、普通に日本人が経営してるものもあります。こちらはかなり人気のようで、一杯10ユーロ以上とラーメンにしては値段設定が高いのですが、毎日行列ができる繁盛ぶりだそうです)



・架空の世界のようだ!いつも通り!



・只々、素敵な場所だ!とても落ち着いていて伝統的!



・気付いたんだけど、日本にはあらゆるところにイタリアがあるよね……偽ヴェネツィアから料理まで……僕たちは少なくとも国境を越えて認めてもらえてるってことかな、馬鹿にされるだけじゃなくてさ……すばらしい場所だ!!😊

(偽ヴェネツィアというのは東京ディズニーシーのアトラクションのことです)



・真珠のような動画を本当にありがとう😄こういうタイプの地域が大好きなんだ!



・すばらしい!歴史的な劇場、歌舞練場も見にいくべきだよ!



・軒先についてるベルはどういうものなの?


  →(投稿者)風鈴と呼ばれているものだよ。厄除けの一種でもある。



・日本に行くことが私の夢なの。本当にファンタースティコ。



・なんて落ち着いた場所だ。


  →すごく静かだよね😊



・千と千尋の神隠しだ……宮崎駿の。これが「まるで日本のアニメのようだ」と僕が言う理由だよ。

(『千と千尋の神隠し』のイタリア題は『ラ・チッタ・インカンタータ〔La città incantata〕』、直訳すると『魅惑の都市』です)



・僕がどれだけ君を羨ましく思ってるかわかるか……!




先斗町がなぜ「ポント」と読むのかについては諸説あるようで、ポルトガル語で「先」を意味するpontaが訛ったとする説、鴨川と高瀬川に挟まれている様子を小鼓にたとえて、さらにその音の擬音である「ポン」とかけて「ポント」としたとする説などがあるようです。

そういえばイタリア語にもpontoというものがありますが、こちらはギリシャ神話の海神ポントスから来ており、海を詩的に表現する時の言葉です。(ちなみに動画の終わり際に投稿者の方が「ポンテ」と言ってますが、こちらは橋を意味するイタリア語で、この場合は四条大橋のことを指しているため無関係です)


それでは。