投稿者「松尾芭蕉は最も有名な日本の禅詩人で、軽視されがちな日常の美や趣、そして調和について私たちに示してくれる」 


※動画に出てくる句だけまとめてみました。


Old pond…

A frog leaps in

Water’s sound

古池や 蛙飛び込む 水の音(ふるいけや かわずとびこむ みずのおと)


First cherry

budding

by peach blossoms

咲き乱す 桃の中より 初桜(さきみだす もものなかより はつざくら)


Violets―-

how precious on

a mountain path

山路来て 何やらゆかし すみれ草(やまじきて なにやらゆかし すみれぐさ)


Yellow rose petals

thunder――

a waterfall

ほろほろと 山吹ちるか 瀧の音(ほろほろと やまぶきちるか たきのおと)


Fish shop

how cold the lips

of salted bream

塩鯛の 歯ぐきも寒し 魚の店(しおだいの はぐきもさむし うおのたな)


Fleas and lice biting;

awake all night

a horse pissing close to my ear

蚤虱 馬の尿する 枕もと(のみしらみ うまのばり〔しと〕する まくらもと)


〈↓海外の反応↓〉
 


・ユーチューブ

 このチャンネルを

 登録せん



・移民らを

 とがめる力を

 選びたい

(直訳だと「力が欲しい 移民をとがめる 選出される」でした)


  →これは素晴らしいハイク・ポエムだ。ジョークじゃなくマジで。
 

  →金欲しい

   金持ち国に

   移住して

   新たな隣人に

   理想押し付け

(三行では訳せませんでした)
 

  →黒人を

   差別す死骸

   夏日かな



・シンプルで

 とても深くて

 すごくワオ


  →なんという

   コメントなんだ

   クソワロタ


  →おもしろいけど五七五の音節でやらないとだめだよ。

(原文ではそうなっていませんでした。欧米でもなるべく五七五シラブル〔日本ではモーラ〕で作るというルールがありますが、簡潔な三行詩として捉えられてることも多いそうでルールを守らない人も多いそうです)



・我が心

 インターネットで

 大爆発



・プレートの

 ほかほかピッツァ

 腹歓喜


  →デリピザは

   両手でつかまれ

   ぐちゃぐちゃだ

   プレートだけは

   温かいまま
(三行ではry) 



・安心するよ、ぼくには今この解説がまじで必要だったんだ。



・「蚤虱 馬の尿する 枕もと」 ちくしょう、こいつは最高だ!


  →一部の人「これぞ我がフェティシズム!!!!」



・古い肉

 新しいチーズ

 我が靴下


  →実に美しい!w



・とても面白く、しかも勉強になったよ。なぜこういうビデオがぼくにとって必要で愛されるべきかということを、絶え間なく思い出させてくれるよ。ありがとう。



・すばらしいビデオだ。ぼくは今、多くの日本文化と芸術から影響を受けているんだ。ちょうど学校でウェルギリウスの詩について研究を始めたところなんだけど芭蕉との間に類似性を見出すことができるよ。ウェルギリウスは俳句を書いてないし彼の詩はちょっと範囲が広すぎるけれど、風変わりで趣のあるところが芭蕉を思い出させてくれるんだ。

(ウェルギリウスは古代ローマのラテン語詩人です。ヨーロッパのラテン文学において最も重視されている人物で、「神曲」などで知られるダンテ・アリギエーリにも大きな影響を与えており、「神曲」の作中でも地獄から煉獄までダンテを案内する役として登場します)



・何書こう

 ああなんてこと

 もう三行目だ



・もうちょいゆっくり喋ってほしいな……



・枕もとに馬が小便するだって?www何があったw



・人生は

 短すぎるよ

 働いて

 金を稼いで

 老いて死ぬだけ


  →「病気になって」を忘れてるぞ。



・芭蕉は俺の最もお気に入り東洋詩人だ。彼の俳句は本当に美しい。



・俳句、それはtwitterのつぶやきの元祖である。



・種田山頭火もおすすめ!



山頭火や碧梧桐のような自由律俳句は制約がない分、逆に作るのが難しい気がします。単なる一行詩とも違うようですし。

さて、動画のコメント欄ですがほとんど俳句(というか川柳っぽい何か)大会になってました。

原文では五七五を守ってる人はほとんどいなかったのですが、意訳して七五調っぽくしています。

もっとも、記事内でも書きましたが、五七五の定型や季語の制約にとらわれない三行詩として受け入れられてる面もあるので、海外においてはHAIKUとして通用するのかもしれません。(とはいえ定型を守るよう促すコメントも散見されましたので、やはりルールとしては存在するようです)


そういえばロシアでは90年代から俳句が少しずつブームになっていっており、昨年モスクワの年鑑「ハイクメン」編集部によって開催された第8回国際ロシア語俳句コンテストでは2500作品の応募があったとのことです。回を追うごとに質・量ともに上がってきており、すごい勢いで普及して行ってるそうです。プーシキンを始め、俳句と正反対の長い詩を書く詩人が多い印象がありますからちょっと意外な気もしますね。


それでは。