憲法

2006年12月05日

そんなに、俺のアレが見たいか?


なんてことない、バイオメトリクスの話。

*-*-*-
【ワシントン4日】米アリゾナ州の空港で今月テストされる予定の、全身をX線で透視して身体検査を行う機器バックスキャッターに対して、人権活動家らが丸裸にして検査するのとほぼ変わらない上に、撮影された映像が外部に出て売買される懸念もあり、プライバシー侵害の恐れがあるとして反対を表明している。
 この機器の導入を予定しているのは、フェニックス・スカイハーバー国際空港。検査官は全身の透視映像で、人体に隠された武器だけでなく、非金属製の危険物まで探知できるようになる。しかし、米市民自由権連合などは、この機器はヌード写真を示すことができ、その結果、例えば、それが流出してインターネット上で公開されたり売買されるなどの悪用につながる懸念があるとして、導入に反対している。
 これに対して連邦当局は、検査官は性器をぼやかせることが可能だし、X線の映像は乗客に問題がなければその場で消去されるので、そのような恐れはないとしている。このシステムを運用する運輸保安当局も、映像を印刷したり、他に転送したりすることはできないという。
*-*-*-
上に掲げた画像は、ACLU(American Civil Liberties Union)のサイトから。

こんな画像もある。股間は修正済み。つまり、修正しないとモロだから。

ついこないだも触れた"The Naked Crowd" それについてはこの記事で。
元記事の画像を引っ張ってさようなら。


recht at 20:25|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2006年11月30日

<住基ネット>「プライバシー侵害」と離脱認める 大阪高裁



 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)はプライバシー権を侵害し憲法違反だとして、大阪府内5市の住民計16人が各市に1人5万円の慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。竹中省吾裁判長は「住基ネット制度には個人情報保護対策の点で無視できない欠陥があり、プライバシー権を著しく侵害する」と違憲判断を示し、守口、吹田、箕面の3市に原告住民4人の住民票コードを削除するよう命じた。住基ネットを巡り、個人の離脱を認めた司法判断は2例目。高裁判決では初めてで、制度全体の見直しを国などに迫るものとなった。慰謝料請求については、1審・大阪地裁判決を支持、原告全員の控訴を棄却した。
 大阪府内の8市の住民56人が02年11月、慰謝料請求訴訟を起こしたが、大阪地裁はすべて棄却。3市と豊中、八尾両市の計16人が控訴し、うち4人が控訴審で新たに住民票コードの削除を求めていた。
 竹中裁判長は氏名などの本人確認情報や住民票コードについて「取り扱いによっては、個人の期待に反して私生活上の自由を脅かす危険を生じることがあり、プライバシー情報として自己情報コントロール権の対象となる」と判断した。
 住基ネットの制度に関しては、(1)自治体が独自に他の機関に情報提供することができ、本人がその目的を知ることが困難(2)第三者の利用や行政機関の目的外利用を禁じる制度的担保が十分ではない(3)少数の行政機関が個別に保有する個人情報の範囲が広がり、情報が結合・集積されて利用される可能性がある――などと問題点を指摘した。
 その上で「行政機関で集積された情報が(住民票コードを使って)データマッチングや名寄せされ、住民の多くのプライバシー情報が本人の予期しない時に、予期しない範囲で行政機関に保有され、利用される具体的な危険がある」と判断。そして「同意しない原告に対する住基ネットの運用はプライバシー権を著しく侵害し、憲法13条に違反する」と結論付けた。
 原告側によると、住基ネットを巡る訴訟は、国などを相手取って全国の地高裁で係争中。金沢地裁が昨年5月、住民票コードを含む本人確認情報の削除を命じる判決を出し、その控訴審判決が12月11日、名古屋高裁金沢支部で言い渡される。【前田幹夫】
(毎日新聞) - 11月30日21時22分更新
*-*-*-
びっくり。判決文全文を読んでみたい。

recht at 21:36|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2006年10月18日

大阪の眼鏡店で「肌の色で入店拒否」 続報

http://blog.livedoor.jp/recht/archives/8476366.html
の続報。

---
「入店拒否」に賠償命令=差別発言の存在は認めず−大阪高裁

 黒人への差別発言を受けて入店を拒否されたとして、米国人デザイナーのスティーブ・マクガワンさん(42)=京都府精華町=が大阪府大東市の眼鏡店経営者を相手に慰謝料など550万円を求めた訴訟の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。田中壮太裁判長は「非礼かつ一方的な発言は社会的通念を逸脱する不法行為」と指摘し、経営者に35万円の賠償を命じた。
 判決によると、マクガワンさんは2004年9月、同店前で南アフリカ共和国出身の友人とショーウインドー内をのぞきながら立ち話をしていたところ、経営者に身ぶりと強い口調で店舗前から離れるよう求められた。
---

recht at 18:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年06月29日

burning that flag, verfassungswiedrig?

【ワシントン和田浩明】米上院は27日、米国旗を焼くなどの冒とく行為を禁じる権限を連邦議会に付与する憲法修正案を否決した。反対票34票に対し賛成票は66票に達したが、可決に必要な3分の2(67票)に1票足らなかった。下院は昨年6月、同様の法案を可決していた。

かろうじて違憲とならなかった。2年前ならどうだったろうか。そして、今後違憲になるか?
そもそも違憲としうる内容なのか?
すなわち、a posteriori(一例として国家。そしてその象徴としての国旗)にa priori(一例として国家に先立ち国家を形成する人間)な権利制限カテゴリーに入り込めるのか?

そんな自分が今聴いているのは、Limp bizkitの"Propaganda"





recht at 13:46|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2006年06月22日

佐藤功死去

直接は教わったことはないが、上智でその教科書を使っていた。
正直、教科書はいかにも教科書的な感じがして、面白くなかった。

当時、脳みそ筋肉状態だったわけだが。

ところが、大学院に入ってから、憲法起草段階に関わったときの話を読んで、その評価は一変した。
「正直、これでいいんだ、と思った」という草案を読んだときの感想は感慨深い。ぼくが思うに、日本国憲法のパラダイムシフトを最も端的に表現した言葉だと思う。

recht at 15:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年05月10日

ぷららのWinny規制は「違法」と総務省

 総務省は5月17日、ぷららネットワークスが予定しているWinny通信の完全規制が、通信の秘密の保護を定めた電気通信事業法に違反するとの見解を示した。ぷららは「違法性はないとの認識で、規制は計画通り行う方針」としている。
 ぷららは、5月をめどにWinnyによる通信の完全規制を始めると、3月に発表している。Winny独特のトラフィックパターンを判別し、合致する通信を自動的に遮断する計画だ。
 総務省は、ぷららがトラフィックを解析し、特定の通信を完全に遮断する行為が、通信の秘密の侵害にあたると判断。「安定したサービスを提供するためのトラフィック制限は他事業者もやっており、『正当な業務』として許容範囲だが、特定のアプリケーションによる通信の完全規制は、手段として適当でない」(総務省)としている。
 ぷららは「規制の方針に変更はないが、総務省との議論は続ける」としている。
*-*-*-
縦割り行政のたまに現れるプラス面

recht at 13:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年04月01日

すばらしき啓蒙

<エイズ発言>神戸の区役所医師 中学で「患者は早く死ね」

 神戸市長田区役所の医師で部長級の男性職員(57)が昨年11月、同区の市立中学校で生徒にエイズに関する講義をした際、「エイズになれば、自覚症状がないまま他人にうつす恐れがあるので、(患者は)早く死んでしまえばいい」などと発言していたことが分かった。市は31日、誤った発言で生徒に著しいショックを与えたとして、この職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 市によると、職員は昨年11月22日、エイズ問題の理解を促す出張授業で生徒約110人を前に講師を務めた際に発言した。【坂口雄亮】

ソースはこちらから。

recht at 08:37|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

2005年12月18日

電話・メールの盗聴・傍受、米大統領が公式に認める

ソースはこちら。

 【ワシントン=笹沢教一】ブッシュ米大統領は17日のラジオ演説で、米紙が報じた米同時テロ以降の米国内での電話の盗聴と電子メールの傍受について、「国家安全保障上極めて重大な高度の機密任務だった」とし、30回以上にわたってこれらの任務を行っていたことを公式に認めた。

 演説の中でブッシュ大統領は、改めてテロとの戦いの一環であると強調し、上院が抵抗している「愛国者法」の権限強化条項などの延長についても、早急に認めるよう求めた。
*-*-*-
テロリズムの目的のひとつに日常の破壊、通常状態の例外常態化がある。
この点では、目的を果たしている。

recht at 08:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2005年12月13日

<シュワルツェネッガー知事>元ギャング死刑囚の恩赦拒否

ソースはこちら。

 米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は12日、ノーベル平和賞候補にもなり、恩赦の嘆願が出されていた元ギャングのスタンリー・ウィリアムズ死刑囚(51)に対し、恩赦を発令しないことを決めた。死刑執行の予定時間は13日午前0時1分(日本時間同日午後5時1分)。
 ウィリアムズ死刑囚が71年に設立したギャング団「クリップス」は、全米で最も凶暴なギャングとして知られ、対立するギャング団「ブラッド」などとの抗争で、数百人が死亡した。
 同死刑囚は79年のコンビニ店員殺害事件、同年のホテル経営者夫婦ら3人を殺害した強盗殺人事件の2件で有罪となり、81年に死刑判決を受けた。しかし、その後、刑務所の中で児童書を執筆してギャング撲滅運動を推進した功績が認められ、ノーベル平和賞に5回、ノーベル文学賞に4回、ノミネートされた。
 死刑反対派は、同死刑囚がギャング時代の犯罪を後悔し改心したと主張し、恩赦を要求。一方、死刑支持派は、同死刑囚が2件の殺人事件について犯行を否認したままであることなどを理由に恩赦に反対していた。
 シュワルツェネッガー知事は「証拠を検討したが、恩赦を出す余地は見いだせなかった」との声明文を発表した。
(毎日新聞) - 12月13日10時48分更新
*-*-*-
あと、5.5時間。

recht at 11:33|PermalinkComments(1)TrackBack(1)

2005年12月03日

パークスさんの彫像、議事堂に設置へ=黒人女性初

こんな記事を目にした。

*-*-*-
【ワシントン1日時事】ブッシュ米大統領は1日、「公民権運動の母」として知られ10月に死去したローザ・パークスさんの彫像を連邦議会議事堂に設置する法律に署名した。議事堂に黒人女性の彫像が置かれるのは初めて。
*-*-*-

日本では一行記事でも、そう、ローザ・パークス。
名前は知らなくても、白人優先だからといって、バスの席から立てといわれ、それに抗議して逮捕された女性といえば、知っている人も多いのではないだろうか?

以下はNY Timesのサイトより。
*-*-*-
Rosa Parks, 92, Founding Symbol of Civil Rights Movement, Dies

Rosa Parks, a black seamstress whose refusal to relinquish her seat to a white man on a city bus in Montgomery, Ala., almost 50 years ago grew into a mythic event that helped touch off the civil rights movement of the 1950's and 1960's, died yesterday at her home in Detroit. She was 92 years old.
Her death was confirmed by Dennis W. Archer, the former mayor of Detroit.

For her act of defiance, Mrs. Parks was arrested, convicted of violating the segregation laws and fined $10, plus $4 in court fees. In response, blacks in Montgomery boycotted the buses for nearly 13 months while mounting a successful Supreme Court challenge to the Jim Crow law that enforced their second-class status on the public bus system.

The events that began on that bus in the winter of 1955 captivated the nation and transformed a 26-year-old preacher named Martin Luther King Jr. into a major civil rights leader. It was Dr. King, the new pastor of the Dexter Avenue Baptist Church in Montgomery, who was drafted to head the Montgomery Improvement Association, the organization formed to direct the nascent civil rights struggle.

"Mrs. Parks's arrest was the precipitating factor rather than the cause of the protest," Dr. King wrote in his 1958 book, "Stride Toward Freedom. "The cause lay deep in the record of similar injustices."
*-*-*-
10/24に亡くなった。
ちょうどいまが、その事件から50周年のようだ。そういえばそうかもしれない。

*-*-*-
<パークス事件50年>米モントゴメリーで子供たちが行進

 【モントゴメリー國枝すみれ】米黒人女性、ローザ・パークスさん(10月、92歳で死去)が白人にバス座席を譲ることを拒否して逮捕された事件から50年になるのを記念し、事件のあったアラバマ州モントゴメリーで1日、子どもたち約5000人が州議会議事堂に向けて行進した。
 55年12月のパークスさんの逮捕を機にバス・ボイコット運動が広がり、米国の公民権運動が本格化した。この日、行進した黒人のラターシャ・ハリスさん(10)は「私たちのために逮捕されたローザに感謝している」と話した。白人の参加者も約2割いた。
 黒人の元小学校教師のミルドレッド・カルフーンさん(59)は「人種差別は無くなっていないが、子どもや孫には、立ち止まるな、屈服するな、あきらめるな、と言い続けている」と話した。
 地元紙「モントゴメリー・アドバタイザー」の世論調査によると、黒人住民の68%が「人種の関係は(50年前より)良くなった」と答えた。また「白人が黒人より恵まれている」と答えた黒人の率は、▽商売開業の機会(55%)▽就業機会(53%)▽住宅の質や入居機会(48%)――だった。
*-*-*-


recht at 08:58|PermalinkComments(1)TrackBack(0)