September 18, 2006

ムラヴィンスキー&チャイコフスキー3

つい先日、NHK衛星放送で、夜中にエフゲニー・ムラヴィンスキーの特集をやっていて、途中からだったのですが、つい見入っていました。
ムラヴィンスキーは元々ロシア生まれ。
旧ソ連最高の指揮者であり、レニングラード・フィルを50年以上に渡って指揮し続け、こののオケを旧ソ連NO.1のレベルに引き上げるばかりか、世界的レベルまでに仕立て上げた人です。
世界各地で演奏、数々の録音も世界中の玄人ファンをうならせ、日本でも非常に高い評価を得ていた超大物指揮者ですね。
旧ソ連の大作曲家ショスタコーヴィチの交響曲の内の数々の世界初演を行ったことは有名です。
亡くなって既に久しいのですが、彼は演奏の録音は残しても、その映像を殆ど残さなかった人。
今回その指揮の様子を初めて映像で見ることが出来ました。
正直、たまげました。

「超こまかー!」

ウェーバーの『オベロン』序曲とチャイコフスキーの幻想曲の2曲のライブ映像だったのですが、オケのメンバーに対する指示の出し方が、明らかに今まで見てきた他の指揮者と違うのです。
曲に自らを入り込ませたり、演奏に陶酔するような指揮ではなく、徹底的に読み込んだ自らのスコアに忠実に、全楽団員に非常に細かく冷静的確に指示を伝達し続けるのです。

全くの素人者の僕から見ると、大体指揮者って本番中「一体この人はなにやっとんだ?」というような棒を振りまくっている方が多数いるのですが、ムラヴィンスキーの、それも晩年のものはそれとは対極を成す指揮法でした。
それはまるで僕のような素人でも理解できるかの様な細やかさなのです。
つまりは中学生のオーケストラや合唱団でも判るのです、指示の出し方が・・・・
もっとも向こうは世界的マエストロと当然世界レベルのオケですからそれ以上の情報が眉、目くばせ、指先1本1本の動きに
含まれているわけではありますが・・・・・。

それでも、目から鱗の指揮ぶりでした。
棒は使わず、両手と顔。
冷徹な表情で、淡々と・・・・・。

特にそのムラヴィンスキーの後に、コバケンさん(小林研一郎さん)のライブによる陶酔的指揮映像も放送されていたので、特にその差を感じてしまったのもあるかも知れません。
(ちなみにコバケンは、ベルリオーズの「幻想」でした。この曲を深夜に聴きすぎるのは危険です)

個人的にはムラヴィンスキー&レニングラード・フィルでは、チャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章がお気に入りでたまに聴いています。
冒頭のホルンの奏でる官能的な第1主題のメロディーなんか聴いていると、しばらくは「一体この先どうなっちゃうんだろう?」というような美しさに、しばし独り感動し、人生のヨロコビを感じ、人間に生まれて良かったぁと感じるのですが、そこはチャイコフスキー、しっかり後で他の全管楽器もジャンジャン鳴らしちゃってくれています・・・・・・。
弦楽器中心にしっとりとしたアダージョを、いうのならば第6番の第4楽章の方が人気もあって良いのでしょうが、ただあまりこの楽章をしっかり聴きこみすぎると、独り落ち込み、人生がすかっりイヤになり、人間をやめたくなります。

共に1960年録音盤は名盤とされていますね。



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September 12, 2006

リ・スタート宣言!4

本日より再スタートを宣言します!

実は理由あって、この約1年間、久し振りにクラシックばかり聴いていました。
クライバーのベートーヴェンにコーフンし、ワルターのモーツァルトに陶酔し、ヴァントのブルックナーに天空を仰ぎ見、バーンスタインのマーラーに鳥肌を立たせ、ムーティのヴェルディに我が人生を写し、リヒターのバッハで魂の洗濯をさせてもらっておりました。

そして、店のBGMに新しいもの(?)を加えようと、この1ヶ月、こちらも久し振りに1960年代〜80年代前半までの洋楽やフレンチばかり聞きなおしていました。

今まで見過ごしていた曲が、自分の新しい“引き出し”になり、5つ星の“宝物”に格上げになることには、本当にシアワセを感じます。

「お前こんなとこにいたのか・・・・ずっと気付かなくてゴメンな、もうずっと離さないからな、本当だからな!」
そんな言葉を曲に掛けながら、「ムフフ」とひとりにやつく日々は、まだまだ続きます。

recolterecolte at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 癒しの音楽 

November 28, 2005

秋の終わりに4

719a3ecc.JPGもうすぐ11月も終わり、いよいよ12月です。
「12月といえば・・・・・・」
などと、いたずらに気分を焦らすようなことは、ナーンにも考えず、散り行く紅葉を愉しんでいます。

子供の頃から「11月までは秋で、12月から冬だぁ!」などと自分も周囲も言っていたせいか、どうも毎度毎度、季節に乗り遅れるという、この洋服屋の業界においては、いわゆる「バカモン」的なペースがすっかり染み付いてしまいました。
直に世間は「バーゲンだよう、バーゲン!!」と言い出すのでしょうが、当店はあくまで私たちのペースで行きたいと思います。

だって商品には絶対に自信がありますもん。

そんなところで、今回は有名な、
「How Deep Is The Ocean?」という、スタンダード・ナンバーをご紹介します。
あのIrving Berlinの作った、バラードの名曲ですね。
個人的には、1932年9月28日録音の、Ethel Mermanのヴォーカルを愛聴しています。もちろんセクシーなヴォーカルの名演も数多いのですが、このカラッと、美しく聴かせてくれる歌唱が、なんとも言えません。
録音自体が古いためにサウンド全体が何かノスタルジックな雰囲気に包まれ、自分の知らない73年前へ、約3分間のタイム・トラべルを与えてくれる、そんな名唱です。




recolterecolte at 22:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 癒しの音楽 

October 18, 2005

ビル・エヴァンスが危機を救う!

夫です。
いきなりすみません。

「ブログ・レコルト」ようやく本日開設致しました。
今後とも末永く、宜しくお願い致します!

ところで、レコルトHPの開設、それに伴う各関係各社との打合せ、併せてブログやらメルマガやらの準備、仕入れ、営業・・・・・。

疲れました・・・・・。

でもまだ商品のアップも全然できてない。
撮影も、メルマガも・・・・・。
それと「クラブ・レコルト」も書かなきゃ・・・・。

今回、申し訳ないのですが、まずはナニをさておき、自分自身を早急に癒す必要ができてしまったため、私が好き勝手に選びました。

ビル・エヴァンス。
「MOON BEAMS」というアルバムの中に、ジャズ・スタンダードの超名曲『ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス』が入っています。
今はただただエヴァンスのピアノに浸りたい、溺れてしまってもいい・・・・・そんな気持ちです。

バラード・アルバムであり、元気な時に聴くと、少々疲れたりもするのですが、こんな時には頼りになる1枚です。
他にも大人のジャズ、といったナンバーが多く入っていますので、また機会をみてご紹介しますね。


recolterecolte at 00:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 癒しの音楽 
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