2005年12月26日

2005ベストバウト第1位

ベスト5-1第1位は、PRIDE武士道-其の七-(5月22日)●五味隆典 VS ×ルイス・アゼレード(1R3分46秒 KO)

今年一番壮絶なKO劇でした。アゼレードは、この五味戦の前のルイス・ブスカペ戦で脅威のポテンシャルを見せ付け、一躍トップの仲間入りを果たした感がありました。また、カポエラが混ざったような独特の攻撃方法と、一度調子に乗せたら手に負えない凶暴性を併せ持つ五味にとっても危険なファイター。

ベスト5-2試合開始序盤はアゼレードが得意の蹴りのコンビネーションで五味を翻弄し、ハイキックを浴びせるなど、その実力を改めて見せ付ける動き。あわや、五味をKOか?というほどの勢いでした。何度見てもこの写真の時のハイキックはヒヤッとさせられますね。それでも、この怒涛のラッシュに最後まで耐えた五味の精神力は計り知れないものがあると思います。やはり、武士道のエースとしての意地や、我々には判らない何かがあるんでしょうね。

ベスト5-3そして、フィニッシュブローとなった左フック⇒右フック!顎を打ち抜かれ、まるで糸が切れた操り人形のように崩れ落ちるアゼレード。そして追い討ちをかけるような五味のパウンド。ここでレフリーが止めるが、五味はまだその手を緩めない。そして、シュートボクセ勢がリングになだれ込み・・・。初めてこの試合を見た時は、その壮絶な幕切れに唖然としてしまいました・・。五味の強みというか、怖さって言うのは、思い切りの良い攻撃の数々でしょうね。ボディーを打つにも躊躇せず打ち込み、このアゼレード戦のフィニッシュブローでも、迷いのないフックを叩き込む。自分も少し格闘技をかじっているんですが、これほど躊躇なくパンチを繰り出せるのは並みの選手では出来ないと思います(まあ、当たり前ですが(^^;)いやぁ、もう言葉では語り尽くせないですね。試合後、シュートボクセ勢は「五味は相手をリスペクトする心がない」といってましたが、じゃあ、シウバVS近藤戦で、ほとんど無抵抗状態の近藤の顔をシウバが何度も踏みつけたのはどうなんだ?と言わずにはいられないんですがね・・。(別にシュートボクセは嫌いじゃないですが、時々、矛盾したことを言うことがあると思います)
ま、何はともあれこの試合が管理人的には2005年ナンバー1の試合だと思います。皆さんはどうでしょうか?

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