こんにちは。
神谷敦彦です。

本日はAbemaTVの
ゴールデンボンバーのLIVEを
観に行ってくるわけですが
「#CDが売れないこんな世の中じゃ」をはじめとした
新曲もセットリストに組み込まれるでしょうか。
楽しみです。
→ユウジ以外の3曲が演奏されました。

昨日は「#CDが売れないこんな世の中じゃ」に似ている曲を
メロディーと歌詞の観点から考えてみました。 
>参考記事:【ゴールデンボンバーどのタイプの曲が好きでしょう?】「#CDが売れないこんな世の中じゃ」の感想と解釈 
 
ということで、本日は
「アモーレ」の感想と解釈を
同じようにメロディーと歌詞の観点から
考えてみます。
鬼龍院翔さんが好きかつお得意の
90年代JPOPナンバーですね。 

【目次】
(1)タイムスリップ歌謡曲
(2)単語ひとつでタイムスリップ
(3)編集後記

(1)タイムスリップ歌謡曲
「歌謡曲」自体を
意識して聴いていた時代は
私は少ないと思うのですが
それでも「アモーレ」を聴くと
「あぁ、懐かしい歌謡曲」と思える
不思議な力があります。
イメージの中の昭和のベストテンに
タイムスリップできます。

余談ですが、先日の鬼龍院翔さんのブログ
中島みゆきさんのCDを購入されたことを
報告されていました。
このことから私の母が
中島みゆきさんのファンであることを思い出し、
ちょっとした共通点を見つけられて
なんだか嬉しくなりました(笑)

両親は井上陽水さんのファンでもあり、
よくCDがかかっていたので
ゴールデンボンバーの
歌謡曲、昭和歌謡らしさに反応できるのは
親の影響なのかなと
ぼんやり考えていました。

話を戻します。

■メロディー
ゴールデンボンバーの
懐かしい歌謡曲で
すぐに思い出したのは
「水商売をやめてくれないか」でした。

男女のいざこざが世間にとって
身近な話題ということからなのか、
ゴールデンボンバーのMVも
恋愛のもつれ、パロディーが
テーマになっているように思います。
(多くの場合、性別はANDROGYNOS的です)

他にゴールデンボンバーの歌謡曲というと、
どの曲になるでしょうか。
「歌謡曲とは」であったり
「JPOPとは」のイメージが
主観によるところも大きいですが、
「さよなら冬美」などでしょうか。

「片想いでいい」までいくと
坂本冬美さんが「いいちこ」のCMで
カバーを披露されたように
演歌の要素も飲み込んでいるかもしれません。

「Oh My Love!」や
「Dance My Generation」といった
これまでのバブル期のディスコのイメージの
強い曲を振り返っても
あのキラキラ感は
「アモーレ」でも感じられます。

キラキラしてるのに
どこかさみしげな空気も持っているのが不思議です。
祭りのあとの静けさではないですが
この楽しさも終わることが
分かっているといいますか。
楽しかったころを思い出しているといいますか。
そんな一瞬の輝きを感じられます。

(2)単語ひとつでタイムスリップ
歌詞の中のジルバもポルカも、
ボレロも聞いたことあるようで
分からなかったので調べました。

ジルバは社交ダンスの一種、
ポルカもダンス、ないしはその曲を指すようですね。
ボレロは服の一種としても使われるようですが
ジルバ、ポルカの流れをくめば
バレエ音楽の意味で使われているでしょうか。

単語ひとつで「なつかしい」であったり
「歌謡曲」というイメージをつくれるものですね。
「アモーレ」にはそんな単語ひとつで
時代を超える歌詞がちりばめられています。

以前、秋元康さんの
「エンタテインメント業界の未来」というタイトルの
講演を聞きに行きました。
そこでは「ツールは変われど、
時代が進んでも感動は変わらない」と
仰っていました。

この視点で「アモーレ」を聴いてみると
「アモーレ」がつくる昭和、歌謡曲の世界を
平成に生きる私たちも感動できるのは
言葉づかいや単語に違いはあっても
人の感情に大きな違いはないと
いうことかもしれません。

例えば昔のツールである手紙でも
いまのツールであるLINEにおいても
愛しい人からの返事を待つときの
ドキドキ、期待、ハラハラ、後悔などに
大きな違いはありません。

現代は昔ほど家柄や職業など
はっきりとした身分は
存在しても目に見えづらくなっています。

それでも「別ジャンルの人種」、
「高い嶺に咲く花」と歌詞にあるように
「あのひとと私は交わらない」という絶望と
それでももしかしてを信じたい希望に揺れる人物の気持ちに
私たちは自分を重ね合わせることができます。

ゴールデンボンバーが、鬼龍院翔さんが描く
昭和や歌謡曲の世界は
時代が変わっても共通する
人の感情や願いを
感じることができるかもしれません。

これはやはりトップ0.01%の
ミュージシャンでありながら
いまもマクドナルドで
人々の生活を感じながら
歌詞を書く鬼龍院翔さんの
為せる業かもしれません。
その世代の共通認識、
もしくは世代を超えて共有できる
普遍的な感情を作品に
しているということでしょうか。

と、ここまでシリアスに書いておいて何ですが、
「アモーレ」のMVはアイドルや芸能人の
光と闇がテーマかなと思っています。
グループでがんばってきて、
ひとりが人気が出て独立のオファーが来て。
残されたメンバーは身体を売るように
プロデューサーに操られて。
といったウソかホントか、
でもありそうな話が描かれていて
想像力を刺激されます。

ここまで極端なケースは
日常生活においては出くわしませんが
大なり小なり似たような経験を
私たちはしています。

特に4月は学校でも会社でも
新しい環境を迎える方が多いでしょう。
そのときに、いままでの仲間と一緒にいるのか
新しい関係をつくりにいくのか。

「アモーレ」で鬼龍院翔さんが
「ソロデビュー」を選択したような場面に
私たちも実は出くわしているのかもしれません。

・・・深読みが過ぎるのでこの辺りにしておきます(笑)

(3)編集後記
世代を超えて共感できる
テーマが歌詞になっているから
10代のファンから
50代、60代のファンまで
LIVE会場で見かけるのかもしれません。

子どもがファンになって
つられて見ていたら
気になってきたという
親御さんも多いのではと思います。

あの体当たりのパフォーマンス、
を超えて身の危険を感じるLIVEは
炎上のリスクを抱えながら宣伝する
いまのマスコミにはできませんが、
懐かしく感じる世代も多いでしょう。

ということを的確に表している方が
本を出していらっしゃいました。
鬼龍院翔さんのアレンジの先生である
小川悦司さんです。
「ミュージシャン・金のバイブル~音楽家になるための89の心得~」の中で
鬼龍院翔さんと対談をされており、
以下のようにお話しされています。
■小川悦司さんの「ミュージシャン・金のバイブル~音楽家になるための89の心得~」からの引用
僕らとか少し上の世代からすると、
エンタテイメント的にはドリフの再来か!
みたいな感じに見える部分があると思うんですよね。
昭和のお笑い、エンタテイメントの象徴ですよね。
それになぞらえるゴールデンボンバーは
若い世代にも上の世代にも
受け入れられるエンタテイメントのようです。

【ゴールデンボンバー関連の記事】 
(1)【「ヴィジュアル系一夫多妻制バンド」になったゴールデンボンバー】鬼龍院翔さんが仕掛けた「 #CDが売れないこんな世の中じゃ 」
(2)【私たちファンはシナリオを買っている】X JAPAN、ゴールデンボンバーの物語
(3)【ピラミッドの最上にはファンがいる】YOSHIKIさんと鬼龍院翔さんの2つ目の共通点
(4) 【ゴールデンボンバーどのタイプの曲が好きでしょう?】「#CDが売れないこんな世の中じゃ」の感想と解釈 
(5)【ゴールデンボンバーどのタイプの曲が好きでしょう?】「アモーレ」の感想と解釈

==========  
『日刊ヴィジュアル系の深読み話』、神谷敦彦については  
こちらのページをご覧ください。  

現在、「バンドを語り継ぐ」企画として
みなさんの応援するバンドの
伝説、エピソード、小ネタを募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

「日刊ヴィジュアル系の深読み話」をメルマガで購読する場合は  
こちらからメールアドレスを入力して送信してください。  
毎日18時頃にこちらのブログ記事の読みどころをまとめた  
要約版を発行しています。  

お問い合わせ・ご依頼・記事テーマのリクエスト先は下記となります。  
・メール:record8memoryXgmail.com  
※Xを@に変換してお送りください。   
・ twitter:@atsuhiko_kamiya 
・LINE@:神谷敦彦【日刊ヴィジュアル系の深読み話】 
==========