こんにちは。
神谷敦彦です。

BUCK-TICKも『hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」』に
出演されるんですね。
「No.0」のツアーもあって
LUNATIC FEST.の日程とも被っていて
「出ないよなぁ」と思っていたので
とても驚きました。
魔王活発。

アルバム発売までは「音楽と人 2018年 03 月号」を
熟読しています。
本当に雑誌は下火なのでしょうか。
SNSが当たり前になってミュージシャンの考えを
直接知れるようになったとはいえ、
雑誌ほどの質と量のコンテンツはそうありません。


今回のBUCK-TICKインタビューも濃いです。
その中でも樋口豊さんのページは
バンド愛、メンバー愛に溢れています。
バンドという言葉がその名の通り
絆を意味することが伝わってきます。

本日は樋口豊さんのバンド愛、メンバー愛を辿りつつ、
MUCCの逹瑯さんとLM.Cのmayaさん、
the GazettEのRUKIさんにNOCTURNAL BLOODLUSTの
Masaさんの考え方も
見ていきたいと思います。

【目次】
(1)5人でいること以上の欲はない
(2)オレオレ意識はバンド崩壊への道
(3)編集後記

(1)5人でいること以上の欲はない
私は2014年の「或いはアナーキー」から
BUCK-TICKを聴くようになり、
2016年の「アトム 未来派 No.9」で
ようやくリアルタイムになった印象です。

そのため、本来抱える必要のない
新規ファンコンプレックスを持っていることもあるのか
樋口豊さんが話すバンド愛、メンバー愛を読んでいると
「昔も今もBUCK-TICKはBUCK-TICKなんだな」と
なんだか嬉しくなってきます。

■BUCK-TICKの樋口豊さんの「音楽と人 2018年 03 月号」インタビューからの引用
ずっと言ってることと
同じになっちゃうんだけど、
5人でバンドやりたいってことじゃないのかなあ?
それ以上の欲を求めなかったんじゃないかな。
(中略)
この関係を壊してまで欲しいものって、ないもん。
バンドで手に入るものを簡単に想像すると
売上や名声、●●でLIVEなどのわかりやすいものかと思いますが、
それらすべてのものよりも優先させたのが
BUCK-TICKの「5人でバンドやりたい」のようです。
樋口豊さんのこのバンド愛、メンバー愛、
誰もがたどり着ける領域ではないはずです。

(2)オレオレ意識はバンド崩壊への道
BUCK-TICKリスペクトがアルバムの名前にまで溢れているMUCCも
逹瑯さんがバンド愛、メンバー愛を、
さらに具体的なバンドという集合体で活動する
心構えに変換してお話されています。
■MUCCの逹瑯さんの「ROCK AND READ 045」インタビューからの引用
「俺がいるこのバンド」って
考えてるタイプが好きじゃない。
「バンドの中にいる自分」っていう立ち位置を
ちゃんと理解してないメンバーが多いと
難しいんじゃないかと思う。
自分がカッコ良く見えることばかり考えて、
バンド全体の見え方をおろそかにしてんだったら、
「ソロやれ」って思う。

バンドをはじめたきっかけでよく聞く理由は
「モテたいから」ですが、
初期衝動としては有効かもしれませんが、
活動継続にはあまり役に立たないかもしれません。
もしくは、照れ隠しで言ってるのではと思ってきます。

些細なことですし、どなたもそうなのかもしれませんが、
逹瑯さんは「MUCCのボーカルの逹瑯です」と
ラジオなどで最初に自己紹介します。
TAKUROさんも「GLAYのギターのTAKUROです」からはじまります。
バンドの構成員としての自分という意識が
言葉の端々に行き渡っているのかもしれません。

そんな構成員の1人としての自分という意識は
ある程度の活動年数があるから芽生えるのでしょうか。
もしくは、その意識があるひとが集まったバンドが
活動年数を積み重ねていくのでしょうか。
LM.Cのmayaさんは後者の可能性を示唆しています。
■LM.Cのmayaさんの「ROCK AND READ 045」インタビューからの引用
自分が単なるバンドの構成要員の
1人だって認めるにも歴史が
必要なんじゃないかな。
このお話の仕方から考えると
mayaさんはもともと
バンドよりも自分を優先する方だったのでしょうか。
徐々にバンドの構成員の1人としての
自分という意識を持った過去がありそうな
話し方をされています。

・・・鶏が先か卵が先か問題かもしれません(悩)

the GazettEのRUKIさんも
ご自身をバンドの構成員の1人としての自分の意識を
お話されています。
ボーカルというフロントマンでありながら
ときには後ろに回ってでも
5人をカッコ良く見せるかを
考えているそうです。
■the GazettEのRUKIさんの「DECADE」インタビューからの引用
ステージに出たら”あの5人”がいいし、
時には自分が後ろに回ったとしても、
5人をいかにカッコ良く見せるかが
自分の仕事だと思ってますね。
バンドマンって、どちらかというと
”自分が自分が”という人間が多い中で、
いかに集合体としてカッコ良く見せるか。
誰か一人だけカッコ良くても意味がない、
そんな風に考えています。
作詞作曲もできて、デザインもできて
自分で歌えるRUKIさん。
しかもフェスなどは「アウェーではないと意味がない」とまで
言い切る強さもお持ちです。
そんなソロで生きれそうな方でも
バンドの5人でいることを優先されています。
このバランス。

NOCTURNAL BLOODLUSTのmasaさんにいたっては
バンドがどう見える化を考えることが多く、
その影響なのか自分への興味が薄れるほどです。
「バンドマン=我が強い」という固定観念が
どんどん崩れていきます。
■NOCTURNAL BLOODLUSTのMasaさんの「PHY【ファイ】VOL.11」インタビューからの引用
自分にはそんなに興味がないけど、
バンドには興味がありますね。
(中略)
自分よりもバンドをどうカッコよくしたいのか、
みたいな考え方をしちゃうんですよ。
それは他のバンドの見方もそう。
どこどこの誰それが好きっていうよりも、
バンド単位で好きになるんで。
「自分よりバンドの見え方優先」の考え方は
他のバンドを見るときにも同じのようです。
masaさんがお好きなバンドをどんな言葉で表現されるか
ぜひお伺いしてみたいですね。
独特の観点でバンド全体を把握しているのではと思います。

本日はバンド愛、メンバー愛を見てきました。
どなたも会社組織でも人望を集めそうな
全体の中の自分を意識している発言が目立ちました。
まったく反対の「俺のためにバンドがある」マインドの発言も
いつか見てみたいですね。

(3)編集後記
バンドの個性、バンドの色は
ぼんやりと感じられてはいても
なかなか言葉にできずにいました。
これからはバンド全体を見ている方の言葉も
集めていきます。

・・・BUCK-TICKもD'ERLANGERも、
MUCCも『hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」』に出るんですね・・・。

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