こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦(@atsuhiko_kamiya)です。

先日、藤谷千明さん(@fjtn_c)とオザキケイトさん(@lellarap__)と一緒に
「最近のV系を語る会」を開催しました。

その時に第2部として「神谷敦彦のヴィジュアル系の深読み話~歌詞編~」の時間をいただいたので、
お話したことを書いているわけですが、
本日はGLAY「卒業まで、あと少し」の深読みについて書いていきます。

SuGの「teenAge dream」の深読みはこちらに書いています。
Jin-Machine「がんばれ!桜、アディオス」の深読みはこちらに書いています。

当日にお話しした曲は全部で3曲です。
・SuG「teenAge dream」2017年
・Jin-Machine「がんばれ!桜、アディオス」2017年
・GLAY「卒業まで、あと少し」2002年
【目次】
※読みたい部分をクリック、タップすれば
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(1)思い出させてくれる「人」と「場所」
(2)「隠れた名曲」にしてはいけない
(3)編集後記
~本日の内容はここまで~
音声動画はこちら
その他のV系曲の感想と解釈記事
連絡先・質問先

GLAYの「卒業まで、あと少し」※「Way of Difference」のカップリング曲として収録

Apple Music

(1)思い出させてくれる「人」と「場所」

この曲も「最近のV系を語る会」でお話したいと思った
他2曲との共通の理由は時期的なものです。
GLAYをV系とするには議論の余地がありますが、
ヴィジュアル・ジャパン・サミット2016で共同主催者でもありますので、
V系とさせてください。

「V系の卒業ソングは」と思い浮かべていたら
私にとっては一番の卒業ソングはGLAYの「卒業まで、あと少し」でした。
しっとりした卒業バラードですね。

Jin-Machine「がんばれ!桜、アディオス」は
「はいはいはいはい!」と手を挙げてくる勢いで正反対です(笑)

「卒業まで、あと少し」は、
人を思い出させてくれるんです。

歌詞の中の「あなた」に誰を入れるかで
この曲は部活仲間などとの友情を歌った曲にもなれば、
思いを告げられなかった片思いの曲にもなりそうです。

良い曲の定義は聴く人の数ほどあると思いますが、
こうした「具体的な誰かを思い出せる」というのは
良い曲の一つとして普遍的に存在しているはずです。

もう一つ、「卒業まで、あと少し」が思い出させてくれるものがあります。
それは、場所です。
「辞書のページ」、「グラウンド」といった
学校や教室を連想させる単語が並びます。

私には高校時代のことが思い出されるわけですが、
後悔を思い出します。
些細なことですが、サッカー部員として
同期と最後の大会に出場できなかったのは
ひとつの後悔として残り続けています。

変に引け目を感じていて、今でも連絡を取れません。
歌詞の中で言えば「もう少し友と呼ばせて」という状況は作れませんでした。

ただ、後悔が残るほど大切にしていた人も場所もあったのだと
この曲は思い出させてくれます。
後悔があれば、次に大切な人や場所が見つかったら
一生モノにできるように関わり続けられるのではと思います。

大切な人や場所を思い出したい人も、
人や場所を大切にできなかった人にも
「卒業まで、あと少し」は優しく寄り添ってくれます。

(2)「隠れた名曲」にしてはいけない

ということで、実際にはどういった曲なのでしょうか。
を、お伝えしたいのですが、見つからないんです、、、
2002年ともう17年も前の曲だからなのか、
カップリング曲ということで
インタビューでがっつりと話される機会があまりなかったのか。

このようにミュージシャンが語った形跡がない、
もしくは見つかりにくい曲というものがあるわけです。
ともすれば、そのまま聞かれる機会が少ない曲になってしまったり、
一部のファンの方だけでの「隠れた名曲」になってしまうわけです。

「隠れた名曲」といえば聞こえはいいですが、
隠れてしまってはだめだと思うのです。
作り手は隠すつもりはなく、届けたいと思っているはずですし。

なので、聴いた方が語り続けることで
「隠れた名曲」から「名曲」へ。
「名曲」から「時代を超えて聴き続けられる名曲」へ。
そんな風に曲は形を変えていくのではと思います。

X JAPANのYOSHIKIさんが「100年後にも残る曲を作りたい」と
よく仰っていますが、それができる主体のひとつは
曲を聴いた私たちです。
できることは、語り続けることです。

ミュージシャンが語っていない曲こそ、
リスナーの私たちが言葉を重ねていければと思います。

(3)編集後記

こんな感じでお話したはずです。
最後の方、お話できているか謎ですが(笑)

ということで、以上で「最近のV系を語る会」で
お話した3曲の深読みを終了します。
これをきっかけに曲を話す抵抗感がなくなって話す人が増えて
語り継がれて100年先にも残る曲が増えますように。

ありがとうございました。

・SuGの「teenAge dream」の深読みはこちら
・Jin-Machine「がんばれ!桜、アディオス」の深読みはこちら

◆音声動画はこちら

 

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