『ヴィジュアル系の深読み話』

『ヴィジュアル系の深読み話』は4年以上更新されている日本最大級のV系深読みサイトです。 レビューやライブレポート、V系文化やインタビュー内容の深読み記事を発信しています。 ビジネスや文化などの視点から、あの手この手を使って V系の魅力、音楽を深読みする楽しさの再発見すべく V系深読みライター神谷敦彦が書いています。

お休みしていたこの深読み話ですが、
少しずつ更新を再開しています。

例えばこういったものを淡々とお話ししています。
>ゴールデンボンバーの「さらば」〜歌詞の深読み話〜
https://www.youtube.com/watch?v=h_-JPoPo-80

>キズの「黒い雨」は「自分いない方がいいかな」と思う人ほど言えることがあると教えてくれる〜歌詞の深読み話〜
https://www.youtube.com/watch?v=GN8Ca60qfKQ

>まふまふさんの「だれかの心臓になれたなら@歌ってみた」が響くのは弱さなのか〜歌詞の深読み話〜
https://www.youtube.com/watch?v=vvyOF8qw1BY

誰がつくり、誰に向けたかが明確である曲。
現実を抉り出しながらも皮肉で終わらない曲。
言葉にならなかった思いを形にしている曲。
認識や意味付けを180度変えてくれる曲。
己の正義(もしくは悪)を伝えている曲。
思考の壁を突き破って心を鷲掴みにし、本音を引きずり出す曲。
温かい仄暗さを感じる曲。

こんな曲が好きなことがわかりました。

これからも深読み話をお楽しみいただければと思います。

ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが「振動」を歌っていて思いました。
ただの空気の揺れでしかない「曲」を、心も身体も動く「音楽」にしている一つの主体は
私たちリスナーではないでしょうか。

そうであれば、すべてを削り取って音楽を届けているひとの気持ちを
1割でも受け取れる聴き手になりたいです。
そのささやかな行動が、深読みです。

宜しくお願いいたします。

神谷敦彦

タグ:キズ

こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦(@atsuhiko_kamiya)です。

こちらのページはキズクロフクゲンテイ単独公演「0」の
感想とライブレポートのその2になります。
その1はこちらです。

目次を見ていると、その1の方が感情的ですね。
その2の方が頭を動かして、ライブで感じたことから
解釈を加えているように思います。
時間が経つとその2っぽくなっていきますね。
=====
◆その1
(1)ライブに飢えていた
(2)自分たちだけが勝つことを願っていない
(3)笑顔が似合う、けど、ただ楽しませて何も残らないライブはしない
※レポート音声はこちらです


◆その2
(4)もう走り出しているキズ
(5)キズは常に「なぜ」が気になる~数字と他者評価を超えて~
(6)キズはV系、ロック、音楽の枠からはみ出るかも
※レポート音声はこちらです

=====

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こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦(@atsuhiko_kamiya)です。

昨日はキズクロフクゲンテイ単独公演「0」に行ってきました。
来夢さんが「憧れのステージ」と話していた
東京キネマ倶楽部で行われたこのライブ。

劇場という言葉が似合う場所ながら
映像は「0」に限定して、ひたすらバンドとファンの方で作り上げる
原始的なライブを見せてくださいました。
4人の表情がとても生き生きしていて、
1年間生きれるような元気をもらいました。

ということで、2日間に分けて6つのテーマで書いていきたいと思います。
キズは頭と心、論理と感情のどちらも揺さぶってくるわけですが
今回は心、感情を主に揺さぶられました。
故に、まとまりのない文章になります(笑)

目次は以下になります。
(1)~(3)をその1、(4)~(6)をその2として書いていきます。
=====
◆その1
(1)ライブに飢えていたキズ
(2)自分たちだけが勝つことを願っていないキズ
(3)笑顔が似合う、けど、ただ楽しませて何も残らないライブはしないキズ
※レポート音声はこちらです


◆その2
(4)もう走り出しているキズ
(5)生き方に影響を与えてくるキズ
(6)V系、ロック、音楽の枠からはみ出るかもキズ
=====

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こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦です。

MIYAVIさんの「何者かになるのは決してむずかしいことじゃない」の感想の4本目になります。
アーティストとファンの関係がどうあるべきかにも触れられており、
それはキズの来夢さんと共通するものがあるように思いました。


アーティストとファンの関係はどういったものであるべきかは
正解があるわけでもなければ、一つに統一できるわけでもありません。
それでも、夢に溺れさせるか目を覚まさせるかという論点はつくれるかと思います。

「ステージに立つ人は夢を見させなければならない」という正義は根強いので
その反対の正義であるMIYAVIさんと来夢さんの現実、目を覚まさせる考え方を追ってみます。

【目次】
(1)音楽ビジネスの正解は「依存」
(2)夢と現実のバランス
(3)編集後記


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こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦です。

大切なお知らせがあっても、好きな曲もバンドも自分の中では消えるわけではないので
「V系冬の時代」であったり「今のV系に閉塞感」は実感しにくいのですが、
プレイヤーの方がそう仰っているのを見ると、途端に現実的になります。

清春さんのように、バンド全盛期も見て、ご自身もお茶の間に進出して、
人生に清春さんの音楽を組み込んでいるファンの方のために歌っている今を持つ方の
V系シーンの分析は、的を得ていると思っても不自然ではないでしょう。

本日はV系シーンの、特にキャパシティの問題について
清春さんの言葉をお借りします。
同時に、キャパ上げプロモーションの限界と何をすべきかを
DEZERTのSacchanさん、キズの来夢さんの指摘から考えます。

キズ 0



【目次】
(1)キャパ上げプロモーションは虚像
(2)キャパ上がらない時代の「今ここの強さ」
(3)編集後記
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こんにちは。
V系深読みライターの神谷敦彦です。

ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんの
「俺じゃなくて、ロックンロールを見ろ!」の内容が気になり、
「KAMINOGE 83」を買いました。
CDでいうジャケ買いです。


しかも表紙が「俺を見ろ!」といわんばかりの鋭い目なのに
「俺じゃなくて、ロックンロールを見ろ!」という言葉が載っているのも
違和感があって好奇心を刺激されました。

その内容は「伝承できない」というロックンロールの性質について書かれていました。
V系も音楽の面から語るとしたらロックだと思うのですが、
V系シーンは特に後の世代の方ほど受け継ぐ意識を持っていることが多いこともあり、
「伝承できない」というのはこれまでの考えをひっくり返してくれました。

ということで、本日はザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんの発言からスタートして、
キズの来夢さんやPIERROT時代のキリトさんの言葉から
シーンを受け継ぐことの意味を改めて考えてみます。
本当はもっと年末の方が時期としては適してたかもです(笑)

【目次】
(1)コピーやカバーしか無い
(2)受け継がれる後継者マインド
(3)編集後記
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