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 全く知らなかったが、父が持ってた。

 生まれ故郷には地元で愛されている専門店があるのだが、そこの話を母としたときに母の口から出た言葉が、父は母方の祖父から贈られた万年筆を持っている。 最近はインクが出なくなってしまったらしい。
 ということだった。

 祖父が入り婿の父に贈ってくれた万年筆であることだし、万年筆という道具の当時のステータスを考えてもそれなりに価値のあるものなのだろうということは容易に想像できたが、まさか出てくるのがモンブランのマイスターシュテック149だとは思っていなかった。

 
 最高級品のひとつとして流通していることは知っていたが、正直背伸びしても今私に買えるものでもないし、実物をまじまじと見たのも手に取ったのも初めての経験だった。

 
 まだ直るかどうかもわからないが修理に持っていくことにする。

 
 今時はネットがあるから昔とは違うだろうが、ホンモノにはたとえ知識がなくとも、価値を訴えかける何かがあるのは感じた。
 
 寝かせておくだけなら意味はないかもしれないが、これだけの名品なら親から子、子から孫で大事に使っても全く色あせない。 

 久々にそんな風に感じるものを見た気がした。