意外と知られていない歴史ある街
大阪市生野区。戦国時代大阪冬の陣で
徳川秀忠が陣を張り勝ち名乗りを上
げた所以から名の付けられた「御勝
山古墳」。
さらに歴史を遡れば聖徳太子が口
の利けない生野長者の子供を治した
云われから建立された「舎利寺尊勝
寺」など日本の古代史に深く関わり
のある街・生野。
そんな歴史のある街に昭和28年
に魚屋としてスタートした鮨処「富
士好」をご紹介します。
今現在も初代店主で大正生まれ9
3歳の奥様は現役でお店で働いてお
らます。
その奥様から聞いた話では昭和3
0年に明治生まれの職人さんの技術
指導のもと現在の寿司屋へと移り変
ったと聞きます。
当時の職人さんの技術は凄まじく
生の米粒をさわるだけで品質はもと
より産地まで言い当てたと言います。
食糧難の当時は、寿司屋に来るお
客さんご自身が生米を持参し職人さ
んが寿司を提供していたという嘘の
ような本当の話があったそうです。
しかし人々は「貧しくとも助け合い
の精神」があり、心は豊かであった
と言います。
「飽食の現在」はどうでしょうか?
食べ物は豊富にあるのですが、どこ
か「心根が貧しい現代人」という気
がしてなりません。
鮨処「富士好」は昭和28年創業
の、古き良き時代の精神を持ち、少
しでも日々時間に追われる現代人に
癒しのある「美味しい食材・空間」
をご提供してくれるお店です。
魚の新鮮な事は勿論のこと創業当
時から変わらぬ寿司飯(シャリ)の
味わい。毎朝鶴橋卸売市場から仕入
れられる天然物の魚介類を一手間加
えた江戸前握り。
また関西古く伝わる押し寿司やチ
ラシ寿司、甘辛く炊いたお稲荷さん
等いわゆる大阪寿司も隙なく楽しめ
る。
伊勢志摩産の天然物「あわび」や
北海度から取寄せた「きんき」を
使った煮付け料理も絶品である。
京都祇園で修行した三代目店主に
よる季節料理の数々も、味付けを大
阪風に塩梅よろしく提供している。
忘れてはならない「お酒」も豊富
に楽しめる。生魚には最高のお供!
日本酒のぬるかん。すこし辛口の味
わいがお刺身の臭みを消してくれる。
焼酎も麦・芋とあり、有名ではない
が本当においしいお手頃な価格の焼
酎を味わう事ができる。流行のハイ
ボールも気軽に注文できる。
今現在の店主で三代目となります
が、鮨処「富士好」は戦後復興期に
花咲いた町工場の職人さん達が羽を
休めた処としての所以は変わらず、
入りやすい「家族的」なお店です。
私の経験上この「家族的」には独
自の雰囲気と気配りが感じられます。
それは決してチェーン店系居酒屋
やファーストフード店などの「テナ
ント店」には無いものである。客と
店側との親密な処(場)を共有する
ことによって生まれてくる「店の空
気」であり「親密圏」である。家族
店に行く事は単に美味しい料理・お
酒を楽しむだけでなく、すなわちそ
の家族の「親密圏」に入っていく事
であると思う。
鮨処「富士好」はそんな親密圏を
感じさせてくれるお店であります。
少し背中を丸め暖簾をくぐる。
椅子に座り熱々の御絞りて手を湿ら
せカウンターの陳列に所狭しと並べ
られた新鮮な食材を眺める。お酒で
乾いた喉をうるおし、店主お勧めの
握り寿司を一つまみ。もうあなたは
鮨処「富士好」の親密圏に入ってい
ます。
大阪市生野区。戦国時代大阪冬の陣で
徳川秀忠が陣を張り勝ち名乗りを上
げた所以から名の付けられた「御勝
山古墳」。
さらに歴史を遡れば聖徳太子が口
の利けない生野長者の子供を治した
云われから建立された「舎利寺尊勝
寺」など日本の古代史に深く関わり
のある街・生野。
そんな歴史のある街に昭和28年
に魚屋としてスタートした鮨処「富
士好」をご紹介します。
今現在も初代店主で大正生まれ9
3歳の奥様は現役でお店で働いてお
らます。
その奥様から聞いた話では昭和3
0年に明治生まれの職人さんの技術
指導のもと現在の寿司屋へと移り変
ったと聞きます。
当時の職人さんの技術は凄まじく
生の米粒をさわるだけで品質はもと
より産地まで言い当てたと言います。
食糧難の当時は、寿司屋に来るお
客さんご自身が生米を持参し職人さ
んが寿司を提供していたという嘘の
ような本当の話があったそうです。
しかし人々は「貧しくとも助け合い
の精神」があり、心は豊かであった
と言います。
「飽食の現在」はどうでしょうか?
食べ物は豊富にあるのですが、どこ
か「心根が貧しい現代人」という気
がしてなりません。
鮨処「富士好」は昭和28年創業
の、古き良き時代の精神を持ち、少
しでも日々時間に追われる現代人に
癒しのある「美味しい食材・空間」
をご提供してくれるお店です。
魚の新鮮な事は勿論のこと創業当
時から変わらぬ寿司飯(シャリ)の
味わい。毎朝鶴橋卸売市場から仕入
れられる天然物の魚介類を一手間加
えた江戸前握り。
また関西古く伝わる押し寿司やチ
ラシ寿司、甘辛く炊いたお稲荷さん
等いわゆる大阪寿司も隙なく楽しめ
る。
伊勢志摩産の天然物「あわび」や
北海度から取寄せた「きんき」を
使った煮付け料理も絶品である。
京都祇園で修行した三代目店主に
よる季節料理の数々も、味付けを大
阪風に塩梅よろしく提供している。
忘れてはならない「お酒」も豊富
に楽しめる。生魚には最高のお供!
日本酒のぬるかん。すこし辛口の味
わいがお刺身の臭みを消してくれる。
焼酎も麦・芋とあり、有名ではない
が本当においしいお手頃な価格の焼
酎を味わう事ができる。流行のハイ
ボールも気軽に注文できる。
今現在の店主で三代目となります
が、鮨処「富士好」は戦後復興期に
花咲いた町工場の職人さん達が羽を
休めた処としての所以は変わらず、
入りやすい「家族的」なお店です。
私の経験上この「家族的」には独
自の雰囲気と気配りが感じられます。
それは決してチェーン店系居酒屋
やファーストフード店などの「テナ
ント店」には無いものである。客と
店側との親密な処(場)を共有する
ことによって生まれてくる「店の空
気」であり「親密圏」である。家族
店に行く事は単に美味しい料理・お
酒を楽しむだけでなく、すなわちそ
の家族の「親密圏」に入っていく事
であると思う。
鮨処「富士好」はそんな親密圏を
感じさせてくれるお店であります。
少し背中を丸め暖簾をくぐる。
椅子に座り熱々の御絞りて手を湿ら
せカウンターの陳列に所狭しと並べ
られた新鮮な食材を眺める。お酒で
乾いた喉をうるおし、店主お勧めの
握り寿司を一つまみ。もうあなたは
鮨処「富士好」の親密圏に入ってい
ます。