2006年03月10日

なめくじ怪獣 ジレンマ

ジレンマ
ジレンマジレンマって、じんましんがでそうだよ!!

予告通り今回はジレンマ。地味な怪獣だが、伝承が残されている設定は初期のタロウらしくて結構好きだ。
ちなみに次回予告とサブタイトルが違う。次回予告では「怪獣は宝石がお好き」となっていた。餌と・・・という表現の現サブタイトルより、こちらのほうがウルトラらしいと思うが・・・。勢いが欲しかったのだろうか?

ジレンマは古代からエジプトで恐れられてきた伝説の怪獣で、古代エジプトに伝わる宝石が好物。ジレンマが現れたことで、宝石自体も災難の象徴となってしまった。そのため、エジプトで旅行者であった光太郎に宝石を渡したのも厄介払いであったということになる。

宝石に伝わる伝説によると、ジレンマは満月の夜に現れて、その宝石を食べて大きくなるという。普段は人間の手のひらよりも大きい不気味なナメクジの姿をしているが、光や光線を浴びるとあっという間に巨大な怪獣の姿になる
ナメクジの姿でも、口から溶解液を吐き出して雨樋などもボロボロにしてしまう。この溶解液で白鳥家の愛犬ポチも殺した。
巨大化したジレンマは4本の足を持ち、普段は4つ足だが2本足でも立ち上がる。口からは白い酸性の溶解液を吐き出し、長く伸びる舌も武器となる。
また、炎に囲まれても粘液質の皮膚には効果が無く、白い煙を出して消してしまう。
触覚を含めば目が6つもあり、鳴き声は鈴の音が混じったような不思議な声でもあった。

ZATレーザーを浴びて巨大な怪獣の姿となり、宝石を狙って進撃する。タロウもその強い酸性の溶解液に苦戦するが、ZATのスーパーアルカリ液で溶解液を無効化する作戦で形勢逆転。触覚をもぎ取られ、舌もブルーレーザーで切断され、ストリウム光線を受けて爆発した。

このジレンマ。はっきり言って不細工な部類の怪獣に入るだろう。おっと、不細工というのは貶し言葉じゃない。
ナメクジの怪獣は他にもいくつかいるが、ジレンマのように4脚を持つ怪獣らしい姿のものは少ない。代表的なナメクジ怪獣はやはりナメゴンだろう。
ナメゴンは上手くナメクジらしい雰囲気を残しつつオリジナリティあふれるデザインとしているが、ジレンマはそれより怪獣的なイメージを重視されている。2匹を比べて見ればよく分かることだろう。

だが、ナメゴンも意外にかなりナメクジからアレンジされたデザインである。
ジレンマも言うまでもなく、ナメクジをベースに恐竜型怪獣の特徴を取り入れたデザインになっている。
ナメゴンとジレンマ。この2匹は対極に位置するデザインのされ方であるが、大きくアレンジを加えつつもナメクジらしさを損なっていないという部分では同じである。
これぞ怪獣のデザインの凄さであり、素晴らしさでもある。悲しいかなジレンマはあまり評価されていない怪獣ではあるが、ナメゴンに一歩も劣らない素晴らしいデザインであると思う。
ナメクジでありながら、ナメゴンやジレンマを初めどの怪獣も全く気持ち悪くないのも怪獣であればこそ、だ。

これは今の特撮では全く考えられていない部分の1つである。
最近はリアリティ重視とは釘うつものの、実際はグロいだけでさっぱりな作品が多い。
そこで怪獣の出番だ。再び怪獣に色々学ぶべきところが、今の人間にはあるのではないだろうか。怪獣達が我々に何を教えてくれたか、何を教えてくれていたか、もう一度・・・いや何度でも考え直す必要があることだろう。


◆なめくじ怪獣 ジレンマ

身:36m/重:43000t/出:エジプト

■登場話:ウルトラマンタロウ第6話「宝石は怪獣の餌だ!」

■デザイン:不明
■造形者:不明
■名前の由来:劇中でのさおりさんの心境「ジレンマ」から
■演技者:不明
■人間時:無し
■声優 :無し
■鳴き声タイプ:ムルチ系?
■備考:古代エジプトの宝石が好物

■主な武器&技
口から吐く白い溶解液、長く伸びる舌、体から出す酸性の白いガス、光を浴びると巨大化する

redking41_94 at 21:23│TrackBack(0)■怪獣考察 | ・ウルトラマンタロウ登場怪獣

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この記事へのコメント

1. Posted by タウラス   2006年03月11日 21:13
予告通りジレンマで来ましたか!
タロウ好きなので非常に嬉しいです。

デザインに関しても「気持ち悪くない」ってのは大きいですから。
ナメゴンみたいに既に評価されている怪獣も良いですが、ジレンマみたいな怪獣の再評価もされて欲しいものです。
こういう怪獣にこそ、魅力は多いのですから。
2. Posted by キョぺトラマン   2006年03月11日 22:47
タロウの怪獣は、よくよく見ればグロテスクな部分もあるデザインなんですが(ドルズ星人とかバードンなんかも鳥の醜い部分が目立つ)それが目立たず内包されているのが素晴らしいです。
確かに最近の怪獣デザインはアイディアが無さ過ぎますね。