高校生のバイク運転を原則禁止している「3ない運動」の見直しの是非について、群馬県警と県教委の考えが対立している。

 19日の県議会交通安全対策特別委員会で浮き彫りとなった。

 「免許を取らない」「乗らない」「買わない」を高校生に呼びかける同運動は高校生の交通事故や非行を防ごうと全国で広まり、県内でも1982年から推進している。

 知事や県教委に見直しを求めている県警の山岸重幸交通企画課長は特別委で、高校生のバイク事故件数は81年(420件)に比べ2012年は10分の1に減った一方、同年の自転車事故が81年の6倍(947件)に増えたと指摘。特に運転免許取得後1年以内の交通事故率が90年以降、2002年を除き全国最悪が続いているとして、「運動は高校生を車社会から遠ざけている。運転免許取得を前提とした交通安全教育を行うことが望ましい」と求めた。

 一方、県教委はバイクによる死傷者が減っているとして運動の継続を主張した。

 須藤昭男議員(自民)は県教委に「早い時期からの安全教育が必要だ」と述べた。