レジーのブログ LDB

「歌は世につれ、世は歌につれ」でもなくなってきた時代に。  ※15/4/23 世の中の状況を鑑みてfc2からこちらに移しました

ご連絡はレジーのポータルの「contact」よりどうぞ。(ブログ外の活動もまとめてあります)

2013年11月

アイドルと自意識、アイドルの自意識14 - 「第2回アイドル楽曲大賞」に投票しました

司会者「ぼちぼち年間ベストの季節ですね」

レジー「そうですね。今年も基本的には去年と同じ形で発表していきたいなと思います」

司会者「曲単位で10曲、アルバム単位で10枚と。去年はこんな感じでした」

【2012年総括】マイ年間ベスト10曲(10位~6位)
【2012年総括】マイ年間ベスト10曲(5位~1位)
【2012年総括】マイ年間ベスト10枚(10位~6位)
【2012年総括】マイ年間ベスト10枚(5位~1位)

レジー「今回は選ぶの結構苦戦してるので、次点という形でそれぞれプラス5つくらい紹介したいなと思ってます」

司会者「わかりました。今回から早速始めますか」

レジー「いや、今最終調整中なので年間ベスト企画は12月に入ってからスタートさせたいと思います。今回は前哨戦ということで、先ほど投票が締め切られた「第2回アイドル楽曲大賞」に投票したのでそれについてやりたいなと。今年気に入ったアイドル関連曲の紹介ということで」

司会者「わかりました。この企画は「メジャーアイドル楽曲部門」と「インディーズ/地方アイドル楽曲部門」にわかれていて、各部門ごとの持ち点10点を自分が選んだ5曲に割り振っていくという形式をとっています」

レジー「というわけで、それぞれの部門で選んだ5曲を点の割り振りと合わせてご紹介したいなと。近々発表する年間ベストにもここで選んだ曲が入ってたりもすると思います。いい曲多いのでぜひ聴いてみてください。ちなみにPerfumeの曲にも投票できたんだけど、何となくこの文脈に入れるのは違うような気がして自分の中で対象外としました。そんなことも踏まえて、それではどうぞ」


メジャーアイドル楽曲部門

チョコの奴隷 / SKE48
3.5ポイント




CANDY / 9nine
2.5ポイント






君に恋をした / ノースリーブス [峯岸みなみ]
2ポイント




ひとりぼっちのラビリンス / lyrical school
1ポイント






SUPERMCZTOKYO / ライムベリー
1ポイント




レジー「今年は『恋するフォーチュンクッキー』を筆頭に48グループの曲今まで以上に能動的に聴いた気がする。ここではリリース時からかなり聴いてた『チョコの奴隷』と、川本真琴ワールド炸裂の『君に恋をした』に投票しました」

司会者「9nineとリリスクはtofubeats楽曲です」

レジー「ほんと素晴らしいです。前も触れましたが特に『CANDY』の歌詞世界が素敵です。音は言わずもがなで、こういう繊細さがあるのに踊れる音がもっとアイドル楽曲で増えるといいなあと思いました。ライムベリーはTIFで見たステージが超楽しかったので選びました。この人たちのライブは改めて見に行きたいです」


インディーズ/地方アイドル楽曲部門

Blue Sky / FantaRhyme
5ポイント




ONE DAY IN SUMMER ~君が僕に恋を始めるまで~ feat. FantaRhyme / TRICK8f
2.5ポイント




ミッドナイトConfusion / Especia
1ポイント




午前11時 / クルミクロニクル
1ポイント






Run♪ / TAKE OFF
0.5ポイント




レジー「正直な話、こっちの部門は選べるほど詳しくないというのがあります」

司会者「まだまだ知らないアイドルばっかりですね」

レジー「ね。何か一度はまったら最後的な奥深さを感じます。そんな状況ではあるんですが、今年聴いていいなと思った曲がいくつかこちらにエントリーされてたので何とか選べました」

司会者「『Blue Sky』と『ミッドナイトConfusion』は以前も取り上げてましたね

レジー「『Blue Sky』はほんといい曲だよなあ。ちょうどサンセットライブで福岡行ってた時にインストアイベントがあったみたいで、とても悔しいニアミスでした。Especiaももっと知られればいいなあと思う。FantaRhyme絡みで知ったTRICK8fもかっこいいね。この音の気持ち良さ最高です。なんかさかいゆうとかそういうアーバンな感じがありますね」

司会者「クルミクロニクルも聴いてて気持ちいいですね」

レジー「いろいろ話題になってるのは知ってたんだけどちゃんと音聴いたのは最近でした。これ完全好物ですよ」

司会者「最後のTAKE OFFだけずいぶん毛色が違いますが」

レジー「これは完全に応援票ですね。TIFで握手したので。風花ちゃんかわいい」

司会者「そういうことか」

レジー「しかし久々にサイト見たら3人になっててびっくりした。何があったんだろう。まあこんな感じで投票してきました、ということで」

司会者「何か感想などあれば」

レジー「そうですねえ。ちょっと話それますけど、アイドル界隈でときたま「良質なポップアルバム」みたいなコンセプトの作品ってあるじゃないですか」

司会者「好きですよねそういうの」

レジー「好きなんだけど、それ系の作品ってもしかしたら去年のトマパイのアルバムでトドメ刺されちゃったんじゃないかと思った」



司会者「あー」

レジー「どこまで共感性あるかわからないけど、「普通にいい歌」の「普通に」の部分がものすごくハードル上がっちゃったんじゃないかなあと。やっぱり罪な人たちでしたねトマパイは」

司会者「本人たちやる気なかったのにね」

レジー「というわけで、去年のレジーのブログ年間ベストアルバムのTomato n’Pine『PS4U』、まだ聴かれてない方はぜひ聴いてみてください。話がつながったところで、次回から2013年マイ年間ベストの発表にいきたいと思います。まずは曲からやって、その後アルバムという流れで進めますのでぜひお付き合いください」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

「混ざり合い」の1995 - 速水健朗『1995年』とマキタスポーツ『1995 J-POP』にかこつけて「あの年」を懐かしむ

レジー「最近出た速水健朗さんの『1995年』を読みました」



司会者「1995年の出来事を「政治」「経済」「国際情勢」「テクノロジー」「消費・文化」「事件・メディア」という6つの観点からまとめた1冊です」

レジー「懐かしい話がいっぱいあった」

司会者「14歳の頃ですね」

レジー「リアル中二だったから。いろいろ思い出すね」

司会者「阪神大震災と地下鉄サリン事件があったこの年は社会の転換点になったと言われていますね」

レジー「関東在住だったから阪神大震災については実はそこまでリアリティがないんだけど、地下鉄サリン事件はインパクトありました。僕千葉県から千代田線使って東京の学校に通学してたので、遭遇しててもおかしくなかったんだよね」

司会者「3月だったので学校なかったんですよね」

レジー「うん。試験休みでのんきに遊びに行ってたわ」




司会者「ザウスとか今の若い人知ってるんだろうか」

レジー「ねえ。家からわりと近かったので、試験休みになるとたびたび行ってた気が。オウム真理教ネタは結構夢中になっていろんな情報に触れてたなあ。ホーリーネームとかよく覚えてたよ。で、この本では「消費・文化」の中で音楽についても触れています。目次で該当するところを抜き出しておこう」

大型CDショップと通信カラオケの登場
ドリカムとドライブデートの時代
日用品であるクルマを描くドリカム
ミュージシャンの社会的責任とミスチル
ノーギミックのノベルティソングの時代
アイドル不在の時代
レコード街だった時代の渋谷と渋谷系
王子様だった小沢健二
スキャットマンにマライア、そしてビートルズが新譜


司会者「世代が近い人ならピンときそうなネタが並んでいますね」

レジー「ちなみに90年代ネタはこのブログでもしょっちゅう扱ってますので、「90年代あたりの昔話」っていうカテゴリーから読んでいただけると」

司会者「1995年ネタで言うと、今年マキタスポーツが『1995 J-POP』という曲をリリースしてます。アルバム『推定無罪』の中の1曲です」



レジー「この記事にも書いたんだけど、これほんといい曲なんだよなー。本気で泣けます」

司会者「随所に90年代風の意匠がこらされていますよね」

レジー「歌詞に当時のヒット曲のタイトルとか流行ったものが使われてたり、アレンジも90s感あるなあ。「あの頃僕17歳」のところの後ろの鍵盤の鳴り方とか繰り返すところのキメとか特に」

司会者「途中でいろいろなミュージシャンの名前を叫ぶ箇所がありますね」

レジー「歌詞には載ってないところなんだけどいいよねここ」

JUDY AND MARY
B’z
DREAMS COME TRUE
ウルフルズ
スピッツ
相川七瀬
trf
ブルーハーツは解散したけど
小沢健二は僕らにこう歌ったんだ


司会者「ここから「LIFE is Coming Back!」に続いていくと」



レジー「『ラブリー』も『LIFE』厳密には94年リリースだけど95年のBGMになっていたのは間違いない」

司会者「ここに出ている人たちは95年にたくさんCDを売ってたわけで、年間チャートにも登場しています」

レジー「この年のチャートがシングルアルバムともにあったので見てたんだけど結構衝撃だよね。枚数の桁感が今と全く違う」

司会者「史上2番目にミリオンセラーが多い年とのことです」

レジー「1枚1000円の短冊シングル買いまくってたわ。あと気になったのはミスチルの『Atomic Heart』ね。94年リリースなのにこの年も100万枚売れてるという」

司会者「ミスチルは過去作品もチャートインしています」

レジー「カウントダウンTVの「アルバムに入ってる名曲」みたいな特集で『星になれたら』が取り上げられてた記憶がある。『Kind of Love』は結局96年にミリオンいくんだよね。当時は「ミスチル現象」なんて言葉もあったなあ」

司会者「ミスチル聴いてましたか」

レジー「そりゃあ聴いてましたよ。ただ、今改めて思い出すと僕にとっての95年って「洋楽を聴き始めた年」でしたね」

司会者「ほう」

レジー「「リアル中二病」って感じかね。そもそもは「洋楽くらい聴いとかなきゃ」って思い込みから始まってるから。このブログでもよく書いてるけどこのくらいの時期にスウェディッシュポップブーム喰らってカーディガンズすごい聴いてました」



司会者「どういうきっかけだったんですか」

レジー「これはたぶんJ-WAVEじゃないかなあ。日曜午後のクリスペプラーの番組聴き始めたのこの頃なので。だからこの時期の洋楽の流行ってた曲は結構わかる。あと年間チャートにも入ってるけど、当時はレコード会社ごとの洋楽コンピレーションがいろいろ出始めたころでそのあたりから海外の音楽聴くようになったね」

司会者「『NOW』とか『MAX』とかそういうやつですね」

レジー「いきなり特定アーティストのフルアルバム買うのはハードル高かったからとっかかりとしてすごく良かった。で、この年は海外のシーンもすごかったんだなあというのを感じられるのがBUZZの2001年1月号でやってた「1963年~2000年まで各年度のベストロックアルバムを選定する」という企画に載ってる95年に関する兵庫さんのこの文章」

イギリスは、そのヴァーヴにレディオヘッド『ザ・ベンズ』にPJハーヴェイの3rd(初のソロでもある)にパルプにシャーラタンズ、ポール・ウェラーは『スタンリー・ロード』で復活。エイフェック・ツインは勿論、ケミカル『さらばダスト惑星』にゴールディーにトリッキー、とダンス系も元気なことこの上なし。アメリカはアメリカで、アラニス・モリセットはバカ売れするわ、スマパンの『メロンコリー~』とフー・ファイターズの1stは前年の「90年代ロック最大の不幸」を真っ向から引き受けるわ、グリーン・デイやランシドやオフスプリングはパンクに火をつけるわ---つまり、英米共に共にとんでもないロック当たり年だったのがこの95年なわけだが、イギリスもアメリカもそして日本も、あとアシッドハウスからの流れもUKロック・バンドとしての威信もすべて抱えて頂点に立ったのは、オアシスの2nd『モーニング・グローリー』だった。

司会者「『モーニング・グローリー』は外せないですね」

レジー「間違いなく人生における大事なアルバム何枚かのひとつ。でも何かこのアルバム買ったの96年になってからだったような気がするなあ。まあいいや。あと95年っていわゆる「レジェンド」的な人たちの存在を意識するようになった年でもあるんですよね僕にとっては。ビートルズの『アンソロジー』シリーズが最初に出たのもこの年です」

司会者「新曲として『Free as a Bird』が出ました」



レジー「PVが「ニュースステーション」で初公開だったんじゃないかなあ。日曜日に部活行った帰りに買ったんだと思う。あとWindows95がCMしまくってて、その音楽がストーンズの『Start Me Up』だったんだな。そっかストーンズってこういう音の人たちねと」



司会者「このギターのフレーズは一時期しょっちゅう聴きましたね。日本の音楽についてはどうですか」

レジー「中二病的モチベーションで聴いてたのはソウルセットですね。『黄昏’95』は僕にとってのそういう時代の象徴です」



司会者「こういうのが好きだったんですか」

レジー「正直良さをちゃんと理解できてたのかどうかは疑わしいけどよく聴いてたね。この辺の感じは翌年になるとさらに加速して、サニーデイからはっぴいえんど聴いたり、日本のヒップホップつながりでかせきさいだぁ聴いたりってのにつながっていきます。こう考えると、「これ聴いてる俺かっこいい」から音楽に入っていくのは必ずしも悪いことではないなあと思いますよ」

司会者「チャート周りでいうとどうですかね」

レジー「この年で一番聴いたのはたぶんスピッツの『ハチミツ』だと思います」

司会者「『ロビンソン』が売れてブレイクしたのが95年ですね」

レジー「旧譜借りてきてカセットテープに落としてたよ。あとジュディマリが『Over Drive』で売れた年でもあるけど、僕はその後に出たアルバムの『MIRACLE DIVING』でがっつりはまりました。それからラルクか」

司会者「先日のTHE NOVEMBERS小林さんのインタビューでもそんな話をしてましたね」

レジー「この年に出た『heavenly』はほんと完成度高いと思うわ」

司会者「この辺に出てくる名前は今のシーンと地続きな感じがありますね」

レジー「そうね。ちょっと違う流れでいうと、僕小学生のころからチャゲアスが大好きだったんですよ。95年当時もよく聴いてました。で、この年の元旦にASKAがソロで出した『晴天を誉めるなら夕暮れを待て』って曲が大好きでした」

司会者「これはKANと共演してるバージョンをぜひ聴いていただきたいですね」



レジー「これすごいよね。なんか悟空とベジータの戦いみたいな迫力がある。この曲はいまだにカラオケ行くと歌ったりします」

司会者「「スピッツやジュディマリが売れ始めた95年」というと今とつながってる感じがしますが、「チャゲアスがまだ売れてた95年」というと急に前時代感が出るのは何でですかね」

レジー「いわゆる「昔からの歌謡曲」と呼ばれるであろうものと「現代のJ-POP」的なものが混ざり合ってた時代なのかなあとか思うよね。そういう流れで考えると、オザケンが筒美京平を引っ張り出してきたのもすごく納得感があるというか。『強い気持ち・強い愛』は今聴いても素晴らしいなあ」



司会者「この動画はヘイヘイヘイですかね」

レジー「うん。なんか当時の空気がパッケージされてる感じで良い。で、このまままとめに入っていきたいんですが、日本の社会において転換点となった1995年は音楽シーンにとってどういう意味のある年だったのかってところなんですけど」

司会者「はい」

レジー「さっき「混ざり合ってた時代」って言ったけど、今から振り返るといろいろなものの「前史」って位置づけるのがいいのかなあと思います。産業としてピークを迎えるのは98年だし」

司会者「フジロックもまだ始まってないですしね」

レジー「うん。アルバムチャートの上位5つがドリカム、trf、松任谷由美、ZARD、大黒摩季ってのを見ても「今と同じ流れ」として見るのは無理があるのかなと。ただ、スピッツやジュディマリ、あとウルフルズとかイエモンとか、その後のシーンの中心になっていく人たちが出てきているという側面もあるわけで。ある一つの大きな流れが最後の輝きを見せていて、その傍らで次の大きな流れになりそうなものが勃興している、というタイミングだったのかなと」

司会者「当時はそういうものが同じ場所に併存してる感じが面白かったですね」

レジー「うん。以前こんなツイートしたんですが」




司会者「ヘイヘイヘイの最終回ですね」

レジー「まさに混ざり合ってたんだよね。で、その象徴としてスノッブなシーンから登場しながらなぜかお茶の間の王子様になった小沢健二という人がいた。オザケンはほんとはヘイヘイヘイの最終回には出るべきだったと思う」

司会者「ヘイヘイヘイについては1年ほど前に書いたこちらの記事もあわせてご確認いただけると」

レジー「当時ってまだネットも全然普及してなかったし、そういう意味で文化としての「ムラ」みたいなものが可視化されづらい状況ではあったよね。それゆえにいろんなものがごちゃ混ぜになってる面白さってのがあったんじゃないかなと振り返ってみて思いました。しかし今回昔話満載でお送りしましたが、ある年をピンポイントで見直すのって楽しいね。いろんな人の1995年話聞いてみたいです。速水さんの本はこの時代をいろんな角度から見直せるので面白いし、単純に雑学としてもネタになることがいっぱい書いてあるのでお勧めです。最後にこの本の感想で一番グッと来たツイートを紹介して終わりたいと思います」




司会者「インテリのガール」

レジー「僕もインテリのガールと合コンしたいですね。というわけで今回はこんな感じで」

司会者「では次回はどうしますか」

レジー「年間ベストの前哨戦的な企画をやろうかと思っております」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

THE NOVEMBERS 小林祐介インタビュー(後編) バンドの現在地と進むべき道

司会者「前回に引き続き、THE NOVEMBERSのフロントマンである小林さんのインタビューをお送りします」

レジー「今回はニューアルバム『zeitgeist』(ツァイトガイスト)の話から派生して、小林さんのルーツの話だったり、今のシーンにおけるTHE NOVEMBERSの位置づけだったりについて触れています。それではどうぞ」

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---ちょっと話がそれるかもしれないんですけど、ニューオーダーやファクトリーの話とか、以前の「女性ボーカルのカバーアルバムを作りたい」なんてツイートとか、音楽そのものについての発信を小林さんは積極的にされている気がしていて。




「はい」

---個人的には、今のバンドの人たちってあまり音楽の話を発信していないんじゃないかって感じる部分があって。ツイートも「今日ライブ良かったです」とかだけじゃなくて、もっと音楽の話をすればいいのになあと思うんですが、小林さんが自分のルーツみたいなものを開示していくのは何か考えがあってのことなんですか。

「今は意識してやってますね。反例から話すと、ルーツを明かさない人って自分の出所を明らかにすることで自分の表現が成立しなくなる、暴かれてしまうっていう恐怖だったり、あとは友達のバンドを誉めたらお客さんがスライドしてしまう、共食いになるんじゃないかっていう心配だったり、そういうのがあるのかなと。僕はそういうことにはまったく執着がなくて、自分が影響を受けたものを日常に忍ばせて発信することで一つのきっかけが生まれればいいなと思います。僕が言うから聴いてみようかな、とファンの方に思ってもらえたら光栄ですし」

---さっき共食いっておっしゃってましたが、たぶんそういうことやるのって共食いじゃなくてパイが広がる方向に行くと思うんですよ。

「ほんとそうですよね」

---カバーアルバムはぜひとも聴いてみたいです。

「五輪真弓さんの1stとかすごく好きなんですよね」



---ルーツの話が出ましたが、最初にちょっとラルクの話をしたんですけど、今回こういう機会をいただいたので改めてラルクのアルバムを全作聴き直してみようかと思いまして。

「おお、素晴らしい!(笑)」

---で、ちょっと自分の経験の話になってしまうんですが、99年に『ark』と『ray』が出てますよね。久々に『ark』を聴いたとき、冒頭にシングル曲が集まってる展開がすごいなと思ってテンションが上がったんですけど、99年当時僕はこのアルバムちゃんと聴いてなくて、さっと流してスルーしてたと思うんですよ。なんでだろうなと思ったときに、当時の自分って97年98年あたりに出てきたギターバンド、くるりとかスーパーカーとか、そういう方に熱意がいっていて。

「ああ、なるほど」

---「ラルクってビジュアル系じゃん」みたいなのを勝手に作ってしまって、ちゃんと聴いてなかったなあと。あの時代ってそういう雰囲気というか、音楽好きな人の中で空気としてラルクにアゲインストになっていた部分があったんじゃないかなと思いました。で、今回のインタビューに引き付けた時に、THE NOVEMBERSが置かれている状況ってあの頃のラルクとちょっと近いものになっているんじゃないかなと。今ってBPMが早くてパワーコード主体で拳を突き上げられることが大事みたいな雰囲気がシーン全体を塗りつぶしつつあるような感じがしていて、そんな中でTHE NOVEMBERSはクオリティ高く真逆のことをやろうとしているけど気づいてもらえないというか、そういうような状況になってしまうのではないかということを思ったんですけど。小林さんは最近のバンドの曲も聴かれてると思うんですけど、「ノリ」「一体感」みたいなものがますます重視されていく中で今回のアルバムのような音を鳴らすことに対して、思うところだったり、もしくは「こういう風になってほしい」とか、何か感じるところがあれば教えていただきたなと。

「具体的にこうなってほしいみたいなものはないんですけど・・・聴いてくださる方にとっての豊かさにつながる一つの気づきとかきっかけになれたらいいなと思ってやっているだけではあるんですが。そうですね、たとえばTHE NOVEMBERSのライブに来てくれるお客さんが拳を突き上げないとかそもそも上着を脱がないとかヒールで来るとか、そういう形でライブに来ることを本人たちが楽しんでくれたりそれが自然なんだったら尊重したいというか。そこに関しては時代的に合う合わないとかっていうのは客観的に考えれば恐らくあると思うんですけど、だからどうっていうのは特に考えていなくて。時代にマッチしていこうってことも目的になるとは思えないし、拳を上げる人たちを否定するのは簡単だし自分はそういうことはしないけど、否定する理由にはなっていないというか」

---そうですね、別にそれが悪いことではないですしね。

「まあただそうしない人は今では圧倒的に少数派だし、今の時代の「楽しい」という表現の反対だったりもするので、「動かない・踊らない」ってことが「楽しくない」ってこととは決してイコールではないという問いかけをしているというか。「音楽を聴く」ってことは「音楽を聴かない無音の時間も楽しむ」ってことと裏表だと思うので。曲中の演出だったり、音が止む瞬間を大事にするとか」

---うんうん。

「先ほど出た「ラルクのアゲインストな状況」には僕らはまだ到達できていないと思っていて。ラルクは巨大な存在になったからこそってところがあるけど、僕らはまだ気づかれていない悲しさがあるというか。いっそのこと、THE NOVEMBERSを聴くことがアンモラルであるくらいの巨大な社会現象になったらいいなとか」

---マリリンマンソンのTシャツを着て逮捕されるみたいな(笑)。

「世田谷区では聴けないらしい、とか(笑)。そういう状況になれればなれるほどやりがいは感じますね。単純に自分たちは現状ではわかりにくいところにいると思うし、それを選んでやってきてしまったのは自分たちなんで、そんな現状をいい方向に転がせたらいいなと思います。信念を曲げずにどこまででしゃばれるか」

---今の「もっともっと聴かれていきたい」という話に関連しての部分になるんですが、今作の流通形態(注:THE NOVEMBERS公式通販サイト、ライブ会場、bandcamp、iTunes store、spotify、及びTHE NOVEMBERSがセレクトしたレコードショップ等の小売店のみの販売予定)についてもお聞きしたいと思います。やり方としては「間口を絞る」方向にいっていると思うんですが、純度は高くなる半面「誰しもに知られて、その中でバックラッシュも受けながら大きくなっていく」というところとは少し離れる部分もあるのかなと。そういうことも踏まえて今回の売り方をするに至ったきっかけなどを教えてください。

「意思を持って何かを選んだお店って世の中にたくさんあると思っていて----厳密に言うとどの店もそうだと思うんで一概には言えないですけど、何でもある量販店ではなくて「選び取ったものが置いてある」、そういうカラーのあるお店があるんだよということを単純にお客さんに知ってもらえたら、発見とか出会いになるかなと。そういったお店の意思を、『zeitgeist』を通じて感じてもらえたらいいなと考えています。加えて、お客さんに直接手渡ししたいって言う意思で直販をやったり、海外を見据えてバンドキャンプで出したりとか。これをやるのって独立第一弾でしか説得力がないと思っていて。後でやったらただ規模縮小したってことになってしまうし、だから今しかできないぜいたくをちょっとリスキーだけど楽しもうと。もちろん『zeitgeist』の販売店も徐々に拡げていく予定ではあるんですがまずはここから始めたい、という」

---名前のあるバンドがこういうチャレンジをするのはすごく大きいですよね。THE NOVEMBERSがこれをやることで、他のバンドもこういうことやっていいんだっていう気付きが生まれたら面白いと思います。

「そうですね。一度レーベルや事務所を離れたことで保証やつながりがなくなったと同時にしがらみもなくなったとすごく感じていて。いろいろなことをリセットしたうえで、その状況から改めて選び直すことができるというのが今回の取組みを行ううえでは大きいですね」

---そういうやり方をする中で自分の届けたいところに届きそうだという確信はありますか?単純にリーチが狭くなるという不安もあるとは思うんですが。

「届けたいところに届くかどうかっていうことに関しては、確信はなくて。自分たちの意思を反映させて流通経路を狭くした部分はあるので、そういう意味では届きにくいとは思うんですよ。ただやっぱり作品のテーマ自体が問いかけだったり提案だったりするので、それを態度として出したかった。あれこれ販売経路を網羅して用意するのは何も選べていないというのと一緒ということになってしまうんじゃないかなと。どこでも買えるってだけでたくさんの人が買うわけではないじゃないですか。ある一定のかたまった人たちが散り散りになるだけで」

---それはその通りですね。

「おそらくいろんな企業が努力していることっていうのは販売経路を広くあまねく用意することで取りこぼしをなくそうっていう取り組みだと思うんですけど、それがいい方に転んでる時とそれをやっても仕方ないんじゃないかって思う時があって。その時々にあった方法を考えていくにあたって、今回は作品のテーマとか自分たちの置かれている状況とかを踏まえてこういうやり方をとることにしました。仮に届かないところが多かったとしても『zeitgeist』は今後も売られていくものなので、届かなかったところが多い=世の中は穴場だらけってポジティブに考えることもできると思うし。あまり広まっていないってことはどこに行ったってこれ知らないだろって言えるし、知ってた上で買わなかったら知ってくれてありがとうとしか思わないです」

---今お話を伺いながら、音楽産業は「広くあまねく」みたいなことをやりすぎて、本来はアーティストの人たちが丁寧に作った一つのものが根幹にあるはずなのに、そういう前提を忘れてマスプロダクトになりすぎていたような側面があったのかなと思いました。今回のTHE NOVEMBERSの取組みは、そういうものに対してもう一度音楽を作り手の側に取り戻すとか、そしてそれを届けたい人に届けるとか、そういう「運動」のようなものなんだなと感じました。これをやるうえで今回の作品の「問いかけ」というテーマはマッチしてますよね。これで単に耳触りのいいものだったら「広く売ればいいじゃん」って話になると思うので。

「僕もそう思いますね。パッケージされて値札のついた商品がマスプロダクトとして流通するというのとは別の文脈で、ただ音楽として楽しみたい人にも伝わっていくような、そういう状況を長い目で実践していけたらいいなと思います。どちらにせよ届いているということなので」

---まずは何かしらの形で聴いてもらうっていうところですね。

「そうですね。トーフくんがやってるパッケージを横断して音楽を拡散してる感じとか、やっぱりすごいなと思うので」

---tofubeatsさんの話が出ましたが、活動スタンスや音楽性などでシンパシーを感じる同世代の人はいますか。さっきはの子さんの名前が出てましたけど。

「好きなバンドとか仲良い友人とかはたくさんいるんですけど、その人たちのことを一旦置いておくと、PLASTICZOOMSってバンドとかLillies and Remainsってバンドですね。皆自分たちと同世代で東京にいて、ポストパンク/ニューウェーブとかゴスとか70sパンクとかそういうのを聴いていて、かつファッションとか思想とかのライフスタイルそのものが肌が合うというか。その3バンドで1つの価値観を世の中に提示していって、それについて好き嫌いを言ってもらいたいなあとかって感じてます」





---なるほど。

「あと世代はちょっと若いと思うんですけど、Sapphire Slowsっていう女の子をいいなと思っています。最近女の子の表現するものが形骸化されてきている印象があって。アイドルとかはいろんな文化がクロスオーバーしてクリエイティブだなと思うものもありますけど、女の子のバンドものとかエレクトロとかっていうのが得てして退屈というか、着せられてるというか・・・沢山聴いているわけじゃないけど、そんな印象です。Grimesみたいな流れで、自分でも簡単にベッドルームで音楽作れちゃうっていうのが日本のいろんなところですでに起こってるんじゃないかなと思うので、そういう雑多な状況がもっと表面化してきたら面白いなと思ってます」



---いくつかのバンドの「かたまり」としての見え方も、リスナーにきっかけを提示するうえでは大事ですよね。THE NOVEMBERS聴いてる僕の友人も聴き始めたきっかけはTOMOEのツアーだと言っていました。

「ああ、People In The Boxとtacicaの」

---はい。そういう価値観の近いバンドの組み合わせが見えてくると、もっと広がっていくのかなと思います。

「そうですね。tacicaとピープルは5、6年来の盟友というか。今となっては枝分かれしてそれぞれが別々の表現のフィールドで活躍しているのが面白いなと思います」

---ちょっと前にGalileo Galileiの尾崎さんがTHE NOVEMBERSのことをいいって言ってましたよね。

「あれは嬉しかったですね。雑誌で機材紹介やってるのを見てこの人たちはもしかしてものすごく凝ったことをやってるんじゃないかって思って聴き直したら、日本でポップな音を鳴らすってことを念頭に置きながらも「音楽性がすごく高いな、研究してるんだろうな」っていうことをやっててすごくシンパシーを感じました。彼らはOGRE YOU ASSHOLEみたいに、地元に帰ったことで独自の進化を遂げていくんじゃないかなと思ってます」

----わかりました。では最後に改めて、今回の作品について言い残したこととか強調したいこととかありましたらぜひ。

「そうですね、THE NOVEMBERSのイメージがある人ない人両方いると思うんですが、まずは聴いてもらって、好きとか嫌いとかどうでもいいとか思ってほしいです。それ以上のことはないですね」

---ありがとうございました。

「ありがとうございました!」

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司会者「インタビューを終えていかがでしたか」

レジー「そうですね、ご自分の言葉を持ってらっしゃる方だったので話していて楽しかったです。音楽に対する愛情もしっかり伝わってきたし。今回は作品の話だけじゃなくて、こういうシーンの状況でバンドとして何をしていこうと思っているか、そのときに仲間というか精神を共有できるような人たちはいるのか、みたいなことを聞きたかったので、そのあたりについても詳しく聞けて良かったです。流通のやり方も含めて、今回のアルバムがどういう形で浸透していくのか楽しみに見守っていきたいと思います」

司会者「小林さんのルーツについてはこちらの記事にも詳しいので合わせてご参照ください。では次回はどうしますか」

レジー「そろそろ年間ベストの季節に突入する感じなのですが、できればもう1回くらい違うネタやりたいな。まとまり次第って感じで」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

THE NOVEMBERS 小林祐介インタビュー(前編) ニューアルバム『zeitgeist』とそこに息づく哲学

司会者「土曜日こんなツイートがされていましたね」




レジー「はい。というわけで、今回と次回の2回にわたって、THE NOVEMBERSの小林祐介さんのインタビューをお届けします」

司会者「THE NOVEMBERS は11月30日に新しいアルバム『zeitgeist』をリリースします」

レジー「インタビュー自体は10月末に実施したのですが、このアルバムのインタビューとしては最初に行ったものです。作品の話はもちろん、今の音楽シーンについてだったり小林さんのルーツについてだったり、いろいろとお話ししてきました」

司会者「前編となる今回は、主に新譜『zeitgeist』の楽曲について、さらにはその背景にある思想に関してお話しいただいています」

レジー「THE NOVEMBERSに関与のない方にも面白いインタビューになっていると思いますのでぜひ。それではどうぞ」

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---本題に入る前に、小林さんはラルクがとても好きとお聞きしまして。

「はい」

---僕が人生で初めて行ったライブがラルクなんですよ。96年の武道館で、『flower』が出る直前でした。中学3年生の時。

「ああ!sakuraさんがいたとき」

---そうですそうです。そこで『flower』が初披露されて。

「じゃあhydeさんがオレンジ髪のおかっぱみたいなときで」

---たぶんそうだったと思います(笑)。

「毛皮着てましたよね」

---さすがです(笑)。あとでそんな話もしたいなと思ってます。では早速新しいアルバム『zeitgeist』についてお話を伺いたいと思うのですが、レーベルから独立して一作目のアルバムですね。

「はい。『zeitgeist』を作っている過程で独立が決まりまして」

---ああ、そうなんですね。

「今年の5月くらいからレコーディングが始まって、夏くらいに独立することが決まって。なので、「独立する」ということに向けて楽曲制作がどうこうというのは特になかったんですが、歌詞にはそういう状況が現れていたのかなと思います」

---特別な手応えみたいなものはありますか。

「THE NOVEMBERSの歴史の中でも一番「焦点が合った作品」が作れたかなという自負はあります。道徳的なものや倫理的なもの、そういうテーマを追求できたかなと。具体的には、世の中に対して----たとえば音楽シーンに対して、自分を取り巻く環境に対して、それこそ今の時代に対して、否定するというのではなくて「こういう価値観もあるよ」という投げかけであったり、疑うことなく漫然とルーティンとしてやってきたことを一呼吸置いて考えた方がいいんじゃないかっていう問いかけであったり」

---『GIFT』と『Fourth wall』でそれぞれ音楽的に両極に振ったような作品をリリースしたことで今回ど真ん中に行けたというような意識は小林さんの中にはありますか?

「はい、あの2作品があったからこそこの作品を作れたというのはあると思います。『GIFT』と『Fourth wall』については、自分なりの知的好奇心みたいなものをテーマにある意味では実験的に作ったんですけど、『zeitgeist』はあの2作品のまとめというか」

---先ほど歌詞には独立など自分たちを取り巻く環境の変化からくるものが反映されているというお話もあったかと思いますが、いただいた歌詞を見ながら今回のアルバムを聴いていると、言葉が自分の中にぐさぐさ入ってくるような感じがあって。特に気になったのが、何度か出てくる「選ぶか選ばないか選べ」ってフレーズなんですけど。さっきも小林さんがおっしゃっていた「何でも漫然とルーティンでやっていくことへの問いかけ」みたいな意識が集約されている言葉かなと思ったのですが、この歌詞に行きあたったきっかけというか問題意識について教えてください。

「震災以降というとちょっとありきたりですが、それくらいの頃に自分の中で芽生えた考え方です。「何かになりたい」と言うときに「自分自身である」っていう前提を置かないままになりたいものを選んでしまうとか、「自分の今の足元はここだ」っていう前提のない人はどこかに行ったとしてもどこにも行ったことにならないんじゃないかとか、そんな意味を込めています。自分以外の人生を選ぶということはできないわけで、生きていく中で「自分自身を選び取るのか」「自分自身すら選び取らないで何にもならないのか」ということを選ばざるを得ないということを言えればなと」

---やはり震災の影響は大きかったですか。

「そうですね。まさに自分が「疑わなかっただけのふわふわした状態」で生きてきたんだなってのを意識したというか。震災前は「疑っていないという状態」にとどまっていたので、イコール「信じるという行為」に及べなかった。今はありとあらゆるものを疑った後だからこそようやく何を信じるか選べるようになったなと思いますし、そうすることが豊かさにつながるという実感があるからこそこういう歌詞が出てくるようになりました」

---トレイラーでも使われている『Louder Than War (2019)』も、前提のない中で怒っている人たちに「ほんとに怒ってるの?」という問いかけのように思えたんですが。



「そうですね、皮肉というか、何て言ったらいいんだろう・・・あの、感情の赴くままに決行することって実にたやすいけど、その点拳の下ろしどころがわからなくなっちゃうのが問題だと思っていて。特に今の時代はみんなが振り上げた拳の下ろしどころを探している気がして」

---ほんと今はそんな感じになってますよね。

「「キレる」って言葉にも同じような感情を持っていて。僕はこの表現にあまり実感がわかなかったというか、「キレた人」ってのをあんまり見たことがない気がする。昔からなんですけど、たとえばクラスメイトの誰かが「キレた」って言っていたとして、その「キレた」状態で怖い大人たちがたくさんいるところに放り込んでみたいって思うことがあって」

---(笑)。

「「俺はキレた!」っていう人に対して、じゃあTPOを選ばずにめちゃくちゃにやるお前を見せてくれ!って思うんですけど、ちょっと怖い先生が現れるとしゅんとなっちゃうというか。じゃあ「キレる」って何なんだろうって。「狂いたい」とか「変になりたい」とかって願望はみんなあると思うんですけど、なんだかんだ相手と場所を選んでるんだなあという寒さというか。それを越えちゃった人は奇人扱いされるわけで」

---はいはい。

「僕はの子くん(神聖かまってちゃん)のことが好きなんですけど、そのきっかけって、「ちゃんとしてる」って思ったことなんですよ。最初はおもしろさとか、怖いもの見たさで惹かれたんですけど、ステージ上で言ったことと真逆のことを楽屋でしていたり。それについて僕は全然嫌な気持ちはしなくて、逆に自分のやることをまっとうしている、つまり「キレている」ってことをお客さんの前で実行しているように思えて好きになりました。の子くんは、「俺はステージにはこういうモードで立つんだ」ってのを選び取ってるんだと思うんですよ。普段からおかしい人がそのままステージに立ったって、それは普段と一緒なんだから、あくまで「芸」としてはそれにお金払う必要ないですよね。まあ、面白かったらどちらでもいいんですけど」

---「選ぶか選ばないか選べ」ってのはすごく主体的な態度を相手に要求していると思うんですが、一方でこのアルバムには異なる価値観も同居しているように感じています。それは何かと言うと、主体的に選ばなくても「どうせみんな生きていくよ」「簡単には死なないよ」というメッセージもこめられているのかなと。たとえば「生きているのを忘れていても その心臓は止まったりしない(『Wire (Fahrenheit 154)』)」「彼を終わらせるものは 平板で単調で無個性な死だけ 苦悩でも悲哀でも不条理でも憎悪でもない(『Meursault』)」みたいな、別に選ばなくても何も終わらないんだっていう。この2つの考え方は、小林さんの中では矛盾しないものなんですか。

「「生きる」ということを「行為」としてとらえるのか「状態」として捉えるのか、という違いだと思います。たとえば「悲しみで死にそうになる」っていうある種ドラマチックな考え方だったり、「生きる意志さえあれば生きられる」っていう楽観的な考え方、もしくはその逆で「生きる意志を失ったら死ぬ」とか。もちろん「病は気から」っていうのは一理あるとは思うんですけど、気持ちだけで生きたり死んだりしたら人類半分以上いなくなってるんじゃないかと思って。心臓は自分が動かそうと思っているから動いているのではなくて、意志がなくても勝手に動いているという「状態」であって、それをどう豊かにするか、そのために何をするか、どうやって/何のために生きるかという「行為」に自分の意志が反映されていくのだと思います」

---なるほど。

「あと、一方で少し矛盾しているかもしれませんが、「何のために生きるか」と同じくらい「何に生きて何に死んでいくか」っていうことも価値のあることだと思っていて。自分はこのためだったら死ねると言って実際に死んでいく人がいたとして、それは「何に生きたか」っていうことを裏付けるものだったりもするので、「死」そのものが貧しい・欠落であるとはそんなに思わないんです。「自分は○○のために死にたい」って言って目を輝かせている人にそれは貧しいことだからやめろとは絶対に言えない」

---世の中的に「死」という概念は向こうに追いやられている、あまり考えるべきではないものとして扱われている感じはありますね。

「大切な人と会えなくなるからさびしいとか、おいしいものを食べられなくなるのは嫌だなとか、そういうのは確かにあるとは思うんですけど。幸せの絶頂にいる時に「今だったら死んでもいいと思える瞬間」って、僕はまだ味わったことないんですけど、もしそういうものがあったとしたら死ぬのにもってこいだとも思っちゃうんですよね」

---その辺の死生観の話も震災の後で変わったりはしてるんですか。

「そうですね、生きる/死ぬってことについてはずっと思考停止状態だったので」

---考えないですよね。僕も地震の後になってから、「あ、人っていつか死ぬんだな」ってことを日常的に考えるようになりました。

「僕の場合は震災以前の半年間で身近な人が亡くなることが度重なって、震災でノックアウトされたっていう部分があります」

---ここまでお話しされていた「死」と「生」が隣り合っている感じがアルバム全体に通底していると思うのですが、そういうシリアスなトーンが前面に出てきているのがアルバムの8曲目くらいまでで、その後のラスト2曲『Ceremony』『Flower of life』になると、一転して世界が開かれていくような印象を受けました。個人的にはアルバムを通して聴いていて最後2曲になるとすごく安心した気持ちになったんですけど、ラストで明るく終わっていくという構成は意識していた部分はありますか。





「そうですね、意識はしてます。アルバムを聴き終わった時に、何かしらの「豊かさ」が伝わるような仕掛けとして今回はこういう構成にしていますし、今後の作品でもきっとそういうことを考えていくと思います。問題提起とか問いかけとか皮肉とかいろいろ言っても、最後に何かしらの「答え」を用意しておくのが重要だなと。ラストの2曲は自分たちに対してもそうだし、未来とか子供とかそういうものに対して衒いなく素直に歌いました」

---まさに「子」という言葉が歌詞に登場することで、未来につながるイメージが強く伝わるなあと思いました。それと、『Ceremony』の「これでよかったんだ」っていう言葉が、最初に聴いたときからすごく印象に残っていて。『Ceremony』の前の曲あたりまでは聴いてて緊張感を強いられるというか、力を入れて聴く感じだったのが、あそこでああいう音とああいうメッセージが来ると、救われるというか気持ちが解放されていくような感じになったので、作品としてすごく良い終わり方だなと思いました。

「ああ、ありがとうございます」

---『Ceremony』っていう言葉なんですが、過去曲をやるイベントでもタイトルとして使われていますよね。ブログでも「ニューオーダーの曲のタイトルで」と書かれてたと思うんですが。

「はい」

---違ってたら申し訳ないんですけど、最後の『Flower of life』とニューオーダーの『Ceremony』の雰囲気が似ているような気がして。



「あー、はいはい」

---最後の曲に「ニューオーダーの始まりの曲」と似た雰囲気の曲を配置することで、ここからバンドが新しく変わっていくとか、この先新しいものが続いていくとか、そんなストーリーを勝手に妄想してたんですけど・・・(笑)。その辺どうですかね。

「ニューオーダーってところまでは考えてなかったんですけど、新しく物事が始まるとかバンドが歩いていくってのを示唆的に表しているのはおっしゃる通りです。そこまで感じていただけるとありがたいです(笑)」

---良かったです(笑)。

「『Flower of life』と『Ceremony』の曲順が逆のパターンっていうのもメンバーの中では議論として出たんですけど」

---あー、なるほど。

「『Ceremony』が終わりだとただ完結させるだけに過ぎないので、『Flower of life』が最後で、映画でいうとエンドロールで登場人物が駆け出して行って終わるみたいな(笑)、そんな感じになればいいなと」

---『Ceremony』で一区切りあって、最後に『Flower of life』があるのがちょっと後日談ぽくてかつ前向きな感じもするのがいいなと思いました。ニューオーダーと関連した話だと、ブログに書かれていた「レーベルが作るモノの品番1がポスター」っていうのがファクトリーを意識してたりとか、そのあたりのネタが盛り込まれているのが面白いですね。

「ありがとうございます、いろんな人にお会いしてるんですが初めて言及していただけました(笑)」

----------

司会者「前編はここまでです」

レジー「次回はこのアルバムの話から派生して、小林さんから見た最近のシーンについて、そういう中でTHE NOVEMBERSがどういうスタンスでどういう音を鳴らしていくか、ということについて掘り下げています。引き続きよろしくお願いいたします」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

レジー「と言いつつではありますが、次回更新は22日の予定です。それまでしばしお待ちください」

「アイドルブーム」を経て「かわいくて楽しい」が正義になった

レジー「cakesの連載「Perfumeとは「無重力アイドル」である」が無事全3回公開されました。読んでいただいた方ありがとうございました」

司会者「おつかれさまでした」

レジー「いやはや、ほんと大変でしたが無事日の目を見て良かったです」

司会者「アクセスも好調だったようで」

レジー「実数はまだちゃんと把握してないんだけど、デイリーだとホリエモンに次いでアクセス2位とかになってた」

司会者「ホリエモンの次ってすごいですね」

レジー「ね。しばらくそのネタ宣伝していこう。で、今回は最初にその連載のアウトテイクを載せたいなと。あの連載、ほんとは前編中編後編のあとに『LEVEL3』のディスクレビューをつけるはずだったんですよ」

司会者「そうなんですか」

レジー「レビュー自体はできてたんだけど、ちょっと行き違いがあって結局最終の原稿には載せなかったんだよね。せっかく書いたのでそれをここで公開させていただきます。もうあのアルバム出てから結構時間経ってるので今さら感はあるのだが。それではどうぞ」

---
Perfume『LEVEL3』

「かわいくてかっこいい」を同時に突き詰めるとこうなる





Perfumeの最新作『LEVEL3』の発売から、1か月以上が経過した。多くの雑誌の表紙を飾り、また様々なテレビ番組に出演するなど、グループとしての露出の多かった発売前後の期間をファンとしてとても楽しく過ごした。チャートでも当然のようにウィークリー1位を獲得し、Perfume人気がいまだ盤石であることが証明される結果となった。

『LEVEL3』購入後、何度なくこのアルバムを通して聴いた。「ドームでのライブを想定して作ったアルバム」というだけあってステージ映えしそうな曲が多く、パフォーマンスを見るのが本当に楽しみになってくる。ただ、そういった「単純に楽しい、かっこいい」という感触以上に自分が感じたのは、「これは今のPerfumeが出すべきアルバムとしてふさわしい作品だ」という圧倒的な説得力である。

本人たちもインタビューで語っている通り、今作は「フロア対応のダンスアルバム」である。より「聴き手に踊ることを要求するような」アレンジにチューンナップされた既発曲が立て続けに迫ってくる冒頭の展開だけでも、このアルバムが提供する音楽体験のインパクトの大きさを存分に体験できる。特に、『Magic of Love』に新たに加えられたイントロ(シングルバージョンにはイントロがなく、3人の歌いだし一発で始まる)を初めて聴いたときには深夜の自宅で思わず大きな声をあげてしまった。あーちゃんの言葉を借りれば「メロディアスかつドラマチックに変身した」この曲、イントロのフレーズがそのままボーカルのメロディと絡み合っていく展開はいつ聴いても気持ちが一気に高揚する。それゆえに次の『Clockwork』の抑制の効いたトラックが余計に心地よく響くわけで、思わず「中田ヤスタカいい仕事してるなあ」なんて上から目線の感想が口をついてしまう。

アルバムの中盤以降も、「とにかく盛り上がろう」というシンプルな歌詞とそのメッセージをそのまま音にしたかのような強烈なビートで構成された『Party Maker』や、「3人の声を単なる素材として使う」という贅沢な手法を駆使した『Sleeping Beauty』から海外展開におけるシンボル的な楽曲となっている『Spending all my time』へ続く流れなど、「ダンスアルバム」としての見せ場は随所にやってくる。もちろんこれらの楽曲もアルバムの聴きどころの一つではあるのだが、個人的には『Party Maker』からメロウな『ふりかえるといるよ』を挟んで続く『ポイント』『だいじょばない』の2連打をアルバムのハイライトとして推したい。それぞれシングルのカップリング曲としてリリースされていたこの2曲の流れには「強迫的な音でフロアをアッパーに盛り上げる」だけではないPerfumeの魅力、女性らしい繊細さやかわいらしさが詰まっていて、アルバム全体における重要なスパイスとなっている。





「ダンスアルバム」としての強度と女性らしいしなやかさの共存。今作の完成度は、前々作『⊿』でのダンス方面へのアプローチと前作『JPN』における等身大のPerfumeの魅力の伝達、それぞれに向き合ったからこそ生まれたものであり、彼女たちのディスコグラフィの流れで考えれば「今のPerfumeが鳴らすべき音」としてジャストである。そして「日本の女性としての良さを残しつつグローバル仕様のダンスミュージックで勝負する」という現在の路線は、彼女たちの世界戦略においてもその成果を最大化するための最適なアウトプットと言えるだろう。すでに各国の配信チャートでも好成績を収め、さらにはフィジカルでのリリース要望が殺到しているというのはその証拠として充分である。海の向こうでも着実に増えつつあるPerfumeの魅力に感染する人々に、このアルバムをライブで初めて体験できるのは日本だということを力いっぱい自慢したい。
---

司会者「アルバムに続いて、新曲『Sweet Refrain』が早速リリースされます」



レジー「これ踊ってる長澤まさみかわいかったなあ」

司会者「「都市伝説の女」のエンディングですね。もう動画は削除されちゃったんでしょうか」

レジー「僕は放送されたの録画したからね。永久保存版ですわ」

司会者「cakesの原稿では「今のアイドルブームのきっかけを作った存在」としてのPerfumeにスポットを当てましたね」

レジー「特に前編ではそういう話をしました。そういや最近「アイドルブーム」的な言説が一時期に比べて減った気がするんだけどどうなんだろう」

司会者「殊更に持ち上げるようなムードは過ぎ去ったんですかね」

レジー「夏のロックインジャパンに続いてカウントダウンジャパンでもアイドルたくさん出るの発表されたけど、まあ既定路線だもんね。この辺りの流れはこちらの記事をお読みいただければ

司会者「前田あっちゃんの出演くらいですかね想定外だったのは」

レジー「さすがにびっくりしたけど、あれは「アイドル枠」っていうよりは「女優枠」で考えた方がいいと思うんですよ」




司会者「なるほど」

レジー「余談ですが2011年にgalaxias!で出た柴咲コウ超かわいかったよ」



司会者「見せ方を知ってますよね」

レジー「うん。そんなに前で見てたわけじゃないのにかわいさが伝わってきた。話戻すと、今年は「ポストアイドル戦国時代」なんて言われ方もしたけど、アイドルというものがブームから定着に向かっていく1年だったのかなあとか思いました」

司会者「「あまちゃん」もありましたしね」

レジー「そうそう、もう何か今「ご当地アイドル」とかってものが普通に認識されてるわけじゃないですか。NHKで毎朝あんなの見せられてたらそりゃ定着するよね」

司会者「そもそもはご当地アイドルとして出てきたNegiccoも今年は支持基盤を広げました」

レジー「そうね。アルバムも良かったし、ともすれば「使い捨て」みたいなこともあり得るアイドル界隈で長期戦を経て人気が出たのは素晴らしいなあと思いました。で、肌感覚でいうと、アイドルってもの自体が物珍しくてとりあえず盛り上がっちゃうみたいなムードはもう終わったんじゃないかな。「アイドル聴いてる俺かっこいい」的なやつもさすがにもうワークしないでしょ。まだいるのかなそういう人」

司会者「ただ普通に良いものは良いって感じで受け入れられていく感じになるといいですね」

レジー「バンドものだっていいものがあれば悪いものもあるわけで、まあそういう当たり前の状況に向かっていくだろうし、その中で淘汰も進んでいくんじゃないかなあとも思います。で、ちょっと最近気になってるのは、「アイドルブーム」みたいなものがあったことによってその周辺にも影響が出ているんじゃないかなと。たとえばちょうどtofubeatsがメジャーデビューしましたけど、彼の注目度の高まりの要因の一つとしてアイドルシーンにおけるポジションの確立ってのはかなり大きいと思うんですよ」

司会者「リリスクのアルバム素晴らしかったですね」



レジー「それもそうだし、マルチネと女子流の絡みだったりとかもね」

司会者「メジャーデビュー盤では森高千里とコラボしてます」





レジー「これも流れとして完璧だなあと。森高千里って、「アイドル」の概念を拡張した存在でもあると思うんですよ。楽器もやって曲も作って、でもアイドル的なスター性は手放さなかった人。そういうある意味では「歴史上の人物」なわけで、そんな人を今のシーンのキーパーソンであるtofubeatsが担ぎ出して作ったこの曲ってのはなんか「アイドルブーム」への「トドメ」みたいな感じがしたなあ。一回区切りを作ってしまったような気が」

司会者「なるほど」

レジー「あとちょっと違う切り口でいうと、アイドルの一番根源的な素晴らしさって「女の子たちが歌って踊ってるのは可愛くて楽しい」みたいなプリミティブなところだと思うんですけど、わりとそういう快感原則に忠実というか、そういうの衒いなくやっちゃう感じがアイドル以外のところでもぽこぽこ出てきてるような気がするんですよね。僕最近Shiggy Jr.の『Saturday night to Sunday morning』がもう死ぬほど好きで毎日聴いてるんですけど」





司会者「ツイートしまくってますよね」

レジー「宣伝せずにはいられない。この方たちのルーツとか全然知らないんだけど、これも「アイドルブーム以降の音」って感じがするんだよね。なんかアイドルブームを通過したaiko、みたいな」

司会者「あー」

レジー「個人的な印象として、こういう「とにかくポップで可愛くて楽しい」みたいな音って、渋谷系的なギターポップが消費されつくしたあと一時下火になってた気がするんだけど、アイドルが流行る中でこういう感じの音が見直された側面があるんじゃないかなと思うんだよね。どうなんだろうか」

司会者「そういう文脈のピークポイントとして去年トマパイのアルバムがあったとも言えるんですかね」



レジー「ねえ。で、アイドルからちょっとずれてアニメ周辺を見ると声優の人たちのそういう音のアルバムが出てたり。僕は花澤香菜しか聴けてないんですけど。あと『ドラマチックマーケットライド』も今年でしょ。これいい歌だよなあ」



司会者「インスタントシトロンの片岡知子さんの作曲です」



レジー「アニメ周りは完全素人なので迂闊なことは言えないんですが、アイドルとかアニメとかある種「周縁」とされていたジャンルでの動きが「本流」のポップスシーンに影響を与えてる部分がすごくあるんじゃないかなあと。まあもはや「周縁」も「本流」もクソもないってことなのかもしれないけど。最近すごく評判の良い住所不定無職のアルバムなんか、こういう流れが全部合わさったところにある作品なんじゃないかと思う」





司会者「メンバーがハロプロ好きだったりするみたいですね

レジー「なんかそうやっていろんな鉱脈がつながってて面白いなあと思います」

司会者「ではぼちぼちまとめていただきたいのですが。Perfumeの話から「アイドルブーム」が残した影響みたいなものについて話してきました」

レジー「そうですね、ここまでの解釈が妥当かわからんけど僕の中では一本の線できれいにつながってるんだよなー。共感してもらえる人がいたら嬉しいです。で、僕がアイドル好きなのって、もちろん女の子が好きってのもあるけどやっぱり「楽しいポップソング」が多いからなんですよ。そういう魅力が、ジャンルの壁を飛び越えてどんどん広がっていったらいいなあと思います。あ、住所不定無職については竹内正太郎さんのアルバムレビューが超かっこよかったのでぜひ読んでみてください。今回はこんな感じで」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「次はちょっと特別編になりますね。近々予告があると思いますのでしばしお待ちください」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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