レジーのブログ LDB

「歌は世につれ、世は歌につれ」でもなくなってきた時代に。  ※15/4/23 世の中の状況を鑑みてfc2からこちらに移しました

ご連絡はレジーのポータルの「contact」よりどうぞ。(ブログ外の活動もまとめてあります)

2014年08月

ロックインジャパンについての雑記13 - 2014年もステージの上は最高だった

ひたちなか、4日間開催、雨

レジー「今年もロックインジャパンに行ってきました」

司会者「なんかもうずいぶん前のことの気が」

レジー「僕行ったの後半2日間、9日10日なんだけど。いろいろバタバタしててね。しかし2週間くらいでずいぶん前ってのも、ネットの情報環境のスピードを感じてしんどくなるね。昔は1ヶ月くらい先に雑誌に出るのすごい楽しみにしてたのに」

司会者「ご存知のとおり、今年は土日×2という4日間開催になりました」

レジー「3日間行くのに比べるとフェス感は薄れるよね。まる1日滞在する日がないわけで。キュウソネコカミが開催期間中に「週をまたぐとだるい」みたいなことをサイトに書いてて面白かった。この人たちのネタってあんまり面白いと思ったことないんだけど、これは素晴らしく面白かった」

司会者「10日にはまとまった雨も降りました。結構久々だったんじゃないですか」

レジー「あんま記憶にないわ。ハイエイタスのときほんと豪雨だったよ。細美さんは大喜びだったけど」

司会者「曲とシンクロして降ってましたよね」

レジー「すごい神々しい感じになってた。ハイエイタスは今年出たアルバム相当良かったから見に行ったけどかなりかっこよかったなあ。しかし結構複雑なことやってるのに前方の人たちはほかのバンドと同じように盛り上がっててすごいなあと思いました。やっぱり「エルレの人」がやってるってのが大きいのかな。そういう文脈なくああいう音のバンドが出てきて同じように支持されるのかな、とか考えてしまった」

司会者「天気の話でいうと、10日の朝に雷か何かで会場への動線が一時ストップしてましたね」

レジー「そうなのよ。のんびり出発したらこれにはまって、レイクトップバッターだったパスピエに間に合わなかったんだよね。最後2曲しか見れなかった。痛恨」

司会者「まあこういうこともありますよね」

レジー「ちょうどそのときのバス列にチキパのメンバーも並んでたよ」

司会者「お客さんと同じ移動方法なのか」

レジー「移動ユニフォームみたいなやつを着てたよ。アイドルストリート所属のグループはユニフォーム持ってる、ってことでいいのかな。あそこだけTIFみたいだった。とりあえずほかにも見たものを列挙しておくとこんな感じ」

9日
アイドルタイム最初から最後まで、宇宙まお、くるり、きゃりー、ソウルフラワー、ゲス、真心、CAPSULE

10日
パスピエ最後2曲、中田裕二半分くらい、前田敦子、アイドルタイム最初から最後まで、インディゴ、ハイエイタス


司会者「特に良かったアクトとかありましたか」

レジー「どれも見どころあったけど、最高に楽しかったのはCAPSULE。あと個人的に印象に残ってるのソウルフラワーかなあ。まずはそこから話を始めましょうか」


ソウルフラワーユニオンとくるりとロックフェスティバルにおける「多様性」

司会者「ソウルフラワーですが、パークステージにてゲスの極み乙女。のひとつ前の出番でした」

レジー「明らかにゲス待ちの人たちがたくさんいたよ。てかやたらとキュウソバスタオルかけてる人たちがいっぱいいたんだけどファン層かぶってるのね。環境的にはわりとアゲインストだったと思うんだけど、最終的にはそういう人たちも含めて“海行かば 山行かば 踊るかばね”で盛り上がってる感じがあってよかった」



司会者「曲の最後にポリティカルなメッセージも発してましたね」

レジー「いろいろ言ったあとそれがおっぱいコールになったのが良かった。そういうユーモアみたいなものが必要だなと改めて思いました」

司会者「“満月の夕”もやってました」

レジー「あれは日本のクラシックだよね。もっと歌い継がれるべき曲。この動画知らない人は全員見てほしいですね」



司会者「ソウルフラワーみたいな単に「ロック」とは言い切れないような音楽をやってる人たちがこういうフェスに出てるのは意味がありますよね」

レジー「うん。ゲス待ちの人ひとりでも何か感じたものがあったらいいなあと思う。そういう意味で言うと、同じ日にグラスに出てたくるり、鍵盤でソウルフラワーの奥野さんも参加してたけど、新曲の“Liberty&Gravity”もそんな感じで聴き手に新しい音楽体験を提供するものだなと思いました」



司会者「くるりはでんぱ組の裏でした」

レジー「生バンドでんぱ組も魅力的だったんだけど、この前NHKでやってた「ザ・レコーディング」が相当良かったのでグラス行きました。“三日月”とか聴けてよかったです。しかしきゃりーより人少ない感じだったなあ。どうなんだろ」

司会者「人気者待ちの今のお客さんとは噛み合わせが良くない感じなのかもしれないですね」

レジー「その辺は「夏フェスのリアリズム」に負けずにこういうバンドがちゃんとメインステージでやれるフェスであってほしいなあとか思っちゃいますね。僕見ずに帰っちゃったけど最終日のユニコーンの時はセカオワ待ちのお客さんと多少ハレーションがあったみたいだし。去年からひたちなかに女性グループアイドルが出てきてロックフェスがホームだアウェーだって話になってたけど、ある意味ベテランのロックバンドにとっての方がよっぽどアウェーなんだよね。真心も中田裕二も人少なかったよ」

司会者「確かに「邦ロック」を現役で聴いてる若い人たちからすると出会うきっかけがなかなかないアーティストではありますよね」

レジー「そうなんだよね。メディア会社がやるフェスだみたいな矜持がまだあるのであれば、多様な音楽性を持った人達が出演するという「メディア性」は維持されるといいなと思います。で、その一方で今が旬の人たちを出演させるというのもメディアの大事な役割なわけで、次はそんな人達の話を」


ゲスとインディゴ、時代の中心にいる川谷絵音

司会者「ソウルフラワーからの流れでゲスの極み乙女。を見ましたね」

レジー「あと翌日にインディゴも見たよ。ゲスは初めて、インディゴは2年前にNESTで見て以来。ゲスの人気がほんとにすごかった。パークステージ入場規制だったんだよね」

司会者「裏のグラスがガラガラだったとか」

レジー「今急に矢沢永吉って言われてもねえ。あとインディゴもバズステージの外まで人がいた。2日間いくつか自分が見た中で、インディゴのライブが一番「ザ・ロキノン」なノリだったな。以前川谷絵音のインタビューで「インディゴは一度バンドシーンに入る必要があると感じた」とかって言ってたけど、その目的は達成されてるような気がした。前この記事でも書いたけど4月に出たアルバムすごい良かったしそれなりに成果が出てるんじゃなかろうか」



司会者「“緑の少女”もやってました」



レジー「インディゴ知ったのこの曲だったけど、これほんといい曲だよね。で、ゲスは初めてで、さっきも言ったとおり人いっぱいでステージあんま見えないくらいの感じだったんだけど、こりゃ人気出るわってのがすごいよくわかった。いろいろテクニカルなことやってるんだけど、曲の中に必ず「ひとつになって盛り上がれるわかりやすいフック」が仕込まれてるよね。この感覚ってクリープハイプのライブ見たときにも思ったんだけど」

司会者「手を挙げやすかったり、声を出しやすかったり」

レジー「うん。以前こういうツイートしたんだけど改めて確信をもちましたね」




司会者「あー」

レジー「個性的ぶりたいけどほんとは食べやすいものがいい、みたいな人の気持ちをばっつり掴んでるんだと思う。個人的にはゲスって「洗練された、もしくは漂白されたかまってちゃん」って印象なんだよなあ。あと新曲すごい好き」



司会者「これもやってましたね」

レジー「うん。で、この曲は新曲ってのを差し引いても自分の周りそこまで盛り上がってなかったんだよね。これってたぶん「ライブ向けの分かりやすいフック」みたいな作り方から少し離れたからかなとか思いました。バンドシーンがどうとかじゃなくてもっとレンジの広いところを見据えて舵を切ってるんじゃないかなと。ここの動きはパスピエに通じる部分もあるけど、そういうの狙ってできるのがほんとすごい。しばらく今の音楽シーンはこの人を中心に回っていく部分もありそうだよね。インディゴの時に言ってたこのMCも凄まじかった。何考えてるんだろう」





ひたちなかの誇り、サウンドオブフォレスト

司会者「今年のトピックの一つとして、昨年末の幕張から続けて前田敦子が出演しました」

レジー「フォレストで見ましたよ。シーサイドステージがない今、あのステージは今ひたちなかで一番いい場所だなと思う。あっちゃんの時間帯は僕行った土日では数少ないすごく暑い時間帯だったな。最近のあっちゃんはどんどん可愛くなってるよね。可愛いというかきれいというか。リラックスしてる感じがすごく出てる」

司会者「やっぱりプレッシャーって顔立ちに影響するんですかね」

レジー「きっとそうなんだと思うよ。ステージング自体も肩の力が抜けた感じですごく良かったです。歌唱力自体は・・・って部分はもちろんあったけど、楽しそうだった。AKBの真ん中で歌ってる時と比べると「無印」のアクトとして出ていけるのがいいのかなとか思いました。まあただ毎年あっちゃんが出る意味があるのかは正直わからんけど。女優枠なら柴咲コウとかが見たい。で、フォレストの出演者で言うとやっぱりCAPSULEですよ。今年一番楽しかった」

司会者「土曜日のフォレストのトリでした」

レジー「裏にtofubeatsがあって一番悩んだ時間帯で。しかもアジカンが“透明少女”をカバーしたなんていう話もあって。でも僕はCAPSULEを選んで良かった。あの時間帯のCAPSULE最高だよね」




司会者「去年に引き続き最高だったと」

レジー「去年レイクで見て「中田ヤスタカは男の夢」って感想を持ったけど今年も同じくですね。アルバムも出るようなので楽しみです。出演者のパフォーマンスの話はこんな感じかな。ここからはこのフェスの運営的な部分でいくつか気になった点があったりしたので、備忘も兼ねて書き残しておきたいなと思います。その話は次回ということで」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

アイドルと自意識、アイドルの自意識18 - 夏の思い出、TOKYO IDOL FESTIVALについてのよもやま話

やっぱり楽しかったTIF、拡大基調の行方

レジー「もうすでに1週間以上前になりますが、8/2、8/3の土日に開催されたTOKYO IDOL FESTIVALに行ってきました」

司会者「8/9、8/10のロックインジャパンも挟んだのでずいぶん前に感じますね」

レジー「そうね。ひたちなかの話はまた改めて。TIFの日もロックインジャパンと重なってたんだけど、去年の楽しすぎた記憶が残ってたのであまり悩まずTIFのチケットをとりました」

司会者「去年の様子についてはこちらの記事でどうぞ

レジー「ほんと反芻しちゃうくらい楽しかったんだけど、今年もやっぱり同じくらい楽しかった。最高だなあのイベント」

司会者「行った方大体そうなってますよね」

レジー「去年も感じたこととして、あえて客観的な言い方をすると「ライブに接触にとアイドルという文化のいろんな楽しみ方が凝縮されてる」んだよね。で、今のシーンを支えてる演者とファンの近さがイベント全体で実現されてるのが素晴らしい。適度にゆるい感じで」

司会者「相変わらずアイドルがその辺にたくさんいましたね」

レジー「あれほんと良いよなあ。普通に屋台でご飯食べてたり、ライブ前後で客と同じ動線歩いてたり。ビラ配ってる人たちもいっぱい。途中ダイバーシティ行ったとき建物の中で衣装着た美少女とすれ違ったんだけどあれは誰だったんだろうか」

司会者「その距離感の象徴とも言える物販スペースですが、今年は例のAKBの事件があったせいか入口で荷物チェックが行われていました」

レジー「すごい列ができてて最初面食らったけど、思ったほどは待たされなかったかな。中入っちゃえば去年と一緒で超楽しかった。僕行ったとき吉川友が普通に接客してたよ。迫力あった。あと「演者とファンの近さ」だけじゃなくて、ファン同士の交流みたいなのもありますよね。僕も今回初めてガリバーさんと宗像明将さんに挨拶させていただきました。その節はありがとうございました」

司会者「ガリバーさんといえばSKY STAGE、湾岸スタジオの屋上にある名物ステージにいつもいる人として有名です」

レジー「あのステージ、いろんなフェスあるけどそういうの見渡しても上位に来るいいステージなんじゃないかな。お台場のビルの屋上、背景にフジテレビの球体って結構すごい絵だよね。エレベーターがなかなか来なくて渋滞したりエレベーター降りてからも階段がハードだったりと動線がしんどいけど、ほんとあそこに1日いてもいいと思っちゃう。さすがに暑いけど」

司会者「ステージの話で言うと、今年はフジテレビ本社前とダイバーシティ前にもステージが設置され、さらに去年はゼップを使っていたメインステージ扱いのHOT STAGEがフジテレビの夏のイベント「お台場新大陸」内に移りました」

レジー「結局フジ本社前は行かなかったな。ダイバーシティはちらっとだけ見たけど、普通の買い物客とかも見れるという意味では「アイドルカルチャーの日常化」みたいな話で良かったのかもしれない。ただ、HOT STAGEの風情のなさはなんとかならんかったのかね」

司会者「たどり着くまでにフジテレビ関連のイベントブースの近くを歩いていく感じになってました」

レジー「さすがに居酒屋えぐさいるとか見えてくるとちょっと気持ちが萎えた。で、今回メインステージをここに移すにあたって、公式パンフレットにこんなことが書いてありました」

今年はメインステージであるHOT STAGEを、フジテレビの夏のイベント「お台場新大陸2014 新大陸ドキドキランド」内に設置。今までのライブハウスでの開催から、野外ステージへとメインステージが移行したことで、よりフェスらしさを味わえる環境へと進化した。

司会者「やっぱ夏フェスは野外でしょ!ってことですかね」

レジー「野外がフェスにとって必須条件なのか?みたいな話は別途論じる価値があるのかもね。最近の都市型サーキットはライブハウスだけでもそれなりに「フェス感」ってあるし。それに単純に野外ステージが欲しいってことであればSMILE GARDENがあるじゃんとも思う」

司会者「フジテレビとの組み方みたいなことも含めて、今回は規模を広げる方向に行ったってことですよね。ステージ数も増えたし」

レジー「今後のこのへんの舵取りはイベントとして超重要だよね。去年TIFに行ってほんと面白かったのは、フリー入場のスペースがあるのにある種箱庭的というか、アイドルとアイドル好きな人たちだけで作られた楽園!みたいな感じがしたところなんですよ。双方によるDIYというか。去年の繰り返しになるけど感覚的にはインディーファンクラブとかに近いのかもしれない。あとエアジャムとかね。で、アイドルというものがブームから定着に至る過程で規模を大きくする、「一般層」も射程に入れるってのは至極真っ当なプロセスだと思うんだけど、ここのバランス間違えると「デカくなったけどだいぶ違うイベントになっちゃったなあ」ってことになりかねないよね」

司会者「エアジャムだと思ったらロックインジャパンになってた、的な」

レジー「今の良さを残しながら規模をでかくする、そういう方向に行ったらいいなあと思います。ここについては湾岸スタジオ周りの今あるステージを維持さえしていれば十分に実現できるのかもしれないけどね」


今年もすごかったHKT48、そして「あるべきアイドル像」と指原莉乃

司会者「特に見たいグループはあったんですか」

レジー「それはもう、去年に引き続きHKT48ですよ。さっき言ったHOT STAGEに行ったのはこの人たちの時だけだったね」



司会者「混んでましたね」

レジー「去年ゼップで見たときはわりと快適に見れた記憶があるので、場所が違うから一概には比較できないけどだいぶ状況変わったなと思った。だてにあれだけ総選挙にランクインしていないなと。自分も「HKT48のおでかけ!」見てるうちにキャラの理解が進んだので去年より楽しかった」

司会者「継続して深夜に番組やってるの大きいですよね」

レジー「うん。秋吉ちゃん大人になってる!とか」

司会者「去年と同じくAKBの曲も含めて有名曲を投げ込んできました」

レジー「今年も“言い訳Maybe”やってたんだけど、センターポジション、つまりあっちゃんのところにいるはるっぴがすごかったよ。なぜかすごいグッときた。あの人はステージ上でほんと映えるよね」

司会者「どんどん美人になっていってる気が」

レジー「ね。この前の総選挙だとHKTから選抜にはさっしーと咲良ちゃんが入って、僕も咲良ちゃんに投票したけど、来年はるっぴも選抜に入ったらいいなあと思った。」

司会者「HKTの前にはミスiD関連の人たちが出てましたね」

レジー「HKT混みそうだからちょっと早めに行って、後半から遠巻きに見てました。この中で「アイドルは処女じゃないといけない」ということをかなり直接的な表現でステージ上のミスiD候補者が言う展開があったんだけど、これのあとにHKTが出てきて、さらに「嘘をついてたこと」みたいな話の流れからなつみかんが「さっしーも彼氏いたのにいないって嘘ついてたじゃん」って突っ込んだのすごいメッセージ性があるなと思いました」

司会者「処女云々とかそういう議論が無効化されてる人が中心に立って大きくしたグループですからね」

レジー「うん。去年さっしーが選挙で1位になったとき、「「処女である」という建前がない子が1位になったことは本当に大きい、これで多くの女の子が自由になれる」みたいなツイートを見かけたんですけど。もちろんまだまだアイドルをそういう目、処女信仰ばりばりで見てる人たちはいるとは思うんだけど、実際にはもっと総合的なエンターテイメントになってきてるんじゃないかなあという印象があります。前この記事でも書いたけど、いわゆる「偶像的なアイドル」「アイドルらしさを強要されたアイドル」ってものは限りなく「想像上の生き物」になりつつあると思うし、「アイドルらしいアイドル」ですら一周回って選び取ってたりするわけで、そのあたりの状況認識を更新しないままでの「タブーに触れてやった」的スタンスはもう機能しないんじゃないかなと思った。先ほどの記事で触れている『アイドルの読み方』の著者である香月孝史さんのツイート、まさにその通りだなと」





2014年のTIF、堪能の記録

司会者「HKT以外の楽しかったアクトなどあれば」

レジー「その前にいきなり見てない人の話になっちゃうんだけど、夜のSMILE GARDENのライムべりーがすごかったそうで。結局去年も今年も夜は会場出ちゃってるからその時間の雰囲気を体験したことがないんだよね。来年こそは。で、楽しかったアクトね。もう何と言ってもラッキーカラーズですよ。運命の出会い」

司会者「大げさですね」

レジー「今回のTIFって、基本的にはあんまり計画を立てずにその場の流れで見るものを決めようと思ってたんですよ。初日はSMILE GARDENでGALETTeとダンドル見て、その後とりあえずSKY STAGE行ったんですよね。そしたらそこでたまたま見ました、ラッキーカラーズ」



司会者「曲はこんな感じなんですね」

レジー「これはちょっとカリスマドットコムみたいだよね。全体的に勢い重視の曲はなくて、ダンスナンバーって感じの雰囲気が強かった。そしてカノンちゃんの顔がタイプすぎてずっと見てしまった。そしてそのまま物販に行った」




司会者「去年のテイクオフ風花ちゃんと同じ展開ですね。たまたま見たライブで好みの子を見つけて物販に行くという」

レジー「握手は翌日行ったんだけど、CD1枚で2人と3分くらい話しました。濱野さんの地下アイドル論考の理屈でいうと「コスパがよい」ってやつだよね」



司会者「まさかこの本で語られていることの意味を体感するようになるとは」

レジー「去年のTIFの女子流の握手なんて、CD1枚で1人1秒×5って感じだったからねえ。誇張でもなんでもなく」

司会者「ラッキーカラーズですが、今年の夏はもうライブはないみたいです」

レジー「残念です。イベントをガンガンやって、って感じじゃないのかな。仮面ライダー鎧武やらめざましテレビやらにも出てるし、そもそもがティーンズモデルみたいだから歌や踊りがメインじゃないのか」

司会者「それゆえビジュアルレベルは高いですよね。夢アド的な」

レジー「またイベントあったら行きたいな。他にSKY STAGEだと、バーサスキッズっていうローティーンのアイドルの次にG☆Girlsというパンチあるお姉さんたちが出てきてここのギャップがすさまじかった」

司会者「G☆Girls出てきたら後ろの方にいた人みんな前に行きましたね」

レジー「いきなりビキニみたいな恰好で出てきたらそりゃ前行きますよ。パフォーマンスの話で言うと、SKY STAGEで見たアイドルストリートの選抜チームとSMILE GARDENで見たGEMがよかったです。あの界隈初めてちゃんと見た。ああいうしっかり踊れる人たちがダンス&ボーカルグループという看板を掲げつつも「アイドル」売りされてるのになんとなく時代を感じる」



司会者「SMILE GARDENではRev.fromDVLも見ましたね」

レジー「そう、橋本環奈ちゃん。顔そのものがかわいいというより、表情が豊かで遠くから見てもよくわかるって印象でした。あとは5月以来のTPDがやっぱりすごかったのと、リリスク→ライムベリー→クルミクロニクルの並びが当然のように良かった。こういう「何かのイベントで普通に見そうな人」はできるだけ除外してたんだけど、このかたまりはついつい足を運んでしまいました。ただ、改めて思ったけどこの辺のアイドルだけ聴いて「アイドル多様化の時代!楽しい!」とか言ってるのはやっぱり実態とずれてるよね」

司会者「2年くらい前はまさにそういうふうに言ってましたよね自分で」

レジー「ほんとお恥ずかしい話で。この人たちもあくまでも今のアイドルカルチャーの「一部」であって、そういう中で実力と運があって特定層から強烈に支持されている。で、この人たち以外にも魅力的な人たちはもちろんたくさんいて、さらに言うと「魅力的」の定義がその人のアイドルとの接し方によっていろいろ違う。そんな構造は忘れちゃいけないと思いました」

司会者「わかりました。長くなってきたので一旦今年のTIFについてざくっとまとめてもらえると」

レジー「いや、基本的には今年も超面白かったです、以上、ってことでしかないんだけど。シーンの全体観のわかる貴重なイベント、であると同時に頭溶け出してくるような楽しさのあるイベントなのでこの先もぜひ続いていってほしい。ただ、合わせて規模拡大と純度のバランスみたいなところはぜひ模索していってくれたらなあと思います」

司会者「マナー関連の問題も出てきてたみたいですし、運営として規制と自由の距離感って話は今後出てきちゃいますよね」




レジー「そうね。なんかこれは仕方ないというか、ライブカルチャーとユースカルチャーが組み合わさると同じ事が起こるってことなのかなというのが現状での感想です」





(おまけ)「TIF下北沢Queステージ」で示されたJ-POPの未来

司会者「3日は夕方にお台場を出て下北沢のQueへ行きましたね」

レジー「Shiggy Jr.のリリースパーティーに行きました。TIF帰りの人もぱらぱらいたっぽいな」



司会者「環ROYとふぇのたすとの対バンでした」

レジー「どっちも初めて見たんだけど、環ROYいきなり七尾旅人と共演した曲から始まって楽しかった。DJつきじゃなくて自分でトラック流してるの新鮮だった。ふぇのたすはShiggy Jr.と志向してるものが近いような感じがしたなあ。TIFに引きつけて考えると、アイドルブーム以降のJ-POPのあり方というか。客席とのコミュニケーションの仕方とか、あと「生楽器」「生演奏」にこだわらない感じとかも」



司会者「以前この記事でまとめた内容と近いですね。形式にとらわれず、まっすぐにポップであることが許容される時代になってるのではという」

レジー「Shiggy Jr.の“summer time”の2番繰り返しの後のサビでオケが薄くなる感じとか、最近のアイドルマナーに則ってるなとも思うし。個人的な印象として昨今の東京のアンダーグラウンドでうごめいている人たちは音楽の「縦軸」というか、これまでの音楽の流れ、歴史を意識しながら音を鳴らしている人たちが多いと思っているんですが、Shiggy Jr.とかふぇのたすは「縦軸」よりも「横軸」、今の時代の商業フィールドの動きとリンクしながら大きいところを目指そうとしてる感じがあるなあと。2日間アイドルのステージにいろいろ接してからこの2バンドを見たけど、地続きなものを感じて面白かったです。おまけなのでこのくらいで。次回は最初に言った通りロックインジャパンについてやると思います」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

リリースパーティー直前! Shiggy Jr. 初のメンバー全員インタビュー

司会者「予告通りインタビュー企画ということで」

レジー「はい。このブログでたびたびプッシュしているShiggy Jr.なんですが、これまでインタビューさせていただいたのはボーカルの池田さんとギターの原田さんの2人で、新メンバーでもあるベースの森さん、ドラムの諸石さんの生声を届ける機会がありませんでした。というわけで、今回はShiggy Jr.バンド全員インタビューをお送りします」

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司会者「森さんと諸石さんにフォーカスした企画ですね」

レジー「そうね。お二人のこれまでのバンド遍歴やShiggy Jr.への加入について語っていただきました」

司会者「前回のインタビューで、森さんと諸石さんは自分たちのことを「グルーヴメイト」と言っているという発言が池田さんからありました」

レジー「インタビューしててそういう絆を感じましたね。そのあたりの話もがっつりしてます」

司会者「Shiggy Jr.は明日8/3に『LISTEN TO THE MUSIC』のリリースパーティーを下北沢で開催しますね。環ROYとふぇのたすも出演します」



レジー「僕はTIFからはしごします。特に明日参加される方は、このインタビューを読んでShiggy Jr.というバンドへの理解を深めたうえで下北沢に行くとイベントをより楽しめるかもしれません。これまでのインタビューなどをまとめておきますので、そちらもぜひ。それではどうぞ」

レジーのブログ 『LISTEN TO THE MUSIC』リリース直前、Shiggy Jr. が語る「バンドの現在地と目的地」 (前編) 
レジーのブログ 『LISTEN TO THE MUSIC』リリース直前、Shiggy Jr. が語る「バンドの現在地と目的地」 (後編) 
ototoy 大躍進中!! Shiggy Jr.、新作ミニ・アルバムで今夏ポップの王道を突き進む! リリース& インタヴュー
HMV ONLINE 無人島 ~俺の10枚~ 【Shiggy Jr. 編】


リップスライムとお酒の話

----『LISTEN TO THE MUSIC』が発売されて、リード曲のPVも発表されました。反響はどうですか。

原田「今まで知らなかったけど試聴機で聴いて買った、みたいな反応をツイッターで見かけて。そういうのはすごく嬉しいですね」

---店頭に並ぶとこれまでとは違う層にもアピールできますね。あとPVを見させていただいたんですけど、リップスライム好きなんですか?(注:“LISTEN TO THE MUSIC”のPVは、リップスライム“BLUE BE-BOP”のPVのオマージュとなっている)

Shiggy Jr. “LISTEN TO THE MUSIC”


RIP SLYME “BLUE BE-BOP”


池田「今回のPVの監督の勝見さんが、“BLUE BE-BOP”のPVの監督さんをすごい尊敬してて」

---あー、なるほど。

池田「リップスライムってポップでかっこいいことをやってる「すごい人集団」なのに、アー写やPVだとちょっとふざけてるみたいな感じを貫いてるじゃないですか。遊び心があるというか。私たちもそういうのがやりたくて、これまでもアー写とか撮るときにリップスライムみたいにしたいなってずっと言ってて」

---そうなんですか。

池田「勝見さんはそういう事情は知らずにあのPVのアイデアを出してくれたんですけど、せっかくなので敬意を表して名前を入れようということになりました(注:PVのラストに「RS5」との表記あり)。見え方が同じになるようにカメラのアングルを調節したり、細かいところにもこだわっています」

---あとこれまでに公開されたインタビューの話なんですけど、森さんがアル中なんじゃないかっていう・・・(笑)







森「いや(笑)、家族がみんな飲むんですよ。昨日も家で誕生日会をやってもらったんですけど、ドンチャン騒ぎで。3日前にメンバーから誕生日プレゼントでもらったウイスキーももう飲んじゃって」

池田・原田・諸石「え!?」

原田「やばいやばいやばい」

森「もちろん俺だけで飲んだわけじゃないから」

原田「2、3ヶ月は持つと思ったんですけど」

諸石「一瞬で・・・」

森「お酒は好きで、居酒屋回りが趣味なんですよ。「この駅に行く」って決めたらそこに昼から行って、1日中飲んで帰るっていうことを仲間で月1くらいでやってます。駅を飲み潰していくというか」

---何飲むんですか?ビール?

森「最初ビールで・・・」

池田「何のインタビューだ(笑)」

森「(笑)。大体レモンサワーに行くんですけど。芋焼酎以外は何でも飲みます。お店の雰囲気に合わせて」

---ほんとにめちゃくちゃ飲むんですね(笑)。4人でも飲みに行くと伺いましたが、どんな感じになるんですか?

諸石「池田は飲めなくて」

池田「少しは飲むよ?」

諸石「少しはね(笑)。ほんとにちょっとで酔っ払っちゃうので」

森「コップ半分くらいで二日酔いになっちゃう」

池田「それでも前よりは飲めるようになったよ」

---お三方は結構飲むんですよね。

諸石「ここ2人(原田、森)がすげー飲む。しげ(原田)もアル中なんじゃないの?(笑)」

原田「僕もかなり飲みますけど、森は僕とは比べ物にならないくらい飲みますよ」

森「そんなことねーだろ!」

原田「結構飲んで、もういいわってなって帰るじゃないですか。で、あの後どうしたのって聞いたら家で飲んでたって」

池田「…なんか気持ち悪いよね」

森「そんな無垢な目で言うなよ!(笑)。リリースパーティーが終わったらみんなで旅行しようって言ってるので、そこでも飲み尽くそうと思います」


森夏彦×諸石和馬 「グルーヴメイト」結成の軌跡

---今回のインタビューは、新メンバーである森さんと諸石さんにスポットを当てるのが趣旨なんですけど。まずは基本情報として、Shiggy Jr.以外での音楽活動の実績を簡単にお話してもらえますか。

森「代表的なところで言うとタルトタタン、ナンバタタン、あと寺嶋由芙のレコーディングで弾いているのと、他にもちょくちょくサポートの仕事をやってます。去年の春くらいはThe SALOVERSのサポートベースもやってました。メンバーとは今でも仲がいいです」

寺嶋由芙 “カンパニュラの憂鬱”


諸石「infectionというハードコアバンドを昔からやっているのと、最近はタルトタタンのレコーディングに参加しました。あとはサポート等でちょいちょい、例えばプログレメタルの金属恵比寿ってバンドや、てんやわんやっていう大学の直系の先輩がやってるポップロックバンドで叩いてます」

INFECTION “CRAWL feat.IKEPY(Her Name In Blood)”


----さらに遡って、音楽にはまったそもそものきっかけとかについて教えていただけますか。

森「小学生の時にクイーンの『グレイテスト・ヒッツ』にはまりました。「ハッチポッチステーション」というテレビ番組でパロディをやっていたのが気になって、それで親に買ってきてもらって。そこからハードロックに興味を持ち、中学生のときはそれに限らず洋楽をいろいろ聴いていました。2002年くらいにグリーン・デイのライブに行って自分もやってみたいなと思って、高校時代にベースを始めました。そこからいろいろ、ジャズだったりブラック系に行ったり」

---なるほど。諸石さんはいかがですか。

諸石「幼稚園の時に初めておやじにライブに連れて行かれたんですけど、それがホワイトスネイクの来日公演で」

---英才教育ですね(笑)。

諸石「何もわからない状態で来日公演に(笑)。そこでドラムソロを見てドラムってかっけーなと思って。ただ、ハードロック自体はその当時すごい嫌いだったんですよ。家族で車乗ってる時に自分が聴きたいポンキッキーズの曲とか流してると、おやじが「こんなだせー音楽聴けるか!」って言ってエアロスミスとかボン・ジョヴィとかに変えちゃうんですよ。それがほんとに嫌で」

---なるほど(笑)。

諸石「なので最初にがっつりはまった音楽はハードロックではなくて、しばらくしてから出会ったブルーハーツとか、あと清志郎とかウルフルズですかね。初めてバンドをやったのは中3のときで、そのときは中学生らしくブルーハーツとバンプのコピバンをやってました」

---森さんは高校でベースを始めてどういうバンドをやってたんですか?

森「最初はバンプとかのコピバン。あとグリーン・デイやレッチリもやってましたね。そのバンドで1年くらいやって、高2から諸石とやり始めました」

---学校が一緒だったんですよね。高2で知り合ったと。

森「共通の知人を介して知り合って、スタジオ入ったんですけど。演奏してみたら結構合って」

諸石「結構じゃないでしょ」

森「・・・めっちゃ合って(笑)。そこからはずっと一緒に。高校時代は累計だと10個くらいはバンドやりました。一回の文化祭で5バンドくらい出たりとか。大学入っても外でバンドやるときは一緒にやったり、あとセッションに行ったりとか」

諸石「一回知り合ってからは結構バンドやったよね。ナンバーガールとザゼンボーイズのコピバンとか」

森「ザゼンのコピバンは俺ら2人とギターボーカル、ギターの4人だったんですけど、音色も完璧に作ろうってこだわってやってました。エフェクターいじりまくって、ドラムのセッティングも異様に凝って」

諸石「完璧なコピバンだったんですけど、お客さんほとんどいないっていう(笑)」

森「一番労力かけたのに・・・寂しかったですね」

---他のベースの方、ドラムの方とも演奏されてると思うんですけど、お互いにとって「こいつとはこういうところがやりやすい」みたいなのはありますか。

森「なんだろう・・・長くやってるので次に何が来るかとかわかるんですよ。三連のリズムを入れるところが全く一緒だったり」

池田「あれすごいよね!普段スタジオでも2人で合わせてるの聴いてて、何の曲?って聞いたら「いや、今適当にやってるだけ〜」って」

諸石「セッションをしてて、フィルを入れると何となく同じ譜割りになってたりします」

森「他の人とやってもそういうことはほとんどないですね。大学時代には2人でリズムの研究とかを自主的にやってました。ホセ・ジェイムズの音源聴いて、ハイハットの揺れ方がどうとか」

諸石「黒人特有のビート感というか、どの辺がどう揺れてるのか研究してましたね」

---お二人は自分たちのことを「グルーヴメイト」って言ってるって先日のインタビューで聞いたんですけど、ほんとにそんな感じですね。

諸石「そうですね」

---名コンビとして。

森「これからもやっていければいいなと思います」


新たな挑戦としてのShiggy Jr.加入

---森さん諸石さんと池田さんが知り合ったのは入江陽さんのサポートをやったときとのことでしたが、時期としてはいつ頃になるんですか?

森「去年の9月くらいですね。いつもどおり2人セットで行って」

池田「私はたぶん2人より後に入りました」

---池田さんから見て、森さんと諸石さんの初対面の印象はどんな感じでしたか。

池田「私が人見知りなので最初はなかなか喋れなかったんですけど、とりあえずドラムの音すごいでかいなあって。黄色いTシャツになんかいかついアクセサリーをつけてて、怖いなあと思ってました。話したら年下って言われてすごいびっくりしました」

---森さんについてはどうですか。

池田「森くんも年上だと思った。結構クールなタイプに見えたので、最初は喋りづらかったです。気難しそうだなと」

---森さんと諸石さんから見た池田さんはどうでしょう。

諸石「歌うめーなってのは思ったけど、静かだなあという印象でした」

森「正直、影が薄かった。ただ、入江さんのライブ中自分が出る前に一人で堂々とカレーを食べてるを見て、肝が据わってるなと思いました」

---Shiggy Jr.のことはご存知でしたか?

森「僕はあんまり知らなかった」

諸石「俺は知ってましたね。入江さんに教えてもらって、“やくそく”って曲のアコースティック音源をサンクラでリピートして聴いてました。単純にめっちゃいいなと思ってました」

---で、年が明けてしばらくしてからShiggy Jr.のメンバーとして誘われるわけですけど。

森「最初誘われたときは、普通のサポートみたいな感じで思ってたんですよ」

池田「入江さんのライブか何かの時に、実はこうこうこういうことがあってメンバーを探してるんだけどって話をしたんです。そのときに諸石くんは「え、まじで!俺曲めっちゃ好きだよ!うれしい」って感じだったんですけど、森くんはクールに「まあなんか、俺にできることがあれば」って」

---へー。

池田「だから最初は、森くんはもしかしたらサポートになるかもしれないなって思ってたんですよ。で、スタジオ入って「今後どうしますか、私たちはこういう感じでバンドやっていきたいんだけど」みたいな話をしたら、意外と乗り気で」

---その辺はなぜ心変わりしたんですか?

森「とにかく曲が良かったんですよね。1stも好きだったんですけど、次のデモ、『LISTEN TO THE MUSIC』に入ってる曲なんですが、それがすごい良くて。これはやりたいなと思いました。ちょうどバンドやりたいと思ってた時期だったのもあって」

---なるほど。諸石さんは最初から「これは乗っとこう」という感じで。

諸石「そうですね。ちょうどこの話が来るちょっと前に、「Shiggy Jr.入りたいなあ」みたいな話を森にしてたんですよ。そしたら次会った時にオファーが来て、これは面白いなと。今までも実はポップスをやりたいと思ってて」

---そうなんですか。

諸石「チューリップとか中島みゆきとか、懐メロを中学時代めちゃくちゃ聴いてたんです。そういう歌主体の音楽をやりたいと思ってたんですけど、気づいたらメタルとパンクにのめり込んでて(笑)。やっと出会えたって感じです」

---原田さんはお二人とスタジオで初めて顔を合わせてどんな印象を持ちましたか。

原田「でかい人たちだなって」

諸石「おい!」

池田「今までしげゆきくん(原田)が一番大きかったのに」

森「男子の平均身長178センチですからね、今」

原田「外タレです(笑)。あと男臭いなと思いました。今までちょっとフェミニンで優しい感じの人がメンバーだったから、すごいガツガツくるなーって」

---お二人から見て原田さんはどうでしたか?

森「何考えてるんだろうこの人って感じで(笑)」

諸石「ほんとにポーカーフェイスなんですよ」

森「ただ、初めてスタジオ入った時から毎回飲みに行ってたので、そこで交流が深まってすぐに仲良くなりました」

池田「しげゆきくんと2人が仲良くなるかすごく心配で。間を取り持たなきゃ!って思ってたんですけど。打ち解けてるのを見て、ほんとに安心しました。保育園でちゃんと友達できて良かった!みたいなお母さんの気持ちでした(笑)」

---演奏的にはどうでしたか?

池田「サタデー(“Saturday night to Sunday morning”)を最初にやって。リズム隊変わるとすごい雰囲気変わるよって言われてたんですけど、最初のスタジオでそれはすごく実感しました」

Shiggy Jr. “Saturday night to Sunday morning”


原田「最初は慣れてなかったよね」

森「いやー、難しかったですよ」

諸石「難しかったね」

森「すごいビートが重くて。こいつ(諸石)のクラッシュとかメタルの音がするから、メタリカの曲みたいになってた(笑)」

諸石「最初はメタルな感じで叩いてたんですけど。最近はだいぶ直ってきたというか、慣れてきたかなと思います」

森「ちょっとずつ形になってきてるかなと。まだまだですけど」

---そういう意味で言うと、お二人にとって今回Shiggy Jr.に参加するというのはかなり新しい挑戦ですよね。

諸石「今まで2人でやってきたのってセッション要素が強い曲が多かったから、かちっと決まったものをやる経験が実はあまりなくて。だからMCの後ろでちょっと鳴らすセッションみたいなときはものすごいいきいきしてる(笑)」

森「“サンキュー”が始まる前、メンバー紹介してる時とかね。「いいねえ、今の」みたいな(笑)。そこから慌ててモードを切り替えるというか(笑)」

Shiggy Jr. “サンキュー”



「今、バンドはすごくいい状態です」

---池田さん原田さん的に、森さん諸石さんが入ったことで自分たちの歌だったりギターだったり曲作りだったりに影響している部分はありますか?

原田「今回の曲については2人が入る前に作ってあったので、特に影響はないです。今後については・・・どうなんですかね、生で録るのかどうかとかもあんまり決めてないし。基本的には曲ありきというか、2人が生で弾くことを最優先にして作るということでもないので、そのときに考えたいなと」

---池田さんはどうですか。

池田「「ここはためて歌いたい」とか「もうちょっとテンポは早いほうが歌いやすい」とかそういう要望にさくっと応えてくれるのですごくやりやすいです。あとみんなでライブできてる感じが強くなったなあと思います。楽しそうに演奏してるから」

---ライブ中楽しそうですよね。

諸石「楽しいです」

---曲そのものを楽しんでる感じが伝わってきます。お二人的に演奏してて特に楽しい曲とかありますか?

諸石「サタデーは間違いなく楽しい」

森「あとベイビー(“baby i love you”)のメロウな感じも今までやってきたことにちょっと近いのでやりやすいですかね。あと“サンキュー”も・・・いや、“サンキュー”は難しいな」

諸石「“サンキュー”は俺結構ピリピリしてんだよ」

原田「(笑)」

森「ピリピリしてるんかい!(笑)」

諸石「気使ってるの(笑)。音量のバランスが難しい。そういう意味ではサタデーが一番楽しいですね」

森「次のアルバムの曲で楽しい曲が増えればいいなと」

---先日のインタビューで池田さんと原田さんが「グラミー」とか「1万枚」とかかなり大きな目標を掲げていましたが、そのあたりはバンド内で意思統一できていますか。

諸石「やるしかないっす」

森「もちろんそこは共有しないと。目標が統一されてるのがこのバンドの一番の強みですね」

池田「そういう話を日常的にしているので、意識は同じだと思います」

---わかりました。ぼちぼちまとめたいんですけど、この4人になってバンドとしてはかなり手応えありというか、それぞれのピースがばっちりはまった感じなんですね。

池田「今はすごくいい状態だなと思います。バンドって、「集団結婚」みたいなものだと思っていて。メンバーそれぞれの気が合わないとうまくいかないし、辛い時も話し合わないといけない時もあるし、目標も同じじゃないといけないし、一緒にいて楽しくないといけないし。そういうのが全部揃ってるってすごいことだから、この先もみんなでやっていけたらいいなと思います。・・・なんで笑うの!?」

諸石「いや、うまく言うなあって(笑)」

森「また名言言おうとしてるなあと(笑)。素晴らしい(笑)」

池田「なんか悔しいです…(笑)」

---(笑)。最後に、このインタビューはレコ発の前日の夜にアップされる予定なので、レコ発に向けての意気込みを一言ずつお願いします。

池田「とにかく楽しんでもらえたらいいなって思います。あ、あとその日他にもたくさんイベントがあるのにShiggy Jr.を選んでいただいてありがとうございますってことかな?」

諸石「Shiggy Jr.はもちろんなんですけど、バイブスが高いふぇのたす、憧れの人の環ROYさんも出演するので、それも含めてイベント全体を楽しんでもらえればなと」

森「明日はいつも以上にお酒を飲みます。がんばります」

原田「レコ発が今回のアルバムについての一つの区切りみたいなもので、そこに向けて一生懸命練習頑張ってるので、その成果を見て欲しいなと思います」

---期待しています。ありがとうございました。

4人「ありがとうございました!」

---

司会者「何かあれば」

レジー「いや、これに関しては読んでいただいた通りですね。とてもいい雰囲気でしたよ。CDも店舗で動いてるようなので、ますます広がってほしいなと思います」

司会者「わかりました。では次回はどうしますか」

レジー「タイミング的にひたちなか振り返りになるのかな。何かあればまた」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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