レジーのブログ LDB

「歌は世につれ、世は歌につれ」でもなくなってきた時代に。
対談形式はリスペクトしているこちらのブログより拝借しております。
  ※15/4/23 世の中の状況を鑑みてfc2からこちらに移しました

ご連絡はレジーのポータルの「contact」よりどうぞ。(ブログ外の活動もまとめてあります)

2017年12月

2017年総括 今年もありがとうございました

司会者「2017年も終わりということで」

レジー「はい。というわけで総括とお礼という感じで。今年は何と言っても本を書いたのが大きかったですね」



司会者「引き続き発売中です。こちらの画像リンクから購入できます」

レジー「冬休みの読書にいかがでしょうか。今は本を「書く」ではなくて「売る・届ける」というフェーズにいるわけだけど、いろいろ言われてる出版業界の諸問題を肌で体験したりして勉強になってます。来年もその辺は引き続き自分なりに試行錯誤したいなと」

司会者「とにかく本を書くのに引っ張られた1年でした」

レジー「面白かったしいい経験だったけどやっぱり結構大変でしたね。来年は改めてインプットとアウトプットのバランス、時間の使い方のバランスなど再考したいです。特にブログの運用はいろいろ考えたいです」

司会者「長文の論考みたいなものの需要とか、外のメディアに書くものとの絡みとか、とれる時間とか、いろいろファクターがあります」

レジー「もう少しアクティブな感じにしたいんだけど、そうなると中身もライトにした方がいいかもだし。去年くらいから気になってたんだけど、いよいよちゃんと手をつけたい」

司会者「外仕事で印象的なものは」

レジー「今年はLATINAに2回書かせてもらったんだよね。全く未知のアルゼンチンの音源のレビューを書くという。新しいチャレンジって感じで面白かったです。お声掛けいただきありがとうございました」

司会者「南米の音楽は以前より聴きましたね」

レジー「うん。今年はリスナーとしても新しい扉をいくつか開いた気が。サブスクさまさまです。この辺は体系的にやっていく話と偶然の出会いを楽しむ部分と両方持っておきたいですね。最後にすでに公開している年間ベスト的なやつをまとめておきます」

年間ベスト 国内
年間ベスト 国外





司会者「このツイートには今年のシーンについての雑感みたいな話がぶら下がってます」

レジー「これはもう少し更新するかも。何か今年は年末もバタバタしててちゃんと総括的なものが締まってない気がするんだけど、正月かけて体制を整えます。たぶん年初にいくつか記事が出ると思うのでそちらもよろしくです」

司会者「わかりました。とりあえず一旦終わりましょうか」

レジー「今年も僕の文章を読んでいただいた方、ありがとうございました。そして本を買っていただいた方、さらにありがとうございました。2017年から2018年にかけていろいろ転機になりそうな感じなのでいい方向に持っていければなと思いつつ、基本的には来年もマイペースにやっていければと思いますのでよろしくお願いいたします。好みに閉じずにみんなでいろいろ音楽聴きたいですね」

司会者「次回は」

レジー「本のセルフライナーノーツ企画残ってるのでそれかな。別のやるかもですが」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

2017マイ年間ベスト(アルバム海外もの)

最後?の海外ものベスト

レジー「『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』のセルフライナーノーツ企画をあと1回残してるんですが、今回は海外ものの年間ベストをやります」

司会者「国内ものはすでに発表済みですね」

レジー「国内と海外分けるのは的な話もありますが、やはり自分の中で聴くスタンスが微妙に違うので分けてやりますというのは昨年と同じです。とは言うものの、来年はもう国内国外一緒にやってもいいかなという気もしている」

司会者「今年は何気に日本の音楽と海外の音楽を聴いてる量が近づいてきてますよね」

レジー「うん。だいぶバランスが是正されてきた。で、アメリカイギリス以外のものも聴いてるし、ジャンルもバラバラだし、あえて日本のものだけ分ける必然性もだんだんなくなってきたというか。まあその辺は来年また考えますわ。とりあえずは今年の海外もののベストということで、一応変わらずアルバムという単位で選んでます。一部EPも混ざってますが大目に見てください。まずは30枚アートワークをバーッと並べます。記事の最後にタイトル列挙してます」

                    


司会者「ルーシーローズが1位です」

レジー「ここ2、3年自分の中にあるシンガーソングライター好きの部分にばしっとはまった作品でした。来日公演も行きたかったなあ。他にもちょこちょこそういう類のアルバムが入ってると思います。The xxはフジで見たライブも良かった」

司会者「5位のクララ・ペーヤはカタルーニャ、7位のルアーナ・カルヴァーリョはブラジルのアーティストです」

レジー「今年はアメリカイギリス以外の音源も聴いたけど、来年はもっとそっち強化したいと思います。個人的にはいわゆるR&B的な音への関心がこの半年くらいでぐーっと後退した感じがあって、そういう好みの変遷も自分の中では面白かったです。いろんな音楽を聴くにはすごくいい時代だと思うので、来年もまた思わぬ出会いがあるといいなと」


例によって宣伝

司会者「次回は今年の総括とかですかね、例年で言うと」

レジー「そうね。まだ途中の『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』セルフライナーノーツ企画は年明けかなあ。全国書店やアマゾンなどで絶賛発売中ですのでぜひぜひ。この画像のリンクから予約できます」



一大産業「夏フェス」成功の裏側には、主催者と「協奏」(共創)する観客の存在があった。ロック・イン・ジャパン・フェスティバルの仕組みを分析して見えてきたユーザー主導の消費スタイルは、社会の未来をどう映しているのか。1998年よりフェスに通い続ける音楽ライター兼戦略コンサルタントが世に問う、最新エンタメビジネス論!

司会者「本の一部はこちらで読めます」

イントロダクション
キーフレームワークになる「協奏」について

レジー「先日kenzeeさんのブログでもご紹介いただきました。少しずつ感想もネットに出てきていて嬉しいです。この先の日本の音楽のあり方を考えるうえで参照に値する本になってると思いますので、年末年始のお休みにでもぜひ。というわけでたぶん年内もう一回更新します」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

<2017 マイ年間ベスト(アルバム海外もの)>
1 Something's Changing/Lucy Rose
2 I See You/The xx
3 The Order of Time/Valerie June 
4 COLORS/BECK
5 Oceanes/Clara Peya
6 SOMETHING TO TELL YOU/HAIM
7 Sul / Branco/Luana Carvalho
8 Ash/Ibeyi
9 Lust For Life/Lana Del Rey
10 Afterglow/Asgeir
11 Now That the Light Is Fading/Maggie Rogers 
12 AS YOU WERE/Liam Gallagher
13 Lotta Sea Lice/Courtney Barnett & Kurt Vile
14 Videotape/Pablo Passini
15 Process/Sampha
16 In Mind/Real Estate
17 ULTRALIFE/Oh Wonder
18 Moonshine Freeze/This Is The Kit
19 A Deeper Understanding/War on Drugs
20 Not Even Happiness/Julie Byrne
21 MIGRATION2017/Bonobo
22 Tara Jane O'Neil/Tara Jane O'Neil
23 Mister Mellow/Washed Out
24 Thx/Lomelda
25 FOR CRYING OUT LOUD/KASABIAN
26 Crack-Up/Fleet Foxes
27 Saint or Sinner/Sir The Baptist
28 Ti Amo/Phoenix
29 You Tried/Hater
30 Sleep Well Beast/The National


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『夏フェス革命』セルフライナーノーツ② SNS上位時代のフェス #夏フェス革命

司会者「『夏フェス革命』、ついに発売になりました」



レジー「発売タイミングでアマゾンのランキングがぐぐっと上がりました。ありがとうございます。現状書店にはあまり回っていないみたいなので、まずはアマゾンでぜひ。こちらの画像から予約できます。あとは近所の書店で取り寄せとかもしてもらえる嬉しいです」


はじめに

◆イントロダクション
はじけなかった「フェス・バブル」
音楽好きの理想郷から季節の風物詩へ
フェスを通じて現代社会を見る
「フェス文化」を象徴するロック・イン・ジャパン
音楽ライター兼戦略コンサルタントから見たフェス

◆第1章 フェスは「協奏」によって拡大した
典型的なフェスの風景
フェスが提供する「3つの価値」
最初は「豪華出演者によるイベント」だった
多様なプレーヤーを巻き込む現代のフェス
フェスを「協奏」する参加者
誰もが想定顧客となるフェスマーケット
ビジネスにおける「共創」と「協奏」
プラットフォームとしてのフェス

◆第2章 ケーススタディ:「協奏」視点で見るロック・イン・ジャパンの歴史
「世界有数のロックフェス」になるまで
出演者は「ロック」でなければならないのか
マスもコアも満足させるブッキング
タイムテーブルはアーティストの「格」を示す
ホスピタリティの追求
「安全・安心」のためのダイブ・モッシュ禁止
ユニフォームとしてのオフィシャルグッズ
「一体感」の心地よさとその弊害
DJブースと矢沢永吉から「一体感」を考える
参加者によって「変化させられた」ロック・イン・ジャパン
ロッキング・オンに備わる「協奏」のDNA
「雑誌」から「フェス」へ

◆第3章 フェスにおける「協奏」の背景
なぜ参加者が「主役」となったのか
「ライブ以外」の楽しみ方の発見
mixiの登場とセルフブランディング
ファッション誌の参入、そして「夏のレジャー」へ
『モテキ』で描かれた「恋愛の舞台」としてのフェス
震災、SNS、スマホ、フェス
ハロウィン、日本代表戦、フェス
『君と夏フェス』『君とゲレンデ』
インスタシェアを巡る争い
フェスは時代の流れを先取りしていた

◆第4章 「協奏」の先にあるもの
「フジロッカーズ」の高齢化と育成
フェスで顕在化する2つの格差
音楽シーンの中心はフェスになったのか
タイムテーブルとヒットチャート
「勝ち上がる」ための音楽
「一体感」への問題提起
「フェス」と「紅白歌合戦」
「部屋でフェスが楽しめる時代」は来るか

◆おわりに
音楽を「聴かなくてはいけない」のか
プラットフォーム上位時代の行き着く先

あとがき

レジー「引き続きよろしくお願いします。で、今回はセルフライナーノーツ企画2回目」

司会者「前回のセルフライナーノーツ企画でも「自分がやりたかったのは「音楽を介して、社会の動向について考えた本」なんです」というお話がありましたが」

レジー「はい。この本は「音楽についての本」「社会についての本」「ビジネスについての本」の3つの側面があるんですが、ここではその2つ目の側面、「社会についての本」という切り口での解説をしてみたいと思います」

司会者「「社会について」といっても広いですね」

レジー「そうね。言い換えると「人について」ってことになるのかな」

司会者「まだ広い」

レジー「“フェスに来る人”に注目しているわけですよ。で、その人っていうのは生きていく中で音楽を聴いているだけではないじゃないですか。仕事をしてたり、音楽以外の娯楽を楽しんだり、様々なメディアに触れたり。そういうふうに視点をぐーっと引き上げたとき、音楽そのものとは直接関係ないところでフェスのあり方を規定するものってのがいろいろあるなと思っていて。この本ではそういう話をいろいろピックアップしています」

司会者「一番中心になっているのはSNSとの向き合い方ですかね」

レジー「そうね、やっぱりそれが大きい。で、SNSが消費行動を変えたって話は誰でも言っているけど、それがフェスの場をどう変えたかって言うところに踏み込んでいる話は意外となかったはず。「SNSがいろんな消費のあり方を変えたけど、フェスではその変化が早めに顕在化したしインパクトもでかかった」みたいなことを、いろんなファクトを交えて説明しています」

司会者「ファクト部分に関しては、昔のいろんな雑誌の情報を並べてみていますね」

レジー「個人的に楽しかったのは昔のファッション誌チェックです。「フェスコーデ」の登場タイミングから読み取れることがありました。今年話題になった「こんなファッションでフェスに来る子はわかってない」みたいなネタも拾っています。これは前からやりたかったので、本を書くのを機にやれてよかった。で、そういう文脈で「モテキ」や「君と夏フェス」についても触れています。この辺は目次を見ていただくとわかるとおり3章でがっつりやってますのでぜひ。で、最後に、先日アップされたリアルサウンドのインタビューを一部引用しますね。この本が「社会についての本」である、というところについて、そもそもブログを立ち上げたときからやりたかったのはそういうことで、その背景にどんな問題意識があったかという部分がまとまっています」

――副題に「音楽が変わる、社会が変わる」とあるように、フェスの変化を通して、現代社会の変化を読み解こうというのが、この本の面白い点だと思うのですが、その発想というのは、かなり以前からあったのですか?

レジー:「音楽を介して社会のことを考える」というのは、以前からやりたいと思っていたことで、それをやるにあたって「フェス」という題材がぴったりはまった、という感じですね。コンテンツとして、世の中のあり方を反映していると言い切れる音楽の作品というのはここ最近あまり出ていなかったような気がしますが、フェスという大きい仕組み、ビジネスモデルを主題に置けば、音楽に関連する何かを起点にして世の中を語ることができるんじゃないかと。自分としては、ポップミュージックのあり方と社会のあり方は相互に影響を及ぼしあっていると昔から思っているんですが、一方で、意外とそういう観点で書かれた文章ってここ数年はあまりないのかなという印象もあるんですよね。ブログを始める前にいわゆる「ポップカルチャー批評」と呼ばれるものに興味を持っていろんな文献を読んでいたときにも、そこでの音楽の語られ方に個人的にはピンとこないことが多かったんです。あと、僕は1981年生まれなんですけど、自分と近い世代の書き手の人がよく「90年代は『エヴァンゲリオン』の時代だった」みたいなことを言っていたりして、「いや、そんなことねーだろ」と思ったり……(笑)。ブログを始めたときから、そういった「ポップカルチャーから社会を見る」みたいな流れのなかに音楽の存在をどう位置づけるべきか、っていうのは自分の根本にある問いだったりします。

――ゼロ年代以降、ボカロカルチャーやアイドルに関する考察本はたくさんありましたが、ポップミュージック全般を扱うものは、あまりなかったかもしれないですね。

レジー:そうなんですよ。さらに言うなら、『思想地図β』(ゲンロン/2010年12月)に載っていた東浩紀さん、佐々木敦さん、渋谷慶一郎さん、菊地成孔さんの座談会のなかで、東さんから「音楽にとって批評は必要か、の前に、批評にとって音楽は必要か、という問いもあると思う」「批評にとって音楽が要らなくなったという側面もあるのかもしれない。言い換えれば、社会や時代を語るときに、音楽がとっても使いづらくかつ分かりづらい対象になっていったということもあるのではないか」という問題提起があったんですよね。この投げかけは自分がライター活動をするようになってからもずっと引っかかっていたんですけど、フェスという切り口ならば「社会や時代を語る」ことができるんじゃないか、このときの話に対する何かしらの回答ができるんじゃないか、とも考えていました。

司会者「思想地図βね」

レジー「この辺は4年前に「象の小規模なラジオ」に出させてもらったときにも話したことですね。だから、この本は本屋さんの「音楽本」コーナーが最適な置き場じゃないんですよね。まずは社会学のコーナー。「世の中こんな感じだよねという話をしたい人」が一番楽しんでもらえる本なんじゃないかなと」

司会者「新宿のブックファーストはそういうイメージを感じさせる並びでしたね」

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レジー「そうなの。非常にありがたい。そして、社会学のコーナーと並ぶもうひとつの候補が、ビジネス書のコーナーです。「ビジネス書」としてのこの本がどういうものなのか、というのは次回説明させていただきます。もしかしたらまた年間ベストをはさむかもですが」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

2017マイ年間ベスト(アルバム国内もの)

キリがないのでもう公開します

 

司会者「前回は『夏フェス革命』のセルフライナーノーツ1回目で、今回もそれ系かと思いましたが」

 

レジー「それもあるんだけど、タイミング的に年間ベストをはさもうと思いまして、まずはこっちをやります」

 

司会者「今回悩みましたね」

 

レジー「そう。それもあって、もう発表してしまおうとなりました。どうも今年は「聴き漏れ感」というか、中心地みたいなものが何なのかはずっとわからないままだった。自分が本の話とかに神経がいってたからというのも大きいとは思うんだけどどうなんだろ。いい作品がたくさんあったのはもちろん、という一方で「何かしっくりいかない・・・」という気分もあって。で、この気持ちは年末まで続く気がしたので、まだ聴こうと思ってて聴けてないやつもあるけども一旦固めることにした、というのがこのあと出てくる40枚です。ノーナのアルバムとかYeYeのアルバムとかまだちゃんと咀嚼できてないんだけど、まあ別にここに挙がらなかったからもう聴かないという話でもないので。個人の年間ベスト、ではあるけどあくまでも今この瞬間の、と思って楽しんでいただければと思います。それではどうぞ。今回はジャケット画像を1位から40位までどばーっと並べた後に作品名を列挙する形にしてます」




                          

司会者「インディゴが1位ということで」

 

レジー「これはほんとに素晴らしいアルバムだと思う。バンドフォーマットで、かつ歌とメロディが中心にあって、そこを守りながらもやれる音楽をどんどん広げててすごい。てか今年川谷絵音すさまじかったですね。来年も楽しみだ」

 

司会者「他に何かありますか」

 

レジー「いや、今年はほんとに何かで総括するのが個人的には難しい。去年「バンドだろうがアイドルだろうが、いいものはいいし悪いものは悪いってフェーズに入った」みたいなことを年間ベストのときに書いたんだけど、今年はそれがさらに進んだような。「シーン」とかそういうことじゃない年だったのかもしれない。そのあたりはいろんな人の意見を聞きたいです」


 

で、性懲りもなく宣伝

 

司会者「次回は海外もののベストですか」

 

レジー「それもありつつ、いよいよ本が発売になるからそっちの話やるかも。イントロダクションはこちらで読めます。下記画像リンクからも注文できます」

 

その1

その2

 

 

司会者「発売がオープンになってから時間も経ってるし、まだ出てなかったのかって気分になりますね」

 

レジー「ほんとそうなんだけど、明日からはリアル店舗にも並ぶはずだし予約いただいた方のお手元に届き始めるはずなので、そこそこドキドキしますね。というわけで、『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』よろしくお願いします。というわけで次回はセルフライナーノーツ2回目か年間ベスト海外編の予定です」

 

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」


<2017 マイ年間ベスト(アルバム国内もの)>
1 Crying End Roll/indigo la end
たよりないもののために/寺尾紗穂
3 Royal Blue/Special Favorite Music
4 &DNA/パスピエ
5 image/
Maison book girl
DADAISM/DADARAY
7 ROADSIDE PROPHET/GRAPEVINE
8 光源/Base Ball Bear
9 達磨林檎/ゲスの極み乙女。
10 Awesome City Tracks 4/Awesome City Club
11 Life Prismic/Reliq
12 ノスタルジア/岡田拓郎
13 ヒットチャートをねらえ!/ONIGAWARA
14 PINK/CHAI
15 なつめろ/三戸なつめ
16 まばたき/YUKI
17 SHISHAMO 4/SHISHAMO
18 CRACKLACK/SCOOBIE DO
19 INDIGO/SALU
20 
YOU ARE SEXY/奇妙礼太郎
21 THE KIDS/Suchmos
22 FANTASY CLUB/tofubeats
23 Noah's Ark/ぼくのりりっくのぼうよみ
24 HIT/三浦大知
25 POP'N'ROLL/F-BLOOD
26 ABS+STUTS/Alfred Beach Sandal + STUTS
27 The Gift/Hi-STANDARD
28 MAJESTIC/Dragon Ash
29 真っ白なものは汚したくなる/欅坂46
30 嘘と煩悩/KREVA
31 ALBUS/COLTECO
32 視線/odol
33 
モーンガータ/アンテナ
34 
人生、山おり谷おり/MONO NO AWARE
35 
Pavlov City/Emerald
36 
Castor/WONK
37 
びゅーてぃふる/ふくろうず
38 
ダンサブル/RHYMESTER
39 
集団行動/集団行動
40 
he(r)art/For Tracy Hyde

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『夏フェス革命』セルフライナーノーツ① これは「音楽の本」なのか? #夏フェス革命

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予約いただいた方にただただ感謝です

レジー「『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』、発売前に予約いただいた方本当にありがとうございます」



司会者「告知当事に比べるとだいぶランキングが」

レジー「この息切れ感はすごい。ジャンル内1位とか全体でも3桁とか2日間くらいなってたのに。少しでもご興味のある方、この先ちょこちょこ追加情報も出ると思いますので、ぜひそちらでご判断を」

司会者「目次はこんな感じです」

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はじめに

◆イントロダクション
はじけなかった「フェス・バブル」
音楽好きの理想郷から季節の風物詩へ
フェスを通じて現代社会を見る
「フェス文化」を象徴するロック・イン・ジャパン
音楽ライター兼戦略コンサルタントから見たフェス

◆第1章 フェスは「協奏」によって拡大した
典型的なフェスの風景
フェスが提供する「3つの価値」
最初は「豪華出演者によるイベント」だった
多様なプレーヤーを巻き込む現代のフェス
フェスを「協奏」する参加者
誰もが想定顧客となるフェスマーケット
ビジネスにおける「共創」と「協奏」
プラットフォームとしてのフェス

◆第2章 ケーススタディ:「協奏」視点で見るロック・イン・ジャパンの歴史
「世界有数のロックフェス」になるまで
出演者は「ロック」でなければならないのか
マスもコアも満足させるブッキング
タイムテーブルはアーティストの「格」を示す
ホスピタリティの追求
「安全・安心」のためのダイブ・モッシュ禁止
ユニフォームとしてのオフィシャルグッズ
「一体感」の心地よさとその弊害
DJブースと矢沢永吉から「一体感」を考える
参加者によって「変化させられた」ロック・イン・ジャパン
ロッキング・オンに備わる「協奏」のDNA
「雑誌」から「フェス」へ

◆第3章 フェスにおける「協奏」の背景
なぜ参加者が「主役」となったのか
「ライブ以外」の楽しみ方の発見
mixiの登場とセルフブランディング
ファッション誌の参入、そして「夏のレジャー」へ
『モテキ』で描かれた「恋愛の舞台」としてのフェス
震災、SNS、スマホ、フェス
ハロウィン、日本代表戦、フェス
『君と夏フェス』『君とゲレンデ』
インスタシェアを巡る争い
フェスは時代の流れを先取りしていた

◆第4章 「協奏」の先にあるもの
「フジロッカーズ」の高齢化と育成
フェスで顕在化する2つの格差
音楽シーンの中心はフェスになったのか
タイムテーブルとヒットチャート
「勝ち上がる」ための音楽
「一体感」への問題提起
「フェス」と「紅白歌合戦」
「部屋でフェスが楽しめる時代」は来るか

◆おわりに
音楽を「聴かなくてはいけない」のか
プラットフォーム上位時代の行き着く先

あとがき
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レジー「あとnoteで本ができるまでの経緯をまとめてます。なぜ書くことになったか、どうやって本が出来上がっていったかなど、時系列で追ってますのでこちらも良かったら」

司会者「今回はこの本に関するセルフライナーノーツということで」

レジー「はい。3回に分けてやります。この本は自分の中では「音楽についての本」「社会についての本」「ビジネスについての本」っていう認識がそれぞれあり、それぞれの観点から振り返ってみたいなと。今回は「音楽についての本」という切り口でお届けします」


シーンを俯瞰する本

司会者「大前提として、タイトルどおり夏フェスに関する本ですよね」

レジー「フェスを起点にして今の音楽シーンを俯瞰している本です。そういう意味で、円堂さんの『ソーシャル化する音楽』や柴さんの『ヒットの崩壊』的な系譜の2017年版という感じで捉えてもらいたいと思ってます」

  


司会者「もっと遡ると『Jポップとは何か』とか」


レジー「直接あの本を参照してるわけじゃないけど、長い目で見ると受けた影響は大きいですね。ああいう感じで多面的なアプローチで掘り下げてみたつもりです。あと「フェスの本」という面では、意外とこういう本ってありそうでなかったかなと。去年『ロックフェスの社会学』が出ましたね。この本は大いに参考にさせていただいています」




司会者「『ロック・フェスティバル』『野外フェスの作り方』『フェスティバル・ライフ』などいろいろ出てると言えば出てますが」
 
  


レジー「そうですね。ただどれも結構前のもので、かつロックインジャパンについて触れてなかったりとかで、今世の中に跋扈している「フェス」というものをかちっと捉えているわけではないんですよね。今回の本では、世間に定着したフェスという娯楽を解釈していくうえでのフレームワークみたいなものを提示しています。香月さんの『「アイドル」の読み方』じゃないけど、今後フェスについて考えるうえでの交通整理になるようなものになっていたらいいなと思ってます。よく「フェスはライブだけが楽しみだけじゃなくて~」的な話がありますが、その辺の話をする際の枠組みとしては機能すると思っているんですがどうでしょうか。目次にやたらと出てくる「協奏」も、それを考えるうえでのひとつの考え方として登場します」




ロッキング・オンについての本

司会者「この本の特徴として、ロックインジャパンについて1章まるっと割いていることが挙げられますね」

レジー「昔のフェス号などどさっと確認しました。懐かしい。何冊か持ってなかったので買い足しました。流れの中で細かいネタも拾ってます。キックザカンクルーが初回のDJブースにひっそり出ていたこととか。そういうのも含めて、いまや日本で一番でかくなってしまったフェスについてちゃんと紐解いています。大掛かりなフェスとして97年にフジロックが出てきて途中中止の話とかも含めて社会的に注目を浴びて、その後4大フェスと呼ばれるものが出揃ってくるわけですが、今の日本の「フェス文化」みたいなものの象徴にロックインジャパンがなっちゃってるのは認めざるを得ない事実なわけで、この本ではそこについて向き合っています。しょせんは売れ線のフェスでしょーみたいにもう言ってる場合じゃないのかなと」


司会者「メジャーになったものには相応の理由があるわけですよね」

レジー「あと大昔の日経エンタで渋谷陽一社長がロックインジャパンについて話したりしてて、そういうのも読み返しました。で、そこから派生してロッキングオンという会社についても考察してます」

司会者「『ロッキング・オンの時代』『ロッキング・オン天国』など中にいた人たちによる本がすでに出てますね」

 


レジー「これどっちもすごく面白かったよ」

司会者「ロッキングオンに関しては「出版社というよりフェス会社」みたいな話をよく言われますね」

レジー「うん。そのあたりについても定量・定性それぞれの面から検討しています。どちらにも共通する考え方があって、それが企業としてのDNAだよねみたいな話をやりました。前述した2冊の本と違ってあくまで部外者からの検証ですが、外から見るとこういう感じなんじゃないかなと」

で、これは「音楽の本」なんだろうか

司会者「アーティストに関わる話はありますか」

レジー「フェスやらそこに端を発するロックバンドのあり方みたいなところに関してのアーティストの発言などは拾ってます。あといわゆる四つ打ちロックの話とかもちらっと。『君と夏フェス』についても触れています。ただ、そんなに比重は高くないですね。「コンテンツ」と「アーキテクチャ」の話で言えば、後者の話が多い本であることは間違いない」

司会者「これは音楽の話ではない論者が出そうな内容ですかね」

レジー「そうですね、実際に鳴っている音にのみフォーカスした話が音楽の話なのだとすれば、この本は「音楽に関する本」ではないですね。「音楽が鳴らされる場」についての本です。「それは音楽の話ではない」と言うのであれば、そうですねとしか言いようがない内容になっています。もしも購入していただけるのであれば何でもいいんですが、そこは考慮したうえで読み始めていただきたいなと。確かに思い返してみても、「音楽の本を書こう」という意識は正直あんまりなかったようにも思います。もちろん夏フェスを扱うわけだから必然的に音楽に関わる内容は出てくるんだけど」

司会者「じゃあ何の本なんですかね」

レジー「さっきも書いたような「音楽の鳴らされる場」の変遷を扱っている本、あとはそこで音楽を聴く人たちの動きについて書いた本、というのが表層的な話。もうちょっと大きい話をすると、自分がやりたかったのは「音楽を介して、社会の動向について考えた本」なんですよね。ブログを始めたときからやりたいことは一貫してこれなんだけど、たとえばレビューを書くときとかは社会論やってもしょうがないから音楽そのものの話を書くように努力したりと書く場によっていろいろ調整はしているわけで。この本はそういうのを気にせず、本来やりたいことに振り切って書いています。それが読んでいただける人の好み的にどうかはわかりませんが、それによって面白く思っていただける方もいるはずだと信じています。で、次回はそれに関連して、最初に書いた「社会についての本」という切り口での解説をしたいと思います」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
音楽に関する文章をウェブメディア・雑誌や個人ブログに書きつつ、会社ではそういうのとは関係のない仕事をしています。ツイートは音楽、アイドル、Jリーグ(柏レイソル)、読書など。12月11日に本出ます。https://t.co/Ql6NrdnKb4 お仕事のご依頼などご連絡は下記リンクからお気軽にどうぞ




 

 

 

 

 

 

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