レジーのブログ LDB

「歌は世につれ、世は歌につれ」でもなくなってきた時代に。  ※15/4/23 世の中の状況を鑑みてfc2からこちらに移しました

ご連絡はレジーのポータルの「contact」よりどうぞ。(ブログ外の活動もまとめてあります)

90年代あたりの昔話

【レジーが見た90年代プロジェクト】2/2 エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」(告知)

司会者「前回、前々回に引き続き、特別企画「レジーが見た90年代プロジェクト」をお届けします。企画の趣旨などはこちらで

レジー「前回は50枚のリストを公開しました。今回は90年代に関するエッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」です。毎回貼ってますが、目次はこんな感じ。あと前回の記事への反応も踏まえて免責事項も記載してありますので目を通していただけますと」


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【エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」】

 

1. はじめに~バックグラウンド

 

●「自己防衛」「イメージ戦略」のために小5で音楽の道へ、そしてはまる

●初めて買ったCD

●小6のカセットテープ(一番偏見のなかった時代)

●「メジャー」「歌とメロディ」を重視する嗜好はいつ生まれたのか

 

2. 歌謡曲からJ-POPへ

 

●チャゲアスとサザンの明暗

●どかんとミスチル、じわじわスピッツ

●今(あえて)ビーイングを再評価した結果www

●プロデューサーに憧れて

●僕たちはいつの間にジュディマリを好きになったのか

●ビジュアル系との付き合い方

●『無罪モラトリアム』と『FIRST LOVE』、衝撃的だったのは・・・

 

3. メディア

 

●スタートはTOKYO FM

●HEY!HEY!HEY!とうたばん

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ①ミュージックスクエア

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ②ミュートマジャパン

●マイオリジナルVHSを作る

●ワッツイン→ミュージックマガジン→ロッキングオン

●偉大なるBUZZ

●J-ROCK magazineで勉強したジャンルの名前

●「アナログブーム」に上辺だけ突っ込む

 

4. 男子校と思春期

 

●インターネットと音楽と女の子を巡る思い出(16歳なりたて)

●ハイスタに教わった新しい「ポップ」の形とリア充カルチャー

●ゆずという存在のデカさ

●「アイドル」を一手に背負った広末涼子の歌

 

5. アイドル(的なもの)

 

●『R』『H』と『AmiGo』

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ①SPEED

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ②川本真琴

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話)

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話ではない)

●「SMAPの歌ってかっこよくない?」というスノッブの作法

 

6. 渋谷系など

 

●誰がどこでフリッパーズギター/フィッシュマンズを聴いていたんだろう?

●J-POPスターとしての小沢健二

●もう一つの「渋谷系」 -- シャ乱Qと鈴木蘭々

●「フォーキー」にかぶれる ①サニーデイからはっぴいえんどへ

●「フォーキー」にかぶれる ②かせきさいだぁとソウルセット

 

7. 日本のロックの夜明け

 

●1997年のSWEET LOVE SHOWER

●「俺たちがニッポンのミッシェルガンエレファントだ!」

●「洋楽ナイズ」された耳(と態度)に刺さった97/98世代

●「ポストミスチル」からの鮮やかな転身 GRAPEVINE

●「Raspberry」よりも「ロケットに乗って」 TRICERATOPS

●本当にスターだった Dragon Ash

●スーパーカー、くるり、ナンバーガールと高校3年生~大学生

 

8. おわりに

 

●わたしのゼロ年代 ①一足お先に「コンテンツよりコミュニケーション」を体験

●わたしのゼロ年代 ②ひたちなかエンドレス地獄

●90年代ブームと世代断絶

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<免責事項>

・このエッセイは、あくまでも「超個人的視点で綴った超個人的体験に関する文章」です。90年代の音楽に対する網羅的な知識を手っ取り早く知りたい、というような方の要望には全く応えられませんのでご注意ください。
・ですので、「え、90年代について語っているのに○○が出てこないとかありえない!」というようなことを言われましても、「自分の思い出にそのアーティストが登場しなかった」というだけで他意はありません。あくまでもn=1の体験記としてお楽しみください。
・「音楽そのもの」だけでなく「その音楽を聴いていた自分の状況」というような話が多数出てきますので、その手の話に対してすぐ「自分語りかよ」みたいなことを言ってしまうタイプの方は迂闊に読むと蕁麻疹が出るかもしれませんのでご注意ください。
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司会者「趣旨にも書いてある通り、こちらはnoteでの有料販売(400円)となります。 このリンクからnoteに行っていただき、ご購入ください。アカウントのない方は別途登録を済ませていただけますと」

レジー「ちょっとお手間かけますがよろしくお願いいたします。繰り返しになりますがこの文章はとても個人的、主観的な切り口で書かれています。千葉で生まれて東京の男子校に6年間通った少年の音楽体験を通じて、あの時代がどんな雰囲気だったのかというのを感じてもらえれば。あとは「いやいや、俺/私はこうだった」みたいにそれぞれの90年代について思いを馳せてもらいたいし、もしくは文章にして公開してもらったらより楽しいんじゃないでしょうか。これに関してはまずは読んでみてください、という感じなのでぜひお願いします。きっと自分のことを誰かに喋りたくなると思います。念のため再度リンク貼っておきます」


【エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」】


司会者「わかりました。次回はどうしますか」

レジー「もう年間ベストにいっちゃう感じだろうなあ。もし何かあれば挟みますが」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」 

【レジーが見た90年代プロジェクト】1/2 90年代の私的50枚リスト

司会者「前回告知した通り、「レジーが見た90年代プロジェクト」の第一弾をお送りします。企画の趣旨についてはこちらをどうぞ

 

レジー「はい。今回は「90年代の私的50枚リスト」ということで、90年代にリリースされた日本のアルバムから超個人的視点でチョイスした50枚をランキング形式でお届けします」

 

司会者「超個人的視点、ここポイントですね」

 

レジー「そうそう。毎年の年間ベストの時も言ってるんですけど、これはあくまでも自分における大事な50枚であって、シーンを代表するものとかそういう話ではないということを強調しておきます。知らない作品があったらぜひ聴いてみていただきたいですね。意外とサブスクにあったりするし、あとアマゾンのリンクが埋め込まれているジャケット画像を入れているのでそこから飛んでいただいても。ちなみにその都合でジャケットのサイズが一部まちまちですが、その辺はご勘弁いただければと思います。ではいってみましょう。この手の企画はカウントダウン方式でお送りすることが多いのですが、今回はもったいぶっても仕方ないので1位から順に発表します。ばっと絵が見えた方がいいかなと思って10枚ごとにまとめてあります。これが僕にとっての90年代の景色です。それではどうぞ」


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1. MAKING THE ROAD/Hi-STANDARD
2. Atomic Heart/Mr.Children
3. ハチミツ/スピッツ
4. Lifetime/GRAPEVINE
5. Viva La Revolution/Dragon Ash
6. サニーデイ・サービス/サニーデイ・サービス
7. 空の飛び方/スピッツ
8. TRICERATOPS/TRICERATOPS
9. ギヤ・ブルーズ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
10. MIRACLE DIVING/JUDY AND MARY





11. 川本真琴/川本真琴
12. 無罪モラトリアム/無罪モラトリアム
13. Jr./TOKYO No.1 SOUL SET
14. POP LIFE/JUDY AND MARY
15. heavenly/L'Arc~en~Ciel
16. Angry Fist/Hi-STANDARD
17. evergreen/MY LITTLE LOVER
18. 愛と笑いの夜/サニーデイ・サービス
19. かせきさいだぁ/かせきさいだぁ
20. ゆずえん/ゆず





21. インディゴ地平線/スピッツ
22. THE CHEWINGGUM WEEKEND/THE CHEWINGGUM WEEKEND
23. GIRL FRIEND ARMY/カーネーション
24. RED HILL/CHAGE&ASKA
25. KIND OF LOVE/Mr.Children
26. JP/クラムボン
27. FIRST LOVE/宇多田ヒカル
28. 東京/サニーデイ・サービス
29. LIFE/小沢健二
30. feminism/黒夢





31. BORELO/Mr.Children
32. Young Love/サザンオールスターズ
33. TRIPLE BARREL/TOKYO No.1 SOUL SET
34. ORANGE SUNSHINE/JUDY AND MARY
35. 名前をつけてやる/スピッツ
36. 退屈の花/GRAPEVINE
37. さよならストレンジャー/くるり
38. tambourine/MOON CHILD
39. the brilliant green/the brilliant green
40. フェイクファー/スピッツ





41. TRUE/L'Arc~en~Ciel
42. DEEN/DEEN
43. SMAP 011 ス/SMAP
44. 深海/Mr.Children
45. LOVE BRACE/華原朋美
46. スリーアウトチェンジ/スーパーカー
47. MUGEN/サニーデイ・サービス
48. Crispy!/スピッツ
49. THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK/TRICERATOPS
50. TERRA 2001/the brilliant green



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司会者「以上になります」

 

レジー「これについては特にコメントなどはないです。読んでいただいた方それぞれの「90年代の50枚」もぜひ教えていただきたいですね」

 

司会者「次回は「レジーが見た90年代プロジェクト」第二弾ということで、エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」をnoteにて有料公開します」

 

レジー「改めて目次貼っておこう」

 

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【エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」】

 

1. はじめに~バックグラウンド

 

●「自己防衛」「イメージ戦略」のために小5で音楽の道へ、そしてはまる

●初めて買ったCD

●小6のカセットテープ(一番偏見のなかった時代)

●「メジャー」「歌とメロディ」を重視する嗜好はいつ生まれたのか

 

2. 歌謡曲からJ-POP

 

●チャゲアスとサザンの明暗

●どかんとミスチル、じわじわスピッツ

●今(あえて)ビーイングを再評価した結果www

●プロデューサーに憧れて

●僕たちはいつの間にジュディマリを好きになったのか

●ビジュアル系との付き合い方

●『無罪モラトリアム』と『FIRST LOVE』、衝撃的だったのは・・・

 

3. メディア

 

●スタートはTOKYO FM

HEY!HEY!HEY!とうたばん

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ①ミュージックスクエア

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ②ミュートマジャパン

●マイオリジナルVHSを作る

●ワッツイン→ミュージックマガジン→ロッキングオン

●偉大なるBUZZ

J-ROCK magazineで勉強したジャンルの名前

●「アナログブーム」に上辺だけ突っ込む

 

4. 男子校と思春期

 

●インターネットと音楽と女の子を巡る思い出(16歳なりたて)

●ハイスタに教わった新しい「ポップ」の形とリア充カルチャー

●ゆずという存在のデカさ

●「アイドル」を一手に背負った広末涼子の歌

 

5. アイドル(的なもの)

 

●『R』『H』と『AmiGo

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ①SPEED

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ②川本真琴

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話)

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話ではない)

●「SMAPの歌ってかっこよくない?」というスノッブの作法

 

6. 渋谷系など

 

●誰がどこでフリッパーズギター/フィッシュマンズを聴いていたんだろう?

J-POPスターとしての小沢健二

●もう一つの「渋谷系」 -- シャ乱Qと鈴木蘭々

●「フォーキー」にかぶれる ①サニーデイからはっぴいえんどへ

●「フォーキー」にかぶれる ②かせきさいだぁとソウルセット

 

7. 日本のロックの夜明け

 

1997年のSWEET LOVE SHOWER

●「俺たちがニッポンのミッシェルガンエレファントだ!」

●「洋楽ナイズ」された耳(と態度)に刺さった97/98世代

●「ポストミスチル」からの鮮やかな転身 GRAPEVINE

●「Raspberry」よりも「ロケットに乗って」 TRICERATOPS

●本当にスターだった Dragon Ash

●スーパーカー、くるり、ナンバーガールと高校3年生~大学生

 

8. おわりに

 

●わたしのゼロ年代 ①一足お先に「コンテンツよりコミュニケーション」を体験

●わたしのゼロ年代 ②ひたちなかエンドレス地獄

90年代ブームと世代断絶

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司会者「約40000字のエッセイということで」

 

レジー「ご興味を持っていただけた方はぜひ。本文はnoteに載りますが、こちらのブログでも告知記事を出しますのでよろしくお願いします(追記:こちらにアップされましたのでよろしくお願いします)

 

司会者「わかりました。できるだけ早めの更新を期待しています」

 

レジー「と言いつつ、アップは1119日の予定です。それまでしばしお待ちください」 


<11/19 追記>

司会者「前段の文章のフォントが一部デカくなってますが」

 

レジー「いやー、久々にインターネットを感じたね。結構読んでいただいた中で、これを勝手に「90年代を代表する、象徴する50枚」だと勘違いしてあれが入ってないからおかしいみたいなことを言ってる人がちょこちょこ確認されまして」

 

司会者「最初の方読んでなかったんでしょうか」

 

レジー「いかに文章を適当に読んでるかって話ですね。で、少し頭悪そうになってしまいましたが、誤解のないようにこのリストが超パーソナルなものである旨をわかるような表記にしました。正直ここまでやっても不安ですが、最善策をとったつもりです。エッセイの方もこのあたりしっかり強調しておかないと何言われるかわからんから何かしら対処しよう」

【レジーが見た90年代プロジェクト】0/2 前口上

司会者「今回はインタビューじゃないんですよね」

 

レジー「はい。前回ちょっと書いた通り、少し前から仕込んでた話をやりたいなと。世の中の90年代ブームの中でちゃんと自分なりに90年代という時代を振り返っておきたいなと思って、「レジーが見た90年代プロジェクト」という企画を準備しました。まずは基本的な考え方をまとめたのでこちらをどうぞ」

 

>>> 

 
<前口上>
 

世間は「90年代音楽ブーム」ということで、その時代に関する論考(メディアでのまとまった特集から個人の感想まで)が多数飛び交っています。でも、そのどれにもどうにもノレない。ピンとこない。わくわくしない。この違和感は何なんだろうと思っていたところ、「結局のところ、自分が体験した“90年代という時代”と全く同じ時間を過ごしている人は誰一人としていない」という当たり前の事実に思い当たりました。

 

僕にとって90年代とは、人生における10代の時間そのものであるとともに(81年生まれなので91年で10歳、2001年で20)、音楽に出会ってはまっていくプロセスそのものでもあります。その期間は自分にとってあまりにもビビッドすぎて、誰かが書いた客観的な(もしくは客観性を装っただけの主観的な)文章に接するとどうしても拒否反応を起こしてしまう、というのが「90年代とは◯◯であった」的言説に触れた時に感じるぞわぞわっとしたものの正体のようです。

 

そもそも僕が「レジーのブログ」を始めたきっかけ(そして続けている理由)は、「自分が読みたいものがない、だったら自分でそれを書こう」というものでした。それならば、自分にとって大事な90年代という時代についてもその姿勢で臨んでみては?という気持ちでスタートしたのが、この「レジーが見た90年代プロジェクト」です。

 

「レジーが見た90年代プロジェクト」は、僕なりに選んだこの時代における日本のポップスのアルバム50枚リストと、90年代の日本の音楽シーンにおけるトピックやそれに対するリスナーとしての自分の行動・気持ちなどに関する40,000字弱のエッセイから構成されています。この中に「客観性」というものはありません。あくまでも自分が見て、聴いて、体験してきたことについてひたすらに独りよがりな話が並んでいます。「時代の総括」の体裁をとる情報は客観性が求められがちですが(そして本来そうあるべきなのかもしれませんが)、今回は一つの主観を提示することに徹底して振り切りました(おそらくその「客観性」というものだって、数多の、もしくは声のデカい少数派の「主観」が積みあがったものにすぎないはずです)。

 

なので、ここに示される情報には、同世代の方のあるあるや若い世代の方の新たな発見だけでなく、「いや、そんなことはないはず」という感想を持つものも含まれているかもしれません。そこはあくまでも「主観の相違」ということで何とぞご勘弁いただければ(リリースタイミングなど解釈のしようのないファクトについての誤認はないように細心の注意を払ってはいるつもりです)。何かを代表する情報を提示しているわけではないので、その相違自体も楽しんでいただきながらご自身の90年代観を深めていただくトリガーになれば幸いです。

 

後述する理由で今回のプロジェクトの一部は有料での公開となっております。ご興味を持っていただき、かつ多少のお金を投じていただける方と、あの時代のリアルな息吹を共有できればと思っております。

 

 

<価格設定>

「レジーが見た90年代プロジェクト」は、下記の値段で販売します。

 

    90年代の私的50枚リスト  無料(レジーのブログLDBにて111622時公開予定→公開しました

    エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia  400円(noteにて111922時公開予定→公開しました

 

今回のこの取り組みは非常にパーソナルな内容を多数含んでいることもあり、単純にウェブの大海に放流するのは何となく気がひける部分がありました。一方で、特に50枚のリストについては「自分の好きなもの」としてオープンに共有したいというのも正直なところ。そんなことを踏まえて、50枚のリストはいつも通りブログで公開、エッセイについてはnoteを使ってクローズドでの公開という形をとらせていただきます。

 

この値付けを高いと感じるか安いと感じるかは個人の感覚次第だと思いますが、前向きな気持ちでお金を支払っていただいた方には相応の価値を提供できるのではないかなと思っております。何とぞご理解のほどをお願いいたします。読んでみたいけどnoteアカウントがないという方、登録簡単ですのでもしそんな方がいらっしゃったらこちらのページからどうぞ。

 

 

>>> 

 

司会者「90年代のマイベスト50枚と、90年代に関する40,000字エッセイを公開すると」

 

レジー「何とか年内に公開できる運びになってよかった。今年はあらゆるところで90年代の話がされてるけど、自分にとってリアルな90年代の話がとことん少ない感じがしてたから何か投げ込みたいと思っていました。特に今書き換えられつつある90年代の歴史にはミスチルもチャゲアスもビーイングも出てこないし、下手すればドラゴンアッシュすら出てこなかったりもするじゃないですか。自分は90年代に中学生とか高校生で、音楽大好きだったけどどちらかというと普通にメディアで流れているJ-POPや今でいう「ロキノン」「邦ロック」的な音楽を聴いて育ってきたから、そういうところで感じてた印象と音楽有識者っぽい人たちが編纂している90年代の風景にはすごくギャップがあるなあと」

 

司会者「そういう文化、J-POPど真ん中の空気を真正面から感じて育った人たちがあまり語り部になってないってことですよね」

 

レジー「結局そういうことなんだろうなと。で、前段の文章と重複するけど、だったら自分にフィットするものをまとめてみよう、と思い立って早4か月くらいかな。いろんなものの合間に進めてたんですが、想定してたより時間がかかってしまった。そろそろウェブ上の音楽好き界隈は年間ベストアルバムで盛り上がり始めるころだと思うけど、そのタイミングになる前に2016年のトピックの一つでもあった「90年代振り返りモード」を締めくくれればと思っています。アップスケジュールはさっき書いた通りですが、エッセイについては目次をここで公開しておきます」

 

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【エッセイ「部屋とYシャツと90年代  Welcome to my utopia」】

 

1. はじめに~バックグラウンド

 

●「自己防衛」「イメージ戦略」のために小5で音楽の道へ、そしてはまる

●初めて買ったCD

●小6のカセットテープ(一番偏見のなかった時代)

●「メジャー」「歌とメロディ」を重視する嗜好はいつ生まれたのか

 

2. 歌謡曲からJ-POP

 

●チャゲアスとサザンの明暗

●どかんとミスチル、じわじわスピッツ

●今(あえて)ビーイングを再評価した結果www

●プロデューサーに憧れて

●僕たちはいつの間にジュディマリを好きになったのか

●ビジュアル系との付き合い方

●『無罪モラトリアム』と『FIRST LOVE』、衝撃的だったのは・・・

 

3. メディア

 

●スタートはTOKYO FM

HEY!HEY!HEY!とうたばん

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ①ミュージックスクエア

●「メジャーじゃない音楽」を知る喜び ②ミュートマジャパン

●マイオリジナルVHSを作る

●ワッツイン→ミュージックマガジン→ロッキングオン

●偉大なるBUZZ

J-ROCK magazineで勉強したジャンルの名前

●「アナログブーム」に上辺だけ突っ込む

 

4. 男子校と思春期

 

●インターネットと音楽と女の子を巡る思い出(16歳なりたて)

●ハイスタに教わった新しい「ポップ」の形とリア充カルチャー

●ゆずという存在のデカさ

●「アイドル」を一手に背負った広末涼子の歌

 

5. アイドル(的なもの)

 

●『R』『H』と『AmiGo

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ①SPEED

●「アイドル」と「アーティスト」の狭間で ②川本真琴

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話)

●マイルーツとしてのASAYAN(音楽の話ではない)

●「SMAPの歌ってかっこよくない?」というスノッブの作法

 

6. 渋谷系など

 

●誰がどこでフリッパーズギター/フィッシュマンズを聴いていたんだろう?

J-POPスターとしての小沢健二

●もう一つの「渋谷系」 -- シャ乱Qと鈴木蘭々

●「フォーキー」にかぶれる ①サニーデイからはっぴいえんどへ

●「フォーキー」にかぶれる ②かせきさいだぁとソウルセット

 

7. 日本のロックの夜明け

 

1997年のSWEET LOVE SHOWER

●「俺たちがニッポンのミッシェルガンエレファントだ!」

●「洋楽ナイズ」された耳(と態度)に刺さった97/98世代

●「ポストミスチル」からの鮮やかな転身 GRAPEVINE

●「Raspberry」よりも「ロケットに乗って」 TRICERATOPS

●本当にスターだった Dragon Ash

●スーパーカー、くるり、ナンバーガールと高校3年生~大学生

 

8. おわりに

 

●わたしのゼロ年代 ①一足お先に「コンテンツよりコミュニケーション」を体験

●わたしのゼロ年代 ②ひたちなかエンドレス地獄

90年代ブームと世代断絶

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司会者「このテキストはnoteで販売すると」

 

レジー「たまにnoteで有料ゾーン設けてたけど、ボリュームあるやつに値段つけるのは初めてですね。読みたい人だけどうぞ。というわけで予告はここまでです。次回タイミングで50枚のリストをアップします」

 

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

 

レジー「と言いつつ、アップ予定日は11/16と書いた通りですね。あと数日お待ちください」

【第8回】あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-

レジー「今回は久々にこちらの企画をやります」

 

あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-

 

アマゾンを巡回して「1円で買える90年代半ば~後半デビューのさして売れなかった人たち」のCDを3作品発見して回収(送料340円×3枚、総計1023円)→その中身について自分の思い出も交えて話をする

※現在は送料350円のため総計1053円だが、企画開始当初のタイトルを継続


 

司会者「前回が20152月なのでかなり間が空きました」

 

レジー「最近の90年代熱を受けてそろそろやろうかなと。宇野さんの本もそうだし、あとこんなブログ記事も読んだりして」

 

司会者「90年代リバイバル的な音楽の話を受けて、結構90年代は語られることが増えてますよね。それこそ渋谷系とか」

 

レジー「いろいろあるけど、やっぱり自分にしっくりくるものってなかなかないんだよね。まあ見る立場が違うから当たり前なんだけど。よく言われてるように90年代の音楽が渋谷系一色だったなんてことは絶対ないし、都内の女子高生がみんな援助交際してたのか?みたいな不思議な気持ちになったり。少なくとも自分の観測範囲ではそんなことはなかった」

 

司会者「隠してただけかもしれないけどね」

 

レジー「そうだったらかなりショックだ。ほんといろいろどうかなと思う話はあるのよ。オザケンの話するのにヘイヘイヘイについて全く目配せがないとか、メロコアと東京ストリートニュースとか。まあそういうのは置いておくとして、そもそもこの僕の企画って「ポスト・ミスチル」みたいに括られてたけどそんなに売れなかった、消えてしまったけど愛すべきバンドたちを茶化しながらもリスペクトを込めて紹介するみたいな個人的な動機で2013年に始めたものなんですけど、事ここに及んでは90年代の一つの歴史を紡ぐ企画として当初とは異なる意味を持ち始めてるような気がしていまして。すでに当初紹介したかったバンドの話からずいぶん離れているんだけど、妙にユートピア的に語られがちな90年代の音楽シーンの多様性を振り返ってあの時代を再解釈する企画として改めて位置付けられればなと思っています」

 

司会者「過去の記事もずらっと並べておきますので是非読んでいただきたいですね」

 

第1回:After me/rough laugh/CURIO
第2回:cool drive makers/ZEPPET STORE/ROBOTS
第3回:SMILE/オセロケッツ/坂本サトル
第4回:PEPPERLAND ORANGE/RAZZ MA TAZZ/SweetShop
第5回:Jungle Smile/TIMESLIP-RENDEZVOUS/the autumn stone 
第6回:Rumania Montevideo/ザ・カスタネッツ/Letit go
第7回:THE CHEWINGGUM WEEKEND、the PeteBest、No’where               

 

レジー「うん。「90年代」っていうものの見方も少し変わるかも。というわけで今回の3枚はこちら」


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司会者「またこれまでと少し毛色の違う作品も入ってますね」

 


レジー「そうね。一応自分なりのテーマはあります。まずはこのアルバムから行ってみましょう」


 

RE-BIRTH/MULTI MAX

 


 


司会者「まずはマルチマックスです。89年にデビュー、って当初の約束事から逸脱してますけど」

 

レジー「まあちょっと大目に見てください。チャゲアスのチャゲのユニットね。89年っていうとチャゲアスは「WALK」とか「LOVE SONG」とか出してた頃です」

 




 

司会者「今聴いても名曲。あとアルバム『PRIDE』で1位をとってますね」

 

レジー「ここから90年代前半のメガヒット時代へ続くと。で、そういうタイミングで「自分の音楽のルーツを追求したい」という想いでできたグループです」

 

司会者「3人組で、メンバーは淺井ひろみと村上啓介。村上氏は、90年代SMAPのキーマンでもある小森田実と一緒に音楽活動していた時代もあるとのこと。このアルバムは1993年のリリースですね。チャゲアスとしては「YAH YAH YAH」のリリース年です」

 

レジー「最初に動画も貼りましたけど、大ヒットシングル「勇気の言葉」を収録しています」

 

司会者「大ヒットって」

 

レジー「なんかよく流れてた記憶がある。で、このアルバム、もちろんチャゲのユニットと言いつつ女性ボーカルの曲もあったりします。あとこれASKAが歌えばチャゲアスになるんじゃね的な曲もちょこちょこ」

 

司会者「「I CAN'T STOP EATING -食わずにはいられない」とか「今夜ちょっとさ」風でもありますね」

 

レジー「チャゲアスとの音楽的な住み分けとは誰かきっちり補足していただけると嬉しいです。あと曲が長い。これは時代柄かもなーと思う」

 

司会者「このマルチマックスですが、1996年に活動休止となりました。ちょうどチャゲアスが一度活動を止めた時期とも重なります。ちなみに2014年に過去のVHS作品がDVD化されました」

 

レジー「ASKAもソロ活動バリバリやってたし、やっぱりチャゲアスって「ユニット」だったんだよなあと改めて思いました。バンドの中心人物のソロということで言えば、このくらいの時期だと桑田佳祐にせよTUBEの前田亘輝にせよあったけど。ちょっと時代ずれるけど、同じ2人組でもゆずはそれぞれが音楽活動ソロでやって作品作るイメージあんまりわかないもんね。そう考えると、ユニコーンとかルナシーとかラルクみたいにメンバー全員がソロで作品作ってたみたいなケースの異常性が際立ちますな」


 

BEYOND THE LIGHT/To Be Continued

 

 
 


司会者「続いてはTo Be Continuedです」

 

レジー「通称トゥビコンね。それでどれくらいの人に伝わるのか」

 

司会者「1991年に結成、2000年に活動休止しました。ボーカルだった岡田浩暉は今でも俳優として活動しています」

 

レジー「このアルバムは彼らの最大のヒット曲「君だけを見ていた」を収録しています。9枚目のシングルということで結構下積みあったんだね。しかしこれが50万枚売れてるわけですごい時代だ」

 

司会者「ドラマ「もしも願いが叶うなら」の挿入歌だったんですよね」

 

レジー「あの時の中山美穂可愛かった記憶がある。ダウンタウンの浜ちゃん、フライングキッズの浜崎貴司と3兄弟役だったんだよね岡田さんは。初の俳優仕事だったみたいなんだけど、ミュージシャン役でした」

 

司会者「ドラマの中でガンガン歌ってましたよね」

 

レジー「歌と俳優両方やる人はたくさんいるけど、デビュー作にミュージシャン役で出て、3か月間の間歌ってるシーンが何度もテレビで流れるって結構えげつないプロモーションの仕方だよね。そりゃ売れるわっていう。で、この「君だけを見ていた」は最近でもありそうなJ-POP的バラードなんですが、アルバム全体の音の感じはシングライクトーキング的なAOR感があったりもします。3人組だし編成も意識してたりするんだろうか。この前リアルサウンドにも書いたんだけど、今流行っているとされる「シティ・ポップ」的な音って、シングライクトーキングなんかとリンクする部分が大きいと思うんだよね。で、トゥビコンは何気にそのラインに乗っているように思いました。あとこのアルバムに入ってる別のシングル「逃げたりしない」とか今時っぽい」

 


 

司会者「このイントロ、今のアイドルの曲でやったらみんな興奮しちゃいそうな感じですね」

 

レジー「2014年の夏にCDジャーナル誌上で「あたらしいシティ・ポップ おかわり」って対談を松永良平さんとやったときに「今のシティ・ポップというムーブメントはブックオフで買える90年代のジャンクCDとつながっている」っていう話があったんだけど、あれから1年半以上経ってその状況はますます加速してるなあという感じはする。あとこのグループのメンバーだった佐藤鷹さんは、コスミック・インベンションというグループに昔所属していたようで。当時は佐藤克己名義」

 


 

司会者「「YMOジュニア」なんて呼ばれていたそうです」

 

レジー「恥ずかしながら全然知らなかった。YMOの武道館公演の前座もやったとのこと。で、このコスミック・インベンションって、AKB48の代表曲でお馴染みの井上ヨシマサさんがいたんだね。この動画だと豊武能征と名乗っている」

 

司会者「リアルサウンドにもインタビューが載っています

 

レジー「またこの企画が期せずして今の時代とつながってしまった。井上さんは小泉今日子への曲提供で作曲家デビューしてるということも今回知りました。AKB48における井上ヨシマサの存在というのも、いろんな音楽・芸能の歴史の集積によってこのグループが形成されているということの一つの証左ですね」

 
 

LOVE IS A MELODY D&D memorial 1st〜』/D&D

 



 

司会者「ラストはD&Dです。3人組の女性パフォーマンスグループで、96年にデビューして99年に活動休止。この手の編成のグループを取り上げるのは今回が初めてですね」

 

レジー「まずはとりあえず冒頭に貼った動画を見ていただきたいです。テンションの高さがすごい。もはやちょっと圧迫感がある。これヘイヘイヘイかな」

 

司会者「メインで歌っているオリビア迫力ありますね」

 

レジー「90年代の勢いを感じる。この曲の作曲は庄野賢一。SMAPHey Hey おおきに毎度あり」の作曲者です。マルチマックスに続いてまたSMAPとのつながりが出てきてしまった」

 

司会者「この話は以前トーフさんがツイッターでしてました」
 

 

レジー「トーフさんはこのあたりいろいろ追ってそうだなー

 

司会者「この人たちは沖縄アクターズスクールの出身、かつライジングプロダクションということでこの当時バカ売れしていた安室ちゃんやSPEEDと直接つながっている感じですね」

 

レジー「うん。でもさすがにそれだけ近い系統の人がガンガン売れてる時にちょっとしんどかったような気がするな。3匹目のどじょうを狙ったものの、さすがにもう席はなかったという。この構造は当初の企画のコンセプトでもあった「ポストミスチル」の話とも重なるかもね。似たようなことやったら売れるかと思いきや、結果的には本家との差が強調されるだけだったわけで。あと今回D&Dを取り上げた意味合いとして、この人たちは「若い女子が歌って踊る」というフォーマットをとっているけど当時は「アイドル」という呼称もしくは括りではなかったというところね」

 

司会者「このあたりの話は前回のエントリーでもしました。90年代半ばのJ-POPにおいて、「アイドル」という概念はほぼ存在しなかったと」

 

レジー「この前はSPEEDをひとつの例として話を進めたけど、もちろんこの人らもその流れにあてはまります」

 

司会者「このネタなかなかしつこくやりますね」

 

レジー「いや、ほんとこの部分はすごく気になっているところで。これだけ90年代ブーム的な様相を呈しているからこそ、メガヒット時代の「アイドル」的な体裁をとっていた人たちと昨今のグループアイドルの「つながり」と「断絶」のそれぞれについて改めて整理しないといけないなと個人的には強く思っています。たとえばD&Dが醸し出しているハイテンション感と最近のアイドルの共通項を見出すことも可能ではあると思うけど、そもそも当時と今では根本的な思想や背景が違うのは正しく理解したいですよね、っていう。ちょっと広げると、ここ最近、というかたぶん数か月単位の話のような気がするけど、「シティ・ポップ」とか「渋谷系再評価」みたいな話が一気に広がりを見せてますよね。で、その言葉がかつて持っていた意味とか、あとはそれが孕む曖昧さや危うさがちゃんと腑分けされないままバズワードになっちゃったからカオス状態に陥っているんだと思うんですよ。本来権威を持っているとされている人たちが雑な使い方をオーソライズしている側面も結構あるし。その辺についてはだいぶメディアごとの理解度の差が出てきてる印象はあります。「シティ・ポップ」というタグについては3年前くらいは自分も適当に使い散らしていた印象があり、そのうち自分でも何を示しているのか曖昧だなという感触を持つようになって、迂闊には使わないようにはしつつもさっき紹介したCDジャーナルやらリアルサウンドの記事、あとこの前MUSICAに書いた王舟『PICTURE』のレビューやらで自分なりに定義とか解釈をしようとトライしてはみてるものの、正直このカオス状態はもはや手遅れのような気がしていて。おそらく10年代の「アイドル」という現象についてももうまもなく一旦総括するような動きが出てくると思うんだけど、これについては「シティ・ポップ」みたいなわけわかんないことにならないといいなあと思っています。ちょっと企画そのものの趣旨から逸れたかな。まあいいか、最初に書いた通りこの企画には90年代を再解釈するという新しい意味付けが加わったので」

 

司会者「わかりました。では最後まとめていただけますと」

 

レジー「とりあえず現在進行形の「ライジングプロダクションのアイドル」という原宿駅前ステージ申し込んでみたら当たったので今度見に行ってきます。いずれはそんな話もまた。今回はそんな感じで。次回はまだわかんないけどインタビュー話もいくつか仕込んでいるのでそのうち」

 

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

 

 

【第7回】あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-

レジー「ホシナトオルさんのこのツイートに触発されて、L-Rの『Doubt』を聴きました」




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司会者「ホシナさんと言えば、NIGHTSAFARIというユニットで発表されたアルバム『Music For Office Lady』がかっこいいです」



レジー「6曲目の「モデル」って曲が特に好き。ユニットのコンセプトに引きつけて作っていただいたプレイリストも「レジーのポータル」で公開してますのでこちらもぜひ」

司会者「L-Rは90年代に活躍したグループですが、好きだったんですか」

レジー「「Hello, it’s me」をCMで知って超いい曲だなと思ってたらじわじわチャート上がってきて、やっぱりねって感じになったの覚えてるなあ。そのタイミングで知ったから、当時のトレンドでもあった「ポップな歌ものロック」をクオリティ高くやる人たちという認識だったんだけど。ホシナさんのツイートにあった「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」は一転してシリアスな感じでびっくりしたよね。思わずシングル買ったんだけど、なぜかアルバムは聴いてなかった。改めて聴くと超かっこいいわ。こんなアルバムがアマゾンでは1円+送料350円で売ってます。というわけで今回は予告通りこの企画をやります」

あの1023円で何が買えたか? -もはや誰も顧みない90sJ-POPを勝手に供養する-

アマゾンを巡回して「1円で買える90年代半ば~後半デビューのさして売れなかった人たち」のCDを3作品発見して回収(送料340円×3枚、総計1023円)→その中身について自分の思い出も交えて話をする
※現在は送料350円のため総計1053円だが、企画開始当初のタイトルを継続

司会者「今まで取り上げた人たちはこちらの通りです」

第1回:After me/rough laugh/CURIO
第2回:cool drive makers/ZEPPET STORE/ROBOTS
第3回:SMILE/オセロケッツ/坂本サトル
第4回:PEPPERLAND ORANGE/RAZZ MA TAZZ/SweetShop
第5回:Jungle Smile/TIMESLIP-RENDEZVOUS/the autumn stone 
第6回:Rumania Montevideo/ザ・カスタネッツ/Letit go

レジー「だいぶストックされてきたなあ。で、今回の3枚はこちら。個人的にはいろんな意味で気に入ってるセレクション。では早速行きましょう」

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『THE CHEWINGGUM WEEKEND』/ THE CHEWINGGUM WEEKEND





司会者「1組目はチューインガムウィークエンドです。91年結成、96年にメジャーデビュー。01年に解散しました」

レジー「このバンド、もっと早々に取り上げたかっただけどアルバムがなかなか1円になってなかったんだよね。久々にチェックしたら1円になってたので早速ポチりました。たぶん当時買ったCDも棚のどっかにあるはず。処分した記憶がない」

司会者「1度フライングして取り上げましたよね

レジー「そうね。正式に紹介できてよかった。まずはとにかく「あの娘をつかまえて」を聴いていただきたい。僕にとって超重要な曲です」

司会者「以前チョイスした「リスナー人生20年の20曲」にも選ばれています」

レジー「最初に聴いたのはTVKのミュートマです。ビデオクリップダービーにエントリーされてたのかな」

司会者「ミュートマはビデオクリップダービーなくなっちゃいましたよね」

レジー「去年くらいに謎の改悪があったよね。音楽そのものの比率がやけに低くなって、それ以来見なくなってしまった。話戻すと、「あの娘をつかまえて」はほんと衝撃だったんだよね。バンドサウンドとストリングス、ホーンの絡み。サビのメロディ。「かすんでゆくあの娘をつかまえて 遠くまで連れてくよ」っていう歌詞はスピッツの「スパイダー」にも通じるものがありますな」



司会者「「スパイダー」は94年です」

レジー「この曲はほんとに自分の趣味嗜好を決定づけた1曲と言ってもいいかもしれないなあ。音もそうだし、詞の世界観も。女の子との距離感というか。これが自分にとっての音楽における一つの判断基準になってるところはある。で、今回取り上げた『THE CHEWINGGUM WEEKEND』はこの「あの娘をつかまえて」が入ってるアルバムなんですが、骨太なロックバンドがカラフルなギターポップをやりましたって趣の作品ですね」

司会者「冒頭の「青い雨が僕らにも降り注ぐ」はキャッチーなコーラスで始まります」

レジー「このアルバムは予約して買ったんだけど、家帰ってきて聴き始めたらこれが始まった時はテンション上がったなあ。どの曲も好きだけど、ホーンの響きがポップな「ホリデイ」とか好きですね」

司会者「一方で、ギターポップ然としたファーストと違ってセカンドアルバム以降はギターロックとしての側面が強まっていきます」

レジー「当時はあまり関心のない方向に行ってしまったなあという印象でその辺ちゃんと聴いてないんだよね。ただ、ファンのブログとか見てるとそっちの方がバンドの真の姿だみたいな声もあったりして。聴きたいんだけど手に入らない。中古が高いんだよ。レンタルにもないし、どうしようもない」

司会者「チューインガムウィークエンドに関しては、wikiにこんなエピソードが載っていました」

活動中の音楽番組への露出はあまり行われていなかったが、1996年のミュージックステーションでは、PUFFYが「これが私の生きる道」を披露した際のバックバンドとして、バンド名のクレジット入りでの出演を果たしている。

レジー「そんなこともあったような。このときのMステは見てるはずなんだけど。でも確かに学校で「お前がよく言ってるチューインガムウィークって・・・」みたいな会話を友達とした気はする。なんか90年代っぽいエピソードだなあ」


『Family』/the PeteBest



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司会者「続いてはピートベストです。結成は90年、97年にメジャーデビュー。05年に解散しました」

レジー「花の97年組ですね。ドラゴンアッシュ、トライセラトップス、グレイプバインとも同期です」

司会者「以前のエントリでも触れたバイン田中×トライセラ和田対談に出てくるブラボーナイトの参加バンドでもあります」

レジー「しかし結成からメジャーデビューまでこんなに空いてたんだ。もっとスッとデビューしたのかと思ってた。周りでは結構盛り上がってた気がする」

司会者「根岸孝旨がプロデューサーなんですね」

レジー「これも知らなかった。この方当時はバインもやってたしCoccoもちょうどこの頃だしいけいけだったんだなあ」

司会者「このバンドはどこで知ったんですか」

レジー「たぶんミュージックスクエアで「Lucy」を聴いたのかな。その前のシングルから名前は知ってたけど、楽曲としてちゃんと認識したのはこれが最初だったと思う。あとチューインガムウィークエンドのところでも出てきたミュートマね。YouTube以前の時代のU局PV番組は偉大だ。で、その「Lucy」なんですが、真っ先に思い出すのはやっぱりこれよね」



司会者「オアシスの「Whatever」ですね。アコギのストロークとストリングスの組み合わせにかなり近いものを感じます」

レジー「で、「Lucy」以外にも「24・7 ~Super Sonic Shoes~」なんていうタイトルの曲があったり」

司会者「スーパーソニック」

レジー「この当時のオアシスの存在は相当でかかったんだよね。僕も大好きでしたわ。ちゃんと洋楽聴き始めるきっかけの一つ。「この時代のバンドとオアシス」という話はこの後も出てきますので、ちょっと意識の片隅に置いておいてください。ピートベストに関しては、この企画でよく言及する「ポストミスチル/ポストスピッツ」という話よりは、昨今の「邦ロック」みたいな概念に綿々と続いていくギターバンドの始祖的なものとして考えた方がいいよね。たとえばこういうボーカルのバンド今フェスに出てそう」

司会者「ストレイテナーと一緒に曲作ったりしてますね」



レジー「知らなかった。エルレとも対バンしてたみたいだし、そうやって日本のロックの歴史は紡がれているわけですね」


『bawl out』/No’where



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司会者「最後はNo’whereです。98年メジャーデビュー、2000年に活動休止と実働の短いバンドでした」

レジー「個人的にはこのバンドを思い出したのは結構グッジョブなんだけどどうかな。よくバンド名覚えてたなと自分でも感心した」

司会者「俳優の柏原崇と柏原収史の兄弟が中心になって組んだバンドです」

レジー「僕これなんで知ってるかもはや記憶にないな。バンドとして何かしら話題になったりは全くしてないと思う」

司会者「柏原崇は当時人気あったしその流れで取り上げられたんですかね」

レジー「「白線流し」の頃だもんね。でもこのバンドは全く売れてなかったはず。俳優業が人気でも音楽が売れるとは限らないと。こういう事例が死ぬほどあるのに今でも日本の芸能界は同じ過ちを繰り返し続ける」

司会者「wikiによると台湾ではすごく人気があって、30000人規模の会場でライブをしたそうです」

レジー「すごいな。想像できない。で、このバンドについてはとりあえず貼った音源を聴いていただきたいんですけど。このオアシス感ね」

司会者「ピートベストより成分強めですね」

レジー「曲調もボーカルも。ギターの音色もフレーズもノエルリスペクト感がすごい。時代ですなー」

司会者「がなり声気味に歌うボーカルからそこはかとなく感じられるリアムの影」

レジー「タンバリン叩きながら歌ってるしね。ただしこれに関しては自分もまさにこの時期に軽音楽部でオアシスのコピーやってて、手を後ろで組んで歌ったりしてたから全く笑えない。繰り返しますが時代のせいですねこれは」

司会者「演奏は意外に、と言うと失礼かもですが結構しっかりしてますよね」

レジー「ボーカルとギターが柏原兄弟で、ベースとドラムは彼らよりも年齢が一回り上のキャリアを持ったミュージシャンなんだよね。結局あっさり活動休止になっちゃったけど、調べてたらギターの柏原収史の方はその後も音楽活動してるみたいだから個人にとっての何らかのきっかけになってたならそれはそれでよいのかなと」

司会者「今やEXILEにいるネスミスとSTEELというユニットを組んだりしてたみたいです」



レジー「まさかこの企画がEXILEにつながるとは。面白すぎる。で、このまままとめに入りたいんですけど。今回は何と言ってもオアシスですよ」

司会者「ものすごい影響力だったのを改めて再認識しましたね」

レジー「この企画やってると結構当時のUKっぽい音のバンドと出会うけど、今回はもろにオアシスの影響下にある作品が続いたよね」

司会者「最近は「日本のロックはガラパゴス化した」という感じになってますけど、このあたりのバンドはある意味では「海外との同時代性」が感じられるとも言えます」

レジー「ガラパゴス化する前の愛すべきバンドたちって感じだよね。そんなに売れてないけど。あとはNo’whereに関して言うと、「人気のあるイケメン俳優が、当時ものすごく支持されている海外のバンドをまるまるコピーしたようなバンド組んでデビューする」とか何か微笑ましいじゃないですか。乱暴な例えだけど、東出昌大がそういうバンドでデビューするかって言ったら今しないもんねたぶん。いろんな意味で音楽業界に余裕とか余白があった時代ならではの事象かななんて思いました。今回はこんな感じで」

司会者「わかりました。次回はどうしますか」

レジー「この冬よく聴いた曲の話をしようかなと思いつつ、ちょっと考えます」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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