レジーのブログ LDB

「歌は世につれ、世は歌につれ」でもなくなってきた時代に。  ※15/4/23 世の中の状況を鑑みてfc2からこちらに移しました

ご連絡はレジーのポータルの「contact」よりどうぞ。(ブログ外の活動もまとめてあります)

2012年総括

【2012年総括】今年行ったライブ+年末のご挨拶

レジー「昨日カウントダウンジャパンに行ってきました」

司会者「唯一チケットが完売しなかった30日」

レジー「いやーそれでも混んでましたよ。例年の「完売しない日」よりもお客さんが多かったような気が」

司会者「簡単に感想を述べていただけると」

レジー「帰り道のツイートをいくつか紹介しておきます」








司会者「andropダメだったんですか」

レジー「うーんなんかね。いつの間にか自分にとってジャストじゃないバンドになってたなあと」

司会者「最初のアルバム出た時すごい興奮してたのにね」

レジー「そうなんですよ。やっぱりバンドって生き物ですよねえ。昨日は夏のときも散々書いたお客さんのノリに関してもいろいろ思うところあったんですが、今日は2012年総括なので割愛。いずれ別途やると思います。というわけで、ここからは今年行ったライブについて振り返ります」

司会者「まずは行ったライブを書き出しましょう。複数日のフェスを1本と換算して、計22本です。去年が16本だったので結構増えました」

1月 DENSHI JISION×パスピエ×キュウソネコカミ(他) @渋谷WOMB
1月 Perfume @さいたまスーパーアリーナ
2月 二階堂和美×ソウルフラワーモノノケサミット @京都磔磔
2月 神聖かまってちゃん×岡村靖幸 @STUDIO COAST
4月 小沢健二 @東京オペラシティ
4月 andymori @ZEPP TOKYO
4月 ふくろうず×パスピエ(他) @下北沢GARDEN
5月 JAPAN JAM @STUDIO COAST
5月 矢野顕子 @六本木ヒルズ(フリーライブ)
5月 道との遭遇 @上野水上音楽堂
5月 Hello Sleepwalkers×indigo la End×KUDANZ×赤い公園 @渋谷O-NEST
5月 東京女子流 @日比谷公園大音楽堂
6月 パスピエ @タワーレコード渋谷(購入者フリーライブ)
8月 ROCK IN JAPAN @ひたち海浜公園
10月 パスピエ×日本マドンナ×BiS @新宿レッドクロス
10月 @JAM the Field アイドルコレクション @SHIBUYA-AX
10月 フジファブリック @代々木公園(フリーライブ)
11月 Perfume @TOHOシネマズ府中(ライブビューイング)
12月 フジファブリック @Zepp DiverCity
12月 東京女子流 @日本武道館
12月 プリンセスプリンセス @東京ドーム
12月 COUNTDOWN JAPAN @幕張メッセ


レジー「トマパイ行けなかった以外は大体見たいの見れたかな」

司会者「特に印象に残っているライブとかあれば」

レジー「それはもうぶっちぎりでオザケンですよ。ほんと行けて良かった」

司会者「ライブ後のツイートが興奮を物語っています」






レジー「ただの頭の悪い人になっている。まあそのくらい感激したってことですよ。チケット譲ってくれた友人にはほんと感謝しています」

司会者「あのライブは映像化するために撮影してたとかって話もあったので楽しみですね」

レジー「でもどうせまた超高い価格で売るんだろうなあ。ああいう教祖様ビジネスについては言いたいことがいろいろあるんだけど、それについては機会があれば取り上げたいなと思います」

司会者「他にはありますか」

レジー「そうねえ。音楽的な側面で楽しめたという意味では、5月の道との遭遇が一番ですね。これあんまり知名度高くないのかな?去年からやってるんですけど、ほんといいイベントですよ」

司会者「今年は細野晴臣、高野寛、□□□とか出てましたね」

レジー「高野寛ほんと素晴らしいよ。あと□□□の「合唱曲 スカイツリー」を生でやったんですよ。あれ面白かった」



司会者「去年は原田知世とか奥田民生とかも出てたんですよね」

レジー「そうなんですよ。今年の動画なさそうだから、去年のやつ貼っときます」







司会者「どれもかっこいい」

レジー「やばいね。来年もやるなら絶対行きたいな。ロケーションもまたいいんですよ」

司会者「ロケーションという話でいえば、今年初めて行ったライブ会場もいくつかありましたが」

レジー「何気にコーストは初めて行ったんだけど、道路渡るタイミングを間違えてひどい目にあった。最高だったのは京都磔磔」

司会者「由緒正しいライブハウスですね」

レジー「ああいう「音楽が生活に根付いている」感じのライブハウスって東京にあんまりないよね。ちょうど京都の友人を訪ねるタイミングで二階堂和美とソウルフラワーっていう面白そうな対バンがあったから行ってみたんだけど、行って良かったです」

司会者「一緒にやった「満月の夕」の素晴らしさと言ったらなかったですね」

レジー「ちょうど僕が京都で見た直後に下北沢でやった時の映像がありました。これマジで見た方がいいですよ」



司会者「もっと広く知られるべき歌ですよね」

レジー「今の時代は特にね。こうやって改めて振り返ってると、やっぱりオザケン、道との遭遇、二階堂和美×ソウルフラワーがベスト3かなあ。他にもいいライブはもちろんいっぱいあったんだけど」

司会者「複数回見たアクトもいくつかありますね」

レジー「そうですね。プリプリはひたちなかで感激してドームも行ったんだけど、期待に違わぬステージでした。女子流とフジファブも結局3回見たね。女子流は来年のアルバムツアーも行きたいです。フジファブは新体制でだいぶ安定してきたので、あとはセンチメンタルサイドをどう解禁していくかですね。これについては以前書いた通り

司会者「あとはパスピエですね」

レジー「12月全然見れなかったんだけど、新曲もやってたそうで。次の作品超期待ですよ」

司会者「わかりました。ライブに関してはこんなところですかね。今日は大みそかなので、今年1年の音楽ライフについて振り返っていただけると」

レジー「んーそうですね、リスナーとしては去年のパスピエとか一昨年のふくろうずみたいな「超ツボ!!」ってバンドには出会わなかったですね。まあでもだから退屈な1年だったかと言われるとそんなこともなくて、いろいろ発見があったなあと。海外の音楽も久々にちょこちょこ聴き始めたので、そのあたり来年はもうちょっと広げられるといいなあと思いますね」

司会者「「超ツボ!!」って話でいうとトマパイがそうなんじゃないですか」

レジー「ああ!そうだったそうだった。しつこいけどほんとみんな「PS4U」聴いてね。まああとはこのブログを始めたのが自分にとっては大きいですかね」

司会者「ブログ開設日が7月14日、このエントリーで45本目。5.5か月として1か月に約8本、4日に1本くらいのペースで続いてきました」

レジー「この「継続できた」ってところについては自画自賛したいですね。仕事の合間にいろいろ時間を捻出して結構頑張りましたよ。早起きしたりとかね」

司会者「いろいろな方から反応がありましたが」

レジー「ね。正直ここまでオオゴトになるとは思わなかった。でも面白かったです。著名な方からの反応もそうだし、自分と違う世代の方とやり取りするのも非常に楽しかった」

司会者「ネガティブな反応を目にすることもありましたがそのあたりについてはどうですか」

レジー「そりゃちょっとショックは受けますけど、全く同じ考えの人なんていないから仕方ないですよね。ただブログに関する一連の出来事を通して、日本社会の病理みたいなものを体感しましたね。「謎の客観性信仰」とでも言いましょうか」

司会者「ほう」

レジー「たまに「そういうのは人それぞれだから・・・」みたいな反応を見るんですけど、こっちとしてはそんなものは織り込んだうえで「自分はこう思う」って言ってるわけですよ。それに対して「いや、私はこう思う」って言われればいくらでも話ができるんですけど、そもそも意見を言うこと自体に対して嫌悪感を示してる人ってのがいるんですよね」

司会者「ブログで意見を言わないで何を言うんだろうか」

レジー「自分のポジションを明確にする、ということを著しく恐れてる人がすごく多いなあと。その方がバカにされる危険性がないから楽なんですけどね。で、「もっと客観性を意識した方が良い」みたいな。じゃあ聞くけどその「客観性」ってのはどうやって定義されたものなのかって話ですよ」

司会者「このあたりは森達也さんの「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」に詳しいです」



レジー「これちょっと前の本ですけど、今年読んだ本の中で上位に入る面白さだったな。安易に「客観的な視点が大事」とか言っちゃう人たちはこれ読んで勉強した方がいいですよ。役所の公報書いてるわけじゃないんだからね。あと今年出た「AKB48白熱論争」でも、中森明夫さんが「夢を持つことへの罰--総選挙という名の公開処刑」という項でこんなことを言っていて」



では、なぜ彼女たちは裁判にかけられ、国民の前で公開処刑されるのか。これはある意味、罰を受けているんです。何についての罪を問われているかといえば、それは「夢」を持つことに対する罰だと思う。今の世の中では、夢を持つことが許されないわけですよ。大人は「夢を持て」と言うけれど、いざ若者が夢を語り出すと「現実を見ろ」と言う。ツイッターでノマド系の連中の愚痴を見ると、実にそんな話が多い。実際、今はみんな公務員や終身雇用の会社で働きたいと思っていて、夢なんかない。ところがAKBの子たちは、明らかに現在の日本の許容度を超えた夢を持っている。それに対する罰ですよ。

司会者「ソーシャルメディアで誰もが発信者になれる!とか言われてるけど自分は昼ごはんの写真アップしてるだけっていう人が、ウェブ上で意見を言ってる人に対して「同じ一般人なのにえらそう!むかつく!」みたいになる構造と近いものを感じますね」

レジー「まあウェブ空間に限らずかもしれないけどね。そういう変な圧力は気にせず、今後も変わらず好きなこと書いていければと思っています」

司会者「自分で気に入ってるエントリーとかあれば」

レジー「パスピエについての記事トマパイについての記事は、自分の好きなミュージシャンを多少なりとも知らない人に紹介できたんじゃないかと思ってます。あとはMARQUEEいじったやつね」

司会者「あれも元はと言えばブログ読んでくださった方の指摘から始まったエントリーですね」

レジー「そういう双方向性は引き続き大事にしていきたいなと」

司会者「わかりました。では最後に年の瀬のあいさつでしめていただけると」

レジー「はい。ほんと想像以上の多くの方に読んでいただき、また拡散していただきました。全ての方に感謝しております。ありがとうございました。来年もスタンスは変えず、自分なりの視点で音楽について語っていければと思っていますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします」

司会者「では次回はどうしましょうか」

レジー「ちょっと延ばし延ばしになってる「邦ロック」と「アイドル」に関する話を片付けたいと思ってます。年始休み中になんとか」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

【2012年総括】マイ年間ベスト10枚(5位~1位)

司会者「ではマイ年間ベスト10枚について、引き続き5位から発表したいと思います。10位から6位についてはこちらをご覧ください」

レジー「本編に入る前に1つだけ。佐々木さんにRTしていただいたおかげでいろんな方に読んでいただけたみたいです。ありがとうございます。で、何となく誤読されてるような部分があったので念のため補足説明をさせてください」

司会者「この部分ですね」

「最近の日本の音楽はAKBばかりでクソwww」とか無邪気に言えちゃう視野の狭い人たちにも届いてるといいですね

レジー「佐々木さんの紹介が「オリコンチャートからは見えてこない・・・」みたいな内容だったこともあって、もしかしたらこの企画がアンチオリコン的なものに見えてるのかも、とある反応を見て思いました。それに関して、そういう意図ではないということをはっきりお伝えしておきたいなと」

司会者「この2つのツイートにまとまってる感じですかね」







レジー「売れ線でも通向けでもいいものもあれば悪いものもありますからね。そういう当たり前の視点で自分の好きなものを選んだのがあのランキング企画です。今回のアルバムに関してもそう」

司会者「アンチオリコンというよりは、アンチ「反オリコン主義者」って感じですよね」

レジー「そうですね。ヒットチャートものだから聴かないみたいな態度をとる気はないので、そういうシーンも含めて良いものは良い、ということをやりたいと思っています」

司会者「前置きが終わったところで早速行きましょうか」

レジー「改めて前提を確認しておくと、前回と今回で紹介するこの10枚は「今年リリースされた中で僕が“好んで聴いた”10枚」であって、決して「シーンを象徴する10枚」とかそういうのではないことをご理解いただければと思います。では5位から」

5位 Limited addiction/東京女子流

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司会者「このアルバムはよく聴きましたね」

レジー「この映像は5月の日比谷野音のライブなんですが、これも行きましたよ。22日の武道館も入れると今年3回見ることになります」

司会者「音楽的に面白いアイドルとしてよく名前が挙がる存在ですが」

レジー「最近ロック畑の方から「アイドルは音楽を真剣にやってない」みたいな発言があったけど、このアルバムを聴いてから言ってくださいって感じだね」

司会者「この辺のネタは改めてちゃんと取り上げたいですね。ブログの根幹にかかわるテーマです。女子流に関しては松井寛が全面的にかかわってることもあって、ブラックミュージックを下敷きにしたうえでJ-POPに確実に着地させてる感じがかっこいいです」

レジー「本格派ダンスミュージック!みたいに取り上げられることが多いですけど、個人的には在りし日のエイベックスの正統な後継者ってイメージを持ってます。エイベックスはいろいろアイドルを抱えてますが、「エイベックスにいる意味」って部分では女子流が一番なんじゃないかなと思います」

4位 なんだかキミが恋しくて/さよならポニーテール

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司会者「最近出た作品ですね」

レジー「ほんともうね、こういう音には抗えない。自分がイメージしている「ポップス」ってのもの理想形がここにあります。このアルバムも出だしからツボ直撃」

司会者「派手すぎないストリングスの使い方とか切ないメロディラインとか、これでもかってくらいツボを突いてきますね」

レジー「この人らはコンセプトががっちり固まっててそこについては完璧すぎてちょっと不気味な部分すらあるね。てか絶対バックにおっさんがいる」

司会者「あんなかわいらしいキャラを前面に出してるのに」

レジー「一種の照れ隠しみたいな側面もあるんじゃないかな。超真っ当なことをやるために打ち出しにはギミックを使うというか。たとえばマンウィズなんかもその構造なんじゃないかなと思います」

3位 My Lost City/cero

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司会者「このアルバムは寒くなってきたあたりでかなり聴きましたね」

レジー「カクバリズム関連ってちゃんと追ってなかったんですけど、これはすごいですね。感激しました」

司会者「ジャンルの壁みたいなものを軽く乗り越えてる感じがしますね」

レジー「ほんとそうね。ただただ音楽として素晴らしいみたいな」

司会者「1曲目からアカペラでびっくりしました」

レジー「始まり方もそうだし、作品通して「緊張」と「弛緩」の組み合わせが素晴らしいなあと思いました。特に「さん!」が始まる瞬間のカタルシスね。今年の曲順大賞かも」

2位 坩堝の電圧/くるり

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レジー「くるりについては以前記事にもしたし年間ベスト10曲の方にも書いたのでそちらを参照してください」

司会者「これも素晴らしいアルバムでしたね」

レジー「普段の年なら1位になってたアルバムだと思う。現段階でのくるりの最高傑作じゃないかな」

司会者「そんなアルバムが1位になれないくらいのアルバムが今年はあったわけですよね」

レジー「もう文句なし。議論の余地なし。というわけで1位はこれです」

1位 PS4U/Tomato n' Pine

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司会者「1位はトマパイですね。トマパイについても「散開」発表タイミングでアップした記事があるのでそちらをご覧ください。このアルバムにも触れています」

レジー「前の記事でも今年一番のアルバムって言ってたのでまあ既定路線ですな。アイドルに関与がない人はやっぱり聴いてないんですかね。騙されたと思って聴いてみた方がいいですよ」

司会者「日本のポップミュージックの粋が詰まってますね」

レジー「以前の記事と内容かぶりますが、このグループがなくなっちゃうのはほんと残念。でもこのタイミングしかない。すごく複雑な気持ちであります」

司会者「ラストライブのチケットもとれなかったしね」

レジー「追加分に賭けます。てかUSTも金とるのな。最後の最後で回収に来たか」

司会者「まあでもそのくらい貴重なステージですよ」

レジー「そうですね。このアルバムはほんとこれからも聴き続けると思います。アイドルポップスの金字塔として語り継がれることになるでしょう。ということで10枚発表終わり」

司会者「改めて並べてみましょうか」

1位 PS4U/Tomato n' Pine
2位 坩堝の電圧/くるり
3位 My Lost City/cero
4位 なんだかキミが恋しくて/さよならポニーテール
5位 Limited addiction/東京女子流
6位 PORTAL/Galileo Galilei
7位 ミスターシティポップ/かせきさいだぁ
8位 EXWORLD/IdiotPop
9位 Sen/Nabowa
10位 INNER KINGDOM(内なる王国)/FoZZtone


レジー「アルバム10枚は初めてやったけど面白かったな」

司会者「ツイッターのタイムライン見る限りではミュージックマガジンの年間ランキングと比較的近いみたいですね。特に上位の方」

レジー「現物まだ見てないから確認しないと。で、前回も書きましたけど、やっぱり個人的キーワードは「90年代」ですね」

司会者「ほう」

レジー「もちろん自分の趣味として自然とそういうの選びがちなんだと思うけど、ディケイドが2つ変わって1周したって側面もあるのかなあと。トマパイみたいにそれにがっつり向き合った作品もあれば、一方でガリレオのはそういう世界観からいかに距離をとるかって話になってると言えるんじゃないか」

司会者「90年代から始まったJ-POPなる概念が崩壊に向かいつつあるタイミングでこういう現象が起こってるのは面白いですね」

レジー「産業としての話と音楽そのものの話は分けてしないといけないと思います」

司会者「なるほど。では最後に、選外になった次点群を発表して終わりましょう」

レジー「とっても悩みました。この辺のアルバムも好きなんですが、10枚からは漏れた作品です」

素敵なこと/PES
ONOMIMONO/パスピエ
ランドリーで漂白を/赤い公園
Ave Materia/People In The Box
TNB!/ザ・なつやすみバンド
100年後/OGRE YOU ASSHOLE

司会者「いっぱいありますね」

レジー「ここから選ぶの苦しかったです。それだけいい作品に出会えたということで」

司会者「わかりました。以上で発表を終わりましょう。では次回はどうしましょうか」

レジー「もうちょい2012年総括をやりたいんだよね。具体的なネタは考えます」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

【2012年総括】マイ年間ベスト10枚(10位~6位)

司会者「先日のマイ年間ベスト10曲が佐々木俊尚さんの朝キュレーションにて紹介されました」



レジー「これは結構嬉しいな。いずれはと思ってたんだけど、年内に達成できてよかった。このブログ始める遠因になってるkenzeeさんのブログも佐々木さん経由で知ったわけで」

司会者「アクセスも短時間で急増です」

レジー「爆発力がすごいね。まあ「佐々木さんがRTしたものは全部読む」みたいな人もいるはずだから、音楽に興味ない人も含まれてるだろうけど」

司会者「「最近の日本の音楽はAKBばかりでクソwww」とか無邪気に言えちゃう視野の狭い人たちにも届いてるといいですね」

レジー「ほんとそうね」

司会者「引き続き読んでいただけてる方がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが、邦楽起点で日本の音楽シーンに関する雑談をしているブログです。で、今回は前回予告した通りマイ年間ベスト10枚をやります」

レジー「今年のアルバム10枚ということで」

司会者「アルバムを選ぶの初めてですね」

レジー「フォロワーの方にもいろいろお勧めをあげていただきました。ご協力いただきありがとうございました。で、マイ年間ベスト10曲に引き続きの確認として、この10枚は「今年リリースされた中で僕が“好んで聴いた”10枚」であって、決して「シーンを象徴する10枚」とかそういうのではないことをご理解いただければと思います」

司会者「(完全コピペ文章だな)アルバムだと特にそういう誤解が起きやすいかもしれませんしね」

レジー「あとベスト盤は除いてます。ベストいれちゃうと山下達郎一択になっちゃうからね」

司会者「オリジナルアルバムの10枚ということで」

レジー「しかしこれはマジで悩んだ。泣く泣く選外にしたのも結構あるので、最後に次点として紹介したいなと思ってます。では早速いきましょう」

10位 INNER KINGDOM(内なる王国)/FoZZtone

fozz



レジー「なんかずーっとスルーしてたバンドだったんですが、フォロワーの方に勧められたり友人が好きなことを表明してたりといくつかきっかけが重なったんですよね。で、聴いてみたらかっこよかった」

司会者「ひたちなかで初めてライブも見ましたね」

レジー「うん。あれすごい良かったなあ。何が良かったって、なんかモテそうな感じがするのがすごいよい」

司会者「なんですかそれは」

レジー「いや、なんかいわゆるロキノン系のギターバンドって「うだつのあがらない僕がギターを持てばステージで輝けるんだ!」みたいな世界観の人たちいまだに多いじゃないですか」

司会者「まあロッキングオン的にはそういう人たちが売れた方が自分たちの言ってることと整合性とれるから、そんな雰囲気のバンドをとりあげがちなんでしょうけど」

レジー「それに対してフォズの人たちはステージのたたずまいが普通に男前なんだよね。立ち姿だけでかっこいい的な。音も貧乏臭さとかみみっちさとか全然ない」

司会者「確かにスケールの大きさは感じます」

レジー「こういうこじんまりしていないバンドがもっと増えてくると、バンドシーンもさらにおもしろくなるんじゃないかなあと思いました」

9位 Sen/Nabowa

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司会者「京都が拠点のインストバンドですね」

レジー「もう何枚もアルバム出してるのに恥ずかしながら知らなかった。ミュートマで「きょうの空」のPVを見て「お!」と思って聴いてみたらすごいよかった」

司会者「肩の力が抜けてる割にクラシカルな感じも残ってるのが素敵ですね」

レジー「うん。スペアザほどかっこつけてないし、SAKEROCKほどリラックスしてないって感じで。あ、念のため言っときますけど僕この2バンドどっちも好きですからね。ポジショニングの話です」

司会者「生で聴いてみたい音ですね」

レジー「そうですね。来年機会あればライブ行ってみたいと思います」

8位 EXWORLD/IdiotPop

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レジー「これは今年の発見です。このアルバムは2枚目なんだね」

司会者「タワレコの大量陳列で出会ったんですよね」

レジー「はい。試聴して即買いしました。このポップ感はすごいね。ちょっと狂ってると思う。一時は中毒的に聴いてました」

司会者「小室哲哉が原点らしいんですが、随所にそういうフレーバーを感じます」

レジー「結構直系だよね。あとここで紹介してる「Anyway Someway feat. Frenesi」を聴いたときに最初に思い出したのがチャッピーのアルバムなんですよ。アートワークも含め」



司会者「懐かしい」

レジー「90年代って音楽シーンとしては売上もクオリティも「バブル」だったわけで、その時代の狂騒をどう消化/昇華していくかってのは今の時代のキーになると思うんですよ。そういう意味で、このアルバムはすごく「今の時代感」があるなあと感じました」

7位 ミスターシティポップ/かせきさいだぁ

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司会者「去年久々にアルバムが出て、今年も立て続けにリリースされた作品です。でんぱ組と絡んだりとか活動が活発になってきましたね」

レジー「僕かせきは96年のファーストがずっと愛聴盤なんですよ。自分にとって重要度の高いアーティストですね」

司会者「以前やった「20年の20曲」企画でも選んでましたね」



レジー「はい。今回のアルバムにはそのファーストに入ってる「冬へと走りだそう」のセルフカバーがあってそれもグッときます」

司会者「タイトルにもある通り通底する音の雰囲気はいわゆるシティポップですね」

レジー「なんか流行ってるねこの手の音。これもさっきのIdiot Popとは違う形での「90年代感の表出」のような気がするんだけどどうなんだろうか」

6位 PORTAL/Galileo Galilei

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レジー「ガリレオは今年最大の発見でした。こんな感じになってるのね」

司会者「何か先入観があったんですか」

レジー「一度Mステかなんかで見て、あーラッド以降のよくある小粒なバンドだなあとか思ったんだよね」

司会者「そういう世界から完全に飛び出してますね」

レジー「うん。ここまで音楽的に自由になってるとは知らなかった。去年あの花の主題歌だった「青い栞」が超絶キャッチーですが、他の曲もこれと遜色なくよいです」

司会者「商業ベースに乗ってるギターバンドの中では結構異色ですよね」

レジー「そうですね。同時代の海外のシーンを意識することそのものが差別化ポイントになるんだなあと。もっと売れていいバンドだと思います」

司会者「わかりました。6位まではこんな感じですかね」

レジー「てかこれ書いてる間もアクセスがすげえええええ」

司会者「鹿野さんの時以来の大爆発ですね」

レジー「ザ・ロキノンな感じの人たちとは違うところに飛んでってる感じがして面白い。やっぱ誰にRTされるかって大事だよね。以前ケンさんにRTされたときはそれはそれはひどいことに」

司会者「これ以上言うと問題になるのでやめてください」

レジー「失礼しました。次回は5位から1位までです」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

【2012年総括】マイ年間ベスト10曲(5位~1位)

司会者「それでは前回のマイ年間ベスト10曲の続きです。今回は5位から1位までですね。10位から6位およびこの企画の趣旨についてはこちらをご覧ください」

レジー「念のために再度確認しておくと、この10曲は「今年リリースされた中で僕が“好んで聴いた”10曲」であって、決して「シーンを象徴する10曲」とかそういうのではないことをご理解いただければと思います」

司会者「前提を改めてクリアにしたところで、早速本題に入りましょう」

5位 緑の少女/indigo la End



レジー「これは今年の発見でした。と言ってもアルバム全体でがっつりはまったわけではないんですが、この曲が超ツボだった」

司会者「今風のギターバンドではありますが、ギターの音色とか懐かしい感じがしますね」

レジー「あとはこれも前回のクリープハイプの話と重なるんだけど、ボーカルの声質ね。さわやか一辺倒にならないバランスが良いです」

司会者「5月に渋谷のネストで一度ライブも見ました」

レジー「うん。想像してた以上に骨太なバンドでちょっとびっくりしました。音源だと小賢しい感じがするのも否めないんですが、ライブだと結構男らしいね」

司会者「ボーカルの声もしっかり出てましたね。この手のバンドは実は全然歌えてないみたいなケースも結構あるのに」

レジー「ぜひライブの迫力とか力強さとかそういうのを音源にもパッケージしてほしいなと思います」

4位 everybody feels the same/くるり



レジー「これは聴けば聴くほどじわじわ来るな」

司会者「以前も書きましたが、過去のルーツを踏まえて今の音を鳴らす、ということを自覚的にやっている感じですね」

レジー「そうですね。酸いも甘いもかみ分けた大人だからこそ鳴らせる初期衝動というか」

司会者「今後このいい状態をいつまで維持できるかですね」

レジー「まあでも維持できなくてもいいんじゃない?それがくるりだから。その時にはまた鳴らすべき音を鳴らしてますよ。今この瞬間にくるりがベストコンディションであるということを存分に楽しみたいと思います」

3位 Spring of Life/Perfume



レジー「久々にPerfumeのシングル曲でバチッとピントが合いました。これはかっこいい」

司会者「ユニバーサルに移籍して、海外展開を見据えたタイミングでの第一弾シングルでしたね」

レジー「そんな「新章の幕開け」ってタイミングで「アンドロイド」っていうある種原点回帰的なコンセプトを持ってきたのが興味深いです」

司会者「海外で戦うにはそういう打ち出しがわかりやすいっていう判断だったんですかねえ。PVの世界観もある意味日本的というか」

レジー「一方で、アンドロイド的世界観を前面に出しつつも3人の「女」としての側面も強調されてるのが面白いですね。ダンスも機械っぽいだけじゃなくて、腰の動きとかすごく女性らしいし。サビラストで真ん中の人が前に出てくるポイントも表情が三者三様で面白い」

司会者「アレンジも特徴的でしたね。間奏からラストまでずっと鳴ってる裏メロがインパクト強いです」

レジー「あれをビートルズの「In my life」からのインスパイアとか言ってる人がいてさすがに違うんじゃないかと思ったんだけど、そういう神々しさは確かにありますな。前も書いた通りアイドルとして前人未到の境地に達しつつあるので、このまま誰も想像できないような場所までたどり着いてほしいなと思います」

2位 縦書きの雨 feat.中納良恵/東京スカパラダイスオーケストラ



レジー「大人の色気」

司会者「スカパラ歌ものシリーズは打率が高いですね」

レジー「ほんとそうだね。大体どの曲も好きですわ。特に「追憶のライラック」が好きなんですけど。この曲は「僕らの音楽」で見て、あまりの素敵さに度肝を抜かれましたよ。スカパラってスタープレーヤーぞろいでみんな華があるのに、そういう人たちが実力のあるボーカリストを立てるために一歩下がって演奏する感じがほんとセクシーですね」

司会者「それなのにどうしても華やかな感じになってしまうのがまたかっこいい」

レジー「そして谷中さんの歌詞がヤバいんだよなあ。僕谷中さんの詩集大学生の時買ったんですけど、ほんと言葉の選び方がロマンチック」

司会者「言葉数は少ないのに情景が浮かんできますね」

レジー「うん。歌ものシリーズは彼らからすると息抜きというかアクセントみたいなところはあるのかもしれないけど、こっち系でがっつりアルバム1枚作るとかやってほしいですね。若手のボーカルとのコラボもぜひ」

1位 最終電車/パスピエ



レジー「1位は文句なしでこの曲です。何の迷いもなく決めました」

司会者「最初に聴いたのは1月のライブでしたね」

レジー「パスピエについては以前も書いたのでこっちを読んでください。あとは来年着実にでかくなれるかどうかですね」

司会者「メジャーデビューしても、メインストリームに出る前のそこそこの人気者で終わってしまうバンドも多いですからね。ふくろうずとか」

レジー「ふくろうずのソニーに飼い殺されてる感はほんとむかつきますよ。それはさておき、パスピエは広くポピュラリティを得られるポテンシャルのあるバンドだと思いますので期待してます」

司会者「以上10曲って感じですかね。改めて並べてみましょうか」

1位 最終電車/パスピエ
2位 縦書きの雨 feat.中納良恵/東京スカパラダイスオーケストラ
3位 Spring of Life/Perfume
4位 everybody feels the same/くるり
5位 緑の少女/indigo la End
6位 Marshmallow Day/Mr.Children
7位 サーカスナイト/七尾旅人
8位 ルミナス/ClariS
9位 おやすみ泣き声、さよなら歌姫/クリープハイプ
10位 The Choice Is Yours/RHYMESTER


レジー「まあ相変わらず保守的と言えば保守的だな。今回はパスピエの1位が年初早々に決まってしまったので、2位以降を選ぶ作業だったって感じですね」

司会者「ベテラン系が多いですね」

レジー「まあくるりにしろスカパラにしろ平均点が高いからね。ミスチルも最近いまいちだけど、はまれば今回みたいなど真ん中の曲が簡単に出てくるし。10代のころから聴いてるバンドがガツンと来る曲を出してるのはうれしい話ですね」

司会者「一方で、クリープハイプとインディゴが入ってますが」

レジー「この手のギターバンドでもまだまだ聴くべきものはあるなあと思えたのは良かったです。まあボーカルよね、この2バンドは。ボーカルの個性、キャラクターというよりも単純にシンガーとしての個性って実はここ最近バンドシーンで改めて重要になってるんじゃないかしら。タイプは違うけど、ワンオクがあんなに人気あるのもボーカルがあそこまで歌えるってのがでかいでしょ」

司会者「確かにあの音でボーカルがいまいちだったらただの平凡なバンドだったかも」

レジー「ボウディーズだってそうだよね。僕としてはメロディや声含めた「うた」を大事にしたいと思っているので、こういう傾向は歓迎です」

司会者「では最後に10曲から漏れた曲を軽く紹介して終わりましょうか」

レジー「そうですね、最後まで悩んだのはフジファブの「Light Flight」とトマパイの「そして寝る間もなくソリチュード」ですね。あと嵐の「ワイルドアットハート」ね。彼らがたまに出してくるパーフェクトポップソングだったんだけど、ブリッジの部分がださかったので選外にしました」

司会者「わかりました。では2012年総括企画第一弾はこれにて終了ということで。次回はどうしますか」

レジー「次回は第二弾ということでマイ年間ベスト10枚をやります」

司会者「アルバムを選ぶのは初ですね」

レジー「いやーこっちは10曲以上に難航しました。でも何とか選んだので発表したいと思います。こちらも今回と同じように2回に分けて発表予定です。前半は週末にはやれるかな」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」

【2012年総括】マイ年間ベスト10曲(10位~6位)

司会者「徐々に年末となってまいりましたので、今年を振り返るシリーズをぼちぼち進めていきたいと思います」

レジー「そうですね。毎年思うけど1年あっという間だったな」

司会者「まずは何から行きましょうか」

レジー「とりあえずはマイ年間ベスト10曲からやりたいと思います」

司会者「読んでの通り、今年の10曲を選ぶということでよいですかね」

レジー「そうなんですが、一つ誤解のないようにしていただきたいのは、これから発表する10曲は「今年リリースされた中で僕が“好んで聴いた”10曲」だということです。決して「シーンを象徴する10曲」とかそういうのではないことをご理解いただければ」

司会者「あれが入ってないのはおかしいとか言われても困っちゃいますからね」

レジー「そう。ちなみに言っておくと、10曲選ぶこの企画はブログを始める前からmixiとかツイッターとかで発表してたんですよ。05年からやってるのか。05年はもうアカウント消してしまったGREEに載せてたので記録がないんですが」

司会者「GREEも最初は普通のSNSでゲームなんてなかったですからねえ」

レジー「ノリをご理解いただく、もしくは予防線を張っておくという意味で、10年と11年の10曲を晒しておきます。海外のものは選べるほどの量を聴けてないので、日本の曲限定です」

2010年
1位 2人のストーリー/YUKI
2位 風の歌/GRAPEVINE
3位 不自然なガール/Perfume
4位 ごめんね/ふくろうず 
5位 幻の命/世界の終わり 
6位 ビギナー/スピッツ 
7位 ソラニン/ASIAN KUNG-FU GENERATION
8位 夕の魔法/秀吉 
9位 流星とバラード/東京スカパラダイスオーケストラ 
10位 The World Is Yours/UNCHAIN

2011年
1位 くだらないの中に/星野源
2位 電波ジャック/パスピエ
3位 奇跡/くるり
4位 砂漠の流刑地/ふくろうず
5位 週末 Not yet/Not yet
6位 鳴いてる怪獣/YUKI
7位 メルシールー/ねごと
8位 「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」/サカナクション
9位 頼みたいぜ/ユニコーン
10位 君と羊と青/RADWIMPS


司会者「世界の終わりが入ってるじゃないですか。散々ディスったのに

レジー「だから昔は好きだったって言ったじゃないですか。それゆえ残念だったって話ですよ。こうやって振り返ってみると、総じて保守的ですな」

司会者「音楽的なトライというよりはメロディであったり「歌」としてのインパクトであったりそういうのを重視するのは昔からですね」

レジー「そうですね。そんな感じのスタンスで、売れ線の曲やアイドルソングも含めて自分の耳に入ってきた曲の中から選んだ10曲であります。今回は10位から6位までですね。それでは行ってみましょう」

10位 The Choice Is Yours/RHYMESTER



司会者「メロディとか言ってたくせにいきなりヒップホップですね」

レジー「いやいや、このトラックのメロディアスさと言ったらないでしょう」

司会者「「I Believe In Miracles」を使ってますね。大ネタ使い」

レジー「一時ソウル系さかのぼってみようと思ったことがあって、ジャクソンシスターズのCDは買ったことがあります。ほんとかっこいいですわ」

司会者「歌詞を見ると、震災以降の日本に対するメッセージソングですね」

レジー「「選ぶのはキミだ」ってことで結論は出してないわけですが、安易な東電批判/官僚批判よりよっぽど誠実ですよね。そういうことを言うミュージシャンに扇動されているファンに対する皮肉にもなってるんじゃないかと思います」

司会者「相変わらず単純化したメッセージを恥ずかしげもなくいうミュージシャンもそれを盲目的に受け入れるファンも後を絶たないですからねえ」

レジー「その辺の人らは「最終的に決めるのは個人個人」とか言う割には異論を見つけたらRTで晒して言論封殺するでしょ。そんな人たちがたくさんいる中、かっこいいトラックに乗せて「この世界はそんな単純じゃないんだ/ラスボスはどこにもいないんだ」と言い切ったこの人らは信頼できますね。インタビューとか見ても、ほんとこの人たちは大人だなあと思いますよ」

9位 おやすみ泣き声、さよなら歌姫/クリープハイプ



レジー「このバンドは「いつものロキノンな感じのバンドね」ってスルーしてたんですけど、たまたま聴いたこの曲がツボでした」

司会者「音としては今時のギターバンドって感じではありますね」

レジー「フォーマットとしては普通ですね。ただ、それをあの声とメロディで普通じゃない感じにしてると思います。以前も書きましたが、サビで上に突き抜けるんだけどなんか声に粘度があるから単にさわやか風にならない」

司会者「すごく印象的な声ですよね」

レジー「うん。やっぱボーカル大事ですよ。サウンド面ではこの手のバンドは飽和状態になってるから、どういう歌を聴かせるかってのが今後ますます勝負の分かれ目になってくるんじゃないかと思います」

8位 ルミナス/ClariS



司会者「これはまどマギ補正ががっつりかかってますな」

レジー「1年遅れではまりまして、テレビシリーズをMXの再放送で見てから関連書籍などいろいろ買いました。映画も公開後すぐ行きました」

司会者「じゃあこれはまどマギの映画の曲ですね、ということで終わっていいですか」

レジー「それでもいいんですが、一つ言いたいのは、僕この手のストリングス敷き詰めまくったアレンジ大好きなんですよね。特に女性ボーカルのバラードじゃない曲で」

司会者「ザ・J-POPな感じの」

レジー「はい。「音の隙間の作り方がわかってない」みたいな批判を結構見ますけど、無条件で気持ちいいんですよね僕の場合。それこそSPEEDとかDo As Infinityとか、90年代から綿々と続く伝統芸能ですな。逆にチープだっていう人もいるかもしれないけど、こういう「フェイクゴージャス」みたいなやり方は一つの「技」として今後も継承されていくといいなあと思います」

7位 サーカスナイト/七尾旅人



司会者「これはほんと甘いというか、「スイート」という言葉がぴったりはまりますね」

レジー「こういうのはふと聴きたくなる時がありますな。夏にリリースされた曲だけど、寒くなってきた今の時期の方が沁みます」

司会者「チャラいシーンからは離れたところでこういうのさらっと作っちゃうのがすごいですね。着うたでも全然いけるんじゃないか」

レジー「うん。この人のアルバムちゃんと聴いたの今年の作品が初めてなので、911のやつとか含めてどういうことをやってたのかあんまり知らないんですけど、こんなスイートソウルミュージックを鳴らしているのかとびっくりしました」

司会者「歌詞を見ると、甘さ一辺倒でもないですね」

レジー「「今夜だけ生き延びたい」とかずしっとくるね。ライムスターもそうだけど、こういう切実さをベースに音を鳴らしてる人たちが支持される時代になってきてるなあとも思います」

6位 Marshmallow Day/Mr.Children



レジー「これはミスチルの曲で久々にカラオケで歌いたい感じの曲」

司会者「これもClariSと同じの派手系J-POPアレンジですな。ミスチル好きなんですよね」

レジー「正確に言うと「好きだった」ですね。2010年以降ダメになった」

司会者「ほう」

レジー「あのタイミングでいきなりBank Bandが「若者のすべて」とかやり出したあたりからおかしいなと思ったんだけど。その後のただ小賢しいだけで何の見どころもないドキュメンタリー映画とか、ノンプロモーション・ノンタイアップのアルバムリリースとか、もうほんと今すぐにでも解散してくれって感じだったね。アルバムそのものも退屈だったし」

司会者「激烈ですね」

レジー「僕はこの人たちのすごさって、「ホンモノガー」とか「ロックガー」とかそういうのとは別次元のところで国民的ソングを作れることだと思ってるんですよ。「POPSAURUS」とはよく言ったもんで、「タイアップ」とか「商業主義」とかそういうのすらも飲み込んでみんなのうたを鳴らし続けるってのは普通はできることではないし、それ自体尊敬に値することだと僕は思ってます。2010年からの活動は、そういうミスチル本来の価値を無視して「いまだに“何者か”になろうとしている」ように見えるのがほんと無理」

司会者「それで言うと、この前出たアルバムはタイアップソングが大量に入っててプロモーションでテレビに出まくってますね」

レジー「うん。これがミスチルのあるべき姿だなあと。この「Marshmallow Day」も若干のセルフパロディ感はあるけど、これくらいわかりやすくてバカっぽいのが素晴らしいと思いますよ。アルバム全体としては正直相変わらず退屈だったんですが、こういう肩の力が抜けた曲が出たのはすごくいい傾向だと思うので、次の作品に期待しています」

司会者「「好きだった」とか言いつつこの先も聴くんですね」

レジー「もうなんかね、抗えないんですよこの人らには。10代のころに刻印されたものが大きすぎるから。今回のアルバムも、どうせダメだろうな・・・と思いつつ義務的に買ってますからね。この曲が入っててほんとに良かったです」

司会者「わかりました。6位まではここまでですかね」

レジー「そうね。こんな感じで5位以降も発表したいと思います。しばしお待ちください」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」
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