マロウブルー

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畑や庭でよく見かけるマロウ(Mallow)は、落ちた種からどんどん増えるし、固くて太い根が深く伸びていくので抜きにくくて、我が家では「極悪雑草」扱いされています。
先日もアデガワヒルズで巨大化してしまったマロウをスコップ使って必死に掘り出して除草したところです。

ところが、これは実は古代ギリシャやローマ時代までにも遡る長い歴史をもつ効能豊かなハーブらしい・・・というのを最近知ってビックリ。

日本では「ウスベニアオイ」とも呼ばれ、その花をスープやサラダに入れたり、乾燥させてお茶にしたりして利用するらしい。喉や気管支・胃などの粘膜の保護に役立つし、体の毒素を出してくれるので便秘や花粉症にも効果があり、化粧水に使えば美肌効果もあるのだそうです。

さらにさらに、ピンクの花を乾燥させて作るお茶は、花びらに含まれるアントシアニン色素のために入れたては青色、そこにレモン汁を混ぜると紫からピンクに色が変わっていくので見た目にも楽しく「マロウブルー」と呼ばれる人気のハーブティーなんですって!

というわけで早速やってみました「マロウブルーティー」
抜き取ったマロウの山から花だけ摘んで来て、
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数日乾燥させて(生のままお湯をかけても青くはならず・笑)
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色が出やすいという70℃くらいのお湯をかけたら、
こんなにきれいなコバルトブルー。
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レモン汁を2、3滴。
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さらに数滴。
と色が変わって、確かに楽しい・・・
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味や香りは特にどうということもなく、ハチミツを入れてレモンの酸味とで味付けして風邪気味の祐理杏さんに飲ませてあげました。

私はわかっててもなんとなく手が伸びなくて・・・笑

今日の一枚

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うちにいて、家や畑で手伝いをしている(させられている?)時以外は自分の部屋に閉じこもってばかりいがちな健ちゃんに、「毎日なにか一つ、なんでもいいから「おっ!」とか「わぁ!」とか思ったものを写真に撮ってみんなに見せてよ」と提案したのはしばらく前のことでした。

「今日の一枚」ごっこ(笑)

どんな日でも、意外なものを発見してワクワクしたり、美しいものを見て感動したり、つい笑ってしまうようなことに出会ったり・・・と心の動く瞬間が必ずあると思うのです。自分のアンテナさえ感度よくしていれば。それは他の人にとってはどうということのないことかもしれないし、たいしたことではないかもしれないけれど。

そんな瞬間を見落とさないようにし、心に刻むようにして過ごしていれば、ドラマチックなことがなくっても毎日どこか特別で、彩り豊かなものになるのではないか。回りを見る目が変わってくるんじゃないかと。

でも例のごとく新しいアイデアにあんまり乗ってはこない彼・・・いちおう何回か写真を見せてくれたあと南島旅行に出かけたりしているうちに、なし崩しになってしまいました。
健ちゃん、また始めてみようか!

私の今日の一枚は、朝のお茶。
「おいしいお茶はしあわせ。
そしてお茶の色も楽しみたいから湯のみは内側が白いものが好き。」

ふつうだけど私にとっては大事なことです。

オリーブの収穫

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17、18日の2日間でオリーブの収穫をしました。
病気やカビの少なそうな木を選び、実を選び、摘んだのは全体の半分いかないくらいでしょうか。

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収量は約230kg、町のプレス屋さんに持ち込んで翌日に搾ってもらってできたオイルは約37l。今年はオイル率が低くてどこも10%いかないくらいだと聞いていたのに、うちのは14%近くもありました。

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搾り立ての、澱の混じった濃い緑色のオイルを食すのは、収穫のあとのうれしいご褒美^^ 
味や風味も悪くなく、なかなかおいしいオイルで一安心しました。

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こんな実や

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こんな実や

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こんな、霜のせいなのかシワシワで羊のフンみたいな実もあって

正直なところ「大丈夫なのかな」と思いましたけど。

摘まなかった実は、そのままにしておくと木の負担になりそうなので、みぎわちゃんと健ちゃんとで数日かけて落としてしまいました。改めて見ると摘んでも良かったような実がやたらと目につき、できたオイルが思いのほかおいしかったりもしたので、ちょっと勿体ないような気持ちが起きてきたり・・・「いやいやきっと選って摘んだからこそのあの味」と思い直したりしながら・・・ホントのところはわかりませんが・笑

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とりあえず、これにて私のハイシーズンも終了です。
収穫後の木は、実の重さでしなっていた枝も軽くなって起き上がり、どことなくさっぱりした様子。こちらも大仕事を終えて一息ついているのかも。

終了、そして

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最後のシラーのタンクをプレスして、すべてのワインが樽に納まり、今年の収穫と仕込みが終了しました。

最後に収穫したシラーは、しっかり太陽を浴びて熟すべき時期に雨に降られ、ボトリティスも広がって、収穫前の1、2週間は毎日みんな(私を除く・苦笑)でカビのついた粒やひどい時は房全部を落としながら、収穫できる状態に熟すのを待ちました。「収穫前に全部グズグズになってダメになってしまうのかもしれない」とか「収穫できたとしても思うような質のワインにはならないかもしれない」という不安を抱えながら・・・

それだけに、発酵後半に浩之さんが「ちゃんとしたワインになりそう」と言った時には、ワインには興味のない健祐でさえ「は〜!よかった!」と安堵の声を上げたくらいで(笑)、みんな胸を撫で下ろしました。畑でだいぶ頑張りましたからね。

涼しかった夏に続いて、収穫期の雨、と難しい天候となった今シーズン。冬から夏にかけての畑仕事に、「いつ摘むのか」という最後の判断、そして仕込みのあれこれ・・・造る人の考え方や仕事の仕方、力量がワインによく現れるヴィンテージになるのかもしれません。

これでオリーブの収穫までちょっと一息。
今年の収穫は10日過ぎになりそう。ということで、私は月曜日から10日ほどお一人さま一時帰国させていただきます ^^
そしてその間、若者達も南島へ小旅行へ。親切にも健祐を誘っていただき、渋りきっていた彼もようやく一緒に行くことに決め、なんと私より先に明日の夜半のフェリーで出発することになったようです。きっといい経験になるはず。
永澤お兄さん、みぎわお姉さん、ありがとうね。

週末帰って来ていた祐理杏も明日の夜には寮に戻るし、ということは来週は浩之さん一人きりだわ!思わず「いいわね」と言ってしまいましたが・・・笑
しばし、のんびりしてください。

最後になりましたが、手伝いに駆けつけてくださった皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

写真は数日前にワイナリーから持ち帰った、プレスする前の今年のシラーです。
きれいな色。

冬まぢか

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キリリと冷えた快晴の月曜日。
祐理杏さんを寮まで送って行った帰り道に
雪の冠ったタラルア・レンジが美しく、
脇道に入って1枚。

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夕方の沈もうとするお日様の光を受けて輝く
色づいた白樺の葉っぱたち。
この季節の、好きな景色です。

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きれいな色に撮れたのに、
後ろの物干しがざんねん(笑)
プロフィール
楠田 玲子
ニュージーランド・マーティンボロでワイン造りをしている夫とけんすけ・ゆりあの二人の子どもとの生活を紹介したいと思います。
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