同じ命好青年とはかくの如し

2006年09月10日

期待は裏切られ、そしてまた

尹明希の踊りは何度か観たことがあるので、
なかなかの期待で枇杷系の公演へ。

先月末観た去年のトヨタコレオグラフィーアワードの「時代を担う振付家賞」
セレノグラフィカに続き、このところ期待にあまり応えてくれるダンスに出会えない。

舞台上の6人の踊り手たちは、それぞれに巧いのだが、
作品としてのまとまりが全く感じられない。

  イビツなカラダで、
  バラバラな速度で、
  ひたすらに向かう、
  それが彼/彼女たちの楽園への行き方。
  兎に角、大脱走。

ってな言葉が付されていた作品だから、そもそもまとまりなんて意図しないような
そういうのを狙ってたのかもしれないが、わたくしには響かなかった。

今年すでに観た30本ほどの中で、有無を言わせぬほどの感動をもたらされたのは
レニ・バッソの作品だけか。
ただ、来週は今一番面白いパフォーマンスをみせてくれるまことクラヴ
なかなかご縁がなかった砂連尾理+寺田みさこが控えていて、
大いに楽しみなのである。

rejio at 12:29│Comments(0)TrackBack(0) ダンス | 反射的短評

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