歴史探訪京都から

-旧木津川の地名を歩く会-

MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界

昨日のNHK朝ドラ「半分、青い。」に、主人公の鈴愛ちゃんが、幼馴染の律君と一緒に作ったゾートロープが登場しました。ゾートロープはおもちゃ映画ミュージアムでも展示し、自由に触って遊べるようにしていることもあり、すっかり嬉しくなってツイッターやFacebookで「見てね!」と紹介しました。

1834年にイギリスのウィリアム・ジョージ・ホーナーがドラム式の装置を発表しました。これがゾートロープ。ゾーイトロープ、ディーダリウムとも呼ばれています。ドラムの内側測面に連続した絵を描き、装置を回しながら、ドラム側面に均等に開けた隙間を外から覗くと、絵が動いて見える仕掛け。小さなお子さんでも、アニメーションの原理がわかります。

5月4日にこのゾートロープだけでなく、フェナキスティコープ(驚き盤)、ソーマトロープ、マジックロールの4種類のこうしたおもちゃ作りを体験して楽しく遊ぶ催しをします。皆さん遊びに来て下さいね。小さなお子さんでも、十分に楽しめますのでご家族連れで、ぜひどうぞ‼

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講師は、国際アニメーションフィルム協会日本支部会員の秋山好正さんにお願いしました。掲載した写真で、彼が考案したゾートロープを手に説明しています。彼が背負っているリュックサックには、いつも驚き盤とゾートロープが入っていて、ここぞという時に即席ワークショップを展開する熱い人。どうぞ、お楽しみに‼

さて、NHKの朝ドラを再開したのはどの作品だったか、既に習慣が長くなっていて思い出せませんが、前々回の「ひよっこ」は、内容そのものも面白かったのですが、桑田佳祐さんの歌で流れるタイトルバックのアニメーションが、とっても好きで毎朝、それを見るために家事を整え、テレビの前に座って見ました。
そのアニメーションの生みの親である田中達也さんの展覧会が、京都高島屋であると知り、12日閉館後に行ってきました。
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凄いなぁと思ったのは、流れている映像以外は、全て写真撮影可だったこと。自由にSNSで発信しても良いということなので、今これを書いています。

沢山撮ったのですが、その中から少しだけ掲載します。
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最初に掲げてあった作品。どの作品もですが、人形が思った以上に豆粒のように小さいです。

田中さんは毎日作品をネットで公開されていて、フォロワーの数も相当。作品を見ているとユーモアに「クスッ」と笑いがこぼれ、その見立ての発想に唸ります。
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これは、4月12日付おもちゃ映画ミュージアムのブログでも掲載しました。日本最初の映画スター尾上松之助のことを後世に語り伝えようと活動しておられるお二人を繋ぐことができた嬉しさを表現するのに用いました。
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富山の田舎で生まれ育った私には、こうした風景が懐かしく思われます。今頃は田植えのシーズンでしょうか。両親が亡くなり、だんだんと「故郷は遠きにありて思うもの」になっています。
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でもこの作品は、細かい部品が並ぶ基板を田んぼに見立てたもの。タイトルが「ほんなこて、半田ごて~」。
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チケットのデザインに使用されている食パン列車。「へえっ~」と覗きこんでいたら、突然列車が動き出したのでビックリ。一周して見ている人を驚かせます。人形のサイズが、どれほど小さいかがお分かりかと思います。
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そして、最後のコーナーに展示してあったのが、この作品。朝ドラ『ひよっこ』で桑田佳祐さんが歌う主題歌「若い広場」が流れていて、大好きだったあのタイトルを思い出しながら、いくつか用意された穴から覗きこみました。

チケットに書いてある通り、22日迄開催していますから、是非足を運んで、ご自分の目でご覧になってお楽しみください。因みに18時を過ぎていたので、半額で入場できましたよ。

JRの試験車

昨日1月23の朝11時半ごろ、JR京都駅33番線ホームで、変わった電車を見ました。
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「試運転」と書いてある電車。ほとんどの車両の窓はカーテンが引かれて中が見えなくなっています。
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U@techと側面に書いてあります。余り注目している人がおられないので、珍しくないのかもしれませんが、私的には充分興味深い車両です。

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最後尾の車両も無人で機械類がたくさんありましたが、写真で見る車両も機械ばかり。DSC03853 - コピー


















車両の窓にホームにいる人が映り込んでいますが、それでも、車両の中が機械でいっぱいなのがご覧になれると思います。私が見た範囲では、どこにも人の姿が見えませんでした。ホームにおられた駅員さんに「こ゚の電車はどういうたぐいの電車ですか?」と尋ねたら「電車の試験をしています」と至極当然なお答えが返ってきました。

あとで、ネットで調べましたら、少し古い記事ですが、こちらが割と詳しく「何をしているのか」書いてありました。興味がある方は、どうぞご覧ください。ここに書かれていることによれば、JR西日本の在来線試験車「U@tech(ユーテック)」を見かけることは滅多にないので、貴重な出来事のようでした。

ネットで他の人が動画をupしておられるのを見ると、この後園部迄走行しながら様々な運行に関するテストをしていたようです。もちろん先頭車両には人がおられて操縦されていました。吹田総合車両所構内で「基本昨日の試験をしたあと、2012年度からJR嵯峨野線を中心に試験走行をしているのだとか。珍しい車両を見ることができて、俄か撮り鉄気分を味わいました。
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珍しい電車を見たついでに思い出すのは、2011年8月23日に偶然遭遇した電気検測試験車でしょうか。京都府木津川市山城町のJR上狛駅でのことでした。その時のことは、こちらで書きました。


平成戊戌(つちのえいぬ、ぼうじゅ)元旦の初詣


年賀状2018






































皆さま、新年あけましておめでとうございます

大好きな箱根駅伝を見ながら書いています。好天に恵まれたとはいえ、今日は風がきつくて大変な中、懸命にタスキをつなぐ若い選手たちの頑張りに感動の連続です。

年末まで多忙で、ろくに家の掃除もできなかったことを悔い、ゴミ屋敷同然になりつつある我が家を掃除し、庭も掃き清めました。正月早々大きなゴミ袋が山のように積み上がっています。次男も仕事が忙しいストレスからか、買い集めて部屋いっぱいに積み上がったフィギュアの山を手放すことに方向転換。いくつかは知り会いに差し上げ、多くのものは処分。もったいないけれど、人間が窮屈な思いをして過ごすのは本末転倒かと。それでも稀少なものは明日以降お店屋さんに持っていくことにしました。

次は着なくなった服の断捨離。この貴重な年始休みは、家族そろって掃除に費やされそうです。

と言いながらも、その合間に初詣へ。
最初に向かったのは、地元の氏神さまをお祀りする月読神社。
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平安時代の『延喜式』で大社に列せられている神社です。京田辺市内には、大社に列せられている神社が他に2社もあります。毎年10月には、この月読神社で隼人舞を奉納しています。いつの時代かは確定していませんが、九州南部から移配された隼人たちが少なくとも天平時代には、この大住の地に住まいしていたことが正倉院文書から明らかになっています。

隼人舞は古来、天皇の大嘗祭や即位の礼など重要な場で奉納していたのですが、明治以降他の国栖奏や久米舞など中央の支援を得て復興したのとは異なり、抜け落ちていて、近年になって民間で復興しました。なぜ、隼人舞は中央の支援を受けなかったのかー明治政府は薩長が中心なので、もともと山幸彦(天皇家の祖)に屈して、俳優(わざおき)として仕えるようになった海幸彦(隼人の祖)の神話に依拠した隼人舞を快く思わなかったのではないか―というのが私の考えですが、今は郷土史から遠ざかり、調べる時間もないことから、心の中に据え置かれたまま。

この後何処へお参りに行こうかと考えて、久しぶりに石清水八幡宮へ向かいましたが、適当な駐車場が見当たらないことから、そのまま京都市内へ。町家に届いている年賀状が気になったこともありますが、次男が「行ったことがない」というので、いったん町家に行ってから、近くの神泉苑へ。
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京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町166の神泉苑。二条城の南に位置します。平安京大内裏に接して造営された禁苑で、今は境内は小さくなりましたが、元は二条通から三条通まで南北約500m、東西約240mの池を中心にした広大な大庭園でした。『日本紀略』のよれば、延暦19(800)年7月19日に桓武天皇が行幸し、延暦21年に雅宴が催された記述があり、神泉苑はこの頃から天皇や貴族の宴遊の地でした。
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淳和天皇の天長元(824)年、西寺の守敏と東寺の空海が祈雨の法を競い、天竺の無熱池から善女龍王を勧請した空海が勝ち、以降も密教僧による雨乞いが何度も行われています。神泉苑の池にはこの龍神が住むと言われています。

また、清和天皇の貞観5(863)年に疫病が流行った時にも、神泉苑で御霊会が行われ、貞観11(869)年には、神泉苑の南端(現・京都三条会商店街にある八坂神社三条供御社の位置)で、当時の国の数66本の鉾を立てて祇園社から神輿を出したことが、現在の祇園祭の始まりとされています。

他にも、源義経が白拍子の静御前を見染めたのも、神泉苑だという言い伝えもあり、縁結びのパワースポットとしても注目されています。次男にもそろそろお嫁さんが来て欲しいので、手を合わせて良縁を祈りましたら、連れ合いが申すには「神さまにお願いごとをするところではなく、一年の報告とお礼をするのが本来らしい」というので、ちょっと首をすくめました。そうですよね、僅か100円のお賽銭でどんな願い事も叶えて貰おうとするのは、ちょっと厚かましいかも、ですね。
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日本で唯一の恵方社で、今年の良い方角は南南東と書いてありました。「えーっと、南南東って、どっち?」と超方向音痴の私が、お日さまの位置を確認しながら呟くと、傍におられた年配の男性が「このお社の方向が南南東だ」と教えて下さいました。聞けば毎年12月31日の夜10時に、神主さんが祈祷をして、このお社が乗った丸い台座をぐるりと回して恵方に直されるのだそうです。これなら、私のような方向音痴も間違えずに恵方に向かって祈ることができます。

ミュージアムへ戻る途中、武信神社へ。坂本龍馬とおりょうさん縁の言い伝えが評判になり、ここも恋愛成就のパワースポットとして、近年人気があります。ご多聞に漏れず、私も次男があやかれるようにと、またもや願い事をして手を合わせました。そして、町家にくっ付くようにお祀りされている長野弁財天さまにも手を合わせて、一年の無事を祈りました。年々年老いていくのが実感されるだけに、日々つつがなく過ごして行けることが一番の願いです。
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次男が「北野天満宮にお参りしたことがない」というので、日も暮れた北野天満宮へ向かいました。大変な人出です。参道には出店がずらりと並び、良いにおいを振りまき空腹を刺激しますが、先ずはお参りを。立派な楼門に巨大な絵馬が掲げられています。檜製で、幅3.3m、高さ2.25m、重さ120㎏もあります。京都市北区にお住いの日本画家三輪晃久さん(83歳)が年男の気合を込めて描かれました。日の出を背景にした柴犬と北野天満宮御神木の梅の花を描いたジャンボ絵馬は25日迄ご覧になれるそうです。
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本殿前も大変な人。大勢の人々に混じって家族の健康と平穏を祈りました。この夜のお月さまは満丸く、とってもきれいでした。月夜に照らされながら、日本映画の父牧野省三ゆかりの蔵、上七軒、歌舞練場などをそぞろ歩きしながら見歩いて、2018年元旦の初詣を終え、家路に向かいました。先ずは穏やかな年の始まりに感謝です!

冬桜

日々忙しくて余裕がなく、自分のブログ更新ままならず。このままだとブログが消えてしまうのではないかと不安に思うので、久しぶりに書きます。
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大阪府南河内郡太子町にある叡福寺東団地で見かけた冬桜。12月3日撮影です。
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キンカンの木には黄金色の実がたくさん。満開の冬桜とキンカンの共演もなかなかのものです。
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ネットで検索すると、花言葉は「冷静」。冬の寒く澄み切った空に凛とした姿で咲くことがその名前の由来だそうです。葉が小さいから「小葉桜」、4月とこの時期の2回咲くことから「四季桜」の呼び名も。
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春には春の桜の良さがありますが、背中を丸めて歩きがちな寒い冬に、清楚で凛と咲く冬の桜も良いですね。

盆の釜あき

最近MyCollection に仲間入りした人形を初披露(写真の上でクリックして下さい。拡大表示されます)。
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木彫「盆の釜あき」で、作者は平安有職 永田行一。ちょっと珍しい人形で、私ももちろん初めて見ましたが、売っていた骨董品屋さんも初めてなんだとか。買うか、我慢しようか迷った末、「今買わなければ、一生後悔する」と思って、エイヤ―ッと買いました。静岡から来た別の骨董店主が、私が購入したのを知るや、地団太を踏んで悔しがっていましたから、ちょっといい気分。自分の目を信じて、本当に好きなものを買うのが一番。この骨董店主さん、W大学の先生にたくさんのマジック・ランタンを販売したのだとか。世の中は狭い!幻灯機、覘きからくりの話題でプチ盛り上がり。

さて、この人形一式は、とても小さいもので、全て木彫りで彩色されています。売っていた骨董屋さんも「初めて出して、今並べ終わったところ」だったとか。縁があったんですねェ。京都の旧家から出たそうです。

さて、「地獄の釜の蓋もあく」という言葉があります。「正月の16日とお盆(7月)の16日は、みんな仕事を休みなさい」という意味です。お盆と正月は、鬼でさえ休みがもらえることをご存知でしたか?でも、休みだからといって地獄の責め苦を休むわけにもいかず、鬼たちは大晦日とお盆の前日は、地獄の釜の蓋を閉めて、亡者を蒸し焼きにします。

休みになった鬼たちは、釜の蓋を開けた後、閻魔大王さまに休みをいただくお礼と、これからも一生懸命働きますということを示しに挨拶に行きます。鬼たちが休みをもらっている間、地獄にいる亡者たちも休むことができました。人形はこの場面を表しています。

地獄にいる亡者たちでさえ休むことができるのだから、この世にいる我々も休んでよいだろう、というのがお盆休みの始まりなのだそうです。

休みをもらってリラックスしている鬼たちが可愛らしい。どのように並べたら良いのかわからず、自己流です。売っていた骨董屋さんも同じことをおっしゃっていました。ネットで検索しても、同じような人形は見つかりません。どなたかご存知でしたら、お教えください。

作者筆「盆の釜あけ」の銘入り共箱入り。もちろん私のお気に入り。今は7月15日、地獄で鬼たちが亡者を釜の蓋を閉めて蒸し焼きにしている頃でしょうか?おぉ、怖い怖い。この日に合わせておもちゃ映画ミュージアムで展示しています。今日の研究発表会に参加される皆さま、とくとご覧あれ‼


カラスウリの花

寝苦しい日が続きますね。朝、ぐったりしながら窓を開け、植木への水やりは、この時期欠かせない決まり事。昨日の朝も「気持ちいいねぇ、さぁ、たっぷり飲みなさい、浴びなさい」と水やりをしていると、いつもと違う何かに気が付きました。カラスウリの花、一輪。
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「えぇっ!」と我が目を疑いました。何となく、「カラスウリの花は珍しい」と読んだことがあったような気がしていたからです。

「これから、まさしく咲こうとしているのかしら?」と思い、カメラを取りに行き…と俄かにバタバタ。狭い場所なので、上手く撮れず、ほとんどピンボケ。

でも、残念でした。先ほどネットで検索したら、この花の状態は開花ショーが終わった後でした。まぁ、開花ショーの始まりだったとしても仕事へ急がねばならぬ時間でしたから、いずれにしても観察はできなかったでしょうが。

カラスウリの花について素敵な写真と文章で書いてあったのがこちら。「日没とともに花が咲き始め、夜明け前には閉じてしまうのです」とありますから、毎日夜遅くまで仕事していて帰宅が遅いので、私が蕾に気付くこともなかっただろうとは思います。

それにしても白い糸状、というか白いレース糸で繊細に編んだような花の美しいこと‼ 小さいので「妖艶な」という修飾語は似合わないのでしょうが、それなのに、花言葉に「男ぎらい」というのがあるのが不思議。一夜限りの妖艶な花に、惹かれて、誰が花粉を運ぶのか…。やがて赤いカラスウリの実がなる、だったら良いなぁ。

隣には、2007年10月21日(日)、「木津川の地名を歩く会」第1回目の地名探訪で、京都府南部の南山城村を歩いたときに、山路でみつけたアケビから芽吹いた三つ葉アケビが、小さいけれど鈴なりに実を付けています。昨年より個数は断然多いです。初めて実を付けているのを見つけた日の喜びはこちらに綴っています。桃栗三年、柿八年、アケビも種を撒いてから8年後に実を付けて喜ばせてくれました。

昨日見つけたカラスウリも、実は2017年10月21日に山路で見つけて持ち帰った赤い実の種から咲いたもの。実に10年越しの花というわけです。何だか簡単に実がなるような気がして、植えてしばらくは蔓が伸びるままにして、アケビとカラスウリのグリーンカーテンにしていたのですが、伸びる伸びる。他の植木にもグルグル巻きしてしまうので、手を焼き、限度を超えないようにアケビはどんどん蔓先を切り、待てど暮らせど一向に花が咲かないカラスウリは、雑草に準じた扱いでむしり取るありさま。

それでも、どこからか芽を伸ばし、気が付くとまた植木をグルグル巻きにして、なんとシブトイと思っていた矢先。咲き終わった一輪の花を見て、一転「ういやつよのぉ」と勝手なもの。

「咲かない、ちっとも咲かない」と諦めかけていても、いつか花開く時がくることを、小さな花は教えてくれました。

【後日追記】
朝ゆとりがなく気付かないでいましたが、よく良く見ればカラスウリの花は今が盛りと、あちこちで開花ショーの名残や、これから咲くわよ、という蕾がたくさんありました
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白い糸状の花びらが、開花ショーを終え丸まっていますが、小枝にグルグル巻きついているのがわかります。生存をより強固にという感じかしら。
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花茎の先に小さな可愛いカラスウリの実が膨らみつつあります。
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そして瑞々しい緑色の可愛いカラスウリを見つけました。「なってるやん‼」と嬉しくて、嬉しくて。

そこここにたくさんの花を確認しましたので、順調にいけばこの先、真っ赤なカラスウリの実をたくさん目にできるかも。連日の暑さですが、それも楽しみにして、せっせと水やりに精を出しましょう。

【後日追記その2】
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そして、7月24日19時半ごろ、ついにカラスウリの開花ショーの目撃者になれました。白い糸状の花を広げた直径は約10㎝もありました。暗闇で、手ぶれでひどい写真ですが、実見できた喜びが勝っています。
【後日追記その3】
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7月25日18時41分、「今から咲くわよ」という感じの蕾を見つけました。白いレース状の花弁はきちんと折り畳まれて開花の瞬間に備えています。
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それから1時間ほどで、白いレースを360度全開に。
2日にわたって開花する様子を見ることができて大満足

【再度・後日追記】
季節は静かに移りゆき、気が付いたらカラスウリの実が赤くなっていました。
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今年初めて夜に繰り広げられた開花ショーを目撃した時の興奮を思い出します。でも、全てが結実したわけではなさそうです。2017年9月27日






万華鏡世界大会から


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おもちゃ映画ミュージアム近くの京都堀川御池ギャラリーで、初めての「万華鏡世界大会」が開催されていると新聞で読んで、夕方、仕事を抜けて自転車で向かいました。着いて早々に今日28日18時で閉館だと聞いて、ギリギリセーフだったことを喜びました。本当は、万華鏡大好きな連れ合いに「観に行けば」と勧めていたのに、忙しくて時間がとれそうもない様子に、しびれを切らして代理のつもりで出掛けました。

広いとは言い難い会場に、大勢の万華鏡ファンと、世界中から参加された著名な万華鏡制作者約70人が集い、凄い熱気に溢れていました。ただ覗いてみるだけではなく、そこに光を当てると、得も言われぬ美しさ。「ほう~っ」と思わず声が漏れます。閉館までわずかな時間しかないので、頭の中では「急いで」と思いつつ、覗いてみるどれもが、手にしたどれもが、あまりに美しく足が止まってしまいます。
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例年はアメリカで開催されている世界万華鏡大会ですが、今年初めて日本で開催され、しかも、今回は特別に昨日と今日の二日間、広く一般にも公開されたのだそうです。しかも気に入った万華鏡は購入できるとあって、最後はどれにしようかと迷うばかり。確か家にも連れ合いが買った同じような万華鏡がいくつもあるなぁと思いつつ…。
そして、赤っぽい色が綺麗で、様々に変化した模様が楽しめるこの万華鏡に決定。.
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作者は、イスラエルからお越しのロイ・コーエンさん。せっかくだからと思い出に記念写真を撮り握手。万華鏡には、私の名前を刻んでくださり、もちろん、ロイさんの名前も。宝物がまた一つ増えて、嬉しいです。
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これは、今年最優秀作品賞に選ばれた中里保子さんの作品を覗いたもの。有田焼の万華鏡です。今回の受賞で最優秀作品賞は5回目で最多。

ミュージアムに戻って購入した万華鏡を連れ合いに見せると、「じゃ、今度家にある、万華鏡を持って来よう。初めてアメリカのサンフランシスコで観て、その美しさにショックを受けた。でもアメリカに着いたばかりで、最初にお金を使ってしまうことを心配して買うことを断念。そのことを後々まで後悔していた。その後、イギリスの骨董市で別の万華鏡を観て、その時は迷わず買った。それからは、万華鏡を集めたいと思ったこともあった」と過ぎ去った昔の思い出を懐かしそうに語ってくれました。
おもちゃ映画ミュージアム2017リーフレット_ページ_1 - コピーおもちゃ映画ミュージアム2017リーフレット_ページ_2 - コピー










































































7月2日には、錦影絵の上演とワークショップを開催します。
この時上演される「花輪車」は、万華鏡の美しさに似ていると私は思っています。こちらの表現には「幻想的」の修飾がふさわしいかもしれません。江戸時代から楽しまれていた伝統芸能のひとつですが、次世代にこうした文化があったことを伝えようと、大阪芸術大学の池田光惠先生と学生さんたちが、一生懸命取り組んでおられます。できることなら、一人でも多くの方にご覧いただきたいと願っています。

今もこれを書きながら、時折手を休めて光源に向けて万華鏡をかざしては、その美しさに忘我。今度来館くださった方でご希望がありましたら、ご覧いただくようにしたいと思います。

本当に綺麗ですよ‼

堀川の桜並木

おもちゃ映画ミュージアムのホームページの文章を書くので精一杯で、ほとんど更新できないでいます。書きたいことは山ほどあるのに、書けないのも結構辛いものがあります。あれも書いていない、これも書いていない…の積み重ね。自分でも困っています。

で、余り時間をかけずに書けそうな今朝見てきた光景を、久しぶりに書きます。
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これは、京都市内の堀川通押小路。SNS繋がりの人が、夕べ、ここより北に行った堀川下立売の桜の写真をUPしているのを見て、ミュージアム開館前に自転車を飛ばして見てきました。
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看板の文字が小さいので、読みにくいのですが、堀川は平安京造営時に運河として開削され、大内裏造営用の木材を北山から運ぶ のに用いられました。その後は、木材だけでなく、様々な物資の運搬、貯木場として、あるいは農業用水や友禅染などにも用いられました。

おもちゃ映画ミュージアムは、元は型染友禅をしていた家を改修したものです。友禅板に着尺を広げて乗せ、型紙をその上に置いて、上から染料で絵を描き、北にある庭でそれを干し、そのあと堀川で友禅流しをして余分な染料や糊を洗い流していたのではないかと想像しています。

都市化が進むにつれて水質が悪化し、 豪雨時の浸水被害なども頻繁に発生したことから、幾度も改修工事がなされた結果、堀川の流れが絶えてしまったそうです。私共が所蔵する昔の映像には、豊かな水量を湛えた川が映っているものもあります。

やがて、かつての堀川の清流を復活させたいという声が上がり、京都府・市と市民等が一体となって「新世紀によみがえれ京(みやこ)の堀川」をテーマに活動がスタートし、現在のような美しい堀川が甦りました。ネットで検索すると平成17年度~20年度にかけて行われたようです。

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今朝私が自転車で走ったのは下立売通までですが、桜並木といえば毎年新聞紙面を飾る京都府八幡市の背割堤の延々と続く圧巻の桜並木のような景観を想像しますが、この「京の堀川」沿いは、葉を落とさず、一年中緑であることから「永遠」を意味してめでたい松の木と桜が混在しているのが特徴ではないかしら。
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「ギョイコウ」という黄桜がたくさん植わっていました。黄桜は珍しいと勝手に思い込んでいたこともあり、それも驚きでした。この「ギョイコウ」の写真は「http://annabelle.at.webry.info/200704/article_18.html」さんから借用しました。

濃いピンクの八重桜は、ぼんぼりのようで可愛らしく、それより薄いピンク色の桜もあり、自転車で走りながら美しい眺めを満喫しました。
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粋ないでたちの後ろ姿に「造園屋さんか樹木医さんに違いない」と思って声かけをしましたら、「桜が好きで見に来た」とカメラを手に答えてくださいました。何種類桜があるかを知りたかったのですが、ご存知ではなく、桜の花に魅せられたご同類でした。
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「ギョイコウ」の花は、 周辺の萌えいずる木々の新緑と一緒に春空を埋め、奥に広がる二条城の木々と緑色グラデーションの合奏。
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来月14日に富山から来る同級生たちの京都観光案内は、JR丹波口から出発して、島原にある角屋(重要文化財)を最初の訪問地に、ここ世界遺産二条城まで歩く計画です。題して「大政奉還から150年記念―ゆかりの地を歩く」。この桜を見せてあげられなかったのは残念ですが、写真に見えている大手門が、修復完成記念として特別公開されているので、案内個所の一つに加えています。
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堀川丸太町を少し北に行ったところ。縦に「堀川」 と文字が彫られた真上に、茶色いビルが写っていますが、その1階出口内科クリニックがあるあたりに、日本で最初の映画スターと呼ばれた「目玉の松ちゃん」こと、尾上松之助の家がありました。開館して最初の企画展が「尾上松之助生誕140年記念展」だったこと、青春時代住んでいた場所が堀川下立売西へ入った場所だったこともあり、この周辺は私にとってひと際思い入れがある場所です。
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SNSのおかげで、近場で桜見物できる場所を知ることができました。来年から私の恒例行事に組み込もうと思います。

第46回例会「造幣局の桜の通り抜けと四天王寺界隈を歩く」

今日は、東京で全国で一番早い桜の開花が発表されました。このニュースを聞くと桜前線が気になりソワソワしてきますね。「木津川の地名を歩く会」で引き続き世話をして下さっているメンバーから、先日恒例にしている花見の案内が届きましたので、早速掲載します。

今回は、造幣局の通り抜けに行くことに。そのあと地下鉄で移動して、旧跡が満載の四天王寺界隈を歩くことに決まったそうです。実は私、造幣局の桜の通り抜けは行ったことがないので良い機会と思っています。昨年の花見の例会では、不慮の事態に遭遇し、そのあと9月まで対応で苦慮しました。今年はそういうことがないよう、余裕を持って出掛けようと思っています。

実 施 日  :4月11日(火)… 造幣局の通り抜けの日程が変われば、変更の可能性あり
集合場所:京阪天満橋駅改札口を出たところ
集合時間: 9時31分。
  【例】近鉄新田辺駅8時28分発急行ー近鉄大久保駅8時36分発ー近鉄丹波橋8時44分(2番線着)
     京阪丹波橋駅8時53分発特急ー天満橋駅9時31分(4番線着)
コ ー ス: ①造幣局の桜を見る
      ②地下鉄谷町線夕日ケ丘駅から四天王寺に行き、周辺の名所を見学する。
持 ち 物 :昼食は自由
       雨具
       参加費100円、ほかに交通費、拝観料など
そのほか:小雨決行                                                以上

なお、2月12日初午の日に番外編として、三重県伊賀市島ケ原の正月堂で営まれた修正会の見学会も実施されました。この春祭りは1954年に三重県の無形民俗文化財に指定されていて、以前から地域史研究で正月堂には2度訪れたこともあり興味があったのですが、所用と重なり私は不参加に。参加したメンバーがFacebookでUPした当日の動画を見ると、読経と護摩祈祷の儀式の後、お堂を揺るがすような太鼓と法螺貝の音が響き、松明を持った「火天」と「水天」が堂内を跳び踊り、巡り回るという珍しい達陀行法でした。

最近はおもちゃ映画ミュージアムの運営で忙しく、新しく学ぶことも多いので、好きだった地域史や民俗行事に対する関心はあれども、なかなかフィールドワークできず仕舞いに終わっています。そうこうしているうちに、かつて一生懸命取り組んでいたころの記憶も薄れているのが、本当に悔しい。
せめて、4月11日は、いつもの通りテルテル坊主さんを下げて好天を祈り、久しぶりにメンバーとあちこちキョロキョロ見て歩きたいと思っています。




      

師走の風物詩、吉例顔見世興行の「まねき上げ」見学

おもちゃ映画ミュージアムの活動を通して知り合った井上優さんから教えて貰い、11月25日、師走の風物詩「吉例顔見世興行」の「まねき上げ」を初見学しました。一説には新聞の夕刊締め切りに間に合わせるように、最近は午前9時から式典が行われるそうですが、今年は9時半から開始に変更。
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9時前に南座(京都市東山区)に到着した時には、マスコミ各社と見物人で既に人だかり。
DSC08539 (2)口上は、本来なら11月30日の初日を迎えたら扉の内に入れられるそうですが、南座が耐震改修に向けて休館中で、今年は先斗町歌舞練場で移転開催されのに伴い、12月25日千秋楽を迎えるまでこの場所にずっと置いておかれるのだそうです。

口上にもあるように、今年は七代目中村芝雀さんが、五代目中村雀右衛門を襲名されたことが話題。この看板を見て知ったのですが、「まねき」は漢字で「庵看板」の文字で書くのですね。

写真では小さくて見にくいのですが、ずらりと並んだ「まねき」の下に掲げてある絵が、今年の演目。右から第1部=源平布引滝「実盛物語」、仮名手本忠臣蔵「道行旅路の嫁入」(劇中で雀右衛門さんが襲名口上を述べられます)▼第2部=菅原伝授手習鑑「車引」、「郭文章」(通称「吉田屋」。この劇中で雀右衛門さんが襲名口上を述べられます)、「三升曲輪傘売」▼第3部=双蝶々曲輪日記「引窓」、「京鹿子娘道成寺」。今年は史上初めての三部作公演となっています。
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式典で「顔見世興行は戦争中も途切れず続けた」と挨拶されました。伝統を守ろうとする強い意志と努力が、今日「師走の風物詩」と修飾される伝統行事になっているのですね。

「まねき」は前夜から上げ始められました。数えたら32枚が役者さんの、4枚が囃子方連中、常盤津連中、長唄連中、竹本連中と、計36枚が既に上がっています。
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そしていよいよ9時半、37枚目の「まねき」上げ始め。工務店の人が足場にスタンバイして下から上へ、2段目から3段目へ手渡しで運びます。
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そして向かって右端に片岡仁左衛門さんの「まねき」が上がりました。これで俳優33枚が揃いました。

この「まねき」の文字は独特で、勘亭流(かんていりゅう)と呼ばれる書体。肉厚で隙間のない勘亭流は、空席が少ないことに通じるというので興業関係で使われています。

今ミュージアムで展示している手書きのポスターは 、南座の「まねき書き」初代竹田猪八郎さんの手によるものです。ミュージアムで委託販売をしている『京都繁華街の映画看板“タケマツ画房の仕事”」の文言を引用すると、「タケマツの若手が木製のバットをスリコギ代わりに使ってすり鉢で削り墨を摺る。板に跨る様にどっかりと腰を掛けた猪八郎は、それに太い筆をたっぷりと浸し的確な筆さばきで書き上げる」(29頁)。
DSC08543 (2) 今、勘亭流を書いておられるのが4代目として受け継ぐ井上 優さん(写真)。今年3年目だそうです。10月の末ごろから墨の用意をして、某寺に籠って、これらの「まねき」を書き上げられました。前掲の本によれば、竹田猪八郎さんが書いておられた頃で、最も盛んな年には200枚近い看板が南座の正面を覆い尽くしたそうです。今年は前述のように、南座の耐震工事があることから、例年よりも少なかったようです。 

実際に勢揃いした「まねき」を見上げると、「凄いなぁ‼」 の声が自然と出ます。20代の頃、井上さんは竹田猪八郎さんの「タケマツ画房」で看板を書いておられました。そのことから縁を繋いでいただいて、ミュージアムでたくさんの手描きポスターをお預かりすることになり、皆さまにご覧いただけるようになりました。
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南座支配人さんが、劇場に向かって右、左、そして中央に塩を撒き、続いて見学者にも塩が配られ、ひとつまみを手に、合図に応じて、南座正面に向かって撒きました。期間中の興業の無事と成功を祈る儀式。私も皆さんに混じって塩を撒かせてもらいました。

 本来なら、南座最上部の櫓、二つの梵天の間に、「吉例顔見世興行」と書かれた「興業まねき」が掲げられるのですが、
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今年は、場所を変えて開催されるので、「興業まねき」は、劇場の人が担ぐ駕籠で歌舞練場まで運ばれました。珍しいことでもあり、行列の後からついて歩きました。
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南座を出発した駕籠は、四条大橋の上を進みます。
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四条通りを横断し、花街、先斗町の小路を歌舞練場に向けて練り歩き。録音したものではありますが、お囃子の音色が賑やか。

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そして、歌舞練場に到着。華やかな衣装の舞妓さんたちがお出迎え。
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駕籠から「興業まねき」をおろし、工務店さんがロープをかけます。そして上へ引き揚げられ、








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梵天はありませんが、歌舞練場正面に、「興業まねき」が無事掲げられました。




井上さんが勘亭流で書かれた「まねき」は、総数38枚。12月25日の千秋楽まで、南座と歌舞練場で掲げられます。



歌舞練場の鬼瓦を初めてゆっくり眺めましたが、なかなか愛嬌がある表情ですね。



そうして裃姿の支配人さんが、歌舞練場でも三方向に塩を撒き、
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続いて舞妓さんたちが塩を手にし、
塩を撒いて場を清め、最後に1本締めをして、10時40分ごろ、無事に式典が終了しました。
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イチョウやカエデなど季節の簪をさした舞妓さんたちの艶やかさ。

井上さんに教えてもらったおかげで、南座と先斗町歌舞練場の2か所で式典を見学でき、しかも、先斗町を駕籠行列する様子も見学できて、本当に幸運でした。

井上さんは、「まねき」書きに続き、この日もテレビ局の取材を受けておられ、その様子は11月28日(月)、毎日放送「ちちんぷいぷい」の番組内で放送されるそうです。早速録画予約しました。視聴可能な方は、是非にご覧ください‼
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