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新年あけましておめでとうございます。

昨年はレリッシュがオープンして15年という節目の年を迎えました。
おかげさまで15周年イベントの一環として生徒の皆様と一緒に、一日だけの「レリッシュ食堂」を開店することができました。
ご協力いただきました生徒の皆様、並びにご来店くださったお客様、誠にありがとうございました。
そして今日までレリッシュを支えてくださった皆様には心から感謝いたします。

また、昨年は食を通じてたくさんの作り手の方とのご縁もいただきました。
風土に合った発酵を活かして作物を作りたい、日本の伝統の作り方で本物の味を残したい、そんな思いで日々努力を重ね、農業や食品加工に取り組まれている若い方々と出会えたことはとても貴重な体験でした。

自然と向き合う仕事ほど過酷なものはなく、今年のような自然災害には太刀打ちできないことも知りました。
こうした出会いを通して一人の料理家として伝えるべきことが再確認できた1年でもありました。

大きく何かを変えられるほどの力が一個人にあるとは思えませんが、かといって何も考えず流されていくだけでは取り返しがつかないところまで私たちの暮らしはとてつもないスピードで変化してます。

今年日本は平成から新しい元号に変わります。
新元号を迎えるこの節目の年に、あえて原点に立ち返ってみたいと思っています。
絶滅危惧種と揶揄される「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて5年が過ぎました。
今後、家庭のお味噌汁も消えていくかもしれません。
レリッシュはそんな今だからこそ忘れかけたいいものを残しつつ、明日の食と暮らしにささやかな幸せをお届けできる存在でありたいと願っています。

どうぞ皆様にとってこの2019年が心穏やかな年でありますように…。


                                     レリッシュ主宰  森 かおる 


  *勝手ながらお葉書での新年のご挨拶は控えさせていただきました。