ショールームへ ⑵集合体恐怖症

2018年05月13日

ボク

ふと思い出したこと、
むかしむかし自分のことを「ボク」と言っていた数ヶ月があった。
たしか小学5年生、児童会の役員(書記、だったか。立会演説会なんてものもやり、小学校高学年時が人生で一番人前にでようとしてた)になった。
児童会長と副会長は6年生の女子で、この2人のおねえさんとの付き合いがとても刺激的で毎日くっ付いてすごしていた。迷惑だっただろうか。

この2人のおねえさんたちの一人称が「ボク」だった。
真似ようと特に意識したわけではなかったと思うけれど、知らぬ間に自分も「ボク」が身についた。

それまで家では自分のことを「〇〇ちゃん」と自分の下の名前をちゃん付けしていた。たとえば
「私はイチゴが好きです」のことを
「〇〇ちゃんな、イチゴ好きやねん」というような。

流石に外ではそんな甘ったれた言い方はできないとおもっていたけれど
「私」というのはどうもしっくりこない。
自分を「私」と言っていいところにはまだ色んな意味で到達していない気がしていた、んだと思う。
そんな時の「ボク」
たった数ヶ月だけだけど、これしかないというくらい自分にはハマった。

自分は純粋な子どもではないが、大人ではない。
世間の言う「思春期」ではあるけれど渦中ではなく、扉は開けたがその場所から動けず突っ立ってる感じ。
女としても女性ではまだないし、もちろん男ではなく、男にも男の子にも憧れていない。

わざと言ってるんですよ、の女の子の「ボク」
いま思うと恥ずかしいだけでその頃の自分と目を合わせたくないし、関わりたくないと思う。
それでもきっと大事な時期だったんだということだけはわかる。
サナギになりかけの時期、同い年ではなくひとつ上のおねえさんに手を引かれたことは次の本格的なサナギへのたしかなステップになっていたと思う。
それにしても本当に楽しかったし、なんて言うんだろ、ほんのり甘ささえ覚えているおねえさんたちとの数ヶ月。

40年前なのか、の雨の初夏。



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remo3782 at 16:14│Comments(0)

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