2007年01月04日

現実主義とそのアンチテーゼ

バイク、ボーリング、バーチャファイター5と、
なんだか趣味が増えてきた。
これらを楽しむためには、多額のお金を費やす必要がある。
大型バイクの免許取得講習料金、ボーリング場使用料金と玉の購入料金、ゲームセンター1ゲーム100円のゲーム料金。
会社で稼いだお金は設備投資や今後のために貯蓄するとして、
趣味の類の料金の捻出は、
個人的に活動して稼いだ分や、
死んだ父親の保険金を申し訳ないながら拝借している。

お金があれば、遊べるし経験が積める。
若いと私みたいにお金がないが、
親がお金持ちならば配分を計算せずに遊べる。

確か経済アナリストの森永さんが言っていたと思うが、
現在の所得格差の構造を単純にこう解いている。
私の記憶はあいまいなので、
論理的に間違いじゃないように書いてみる。

 

例えば、
いい大学に入るためには、
受験戦争を勝ち抜く必要がある。

それには、
小学校受験や塾や予備校に通うためのお金が必要だ。
お金がなければ相応の教育を受けることができない。

事実、
東京大学に入学する学生の親の年収は、
どの大学のそれよりも高い。

ゆえに、
貧乏な家庭で育った子は学力が低い。
裕福な家庭で育った子は学力が高い。

そして、
それが螺旋状にずっと続くから、
裕福層はずっと裕福で、
貧乏層はずっと貧乏だ。

 

現在における言論の風潮として、
こういった「お金がなければ何もできない」といった、
本音主義というのだろうか、現実的な意見が目立っていると思う。
確かにみんながそう思っていることを飾りなく言われると、
逆に新鮮な気持ちにはなってくる。

ただ、私はこの考えはすごく嫌いなのだ。
「この国には希望だけがない」理由は、
希望を安易に捨て、
確実な現実だけを求めるからだと思う。

「数学を勉強しても何にも役立たない」という意見をテレビで中学生が言っていたし、
事実私もそう思っていた。
私の場合はテストで悪い点を取った言い訳で言っていたんじゃないかなぁと思うが。
数学は、はっきり言って趣味のような世界であって、
相当な理系でないと数学における論理性をうまく使いこなすことはできない。
それ以上に重要なのは、
「見返りを求めている」という、確実な現実を求める事象だ。

確かに冒頭で書いたようにお金がなければできないことはあるものの、
それが過剰に強調され、
端的に現実主義に向かうことこそが、
人々から夢を希望といった感情作業を捨て去らせ、
ひいては所得の格差を招くのではないだろうか。

社会の現状を説明して結論を急ぐのでなく、
自身だけが持つ個性の輝きを放つ意思を持ちたいと、
私は主張する。



投稿日時: 2007年01月04日 16:56 | 記事URLコメント(4)TrackBack(0)
カテゴリ日々の雑感
 
 

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コメント

1. By  かすみそう  2007年01月07日 01:14
お金が無ければ何も出来ないと短絡的に考える人もいる、というだけ。
希望の無い国はここ日本はそういう教育を意図的に受けているから。思想を基にする宗教がありません。アメリカには「格差社会」という言葉はないそうです。2割の自分を持った人間と8割の自分の無い人間が今の日本の現状です。
そうでないと、エリートがエリートでなくなるから。自分の意見を持った人間が多くいると困る1部の人達の思惑があちこちに反映している、今だと思いますが、どうでしょうか。経済的な基盤の環境で育った人間が「成功」するわけではありません。他人の評価でなく自分の評価が大切だと思います。
自分がどう思うか。フアッションの話はビジネス戦略なんですね。それなら、「在り」ですよね。
2. By  福原1  2007年01月07日 15:49
かすみそうさま

>>自分の意見を持った人間が多くいると困る
>>1部の人達の思惑があちこちに反映している

クリスマスだとか、バレンタインデーとか、何月何日は何の日だとかありますね。
おっしゃるとおりです。
私はこういうのは好きじゃないのですが、こういう日はモノが安くなったり、恋人の雰囲気作りなどと、消費者への接点も用意されています。
接点の理由付けを己ではしにくいですので、あると便利なものでもありますが、私は手前で用意したいものです。
3. By  福原2  2007年01月07日 15:49
>>ファッションの話はビジネス戦略

正月に実家に帰り、親戚の土建屋社長のおじさんとの会話は主に「お前はまだなっとらん」といったことでした。
私もそう思ったりします。
ですので、それを何とか切り崩したい思いもあります。
公的にはファッションは会社の成長の糧としてのものですね。
これが公私とも充実するものであれば、なおさら良しです。

ちなみにコメントでのおしゃれなバーは、初めていくお店で、店主の顔だとか名前だとかは知りません。
ただ、同大学卒業生が立ち上げたお店ということは聞いておりまして、起業家仲間への接点があるものとして、路上で着替えました。
4. By  かすみそう  2007年01月07日 22:40
丁寧なコメントのお返事に福原さんの人柄を感じています。
路上で着替えました。これって、福原さんらしいと思いました。女性のブランドフアッションが生きる全てみたいな、それとはゼンゼン違う感じで、
楽しいですね。
一言多い、おばさんのコメント(男らしい娘がそう言います)だと思って下さいね。

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