2019年09月05日
ポテトサラダに「きゅうり」「りんご」「生の玉ねぎ」を入れるのは愚行の極みである
ポプ弁を頬張りながら、こう考えた。
俺がポテトサラダを苦手にしていたのは、ポテトサラダにきゅうりとリンゴと生の玉ねぎとニンジンを入れる学校給食のおばちゃんのせいではなかろうか。
ただでさえ美味しいポテトサラダなのに、なぜにおばちゃんはきゅうりとリンゴと生の玉ねぎとニンジンを付け加えてわざわざ不味く仕上げてしまうのか。
ホクホクのジャガイモに塩を振りかけでもしたら、それだけでもう100点満点である。
マッシュポテトにするためジャガイモを潰し、でも完全には潰さず塊を残しておくことでプラス30点。マヨネーズをあえて、さらにプラス60点。風味付けにコショウを軽くまぶしてプラス10点。
合計で200点。最高である。
なのにどうしておばちゃんはきゅうりとリンゴと生の玉ねぎを加えて、プラスをマイナスに変えてしまうのか。
考えて欲しい。
マッシュポテトに輪切りのきゅうりを入れでもしたら、そんなのボリボリするじゃあないか。
おばちゃんは歯ごたえにこだわっていて、ジャガイモのほどけるような柔らかさはおばちゃん的にはダメなのだろうか。
マッシュポテトに細くスライスされたリンゴを入れでもしたら、そんなのジャリジャリするじゃあないか。
ポテトの滑らかさを阻むかのように突然リンゴが歯ごたえを強要する。あまりにも固いそれはポテトの良いところを真っ向から潰しにかかってくる。
マッシュポテトにみじん切り生の玉ねぎを入れでもしたら、そんなの辛いじゃあないか。
ポテトサラダには生の玉ねぎが必ず入っていなければならない、そんな定義でもあるのだろうか。
もっと言えば、ニンジン。
これはおばちゃんによりけりなのだが、細かくて柔らかいニンジンなら何ら問題はない。だが他の具よりひときわ大きくて固いのであれば、これはもう大問題である。
北海道産 じゃがいも キタアカリ 10kg|キューピーマヨネーズ 1kg
ホクホクのジャガイモに塩を振りかける。それだけで100点満点である。
ただでさえ100点満点のホクホクポテトにマヨネーズとコショウをあえでもしたら、もう200点。
これにきゅうりを加えてマイナス1万点。リンゴを加えてマイナス1億点。さらに生の玉ねぎを加えてマイナス1兆点。
きゅうりのボリボリする歯ごたえとポテトにまったく合っていない歪な味、リンゴの固すぎる歯ごたえはポテトの滑らかさを帳消しにし、そして玉ねぎのジャリジャリな歯ごたえと妙に辛い味が加わる。もう最悪だ。
ポプ弁を頬張り終えて、こう考えた。
ああ、俺はきゅうりとリンゴと生の玉ねぎのせいで、ポテトサラダをどこか毛嫌いしていたんだな。
だが俺は、もはやポテトサラダを嫌ってなどいない。むしろ大好きで、山盛りでも食べきる自信がある。
それはなぜか。時代が変わり、このごろはポテトサラダにはきゅうりとリンゴと生の玉ねぎが入っているのを見かけなくなったからだ。なんと良い時代になったものか。
コメント
うちもキュウリと固い人参が入っていたせいで子供の頃は嫌いでした。
ジャガイモ、マヨネーズ、○○、△△、リンゴ、、、
マヨネーズ味のサラダなのに、何でリンゴ?って。
あー、そういえばニンジンも入っていますよね。サイコロ型のアレ。
妙に大きくて私も嫌いでしたよ。
かわさん
それだ。リンゴですよリンゴ。
ポテトとリンゴの相容れなさは酷くて私も嫌いでした。
にんじんとリンゴ、記事に加えさせていただきますね。