MOT

2008年02月18日

目標や理念というもの

2日前の土曜日、1年間月2回行われていたMOT(技術革新経営)の講座を修了した。
雪の降り積もる道路を原付バイクでのろのろとタイヤを滑らせつつも走り、最終発表のプレゼンテーションをすべく鳥取大学へ行った。
最近ブログを更新していないのは、この課題に取り組むためだった。

今は午前3時だから昨日になるのかな、鳥取は積雪が今年一番の深さとなった。
ああ2日前がこんな天候じゃなくてホントよかった、と思いつつ、仕事へいけないから仕方ないなああといった安心感があり、日曜日はホントゆっくりできた。

そして今、ダウンジャケットと布団を羽織り、太巻き気分で前日の反省を書くべく、寒さでかじかみおぼつかない指さばきでゆっくりポチポチとキーボードを打っているわけであります。

何かを成し遂げるためには、まずはその「何か」を抽象的でもいいから言葉に表さなければならない。
例えば、「お金持ちになりたい」。
2番目には「どうやってその目標を達成するのか」。
例えば、「自分の技術を生かしてお金持ちになる」。
3番目に、それをもっと具体化させる。
例えば、「今はこういうニーズがあるから、これをこう作れば金持ちになる」だとか。
そうして「何か」は、「目標」や「理念」というものに置き換わる。

私の場合、まずその1番目からぼやけている。
なので必然的に2番目、3番目がすぐに変わってしまう。
そんな状態でプレゼンテーションに臨んだのだから、やはり揺れたプレゼンテーションになってしまったと思っている。
MOTで学んだことを通じてずっと自己分析をしてきた。
しかし起業した理由は「とある情熱から」と紹介したものだから、具体的にここをこうしてイノベーション(革新)を起こす、とまで持っていけなかった。
だから企業の方たちから「頑張ってください」としか言われず、また私も「頑張ります」としかいえないし、本当に頑張らないといけない。

そしてビートたけしはこう言う、「みんな自分がわからない」。
そして私もこう言う、「私は私がわからない」。
本音と建前の「本音」の部分を、大人になりきれてない私は追及してしまっているため、やはりわからないという結末をむかえそうだ。
(ところでみなさんは、ごまかさずに裏づけされた「理念」をもっていますか?)

そして若さが失われる歳になると襲ってくるだろう恐怖。
このままじゃいけない、と思うものの、ビジネスプラン草案を作って紹介してもこっぴどく叩かれる始末。
さて、私はこれからいったいどうなることやら。

今思っているのは、とある方から言われたとおり、体を動かすこと。
私のこうあればいいのになぁが現実味があるものに発展させるため、フットワークを軽くし、頭で考えるのではなく、もっと馬鹿になろう。
そうしてニーズをつかむことを今後のアクションプランとしたい。



投稿日時: 2008年02月18日 04:29 | 記事URLコメント(0)TrackBack(0)
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2007年07月30日

MOTイノベーションスクール・中間発表会

先日の土曜日、MOT(技術系経営の講座)の中間発表会が行われた。
発表会はそれまで学んだことを自社に当てはめ、受講者の前でプレゼンテーションする。

私はその前日から当日のぎりぎりまで、寝ずに資料を作った。
知り合いの方に電話をかけ、いろいろ質問した。
資料は蛇足を省略し、よいフォントに強弱をつけ見やすくし、多分このプレゼンで一番デザインの良いものを作ったと思っている。
会社の真の問題点、あるべき姿の2つの主軸を、PEST分析、3C分析、SWOT分析を用いて分析する、という課題をこなした。
こういった分析をせずとも問題点なんてわかっていたのだが、新しい視点で会社を眺めると、結構新しい発見があるものでして。
資料作成後、さほど眠くはなかったのは何故であろうか。

私の発表は、発表以前の会社のあり方に問題がある、という発表。
つまり、発表するまでもなかった。
でも発表しないとならないから作った、といったところか。

プレゼンの後、ご質問を賜った。
やはり皆さんがおっしゃられることは共通している。
すなわち、「自分がどうありたいのか」。

その亜種に、自信を持て、個性を持て、周りを気にするな、誇りを持て、など。
こうありたい自分というものを、持てということは、結構難しい気がするし事実難しい。
ある種の閃きや経験や衝撃が必要な、非日常な領域なので、時間がかかるはず。

動物界では、強者は弱者を狙う。
WEBサイトをつくる私の会社は、わりと技術力はあるのに狙われる。
そこそこいい物を作って食い物にされるということは、経営者の力不足に係ることなのだろう。
方向が定まらないと山道を歩いても頂上に登れない。
その方向は、どこだ?



投稿日時: 2007年07月30日 09:40 | 記事URLコメント(3)TrackBack(0)
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2007年04月22日

今回は、品質管理とナレッジイノベーションについて学習した。

ナレッジイノベーション

以下、私の言葉で表現いたします。

ナレッジイノベーションとは(知識 = knowledge 改革 = innovation)、端的に書くと「経験をもとに価値を作り上げること」。

自分が積み上げた経験を組織に生かすべく、組織の方々へ提案し説明しても、経験とはそもそも他人には伝わりにくいものでありまして、提案が却下されることが多い。
しかし凝り固まった組織を改革するためには、経験知を生かしたほうがよい。
そこで生まれた言葉が「ナレッジイノベーション」だと、私は解釈した。

伝わりにくい経験を何とかして伝える技法やプロセスが、下記の「SECIモデル」。

SECIモデル
  1. 組織や自分の持っている経験を皆に伝え(共同化 = Socialization)(暗黙知)
  2. コンセプトを言葉にして表し(表出化 = Extemalization)(形式知)
  3. その言葉をもとに原型具体物を作り上げ(連結化 = Combination)(形式知)
  4. 組織や仲間が経験を獲得する(内面化 = Internalization)(暗黙知)

という具合に4つのセグメントのプロセスを螺旋する。

サントリーの伊右衛門(お茶)の例
  1. これの開発者は以前、続のののん茶、しみじみ緑茶を世に出し、大失敗
    お茶の素材にこだわってしまい、時代の気分を読み損なった
  2. 日本文化の味わい→緑茶
  3. 製法の改革
    名門製茶メーカー『福寿園』との共同開発
    「伊右衛門」ブランドの名前
  4. 成功がサントリーに蓄積

と、簡易に書いてみました。

 

んでですね、私実はここでちょこっと右隅に書いております「暗黙知」について、ブログを書き始めたころからそれを言いたかったのだ、と授業中思った。
現在ボーリングやらバイクやら起業をして会社を営んでいることやら、この「経験知」を求めたかった。
知らなかったこと、わからなかったことが、次第とわかるようになってきたんですよ。
人の身体は不思議だなぁ、なんて思う次第であります。

 

あ、品質管理に関しては正直よくわからなかったので省きますね。

 

(本日、検索エンジン最適化(SEO対策)についてご質問された方がおられましたので、実験としても書こうと思っております。「鳥取大学」「MOT」「イノベーションスクール」で検索されて、上位でHITしましたら成功と考えます。)



投稿日時: 2007年04月22日 00:01 | 記事URLコメント(0)TrackBack(0)
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2007年04月17日

鳥取大学MOTイノベーションスクールへ行ってきた

先日鳥取大学へ行った。

MOTというのは、一言でいって「技術と経営の整合」。
自社の技術をどう経営にいかすか、理論化されたプログラムと講師の経験を通じて学習する。

私は漠然とこういうふうにしたらいいんじゃないかなぁ、と思っていることを、これにより論理として明確にできると実感したから、参加してよかったなぁと思っている。

参加したきっかけ。
鳥取大学に「ベンチャービジネスラボラトリー」というところがあることを知っていたので、とりあえず検索してみたら、鳥取大学の教授、外部コンサルなどの方々から、ビジネスプラン作成からバックアップまで1年を通じてフォローしていただけるというプランがあるようなので、応募してみることにした。

MOTの成果に関しては、次回講義が終わったらまた書くことにしよう。



投稿日時: 2007年04月17日 10:47 | 記事URLコメント(0)TrackBack(0)
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