女イメージ4囚われの身となったジャンヌは、
イギリス軍の牢獄に投じられた。
男装を解かれ、両手、両足を鎖で繋がれた姿で。
そこへ忍んで来たのは、好色な公爵だった――


 R18   ロマン派 《H》 短編集 
 第26話  囚われのジャンヌ〈3〉

このシリーズは、管理人が妄想力を働かせて書いた、
Hだけどちょっぴりロマン派な、官能短編小説集です。
性的表現を含みますので、18歳未満の方はご退出ください。



 ここまでのあらすじ  日本の鎌倉時代から応仁の乱前夜の室町時代にあたる14~15世紀、イギリスとフランスは、「百年戦争」と呼ばれる長い戦乱状態にあった。そんな中、オルレアン候・シャルル7世を助けて、フランス王位につけ、国土を統一しようと立ち上がったのが、ジャンヌ・ダルクだった。しかし、そのジャンヌは囚われ、異端審問にかけられ、「男装」を禁じられた上で、イギリス軍の城に幽閉された。なぜ、イギリス軍の城に? それには理由があった――。
⇒この話は、連載3回目です。この話を最初から読みたい方は、こちらから、
  前回から読みたい方は、こちらからどうぞ。


 あの女は、戦場で見たのとはまったく違う姿で、オレたちの牢に連れられてきた。
 男まさりの甲冑姿ではなく、白っぽいリンネルのコルセ(注・チュニック状のくるぶしあたりまでを覆うワンピース)に、上半身はボタン留めのボディス(注・現在のコルセットの原型と思われる上衣)といういでたちだった。
 オレたちは言われるままに、女の両足首にそれぞれ鉄の輪をはめ、その鎖をベッドの脚に括りつけて、固定した。
 両手にも手錠をかけて、その端を壁のフックに結びつけた。
 開かされたまま鎖につながれた女の脚は、太ももの形を浮き上がらせている。その奥で、女の下腹がこんもりとした盛り上がりを見せている。
 両手を吊るされた女の胸は、ボディスの上から、豊満なふくらみの存在を窺わせている。
 その姿は、どう見ても、色気づいた田舎娘だ。
 こんな小娘に、オレたちはやり込められていたのか――と思うと、ちょっと腹立たしい。
 しかし、この体つき、ちょっぴりそそられるぜ。そう思って眺めていると、口からよだれが垂れそうになる。あれも、むずむずしてきやがる。
 一緒に見張りに立っているジャックのやつも、ヴィンセントのやつも、しきりに下唇をなめている。あいつらも、やりたがっているんだ。
 しかし、オレたちは、あいつをここへ連れてきたコーションの使いの修道士から、「手出しはならぬ」とクギを刺されていた。
 ウズウズしながら、ホーズ(注・ズボンの原型。ストッキングから発達したボトムを覆う衣服で、いまで言うとレギンスのようなもの)の中でいきり立つあれを、手で鎮めていた。
 そんなところへ、あのお方がやって来た。
 オレたちイギリス軍を統括するあの方。あの小娘の「処女検査」をやったのは、そのお妃と侍女だったが、そのときも、あのお方は、舌なめずりしながらその様子を見守っていたという。
 なに、お偉いさんたちは、みんなお好きなのさ、あっちのほうも。

       バラ

 ベッドフォード公は、牢の扉を開けさせると、つかつかと娘の足元に歩み寄った。
 「どうじゃな、わがイギリス軍の牢の居心地は?」
 「私は、なぜ、このような場所に入れられねばならぬのでしょうか? まだ、審問中の身でありますのに……」
 「審問中の身だからじゃ。そなたの心が、再び、悪魔のささやきに踊らされることのないよう、厳重に監視せよ――と、司教どのもお望みなのでの。それに、そなたの身代金を支払うたのは、われらイギリスじゃでの。そなたのシャルル公は、身代金の支払いをしぶりおった」
 「なぜです。なぜでございます? なぜ、シャルルさまは……」
 「そなたは、フランスに見捨てられたのじゃよ。アルマニャック派(注・シャルル7世を担ぐオルレアン派の呼称。ブルゴーニュ派と王位継承をめぐって対立)の中には、女だてらに戦略にまで口を出すそなたを快く思わぬ者もおるでの」
 言いながら、公は手にした剣の鞘で、女のコルセの裾を持ち上げた。
 持ち上げたまま、鞘の先を股間へ向けて進ませる。
 女のコルセは、ももの付け根までめくられて、オレたちの目にも、女の陰部が露わになった(注・当時の服装では、女性は下着を着用しなかったので、上衣をめくると、陰部はすぐ露出される形となる)。
 栗色の陰毛の下に、濡れ光る女の肉が見えた。緋色の縁の中に、淡い桃色の輝きが見えた。そこに小さな口を開ける、女の秘貝が見えた。
 公は、鞘の先をそこに当てて、グイグイといたぶるように動かした。
 「な、何をなさいます! お止めください!」
 女の目が恐怖に引きつっていた。戦場では、旗を振りかざし、鬼の形相でわが軍に突進してきたあの女戦士が、子ウサギのような目で、公の剣に脅えていた。
 「わしはのう、どうも、妃たちの処女検査の結果が信用ならんのじゃよ。悪魔に魂を売ったそなたが、処女であろうはずがない。わしが身を持って確かめてみようと思うのじゃ。わが剣での」
 言いながら、公は、ホーズをひざまで下した。
 公の白い尻が、むき出しになった。

       バラ

 貴族のケツを拝むなんてのは、オレには初めての経験だった。
 ふやけたケツをしてやがる――と思ったが、そのコックは立派にそそり立っていた。
 「何を……そんなこと、主がお許しにはなりませんッ! お止めください。公爵さま、お止め……あっ……」
 女は必死に身を捩って逃れようとしたが、その手足は、拘束されている。逃れようともがくたびに、鉄の鎖がジャラ……と、石の床をこすって、大きな音を立てた。
 公は、床にひざをついて抗う女の両脚をグイと押し開いた。
 「オーッ! フランスのバラが、可憐な花弁を濡らしておるわ」
 オレの目にも、それは、「小さな……」と見えた。
 とても、悪魔とまぐあった女のもの――とは見えなかった。
 しかし、公はそこへ、いきり立ったコックを突き立てると、ズン……とケツを送り込んだ。
 「ノ――ッ、ノ――ッ!」
 女が挙げた声は、石造りの牢屋に響きわたった。
 牢獄の壁の石のひとつひとつに、染み込んでいきそうな声だった。(続く)


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