今年の新年は明日まで伊賀の杣屋で過ごすことにしたんだぜ。

で、あんまりイッショーケンメー 仕事しねえでさ、
ゆっくりしようかな、と。

何にもしなけりゃ有り余る時間、
どんな風にしてんのか観てもらおうかな。




まず、朝はどんなに寒くたって、(今日は摂氏0度くれえかな)
明るくなったら飛び出していって、大犬たちは思いっきり遊びやがるぜ!
朝のプレイ
毎回、同じパターンだけど、飽きねえみてえだな、やっこさんたち。

お天道様が登ったってまあだ遊んでやがるぜ。
ホース
今度はホースの切れ端で「取って取って」遊びだな。

取られたら怒るくせに、
取ってくれねえとつまんねえみてえだな、「ちゃく」のヤツ。



けっこう長めのお散歩に畦道やお山へも行くぜ。

森の中の山道は、お天道様が入らねえから、暗くて寒いぜ。
森の中
おーさぶ!

でも「ちゃく」やりぼんのヤツはカンケーねえみてえだな。

晴れてりゃ真冬でも日なたはそう寒くねえ。

二人
「ちゃく」のヤツ、小さな流れの水を飲んでやがる。
うめえのかな?いつもここで飲むんだよな。

りぼんのヤツ、こうやって立ってるところを見るとよ
やっぱアシが長ぇんぢゃねえ?って思うんだけどなあ。

畔の横の田圃、
バシバシに霜が降りてやがる。
霜柱
防獣網で囲われなけりゃあ、霜の立った土を踏みたくなるぜ。
あれ、気持ちいいんだよなあ。



何にもしねえぞう、って決めてるから、
気持ちがゆっくりしてるんだよな。

いつもは行かねえ耕作放棄田のススキの薮でも遊んだぜ。
ブッシュプレイ
二人でかくれんぼしやがるんだぜ。

わざと、「ばさっ!!」って突然現れやがる。


そしたらさ、一昨年、ロープに絡まって非業の死を遂げた「シカ」の骸骨がまだあったぜ。
鹿骨
もう綺麗に真っ白になって、見ようによっちゃ美しいよな。
こういうのを見ると持って帰って絵を描きたくなるぜ。

哀しいのは、死してなおロープが絡まってたことかな…


そういや、うっちゃってある丸太にゃこんな模様が…

食痕1
カタツムリが、うねうねしながら食べ歩きした痕なんだよな。
舌歯(ぜつし)で丸太表面の苔(気中のの水分で育つ気性苔類)を喰み取った「食痕」ってヤツだな。

とうちゃん、これも綺麗だなーって感じるんだよなあ。

食痕2
頭を左右に振って食べた様子なんだけど、幅が10ミリから15ミリあるので、かなり大型のカタツムリが食べたってことさ。


ひとしきり遊んだり歩いたり走ったりした後、かあちゃんに耳掃除してもらったりして、
やっと流石の大犬も、寝てしまいやがる。
穏やかな日


とうちゃん、今回は、「本を読んでやろうぢゃねえか!」って思ったんだぜ。
読書

中学校時代の恩師と仰ぐ先生が卒業にあたってクラス全員にくれた本があってさ、

夏目漱石の「こころ」。

もらった時は半分読んでそのまんまうっちゃてたんだよな。
ほんと、罰当たりな生徒だよな。


小生は、いかなる理由で先生はこの文豪の一編を私たち生徒に贈られたんだらうと考えるやうになり、
新年のこの機会に当の小説を読んで見やうと、ふと、頁(ペイジ)を開いてみたのである…



あれま!
ブログの文章までそれっぽくなっちまいやがった。
こころ
ま、ちょっと冬の柔らかい日差しにつられて雰囲気に浸りながら読んでみてるんだぜ。

天国にいる大好きな常陰先生、
読んだら感想文書いて送るから、
添削してくださいな。

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