どうも、renieseです。
本日は前回のシャダムに引き続き、「がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル」のゲームレビューです。
本作は元々はファミコンで発売されています。
約3年ほど前に書いたレビューですが、当時のレビューでは本作を「クソゲー」と断じていました。
コメント欄をきっかけに再プレイしたのですが、認識が大分変わりましたので書き直しました。
・・・とは言え、やはり「面白い」って訳でもないんですが。
では、レビューについては追記部分にて。
■バトル
RPGの敵と言えば、色違いやパターン違い等で手間を節約するのが普通です。
しかし、なんと本作はその手の敵がほぼ存在しません。1体1体手間をかけて作られています。
本日は前回のシャダムに引き続き、「がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル」のゲームレビューです。
本作は元々はファミコンで発売されています。
約3年ほど前に書いたレビューですが、当時のレビューでは本作を「クソゲー」と断じていました。
コメント欄をきっかけに再プレイしたのですが、認識が大分変わりましたので書き直しました。
・・・とは言え、やはり「面白い」って訳でもないんですが。
では、レビューについては追記部分にて。
■ストーリー・キャラクター
タイトル通り、ゴエモン家に先祖代々伝わる「黄金キセル」が盗まれてしまいます。
ついでにヒロイン「おみっちゃん」も例によって行方不明。それらを取り戻すのが目的となります。
キャラクターとしてはシリーズおなじみの「エビス丸」「ヤエちゃん」が登場します。
本作ではこの2人とは初対面という設定です。
その2人と本作オリジナルの「コバンネコ」を含めた4人パーティーとなります。
(一時的にヤエちゃんと交代する「リンちゃん」と言うスポット参戦キャラもいます)
FC時代のゲームと言う事もあり、ストーリーとしてはそれほど見る面はありませんが、ゴエモンシリーズ特有のコミカルさは見ていて面白いです。
・「やどや」では普通に泊まる・・・と思いきや、パーティーのすさまじい寝相の悪さ。
・「めしや」は食べたものに応じてセリフが異なる。「ハンバーガー屋」もあって持ち帰りも可能。
(ハンバーガーは体力全快アイテムでもあります)
・温泉は例によって、女湯を覗いて風呂桶で叩き落される。
・「これぞうくん」や「丁半博打」のような(意味は薄いが)ミニゲームの存在。
・戦闘中の逃走成功・失敗のセリフがいくつかあり、「じどう」コマンド選択時や「会心の一撃」的なセリフも全員違う。
などなど。細かいイベントが豊富なのは「桃太郎伝説」シリーズにも通じる所でしょうか。
後、エンディング内で隠し要素がありますが、そちらについては攻略サイトでも見てください。
・・・ところで、本作は前述通り4人パーティーなのですが、ゴエモンだけは術使用不可。
その割にはゴエモンだけ体力や攻撃力が極端に高いと言う訳でもないので、微妙に不遇です。
アクションゲームでもサスケやヤエちゃんの方が使いやすい事が多いと考えると、微妙な不遇さは既に始まっていたのかも・・・。
■音楽
ボス戦の音楽は良いと思います。
それ以外は特筆する所はありません。
■システム
移動速度は遅い。とは言えFC時代のゲームだからこんなもんだろう。
「ローラースケート」等で移動速度がアップできるので、むしろ救済措置ありともいえる。
文字速度は3段階調整できるが、「おそい」にしても移動セリフ中は途中で速度アップできるし、戦闘中の速度は変わらないのであまり意味が無い。ゲームロード時に必ず聞かれるので、地味に煩わしい。
セーブは移動中はいつでも可能で、ダンジョン等では不可能な「FF3」辺りと同じタイプ。
移動手段、脱出手段、死者復活手段と言う要素はちゃんとあります。
物価はアイテム系は安いが、武器は普通、防具は結構高い。
後半ならともかく中盤までは金が無い事も多いので、買うものは吟味しましょう。
アイテム数は40まで持てますが、預り所の類は無し。まぁ、気にする所ではありません。
通常アイテム欄の1ページに表示されるアイテムは8個なので最大5ページになるのですが、道具屋で売ろうとすると1ページ5個しか表示されず、最大8ページなってしまう。道具屋の売り物一覧とフレームを共有している故なのですが、売ろうとするアイテムは大抵最後尾にあるので、この仕様はちと苦痛。
ついでにヒロイン「おみっちゃん」も例によって行方不明。それらを取り戻すのが目的となります。
キャラクターとしてはシリーズおなじみの「エビス丸」「ヤエちゃん」が登場します。
本作ではこの2人とは初対面という設定です。
その2人と本作オリジナルの「コバンネコ」を含めた4人パーティーとなります。
(一時的にヤエちゃんと交代する「リンちゃん」と言うスポット参戦キャラもいます)
FC時代のゲームと言う事もあり、ストーリーとしてはそれほど見る面はありませんが、ゴエモンシリーズ特有のコミカルさは見ていて面白いです。
・「やどや」では普通に泊まる・・・と思いきや、パーティーのすさまじい寝相の悪さ。
・「めしや」は食べたものに応じてセリフが異なる。「ハンバーガー屋」もあって持ち帰りも可能。
(ハンバーガーは体力全快アイテムでもあります)
・温泉は例によって、女湯を覗いて風呂桶で叩き落される。
・「これぞうくん」や「丁半博打」のような(意味は薄いが)ミニゲームの存在。
・戦闘中の逃走成功・失敗のセリフがいくつかあり、「じどう」コマンド選択時や「会心の一撃」的なセリフも全員違う。
などなど。細かいイベントが豊富なのは「桃太郎伝説」シリーズにも通じる所でしょうか。
後、エンディング内で隠し要素がありますが、そちらについては攻略サイトでも見てください。
・・・ところで、本作は前述通り4人パーティーなのですが、ゴエモンだけは術使用不可。
その割にはゴエモンだけ体力や攻撃力が極端に高いと言う訳でもないので、微妙に不遇です。
アクションゲームでもサスケやヤエちゃんの方が使いやすい事が多いと考えると、微妙な不遇さは既に始まっていたのかも・・・。
■音楽
ボス戦の音楽は良いと思います。
それ以外は特筆する所はありません。
■システム
移動速度は遅い。とは言えFC時代のゲームだからこんなもんだろう。
「ローラースケート」等で移動速度がアップできるので、むしろ救済措置ありともいえる。
文字速度は3段階調整できるが、「おそい」にしても移動セリフ中は途中で速度アップできるし、戦闘中の速度は変わらないのであまり意味が無い。ゲームロード時に必ず聞かれるので、地味に煩わしい。
セーブは移動中はいつでも可能で、ダンジョン等では不可能な「FF3」辺りと同じタイプ。
移動手段、脱出手段、死者復活手段と言う要素はちゃんとあります。
物価はアイテム系は安いが、武器は普通、防具は結構高い。
後半ならともかく中盤までは金が無い事も多いので、買うものは吟味しましょう。
アイテム数は40まで持てますが、預り所の類は無し。まぁ、気にする所ではありません。
通常アイテム欄の1ページに表示されるアイテムは8個なので最大5ページになるのですが、道具屋で売ろうとすると1ページ5個しか表示されず、最大8ページなってしまう。道具屋の売り物一覧とフレームを共有している故なのですが、売ろうとするアイテムは大抵最後尾にあるので、この仕様はちと苦痛。
■バトル
RPGの敵と言えば、色違いやパターン違い等で手間を節約するのが普通です。
しかし、なんと本作はその手の敵がほぼ存在しません。1体1体手間をかけて作られています。
敵の種類も豊富で、ここは素直に称賛するべき所でしょう。
(「ふうじん」と「らいじん」のような似た形はあるが、本当に極僅か)
・・・しかし、敵の種類が多い割には攻撃方法がほぼ通常攻撃オンリーなのは勿体無い。
ボスもほぼ通常攻撃しか行わない上、弱い。
「毒を持っている」「術を使う」「攻撃力が極端に高い」と言う敵もいるにはいるんだが・・・。
エンカウント率は決して高くないのですが、前述通りダンジョンが広い故に結構エンカウントします。
これも「いんろう」を使えば約半分くらいに抑える事が出来ますが。
逃走率は味方と敵の速さで決めているようで、敵の数が上だとほぼ逃げれません。
後半は割と5体で出てくるので、逃げようとはあまり考えない方が良いでしょう。
本作はFC後期のゲームという事もあって、味方も敵も簡単なアニメーションが用意されています。
これ自体は評価点・・・なのですが、この仕様故にゲームテンポが損なわれている面もあります。
味方側は攻撃時ノーモーションで、ダメージを受けたり術を使用したりする時に表情変化する程度なのでまだ良いのですが、敵側は複数出現かつ攻撃時もアニメーションがあるので正直煩わしい。
(「ふうじん」と「らいじん」のような似た形はあるが、本当に極僅か)
・・・しかし、敵の種類が多い割には攻撃方法がほぼ通常攻撃オンリーなのは勿体無い。
ボスもほぼ通常攻撃しか行わない上、弱い。
「毒を持っている」「術を使う」「攻撃力が極端に高い」と言う敵もいるにはいるんだが・・・。
また、本作のダンジョンはかなり広い。
最初のダンジョンである「だいかんやしき」ですら例外ではなく、かなりの回数のエンカウントは覚悟する必要があります。下記のアニメーションの件もあり、ダンジョン攻略に時間がかかるのは確実。
加えて、全滅するとタイトルからのFF方式。場合によっては1度撤退する事も必要でしょう。
加えて、全滅するとタイトルからのFF方式。場合によっては1度撤退する事も必要でしょう。
エンカウント率は決して高くないのですが、前述通りダンジョンが広い故に結構エンカウントします。
これも「いんろう」を使えば約半分くらいに抑える事が出来ますが。
逃走率は味方と敵の速さで決めているようで、敵の数が上だとほぼ逃げれません。
後半は割と5体で出てくるので、逃げようとはあまり考えない方が良いでしょう。
本作はFC後期のゲームという事もあって、味方も敵も簡単なアニメーションが用意されています。
これ自体は評価点・・・なのですが、この仕様故にゲームテンポが損なわれている面もあります。
味方側は攻撃時ノーモーションで、ダメージを受けたり術を使用したりする時に表情変化する程度なのでまだ良いのですが、敵側は複数出現かつ攻撃時もアニメーションがあるので正直煩わしい。
本作は攻撃術の威力が低く、キャラの術力が多い訳でもない。
一応「巻物」を使えばアイテム消費だけで使えるが、どの攻撃術が出るかはランダム。
序盤は購入資金をあてる余力が無く、中盤以降は威力不足なので削りが限界。後半は役に立たない。
全体攻撃の武器がFC時代にある訳もなく、結局1体1体通常攻撃で倒すしかありません。
一方で味方の通常攻撃は必中で、所謂「会心の一撃」が出る確率は割と高め。
敵の通常攻撃はランダムで避けたり効かなかったりします。
防御力が高ければ敵から受けるダメージが1と言うのも珍しくない。
ダンジョンが長い事も相まって、防具が重要なゲームになっています。
(敵側にも「強烈な一撃」と言う強化攻撃があるが、これすらランダムで避けれる場合もある)
また、本作は「自動ターゲット切り替え機能」がありません。
例えばAの敵を倒した後、自動でBの敵に攻撃を切り替えてくれる訳ではありません。
本作は一応オート戦闘も出来るんですが、オート戦闘でもこの仕様が生きており役に立ちません。
敵が1体だけならコマンド選ぶよりは早いので、そこくらいでしか使いようがない・・・。
■反省・総評
一応「巻物」を使えばアイテム消費だけで使えるが、どの攻撃術が出るかはランダム。
序盤は購入資金をあてる余力が無く、中盤以降は威力不足なので削りが限界。後半は役に立たない。
全体攻撃の武器がFC時代にある訳もなく、結局1体1体通常攻撃で倒すしかありません。
一方で味方の通常攻撃は必中で、所謂「会心の一撃」が出る確率は割と高め。
敵の通常攻撃はランダムで避けたり効かなかったりします。
防御力が高ければ敵から受けるダメージが1と言うのも珍しくない。
ダンジョンが長い事も相まって、防具が重要なゲームになっています。
(敵側にも「強烈な一撃」と言う強化攻撃があるが、これすらランダムで避けれる場合もある)
また、本作は「自動ターゲット切り替え機能」がありません。
例えばAの敵を倒した後、自動でBの敵に攻撃を切り替えてくれる訳ではありません。
本作は一応オート戦闘も出来るんですが、オート戦闘でもこの仕様が生きており役に立ちません。
敵が1体だけならコマンド選ぶよりは早いので、そこくらいでしか使いようがない・・・。
■反省・総評
最初に書いたように、管理人は当初「クソゲー」と本作を断じていました。
クソゲーとしていたのは、以下の部分が目についていたからです。
1. ダンジョン内でのエンカウント率が高い
「ローラースケート」使用時の速度アップも含めると、さらに強い印象がありました。
上で書いている通り、実際にはエンカウント率は高くないし、「いんろう」で軽減可能。
最初のプレイ時でも「いんろう」は1・2回使ったのだが、その時は体感的にあまりエンカウント率が減らなかったので、以降は使わなかったのが問題でした。
2. ダンジョンが複雑&長い上に、アニメーションがあって戦闘スピードが遅い
上記の1と連動するとさらに印象は強まる。正直ここは擁護出来ない。
しかし、1の問題が「いんろう」で軽減出来るので、連動して印象は薄まりました。
3. 攻撃術が弱すぎるのに、後半は敵がほぼ5体。逃げられず、自動ターゲット切り替えも無い
上記の1、2と連動するとさらに印象は強まる。
まず、後半の敵がほぼ5体と言うのは間違い。これはラストダンジョン手前くらいまで来てからの話。
防具をしっかり整えれば敵から受けるダメージは少ない為、長時間の戦闘も耐えられる。
「逃げる」事は出来ないが、「いんろう」を使えばエンカウント率は減る。
1と2の問題が「いんろう」で軽減出来るので、連動して印象は薄まりました。
当時は「上記問題のうち1・2個がマシなだけでも印象が違うのだが・・・」と書いていました。
実際に2回目のプレイでは「いんろう」をフルに活用した事で、悪印象が大分薄まりました。
後半のダンジョンは「いんろう」を10個ほど持ち込んでいけばかなり楽になるでしょう。
「ローラースケート」含めて対応手段があるので、ユーザーフレンドリーなゲームと言えます。
これで「クソゲー」と呼ぶのは無理です。3年間そういうレビューを載せ続けた事は反省します。
・・・しかし、本作が「面白いか?」と問われると正直面白くはありません。
本作に限った事ではありませんが、RPGで敵も味方もほぼ通常攻撃オンリーと言うのは非常に単調。
ボスが弱い点も含めて、この辺にメリハリがあればもっと面白いゲームになったでしょうね。
本ゲームのレビューは以上です。
クソゲーとしていたのは、以下の部分が目についていたからです。
1. ダンジョン内でのエンカウント率が高い
「ローラースケート」使用時の速度アップも含めると、さらに強い印象がありました。
上で書いている通り、実際にはエンカウント率は高くないし、「いんろう」で軽減可能。
最初のプレイ時でも「いんろう」は1・2回使ったのだが、その時は体感的にあまりエンカウント率が減らなかったので、以降は使わなかったのが問題でした。
2. ダンジョンが複雑&長い上に、アニメーションがあって戦闘スピードが遅い
上記の1と連動するとさらに印象は強まる。正直ここは擁護出来ない。
しかし、1の問題が「いんろう」で軽減出来るので、連動して印象は薄まりました。
3. 攻撃術が弱すぎるのに、後半は敵がほぼ5体。逃げられず、自動ターゲット切り替えも無い
上記の1、2と連動するとさらに印象は強まる。
まず、後半の敵がほぼ5体と言うのは間違い。これはラストダンジョン手前くらいまで来てからの話。
防具をしっかり整えれば敵から受けるダメージは少ない為、長時間の戦闘も耐えられる。
「逃げる」事は出来ないが、「いんろう」を使えばエンカウント率は減る。
1と2の問題が「いんろう」で軽減出来るので、連動して印象は薄まりました。
当時は「上記問題のうち1・2個がマシなだけでも印象が違うのだが・・・」と書いていました。
実際に2回目のプレイでは「いんろう」をフルに活用した事で、悪印象が大分薄まりました。
後半のダンジョンは「いんろう」を10個ほど持ち込んでいけばかなり楽になるでしょう。
「ローラースケート」含めて対応手段があるので、ユーザーフレンドリーなゲームと言えます。
これで「クソゲー」と呼ぶのは無理です。3年間そういうレビューを載せ続けた事は反省します。
・・・しかし、本作が「面白いか?」と問われると正直面白くはありません。
本作に限った事ではありませんが、RPGで敵も味方もほぼ通常攻撃オンリーと言うのは非常に単調。
ボスが弱い点も含めて、この辺にメリハリがあればもっと面白いゲームになったでしょうね。
本ゲームのレビューは以上です。
ダメな点については全部同意で異論なしです。
「とらのコテ」というボス戦で使うと壮大なバグを起こすアイテムがあるのですが
ザコ戦ではこれがボチボチ便利で後半は手放せませんでした。
わざわざ4人分買い揃えたほどです。
ダンジョンが広すぎる&ザコ戦が後半は毎度5匹出てくる
このコンボのせいで大いに残念なゲームになってしまってますね。
世界観は面白いと思うのですが。