2009年04月

2009年04月27日

宇宙兄弟


宇宙兄弟 1 (1) (モーニングKC)宇宙兄弟 1 (1) (モーニングKC)
著者:小山 宙哉
販売元:講談社
発売日:2008-03-21
おすすめ度:4.5
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実は近年の宇宙モノのマンガには傑作が多いのをご存知ですか?

・山田芳裕「度胸星」
・幸村誠「プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ」
・太田垣康男「MOONLIGHT MILE」
・柳沼行「ふたつのスピカ」
・岩岡ヒサエ「土星マンション」

「土星マンション」だけちょっと違うのですが、残りの作品はどれも宇宙を目指す“目指せ宇宙! マンガ”なんです。
そんな粒ぞろいの宇宙マンガに新しく加わったのが、今回の紹介作「宇宙兄弟」。
注目マンガのバロメーター的な2つの賞、宝島社「このマンガがすごい!2009」オトコ編で2位第2回マンガ大賞でも2位(94Pを獲得)を獲得(因みに「このマンガがすごい!2009」オトコ編1位は「聖☆おにいさん」、第2回マンガ大賞・大賞は「ちはやふる」)した、特大注目作なんです。

タイトルそのまんま、宇宙好きの兄弟が宇宙飛行士を目指すハナシなのですが、なんと弟が先に宇宙飛行士になってしまっているんです。
ちょっと不器用な人生を過ごしている“お兄ちゃん”が、それを追いかけていく…
ありがちと言えばありがちですが、兄弟以外のキャラクターの魅力もあり、ハートフルでフロンティア精神溢れるヒューマン・ドラマが進んでいきます。

講談社「モーニング」のホームページでは、この「宇宙兄弟」の第1話が試し読み公開されてます。

小山宙哉『宇宙兄弟』#1
http://www.e-1day.jp/morning/special/uchu01.html

宇宙モノなので本場の舞台はNASAなのですが、日本ではJAXAがちゃんと登場。
そのJAXA、宇宙航空研究開発機構と言いまして、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つになった独立行政法人で、JAXA channelなる動画チャンネルをYouTubeに公開していたりもします。

さて、第1話で弟が宇宙飛行士になっているシーンは、2025年となっています。
この2025年、実はJAXAが“JAXA2025 宇宙航空の世界”と銘を打って宇宙開発の長期ビジョンを提示し、一つの目標とした年だったりします。
今の宇宙事情とリンクさせている小さな演出が、なんとも心憎い限りです。
現在、最新刊が5巻とちょっと巻数が多くなってきていますが、ストーリーはまだまだ序盤。
イッキ読みには丁度良い所だと思いますので、気になった方はぜひとも一読下さいませ。

rentalis at 02:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 店長のオススメ 

2009年04月22日

WALL・E/ウォーリー

新カテゴリー「店長のオススメ」では、店長の超個人的なオススメ作をレビュウしていきます。


ウォーリー [DVD]ウォーリー [DVD]
出演:ディズニー
販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
発売日:2009-04-22
おすすめ度:4.0
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今回のオススメは、本日よりレンタル開始となった映画「WALL・E/ウォーリー」。
ジョージ・ルーカスの元で産まれ、スティーブ・ジョブズの元で育ち、ディズニーに嫁いで(?)いったCGアニメ会社「ピクサー・アニメ・スタジオ」の9作目となる長編アニメです。
第66回ゴールデングローブ賞・アニメ賞、第81回アカデミー賞・長編アニメ映画賞の他、7つの賞に輝いた、“宇宙で1番ピュアなラヴ・ストーリー”。
監督のアンドリュー・スタントンは、「バグズ・ライフ」(共同監督)、「ファインディング・ニモ」に続く3作目となり、アカデミー賞・長編アニメ映画賞の受賞も2度目となっています。

まさにピクサーの代表作であり、肝いりな今作ですが、個人的な注目ポイントはそこではなく、サウンド・デザインを担当したベン・バート。
ほとんどの方がこの名前をご存知ないかと思いますが、「スター・ウォーズ」の“ライトセイバーの音”や“R2-D2の声”など「スター・ウォーズ」の効果音全般を作った人、と言えば誰もが分かるかと思います。
「スター・ウォーズ」の他、「E.T.」や「インディ・ジョーンズ」シリーズ、渋いトコロでは「未知との遭遇」なんかも彼のお仕事です。
この人選だけでSFファン、しかも「スター・ウォーズ」好きとしては、もう堪りませんです。

他にも、
・WALL・Eのお友達であるゴキブリの名前が「HAL」だったり、
・宇宙船アクシオムの自動操縦コンピューターには「HAL9000」自体が搭載されていたり、
・WALL・Eの充電完了音がMacの起動音だったり、
・EVEはiMacやiPodをデザインした人(ジョサン・アイブ、Apple上級副社長)がデザインをしていたり、
・ネズミ型ロボットの名前がREM・E(レミー)だったり、

とマニアな小ネタも多数用意されています。
特に「2001年宇宙の旅」のネタが多いので、未見の方はそちらを見てからだとより深く楽しめるかもしれません。

そうそう、ピクサー作品お約束の小ネタ「A113」や「ピザ・プラネット」は、今回もちゃんと登場してますので探してみてくださいね。
ピクサー作品に必ず登場するこの「A113」ですが、カルフォルニア芸術大学出身のアニメーター仲間内でのお遊びなんだそうで、カルフォルニア芸術大学の教室番号が由来なんだそうですよ。

と、マニアな人間が書いてるのでマニアなネタばかりになってしまいましたが、個人的には「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」に並ぶピクサーのベスト作となっており、かなり本気でオススメいたします。

rentalis at 02:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 店長のオススメ