Reo's Journal

美食と旅の、麻生玲央ブログ。

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今回の岡山旅の一番の目的は「幻の桃」を見つけること(食べること)! 今まで「桃」ってそこまで深くは勉強してきてなかったけど、前にボローニャの市場(メルカート)で10種類ぐらいの桃と出会ってから(食べてから)、興味が沸いてきていたんです。

そんな時、関西のシェフから「岡山に幻の桃があるのご存知ですか? 私は食べたことないのですが・・」という話を聞いて、岡山行きを即決! しかし8月中旬という時期は白桃の出荷が終盤に入っている時期でもあり、果たして「幻の桃」と出会えるのかどうか・・・という不安半分、期待半分で幻の桃探しが始ました。

でも、こういうテーマというか目的を決めて旅するのも面白いですね。岡山の桃に詳しいいろんな人達に桃の話を聞けましたし、多々助けてもらえました。特に現地の料理人さん達にはお世話になりまくりで・・・もう岡山に足を向けて寝られません!。
そしてその結果、今の時期にも関わらず、ほぼ全ての(中期~後期向け)品種の白桃を食べられるという僥倖に(^^)。

それでは以下、岡山の至宝とも言うべき白桃&黄金桃のご紹介! 料理人さん、フルーツのバイヤーさん、必読です(笑)。


・おかやま夢白桃

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【前説】
当初、関西のシェフから教えてもらっていたのが、この「おかやま夢白桃」でした。でも岡山ではそこまで珍しい品種(ブランド)というワケでもなさそうで、これは「幻の桃」というほどレアではないことが判明。しかし、その味わいは清水白桃にも負けない高品質! まさに次世代の清水白桃と称したくなる逸品です。
岡山は「清水白桃」以外にも、こんな素晴らしい品種の桃があるんですねぇ・・・もちろんオトナ買い。

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男性読者の皆さん、これは「桃」です。変な想像しちゃダメですよ!(笑)・・・しかし見事なヒッ・・・もとい、桃の形してますなぁ。白人美人モデル並。

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【感想】
見た目は清水白桃みたいに大ぶり! 程好い柔らかさの身質と甘い果汁のジューシー感、白桃の良いところだけを引き出したような上品な味わいは格別物。ボクみたいに清水白桃が好きな人にはオススメ。


・恵白
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【前説】
で、今度は岡山の料理人さんに「幻の桃」の品種を教えてもらいました。さすがに現地の料理人さんが「幻の桃」というからには本当に「幻の桃」レベルのレア度なのでしょう! それがこの「恵白(めぐみはく)」! ドーン! ついに見つけたよ! 「幻の桃」! って言っても同じお店で購入したんですけどね(^^;。いろんな珍しい桃が売っている店が岡山市内にありまして、今回に購入した桃の半分はそのお店で購入したものです。

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デカい! 先述した「おかやま夢白桃」も「清水白桃」ぐらいの大きさだったけど、これはもう別格の大ぶり! 桃太郎が中から生まれてきても不思議じゃないよ(笑)。

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【感想】
最近作られた新しい品種(ブランド)のようで、まだ全国的はそんなに流通していない超希少品種。なるほど、確かにこれは「幻の桃」と言っても過言じゃない。これはこれから全国的に人気・有名になっていく品種だと思いました。

味わい的には、糖度も高く、そして身質が緻密でシッカリしている(固め)なので、これでピーチメルバ作ったら最高だろうなぁ。


・肥城桃
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【前説】
でも驚くのは待ってほしい。ボクは「幻の桃」を探して岡山まで来ました。しかし、これで満足していいのか? そう。「恵白」までならば、ボクじゃなくても辿りつけるレベル。普通の人でも頑張れば見つけ出すことができたでしょう。だが、レアモン大好きを公言しているボクが、ここで満足していいものか? 胸に手を当てると心の声が聞こえる。「まだだ・・・東京や関西の誰もが食べたことのない幻の桃を見つけてこそ(食べてこそ)、今回の目的は真の意味で達成される・・・」と。

直後、そんなボクを見て、一人の店員さんが声をかけてきてくれた。
「もっと珍しい・・・本当の幻の桃をお探しなら・・・二個だけありますよ?」。

え・・? 「恵白」を超えるもっとレア度の高い桃? マジっすか? しかも残り在庫が二個ですと? 買います! 全部ください! ボクだけに全部譲ってください! と即決購入。

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それが、この「肥城桃」! なんと岡山ではたった一軒の農家さんだけが生産されているという「肥城桃」。これぞ幻を超えし幻の桃でしょう! まさに真・幻の桃なのです。

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【感想】
味に関してですが、店頭で残り二個ということもあり、既にある程度は熟していたからなのかもしれませんが、買った日がちょうど良い食べ頃でした。糖度は15度超えているんじゃないかと思うほど甘くて、食感は超ネットリ滑らか! 今まで食べてきた桃の中でも(ボクの好みで言えば)これが第一位。最高でした(^^)。

舌に纏わりつくようなネットリ感と、優しく誘うような香り高さ、溢れ出る甘い桃蜜・・・噛むというよりも、舌だけで舐めるように食べられるぐらいに柔らかく、渋みや酸味がほとんどないピュアな清純テイスト。

これが食べられただけでも岡山に来て良かった! 岡山大好きになりました(笑)。さすがは桃太郎ゆかりの桃都市ッス。世界一の天然青鰻に、世界一の白桃(&黄金等)、夏の岡山は美食材の宝庫です。



・黄貴妃(おうきひ)

【前説】
最後は「白桃」ではなく、「黄金桃」。品種は「黄貴妃」(おうきひ)。これは写真ナシです。というのも、この黄金桃「黄貴妃」は、岡山のとある店で食後に「サービス」でいただいたもので、写真は食べるのに夢中で撮り忘れ(^^;。

ボクが桃を探して岡山まで旅しに来たことを知った店のご主人が「だったらコレを食べていきなさい」と、食後に(たぶん営業後に自分達で食べるために購入した)黄金桃を皿に盛って出してくださったのです(超感謝ですm(__)m)。

ちょうど8月中旬以降は白桃の出荷が終盤を迎え、黄金桃のシーズンが到来する時期。ご主人曰く、その黄金桃の中でも特にオススメの品種が、この「黄貴妃」とのこと。別に幻の桃というワケではないですが、今回の旅で食した数種類の黄金桃の中ではこの「黄貴妃」が一番良い印象でした。やはりプロが選んで買われた黄金桃はウマウマです。


【感想】
味わいは桃とマンゴーをミックスしたような風味。たっぷりのジューシー感もあり、こんな味わいの黄金桃は初めて食べた! これは美味しい驚き! ご主人、本当にありがとうございます!(^^)。このご恩は忘れません!。

あ、でもそういえば岡山に来るときにタクシーの運ちゃんから「県外の人は桃と言えば白桃だと思っているみたいだけど、岡山の人間は黄金桃も好きな人が多いんだよ。私は黄金桃のファンだね」という話を聞いていたが、この美味しさならそれもよく分かる。黄金桃もおいしー! 今回の旅では白桃ばかり食べ比べしていたこともあり、黄金桃は5~6種類ぐらいしか食べていないので来年の夏は岡山で黄金桃をもっと食べ比べしに来よっと(笑)。


以下、桃&葡萄の話。

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もちろん、東京や関西でも知名度の高い「桃」もいっぱい食べてきました。さすがは岡山、東京や関西で買うよりも安いというかお値打ちっス! 半額セールとかやっているスーパーもありましたし、おかげで一日に桃を10個ペース(^^;。ちなみに上写真は京都でもよく見かける「川中島白桃」(ロイヤル級)。

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他にも「瀬戸内白桃」、「白麗」、「白鳳」、「新白麗」(上写真)、等々、知名度の高い桃もロイヤル級がお値打ち価格で売っていて、岡山は桃好きにはたまらん桃天国(笑)。

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あと、今の季節は「桃」だけじゃなくて「葡萄」の季節でもあります。
岡山というと「桃」のイメージがありますが、岡山は「葡萄」も素晴らしいんです。葡萄好きな人は今の季節に岡山にGO!。

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葡萄に関してもかなりの品種を食べてきましたが、この品種(紫太郎)だけは食べられなかった! 売っていたんだけど高すぎて(^^;。誰かお中元でプレゼントしてください(ウソです・笑)。

ちなみに岡山の葡萄の中で実際に食べて一番気に入ったのは、赤系だったら「オーロラブラック」、白系なら「桃太郎ぶどう」。

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帰りの岡山駅(さんちか)で「桃太郎ぶどう」のフレッシュジュースが売っていたので、もちろん迷うことなく購入。やはり桃太郎ぶどうはジュースにしても美味しいね。これが400円とかお値打ち! 400円で絞りたてフレッシュが飲めるなんてマジで至福ですよ。
怒られちゃうのを覚悟で言いますが、岡山に来てからワインより生ぶどうジュースのほうが好きになった(笑)。

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来年も夏の岡山で「桃」を楽しみたい(^^)。

夏の岡山編、続きます。

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リオオリンピックは閉会式まで盛り上がりまくりでしたね~。
まさかの安部マリオ! こういうサブカル的なノリは東京らしくて面白い! クオリティも世界基準だし、日本はもちろん欧米からも大絶賛されている模様。まぁ、閉会式でこれだけの演出が出来るなら東京オリンピックも期待できそう。

安部マリオなら、やはり小池百合子さんはピーチ姫か(^^;。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/21/yuriko-koike-at-rio_n_11646486.html
着物姿もお美しい・・こういう華のある映像を観ると都知事が女性に代わって良かったと思うのはボクだけじゃないハズ(笑)。

でもこのままサブカル系のノリで行くとしたら東京オリンピックの開会式は、「ピカチュウ」「グラブル」「妖怪ウォッチ」、ジャンプ&サンデー黄金期のキャラは総出演しそうですね。さらにはラスボス小林幸子が巨大化しながら「上を向いて歩こう」を歌い上げる・・・というオリンピックの歴史に黒歴史を刻み込む革命的な開会式になりそうな予感(^^;。いやいや、今のクールジャパンのメンバーならマジでやりかねない。
ネットで誰かが書いてたけど「かめはめ波」か「元気玉」で聖火に火をともすというアイデアも現実味を帯びてきたね(笑)。

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ちなみにイタリアやスペインなどのヨーロッパでは普通に日本のアニメが放送されていて、「ドラえもん」はもちろん「セーラームーン」、「ワンピース」、「進撃の巨人」、みんな放送されています。ゲームだって「ドラクエ」や「FF」は当たり前。
バルセロナにはアニメショップもありましたし(結構レア度の高いマニア向けお宝グッズもありました)、今回のイタリアでも「銀河英雄伝説」の話まで出来る人がいたのには驚きでした(^^;。

日本のアニメやゲームはもうサブカルじゃない。メインカルチャーと言ってもいい時代。東京オリンピックはテクノロジーと二次元の融合が楽しめそうかな・・・と密かに期待(笑)。

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と、長い前置きはここまでにして。今回はミラノ本場の伝統料理「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」編です。日本では「ミラノ風カツレツ」と呼ばれている超有名料理。

ご存知の通り、日本の「トンカツ」は「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」が元ネタの一つと言われています。イタリアの「コトレッタ」が日本で「トンカツ」になったという説もあれば、それ以外の説もあり、きちんとした発祥がどういう経由なのか? はwikipediaで調べても分かりませんでした(笑)。
まぁ、諸説あるとしても、日本の「トンカツ」が西洋料理(洋食)であるのは間違いないでしょう。でも今では蕎麦屋やウドン屋でトンカツ定食が提供されていますし、「トンカツ」=「和食」という認識の人が多いのも仕方ない。

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さて。
この日、「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」を食べたのは「トラットリア ミラネーゼ」という名前のお店。店名が「ミラネーゼ」ってそのまんまや(笑)。予約はしていなかったのですが、窓から店内を覗くと地元の常連風のお客さんが店内に多く見受けられたので、そのままウォークインで入店しました。やはり地元の人達に支持されている店ってのは、それだけ旨い店ってことだと思うのです。

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まずは、野菜補給がてら「生のカルチョーフィ(アーティチョーク)」! さすがはイタリア、生のカルチョーフィを食べられるのが嬉しい。チーズもたっぷり。このシンプルさがイタリアらしくてタマラン・・。

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「オッソブーコ」と「ミラノ風リゾット」のコンビ! これはスゴい組み合わせ(笑)。伝統料理のダブル定食とか、この気前の良さもイタリアらしい。

しかも旨い! 店名からして観光客向けの店かと思ってたけど、ここは良店でした。特にオッソブーコが旨いのなんの! 仔牛の骨付きスネ肉を使う真なる「オッソブーコ」、これがイタリアの味。仔牛の骨付きスネ肉を使った真なる「オッソブーコ」は日本だとあまり食べられないからアリガタミも倍増ッス。日本に持って帰って日本でも食べたい!(^^)。

ミラノ風リゾットも完璧な出来。シンプルな美味を追求すると、美しさすら纏うようになる。日本のトップクラスの江戸前鮨を食べに行くと鮨が見惚れてしまうほど美しいじゃない? それと同じセオリー。極めれば美しくなるもんなんだろうね。

この二つの料理だけでもミラノに来て良かったと思えた。やはり長い歴史を生き残った名作(オリジナル)は旨い。

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そして、これが「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」! なんというデカさや・・・。昔、京都の寺町通りか新京極通り(どっちか忘れた)に「わらじトンカツ」と呼ばれた大きなトンカツが食べられる店があったんだけど、それに匹敵する大きさ。

ちなみに日本でも「ミラノ風カツレツ」を出している店は多いけど、「ミラノ風カツレツ」は、「骨付きの仔牛を使うこと」、「バターで焼くこと」。この二点は必須だと思っています。
オリーブオイルで揚げたものは違います。揚げるのではなく、バターで「焼く」。ここが大切なポイント。

あと、プチトマトやハーブをカツの上に乗せているのも個人的には苦手。トマトやハーブの水分がカツレツの衣に付着して、衣がベチャベチャになりやすいし、基本的にカツレツの上には何も配置しないほうがベターかと。

この店のコトレッタはそれら全ての条件をクリアした理想的な「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」。
やはり本場でオリジナルを食べるのは勉強になりますね。特にミラノ周辺は「仔牛」を使った料理が多いのでイタリア牛の肉質も含めて知ることができてアリガタイっす。

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ボローニャ「ボロネーゼ(ミートソースじゃないよ)」編に続く。

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夏の岡山は超絶美味食材が実に豊富だ。「桃(白桃&黄金桃)」、「葡萄(紫太郎&桃太郎など)」、「大ぶりの(子持ち)シャコ」、そして「天然(青)うなぎ」、等々。まさに「日本で一番旨い夏」ではないだろうか。

この日は岡山近く(瀬戸内海)で獲れるという幻の天然鰻「青鰻」を食べたが、このデカさ! 今の時期は特に肉厚だそうで、皮目の色艶までもが美しい・・・。

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川で獲れる一般的な天然うなぎよりもクセがなく、程好い弾力。そして旨味と香りが素晴らしい。海にいる天然鰻なのでエサは主にアナジャコらしく、栄養満点のアナジャコを食べて育っているからこその、この肉厚っぷりなのでしょう。やはりどんなエサを食べて育っているか、は大事ですね。瀬戸内海産の青鰻は「ひさ田」さんでも食べたが、この海(瀬戸内海の限られた海域)で獲れるという珍しい天然うなぎ、日本が誇る世界一の天然うなぎだとボクは思いました。


岡山「幻の桃&黄金桃」編に続く。

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リオオリンピック、日本の勢いスゴイですねぇ。金メダルラッシュで素晴らし!(^^)。
毎日、寝不足になりながらもシッカリと観ていますが、女子レスリングが特に強くて観ていて楽しいし、金メダル獲得している選手達を見ていると、こっちまで元気もらえます。

というワケで、今回のブログは金メダルに繋がりで「金色」のバンコク編でいきます(笑)。

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エメラルド寺院のほど近くにある「ワット・ポー」。この敷地内には世界的に有名な金色の寝釈迦仏があります。全長約50メートル!とても長い御姿なのです。

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御足もお見事な大きさです。

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後ろ側はこんな感じです。

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煩悩を捨て去る鉢があり、購入したコインを一枚ずつ入れていきます。

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ワットポー、他にも見所が沢山あり、本当に素晴らしい場所でした。様々な建築物がありますので事前にネット等々でワットポーの知識を予習をしてから行くのがベターです。

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こんなところまで金色とは!(笑)。

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駅のベンチは銀色でした(^^;。しかしステンレス製だと思うけど、これはこれでイイ感じ。関西の駅にもこんなステンレスっぽいベンチ作ってほしいな~。

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もう一つの観光スポット「暁の寺院(ワットアルン)」は改装中でした・・・。夜のライトアップ見たかった!。

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宿泊したホテルはもちろんキッチン付き。最近は日本でも世界でもキッチン付きのホテルを選ぶようにしています。現地の食材を実際に自分で作って食べて、味やテロワールを知りたいんですよね。

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キッチンの他にも、いつでも仕事が出来るようにワークテーブルも必須。

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あと、バスタブとシャワールームがセパレートなのも必須(笑)。やはりバスタブは一日の疲れをとるためにもゆっくりと浸かるものという認識です。身体はバスタブ以外で洗いたいからシャワールームは別にあってほしい。もちろん、トイレは専用ルームで。バスタブの隣にトイレがあるのは不衛生っぽくてイヤなんです。

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そのトイレも、バンコクではまだ珍しいウォッシュレットでした!これは予想外で嬉しい。都会のホテルは機能スペックも大事。

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あと、バンコクというかタイは親日国。現地の皆さん、本当に親切にしてくれました。タイに移住する人のキモチが少し分かりましたね。それに物価も安いし(笑)。

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しばらくはヨーロッパ中心の旅が続きますが、バンコクはまた時間を作って行きたいなぁ。いつか半年ぐらい住んでみたい。

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自己満足だけで続けてきた「世界の歌劇場」シリーズ、今回は「ボローニャ市立劇場」編です。

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さて、今回の公演は日本で「セビリアの理髪師」と呼ばれているとても有名なオペラの一つ。オペラに興味がない人でもタイトルぐらいは知っているであろう有名人気オペラです。作曲者はレジェンド美食王のジョアキーノ・ロッシーニ! 美食の国ボローニャで鑑賞するオペラがボクの超リスペクトする美食王ロッシーニの演目とは・・・運命を感じます(笑)。

ちなみに原題は「Il Barbiere di Siviglia」。
そう「Sevilla」ではありません。原題はイタリア語なのに日本ではスペイン語の「Sevilla」が使われているのです。

この違い、子供の頃からずーっと疑問でした。もちろん、「セビリア」とはスペインにある都市名のことです。

念のためにwikipedia日本語版で「セビリアの理髪師」を調べると、カタカナ表記の場合、やはりスペイン語なら「セヴィーリャ」または「セヴィージャ」。イタリア語なら「スィヴィーリャ」、フランス語なら「セヴィーユ」、英語なら「セヴィル」と書くと書いてあった。

ということは、スペイン語で書いたとしても「セビリア」じゃなくて「セヴィーリャ」。でも原題はイタリア語だし、本当ならば「スィヴィーリャ」。

たぶん、日本で「Il Barbiere di Siviglia」を初めて輸入した時に、当時のレコード会社か代理店かが「日本人にも覚えてもらいやすい表記にしよう」という意図で原題を「セビリア」表記にローカライズしちゃったんだろうなぁ。
「イングランド」が「イギリス」になっちゃったような感じで(笑)。

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この手のカタカナ表記による違和感は日本ではよくあります。
レストランとかでも似たような違和感を感じることは多くて、例えばフランス料理。今でもロッシーニの名前が入った「トゥルヌド・ロッシーニ」という有名料理を、「トルネード・ロッシーニ」と表記をしている店もある(^^;。

でも確かに難しいよね、カタカナで他国の言葉を表記するのはさ。「トゥルヌド・ロッシーニ」だって、そのままカタカナ表記で発音しても実際の発音とはまた微妙に違うし。

特にフランス語は難しすぎる。有名なフランス語の一つ「Au revoir」も「オ・ルヴォワール」とカタカナ表記してしまいがちですが、このカタカナ表記は全然違います。
それでは以下、フランス人による「オ・ルヴォワール」()の発音を聴いてみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=jGVElnuHTWA

たぶん、普通の日本人なら「オグワー」に聴こえるはずです(笑)。
ボクがパリで現地のフランス人と話していると「オグワー」どころか「アバー」にすら聴こえることがあります(^^;。

他にも前に南仏のマントンでレモンを買おうとして「シトロン(フランス語でレモンという意味)」を英語発音で発音したら、現地のフランス人(店員)には通じなかった(笑)。フランス語独特の「ングゴッ」という鼻から抜けるような呼吸のような咳き込むような発音は素人のボクには真似できない(^^;。あれをカタカナ表記するなんて絶対に無理無理。

でも無理だからと言って適当なカタカナで表記するのは良くないというか、出来るだけ近い発音をカタカナ表記する努力ってのは必要だと思います。

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話は戻りますが、今回の演目「セビリアの理髪師」、少なくとも「セビリア」表記は違和感を感じてしまう。Wikipediaにも書いてあるようにロッシーニの担当した二幕目の原題は「Siviglia」というイタリア語ですし、カタカナ表記する場合、原題(イタリア語)に合わせて「スィヴィーリャの理髪師」がニアピン賞かと。

というワケで、以下「スィヴィーリャの理髪師」と表記していきます(細かいダメ出し多くてスミマセン・・・最近、自分でも超めんどくさいヤツになってきた自覚ありますw)。

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ロビー。この鄙びた感がいい。

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衣装展示もやってました。

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豪華絢爛! オペラ座(ガルニエ宮)を彷彿とさせる迫力があります。

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そんなに広くはないけれど、格調は高い。

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ボクはボックス席が好きなので、この日もボックス席で鑑賞。
レストランでも個室を好みます。個室は集中できますからね。

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ボックス席の内装もコストかかってます。

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この眺めが大好き! 中世時代の人間になった気分になれる(笑)。

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劇中は撮影禁止でしたので写真はナシです。
感想を書くと長くなっちゃうので書きませんが、ボクが見てきた「スィヴィーリャの理髪師」中でもベスト3に入る良さでした。
何より「音響」設備が良いのか、音の抜け感と超良質な音質には(良い意味で)驚きましたね。このサイズのホールだからこそなのかもしれませんが、まさに音の御馳走。

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あと、帰国してから知りましたが、このボローニャ歌劇場の主席客演指揮者がイタリア人ではなく、日本人の吉田さんだったということ! ごめん、今まで全然知りませんでした(反省)。つーか、こういう凄い快挙とも言えるニュースはもっと日本でも流すべきですよ。検索しても一部の地方紙ぐらいしか記事にしてないみたいだし! やはりオペラネタは日本ではニッチすぎるのか・・・。
http://www.at-s.com/news/article/culture/national/60637.html

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ちなみに上写真がレジェンド級の美食王「ジョアキーノ・ロッシーニ」。先述しましたがロッシーニの名の付いた「トゥルヌド・ロッシーニ」はあまりに有名な料理です。

もし今の時代にロッシーニが生きていたら、現代ガストロノミーシーンを見てどんなことを想うんだろうか。


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