February 07, 2012

七ヶ浜中学校プロポーザル

05FEB2012

アーキエイドがかかわった七ヶ浜中学校プロポーザルの結果が出ました。
一時を通過した五者が公開による二次審査会でプレゼンを行うというので名古屋から駆けつける。
というのも、今月の新建築の表紙を飾っている大建met+名古屋大学小松・脇坂・吉田研究室で応募していたので、
反省会の意味もある。

審査員の小嶋、五十嵐、柳沢、JIA松本+小中学校の先生、教育委員会、町役場の各氏らが並ぶ中、
それぞれのプレゼンが行われる。
120205八重樫プレゼン

一時を通過した案は、名付けがうまいものが多い、という定石通りとの印象。
たとえば、
No.8 遠藤克彦 フジツボ案
No.27 乾久美子 リトルスペース
No.53 八重樫直人 メディア回廊
など。

質疑としては、小嶋・五十嵐先生よりデザイン・空間・コスにかかわる質疑、
柳沢先生、校長先生より使い方にかかわる質疑が各案に出される。

そのなかでも、No.27 乾案は、質疑に対して正直に迷いを表明する姿が印象に残る。
また、乾流マンガチックなスケッチを多用したプレゼンは見るものを引きつける。

一方、No.53ノルムナルオフィス/八重樫直人案は、建築家としてこれをやりたい、
ということを強く表明する。
唯一地元仙台からのファイナリストで、かつて海上の船から七ヶ浜の風景を眺めた中で考案された
屋根並みについての説明、ムービーを使ったプレゼンは他を圧倒していたように写る。
個人的にも、東北大OBでかつ札幌西高OB、学部生の頃設計教育を受けた身として応援していたのだが、
結果として、乾久美子案が当選となる。


実際には、乾案のリトルスペースに対して、
・ 小・中が遠い。美術・家庭ゾーンとの距離の問題。中外混在。下足の問題。教室の音の問題。(柳沢)
・ 小学校に対して8,9年生が窮屈にみえる。外壁がほとんどガラスで現実的にコストの問題がある。(小嶋)
・ 透過性をもつ校舎が森に埋もれているという印象だが素材について仕掛けは?(五十嵐)
など、質疑がなされたが、それらにうまく答えて、総合得点として勝ち残ったということか。
今後いろいろな媒体で発表されるであろう課程を竣工まで見届けよう。

120205乾久美子-1

乾案全景
120205乾久美子-2

乾案近景
120205遠藤克彦-1

遠藤フジツボ案遠景
120205遠藤克彦-2

遠藤フジツボ案近景
120205三浦慎-1

三浦曲線案遠景
120205三浦慎-2

三浦曲線案近景
120205八重樫-1

八重樫メディア回廊遠景
120205八重樫-2

八重樫メディア回廊近景
120205酒井康介-1

酒井汎用案

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