FRIDAYZ2017


何から書こうかな。
とてもまとまらない。

まずDOIT2016無事開催できました、共同主催の優人とFRIDAYZのメンバー、ボランティアスタッフのみんな、出演バンド関係者、会場を提供してくれたグリーンシステム様はじめ数え切れない人たちの助けがあり開催することができました。
本当にありがとうございました。

始まる前も、終わったあとも信じられないぐらいいろんなことがあったけど、嘘だけはつきたくない。誰かの気持ちを裏切ることだけはしたくない。結果を求めるより、自分たちにやれることは全部やろう。そう思ってやりきれた。まだまだ運営で至らないところもあったと思いますが、今は大成功と言わせてください。
本当に生きてきた中で一番の光景を見れた。そしてそれはこれからも更新ししていく。
自分が生まれ育ち、10代の頃は大嫌いだったこの街。今は可能性しかない。
自分が生まれた町を誇りに思い、今愛せてること。なにより嬉しいな。


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一つ一つ書き始めたら本当にきりがない。


動き出したはもう1年も近く前のことだ。
去年の12月かな。
酒田の夜が次につながり更新していくのを確かに肌で感じた時期があった。
言葉や数字ではなく、感覚的なものだ。
今自分が一番やりたいことが見つかった。
今なら酒田でずっと開催することが夢だった、自分が過去に一番の衝撃を受けた夜。
山形生んだ伝説のスーパーDIYフェスDO IT。
それが酒田で復活開催されるイメージが浮かんだ。

そう思った翌日のツアー中の移動の車内でメンバーに突然
「アルバムのタイトル決めた。DO IT!来年DO ITも酒田でやんぞ!」
って叫んだこと、
ツアーから帰って、すぐに優人を呼び出して
「優人、来年DOITやるぞ!決めた!」
そうやって、興奮しながら朝まで話し込んだのを覚えてる。
場所も決まってないのに、メンバーも優人も
「やろう笑。」
「やりましょう笑。」
としか言わずに興奮しながら笑ってたな。

そこから霧が晴れたように言葉が浮かび、それからすぐにFRIDAYZの3RDアルバムの曲も産まれた。


「希望のための過程ならば俺らはなんだってできるぜ。」

あとはもう振り返らずにこの1年間走り続けた。
ライブハウスで育ったシーンとバンド、それがここに返ってくるために。
だから会場はあくまで野外ステージだけではなく、室内のその日限りのライブハウスを作れる場所と決めて探した。
バンドを始めたときに地元にはライブハウスがなかった。
あの頃はいつもみんなで早朝の会場設営から始めてライブをやっていた。
公民館だろうが、会議室だろうが、音が出せる場所は自分たちにとってまぎれもなくライブハウスだった。
だから不思議になんの迷いもなくその発想になった。
行政も回ったし、空いている倉庫や使っていない建物がないか、酒田中の不動産も回った。
やるといったものの、人口10万人にも満たないこの街で大規模なフェスを開催するのは想像以上に難しく、場所を探すだけでも半年近い時間が過ぎた。
途方にくれて、最後の手段として、でかい倉庫が並ぶ、酒田の工業地帯の会社を一つ一つあたっていこう。
そう思って動き出した矢先に出会ったのが今回の会場のグリーンシステムだ。

謎のヴィジュアルで得体の知れない二人の男が突然現れる。
イカれてるなと思う。
そんな状況にもかかわらず、自分たちのやりたいことを伝えたところ、その場で快諾してくれたグリーンシステムのが小野寺会長。
「おもしろいですね、やりましょう。」
信じられないと耳を疑った。
「私も若い頃にバンドやっていたからね、娘もバンドやっているんですよ。」
そうやってテニスコーツの話を聞いたのは、会場が決まりその後の話だ。
運命のような出会いを感じ、あとはここでやれる可能性だけを広げるために動いた。


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並行するアルバムの製作とリリースツアー。
平日の仕事終わりは深夜までDO ITの準備を進め、週末はまたツアーに向かう。
ツアーのない空いた週末は会場にいってまた準備を進めた。
会場のグリーンシステムの倉庫は普段は普通に営業をしている企業の倉庫だ。
事前の準備は、会社が休みの日、会社の皆さんが帰った後にしかできない。
人がいなくなった倉庫をみんなで真っ黒になりながら掃除した。
家庭や仕事を持ち、大好きなライブハウスにさえなかなか来れなくなってしまったバンド仲間も、いつの間にか毎日側で作業をしていた。


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地元のバンドを中心に、どんどんと回りに人が増えていき、気が付けばボランティアスタッフは70人に膨れ上がった。酒田でDOITがやりたい、ここからやってやろうぜ、その言葉だけを信じて集まってくれた。
このスタッフ達が当日も笑っていられるように、そう思うことで最後までやりきれた。

初めてのこの規模のイベント、本当にわからないことばかりで、この半年は自分のツアーとhopeのライブ以外で使える時間は全てDOITの準備に使った。
それでもまったく追い付かない時間。
まだ日が昇らない早朝に、優人と電話で何度もケンカもしたな。
おまえの限界はこんなもんなのか?
お互い何日も寝てない状況の中でもそう言い放った。

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会場に飾られていた装飾は全てボランティアスタッフやその家族によって作られたものだ。
会場内に飾られていた数百メートルのガーランドはみんなで一枚一枚手作業で切って取り付けた。
予算もなくなり、ステージ内のガーランドは雑誌を持ち寄ってそれを切って作った。
昔読み漁った音楽雑誌を切っているとき、当時の気持ちが甦る。
雑誌でみていた別世界のアーティストたちが当日自分たちの作ったステージの上で演奏するのだ。
梁山泊ステージに飾られたヒンメリも全部ストローとタコ糸でつくったもの。
会場のDOITのオブジェはグリーンシステムの廃材を使ってみんなで作った。
ガーランドのプリントや、先着の特典だった布パッチは全て手刷り。
ペンキや資材、足りないものも全部地元のバンド仲間が与えてくれた。
流木はみんなで海に拾いに行って、トラックに積んで運んだ。
クリトリック・リスの顔ハメパネルはいつもライブに来てくれる建築業のお客さんが作ってくれた笑。
予算を少しでも削るために、チケットもすべて手つくり。
誰がいつどこで作ったのか。
広い会場のどれを見ても、全て頭に浮かぶ。

グリーンシステムにはバンド仲間の山崎さんが働いていて、これも本当に偶然だ。
仕事の後、夜遅くまでかかる作業に、本当にこの半年間一度も嫌な顔一つせず自分たちと共につくりあげてくれた山崎さん。心の底から感謝しています。


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出店や出演バンドとのやりとり。
なんの実績もない酒田では第一回目の開催となるDOIT。
とにかく気持ちを、現状の状況を嘘偽りなく伝えようと何度も何度も連絡を重ねた。
返ってくる言葉やメールに何度も支えられた。
この人たちに当日笑顔で参加してほしい、アーティストが最高の環境で音を鳴らして欲しい。
そう心の底からさらに強く思えるようになった。

会場を設営するにあたった仮設の機材。
図面やレイアウトもすべて自分たちでおこした。
深夜まで、それこそ前日まで何度もレイアウトを変更した。
ツアーの移動の最中にずっと条例を読み漁ってた日もあった笑。
仮設会社の中にも昔からの音楽仲間がいて、本当に助けられたし、足りない資材や照明、会場の暖房設備などは全てスタッフの家や会社から持ち寄ったものだ。

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音響機材は地元のVOICEさんとhopeと共に酒田で歩んできた地元のライブハウスの先輩MUSIC FACTORYにお願いした。VOICEさんは自分の提示した予算の遥か上をゆくシステムをあちらから提供してくれた。
酒田のフェスだから、酒田がなめられたら困るだろって。
前日組みあがったステージを見て鳥肌が立った。

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MUSIC FACTORYのゆうじさんとも、10年ぐらい前の一緒に働いていた時期のように、いろんな話をしたな。
昔見たく一つのものを一緒につくってる感覚が嬉しかった。



言い出せばきりがない。



「お客さんの休憩所を少しでも暖かくしたい。」
だったら俺の知り合いから薪ストーブ借りれないか聞いてくる!
「地元の人にも認知されたい。」
なら市長が俺の知り合いだから、紹介するよ。ギター弾いてもらってCM作ろう!
「当日会場で使う電力が知りたい。分電盤って、ブレーカーってなんだ?」
俺が電気屋だから次まで図面書いておく。
「夜に装飾の作業できる場所が欲しい。」
仕事終わった後うちの会社つかっていいよ!
「スタッフの人手が足りない。」
学校の生徒に手伝えないか聞いてみる!
「シャトルバスが今から間に合わないし、予算ももうないぞ、まいった。。」
俺が大型の免許持ってるから無料で運転するよ!大丈夫だ!


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協賛集めもみんなで街中を走り回ったな。
頭を下げて走り回る。
音楽から一番遠いことのようにも思える。
大変だったろうな、それでも誰ひとり嫌な顔一つしなかった。
少しでも喜んでもらえるようにと、広告も自分たちのテイストで作った。
一つ一つがこれから先にリンクしていくように。

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まだまだそんな奇跡みたいな話がある。

嘘みたいな話だけど、顔が見える小さい町だからこそ、そうやってつながって一つ一つが膨らんでいった。
本当にたくさんの街の方々に支えられた。
自分たちは生活しているこの酒田という町、山形が好きだ。
音楽に、バンドに出会うまでは何もない街が嫌いで嫌いで仕方なかった。
さっさっと都会に出ていきたいと思っていた。
でも今はこのどこまでも可能性がある、つながっていけるこの街が誇らしく思える。
この街に生かされているんだと思える。


そんな思いをもって迎えた当日。
事前の一週間はほとんど眠れなかった。
相変わらず当日の開場前もいろんなことが起き、オープン時刻に俺はトイレに男子トイレっていう張り紙をはってた笑。
信じられないぐらいどんどんと会場に人が溢れていき、オープニングのthis isの音が鳴った瞬間に涙が出た。

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あとはもう終演まであっという間。
会場内を走り回って一日が終わった。

どのステージも、会場どこに行っても、最高の音楽とお客さんの笑顔が溢れ、それを見てやっと今日がはじまったことを実感した。
あの広い会場が1日だけのライブハウスになって、どんどんと人の熱で埋め尽くされていく。
あこがれていたバンドが自分たちの作り上げたステージで連呼するように最高のライブを更新していく。
新しい音楽に出会い、興奮している光景。
ライブハウスがなかったあの頃。俺がこの街でバンドを始めたころ。
音楽に、ライブに飢えていたあの頃に似た景色。
純粋に目の前に鳴る音にだけ反応していく景色。
何よりもフェアでピュアだったこの街の景色。
自分が思い描いていた以上の光景がどんどんと更新されていく。

ここが酒田なのか?

たった一日だけの魔法を見ているみたいだった。
何度も目を疑った。
信じられない光景だった。


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梁山泊ステージの最後の自分たちの出番前。
会場にある風力発電の風車が止まってた。
あの場所は本当に普段この時期風が強くて、ここに通い始めて半年間で風車が止まるのなんて見たことなかった。
なんかわかんないけど、その止まった風車見てこの日二回目に泣いた笑。


ステージに上がってライブをしてる時、目に映る装飾、一つ一つ誰がいつつくったのかも頭に浮かぶ。
フロアを見ればつくったスタッフは泣いてるし、セキリティをしているスタッフが交換でダイブをしてる。
一日中ステージ袖で真剣な目で仕事をしてたVOICEのスタッフの人がフロアに突っ込む俺らのケーブルをさばきながら笑ってる。張りつめた現場でこの日はじめてみた笑顔。
一番奥の入り口から走ってくるスタッフ。
交換で持ち場へ走っていくスタッフ。

今までで一番たくさんのメンバーがいたステージだ。

自分たちの街で見たあの光景を忘れない。
そして更新していく。
毎日広がっていくこの街から俺たちは音楽をしていく。


翌日撤収作業が終わり、解散した後のFRIDAYZのLINEが鳴る。
誰一人DOITのことは語らず、たんたんと次のスタジオと、ツアーの日程の調整。
まだここが到達点だとは思わない。
まだまだやれる。
俺たちのDOITも日常も続いていく。
まだまだツアーは続きます。

残すのツアーは名古屋と東京とファイナルの酒田だけだ。
東京と酒田は自分たちの企画で討つ。


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まだまだ書きたりないけど、続きはライブハウスで乾杯しながら話しましょう。

DOIT2016本当にありがとうございました!


よし!書いた、書いたぞー!!!!
次だ、次!ツアーだツアー!!!!!

人生でいちばあぁああああああああん大変だったけど、人生でいちばあぁああああああんに幸せで楽しい日でした!

どうぅうーーーーーー!いっつ!!!!!!!!


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