9月しょっぱなからの出張、休業で大変ご迷惑をお掛け致しました。

店の着信履歴や受信メールが山のように溜まっており、お返事するのに時間が掛かってしまって申し訳ありません。

この三日間の出張で何をしていたのかというと……






















ファームを作っていました!!












130905-IMG_1772130905-IMG_1709


南西諸島某所、赤道を挟んでマダガスカルとほぼ同緯度に位置するこの場所に、CANDLEの新しいファーム『南国ファーム』は存在します。

空はまさにスカイブルーと呼ぶに相応しい輝きを放ち、海のマリンブルーは真っ白な海岸線と自然の作り出した芸術のコントラストを持って魅力たっぷりな南国の空気を演出します。
道を行けばバナナやパイナップル、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツが実をつけ、季節によっては鼻孔から侵入して直接体をとろけさせるかの様な甘い香りを放ちます。

130905-IMG_1745130905-IMG_1744130905-IMG_1743130905-IMG_1729130905-IMG_1723130905-IMG_1718

マダガスカルと同条件というだけあってカメレオンをはじめとする爬虫類たちの大部分を、年間を通して無加温で飼育することができ、自然に繁殖させることができるというあまりにも恵まれた気候の中にファームを設立することができました。


130905-IMG_1752130905-IMG_1753130905-IMG_1754130905-IMG_1755


およそ400坪にもおよぶ広大なファームの中には、屋外飼育スペース、台風にも耐えられる頑丈な作りの屋内飼育棟も完備しており、ベビーの飼育やエサ昆虫の繁殖スペースも準備できそうです。まだまだフルに使うには長い時間が必要ですが、例えばパンサーカメレオンのアダルト個体を飼育するのに必要なケージなら、屋内だけで数百個は用意できる規模です。もちろん屋外にも同等かそれ以上のケージを置くことができる充分なスペースが用意されています。
さらに給水は井戸水を直接くみ上げることが可能ですので、ミネラル分豊富な水をいつでも供給することができます。
それ以外にも南国特有のスコールが喉を潤しますので、補助的に給水装置を作っていくつもりです。



こちらをご覧ください。

130905-IMG_1751

この葉っぱは皆様がよくご存じのモンステラです。
南国の恵まれた気候が観葉植物をここまで巨大に育て上げます。



130905-IMG_1775

こちらはポトス。
どれだけ育成条件が良かったらこんな大きさに育てることができるのか…しかし現地ではこのようなサイズは珍しくなく、撮影こそできませんでしたが、さらに巨大に育っているものもたくさん存在しました。






現地には工事仕事に非常に長け、たくさんの資格と知識、経験を持ちながらパンサーカメレオンのブリードの実績をしっかりと持っている頼もしいスタッフが常住し、ファームの設備管理と生体の管理を行います。このスタッフの存在が、自分の頭の中の飼育環境やファーム内の建物の内装、はたまた電気機器の取り付けや重機を使った作業まで、自分の頭の中のイメージを具現化してくれます。イメージと技術の融合により誕生した場所には、幾通りも想像可能な新たな可能性が詰まっています。




130905-IMG_1768

ここも今はご覧の状況ですが、整地して屋外飼育スペースに変化を遂げるでしょう。







また、ファーム内には以前よりご紹介しておりました『南国の桑の葉』を供給してくれていた大きな桑の木が何本もあり、年中安定して桑の葉の生産が可能です。
同じタイミングでシルクワームも新たな協力者により新体制が可能になりました。今までは多くても一週間に10000〜15000匹の生産が限界でしたが、今後は週に数十万匹の生産が、南国の桑の葉を食べさせて行うことが可能になります。
シルクワームは早速生産体制に入っていますので、今月中にはかつてない規模の出荷が可能になると思います。

130905-IMG_1767130905-IMG_1766





































こちらがファーム敷地内の桑の木です。
この木々がこれからますます広く展開されていくシルクワームたちの食事となります。
もちろん、ご要望もたくさん頂いておりますので、これまで通りお客様にもご提供させて頂きますが、摘みたてを現地より直送できる方法で現在調整しております。





130905-IMG_1765

こちらは屋外飼育スペース(になる予定)の敷地。
大きな木が適度な木陰を提供してくれます。





数年前、『カメレオンのすべて』という本の中で、現地マダガスカルのファームの様子が紹介されていました。
誰もが憧れる夢のような環境での飼育、繁殖。当時はいつかこんな環境でカメレオンの繁殖を行えればと思っていましたが、ようやく手の届くところまでやってきました。
ファームの敷地内はまだまだ『何もない場所』が多いですが、マニアとして考えうる限りの無限の可能性と、それを実現することのできる条件が揃っている場所です。
今回のファームを設立するにあたって、大きな大きな力を貸してくださった方がいます。CANDLEの将来を案じ、応援し続けてくれ、たくさんの手助けを頂きました結果、ようやくここにたどり着くことができました。これも一つの巡り会いだとしみじみ実感していますが、伝えきれない感謝の気持ちが途絶えることはありません。
もちろん他にもいろいろな方に力を貸して頂き、ついに実現した南国ファーム、日本だけでなく世界に向けてアピールできるような場所にするため、昨年より水面下で煮詰めてきた計画はついに実行に移されました。

130905-IMG_1771

これからは新体制として販売経路の拡大や厳選した個体の繁殖、そしてワイルド便にて到着しましたカメレオンたちは一度南国ファームに飛ばし、立ち上げを行ってから店頭に戻す方法も視野に入れています。

今回のファームに関ってくださいましたすべての人が口を揃えて「何でもできる!」という言葉と口にしたこの場所、これからもワクワクする続報をお届けしますので楽しみにしていてください。


最後の画像は屋内飼育スペースのほんの一部に、イメージとしてケージを並べてみた画像です。


130905-IMG_1770

全体のスペースから見ると本当に極々一部のスペースですが、ほんの少しだけイメージができました。




来週くらいにはパンサーカメレオンの種親候補くんたちも順次南国ファームに送り出す予定で、早速大自然の中での屋外飼育がスタートします。



楽しい話は尽きませんが、すべてのイメージを実現させられるよう、CANDLEが大きな門出を迎えたことは間違いありません。これからますます加速していくブリード計画、ファームの状況も随時ブログやTwitterでご紹介させていただきますので、これからも温かい応援をよろしくお願い致します。