RERAのウイスキーブログ

40代のロスジェネおっさんが、世界各地のウイスキーを飲み、独断で評価していきます。 Whisky reviews and informations

当ブログは独断と偏見でレビューやネタを書いてます。
異論、反論あるのは承知していますが、それによる訂正、謝罪は行いません。

 

ニッカウヰスキーは、9月26日に、シングルモルト余市、シングルモルト宮城峡に、マンサニーリャ樽で後熟を行った限定ボトル、『シングルモルト余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ』、『シングルモルト宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ』を発売すると発表しました。

50年熟成に使った樽で後熟

0919_4bla0919_4alaマンサニーリャとは、シェリー酒の一種であり、サンルーカル地方で作られる、パロミノ種のブドウを使った辛口の強化ワインです。

余市、宮城峡ともに、通常の熟成まではレギュラーのボトルと一緒ですが、最後の仕上げ、後熟の工程で、なんと50年も熟成に使用していたマンサニーリャの樽で18ヶ月間貯蔵していることが最大の特徴になっています。

また、冷却濾過を行わない、ノンチルフィルター土で仕上げています。

どちらもアルコール度数48度、700mLで、定価は15,000円、国内で4,000本限定で販売をする予定です。

 

今回は、長期熟成バーボン、オールドエズラ7年を飲みます。

より熟成させたバーボン

ezra_7_ールドエズラ7年は、ケンタッキー州でもっとも優れた小さな蒸留所と呼ばれる、エズラブルックス蒸溜所の原酒のうち、7年以上の熟成を行ったボトルになります。

レギュラーのブラックが4年熟成ですので、さらに熟成が進んだバーボンだと言えるでしょう。

また、レギュラーがアルコール度数45度に対して、オールドエズラ7年は50.5度と加水が抑えられているのも特徴です。

栗などの香りが広がるまろやかなバーボン

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃厚な茶色、香りはヨード、メロンが主体です。

口に含むと、ナッツ、栗の香りが先に訪れ、後からバニラ、カスタードクリームへと続きます。しばらくすると、海藻の香りも得られます。

味わいはアルコールからの辛みが強めですが、その後は酸味が追いかけてきます。下に残る後味からはほろ苦さと甘さがあります。

ロックにすると、メロンの甘い香りが揮発し、栗、カスタードクリームと甘い香りがどんどんやってきます。
味わいは、酸味がほのかに訪れ、その後は甘さが感じ取れます。

最後にハイボールにすると、ナッツの後に、樽からのウッディな香りが追いかけてきます。最後には昆布のような香りが残り香になってきます。

味わいは多少の苦さはあるものの、後からはうま味のようなものが得られます。

ノンエイジのブラックラベルと比べると、アルコールからの辛みはストレートから伝わるものの、栗やカスタードクリームなどの香りが加わり、まろやかな印象に思えます。

750mL、アルコール度数50,5度、価格は2100円ほどです。

このほか、12年、15年もラインナップされていましたが、残念ながら販売が終了しています。

<個人的評価>

  • 香り A: ナッツ、栗、カスタードクリームが香る。加水でメロンが現れる。
  • 味わい A: 酸味が前に来て、甘みが後味として残る。
  • 総評 A: 長期熟成バーボンならではのまろやかな香りと味。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オールド エズラ 7年 101プルーフ 750ml (22-5) (71072)
価格:2136円(税込、送料別) (2018/9/17時点)



 

今回は、ジャックダニエル シングルバレルセレクトを飲みます。

貯蔵庫最上段で熟成された一樽だけで構成

jd_sb_シングルバレルセレクトは、製造方法こそレギュラーのOld No.7と同じですが、使用される樽は貯蔵庫の一番上にある「天使のねぐら」と言われる場所に保管され、熟成されます。

7階ほどの高さのあるジャックダニエルの貯蔵庫では、幾重にも樽が重ねられて貯蔵されるため、天使の分け前と言われる樽から蒸発する原酒が、下の階の樽から集まりやすい場所にあります。
加えて最上段ほど気温が高くなり寒暖差も激しくなるため、より熟成が進みます。

シングルバレルセレクトは、こうした良好な熟成環境に置かれた樽の一つだけから原酒を取り出し、ボトリングしています。

また、シングルバレル(スコッチ、ジャパニーズで言うシングルカスク)が故に、樽によって個性が変わります。
一部には樽の番号と香りや味の特徴が明記された物も出回っています。

とても濃厚に感じるボトル

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は濃厚なアンバー、香りはメロンが大勢を占めています。

口に含むと、メロンと海藻の香りが口に広がります。その後はレモンの爽やかさも得られます。
味わいはアルコールからの辛さが強く、その後は強い酸味を感じます。

ロックにすると、レモン、ライムと言った柑橘系の爽やかな香りが主体に変わります。後からはバニラ、ナッツ、そしてメロンの甘い香りが続きます。
味わいは酸味が前面になり、ほんのりとビターも得られます。

最後にハイボールにすると、メロンとヨードの香りが先に訪れ、その後はバニラの香りが追いかけてきます。
味わいは若干酸味がありつつも、後からうま味もやってきます。

Old No.7やジェントルマンジャックと比べると、全体的には濃厚に香りや味わいが感じられ、特に酸味が強く感じられる印象です。

ただ、シングルバレル、樽一つからのボトルなので、別のボトルでは異なる印象になるかもしれません。他のボトルだと若干の変化があるでしょう。
今回選んだ物が、たまたま酸味が強めの物なのかもしれません。

750mL、アルコール度数47度、価格は8000円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り B: メロンと海藻が主体。後からバニラ、レモン。加水でライムが揮発。
  • 味わい A: ストレートでは辛さが目立つが、全体的に酸味が強く、後味は甘い。
  • 総評 A: まろやかさは少ない物の、Old No.7よりも熟成感が強い。


 

今回はミルトンダフ15年を飲んでみます。

門外不出だったバランタインの柱

mil15_ミルトンダフは、スペイサイドの一つであり、エルギンから南西に3kmほど離れた場所の村になります。
地域にはブラックバーンという川が流れており、その水を使っていることが特徴になっています。

種別としてはスペイサイドに分類されますが、ブラックバーンはスペイ川へと流れていないため、厳密には異なります。

蒸溜所は1824年に創業しますが、1936年にバランタイン(厳密には、当時の親会社だったハイラム・ウォーカー社(カナディアンクラブで有名))に買収された後、翌年に発売される「ザ・スコッチ」の異名を持つバランタイン17年のキーモルトの一つとなりました。

その後はボトラーからのリリースを除いて、ミルトンダフのシングルモルトは発売されませんでしたが、2018年1月に、バランタインがオフィシャルのボトルとして15年物をリリースしました。

フローラルで甘い

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々濃い琥珀色、香りはフローラルさが強く感じ取れます。

口に含むと、花の香りと共にナシの爽やかさが続きます。その後はシナモン、ウエハースと続きます。
味わいは、アルコールの辛さが殆どなく、軽い酸味の後に甘さが口に広がります。

ロックにすると、ナシと共にレモンのような爽やかさが加わり、揮発します。後からはシナモン、バニラ、ハチミツの甘い香りが追いかけます。
味わいは柑橘系の苦味が先に来る物の、後から甘さがじわじわ広がっていきます。

最後にハイボールにすると、やはりフローラルな香りが全体を覆います。
味わいも、炭酸の刺激の奥から甘みをほんのり感じます。

ウイスキーらしい癖は少なく、花の香りのする甘いウイスキーとなっています。
ウイスキー自体が苦手な人でも、この軽やかな香りと味には虜になるかもしれません。

700mL、アルコール度数40度、価格は7000円。

<個人的評価>

  • 香り AA:全般的にフローラルな香りが支配。ナシ、シナモン、ウエハースと続く。
  • 味わい AA: 甘さが主体。加水で若干ビターが目立つか。
  • 総評 AA:ウイスキーらしさがないものの、華やかな香りは興味深い。



 

2018年9月6日午前3時頃、北海道中南部、胆振(いぶり)地方 安平(あびら)町付近を震源とする、北海道胆振東部地震が発生しました。

筆者は札幌市中央区に住んでいますが、震度5弱と、今まで生きていた中でも一番大きな揺れを感じ、7日昼頃もまだ停電、断水しています。
ただ、ネットについてはスマホから接続できています(6日午後から深夜までは繋がりませんでした)。

記事については、すでに2件ほど公開を予定をしていますので、当面は滞らない状況です。

報道でも伝えられているように、今回の地震で北海道全域が停電するという前代未聞の事態に見舞われました。
7日正午の時点で4割ほどの復旧がされましたが、完全な復旧には来週末までかかるそうです。

現在、北海道の蒸溜所の内、ニッカウヰスキー 余市蒸溜所、堅展実業 厚岸蒸溜所共に、地震の影響の調査、停電によって操業を停止しています。

現在は家庭向けの電源復旧が優先されているようで、政府からも節電を要請されているため、これら蒸溜所での本格操業はかなり先になるかと思われます。

なお、厚岸蒸溜所については、地震による従業員の被害がなかったこと、地震による損傷はなかったとの報告が公式Facebookで伝えられています。

ただし、過去にも大きな余震が発生から1週間以内で発生する確率が高いため、北海道に住む皆様には、引き続き警戒と避難などの準備をお願いします。

最後に、今回の地震で亡くなられた皆様に謹んでお悔やみを申しますと共に、避難を余儀なくされた飛車医者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

<2018/09/07 17:18 追記>
16:00頃に、自宅の電気、水道が復旧しました。
まだ食料品の輸送は万全ではないですが、とりあえずの生存は可能となりました。

このページのトップヘ