RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

2013年09月

久しぶりのスコッチです。
ballantines今や1000円前後で買えるスコッチは珍しくないですが、今回はバランタイン ファイネストです。
100年以上に渡ってスタンダードの地位を築いていると言われる有名な銘柄です。
40種類以上の原酒をブレンドして 作られているそうです。

試しに飲んでみると、あれ?ニッカっぽい??いや、もともとニッカはスコッチを手本にしたウイスキー作りをしているから、それよりも歴史の古い(竹鶴政孝が修行をしていた時代)バランタインのような味をニッカが目指していたという方が正しいように思えます。それくらいニッカっぽい味です。

香りは華やかでもしっかりしたスモーキーフレーバーがあり、、味はバニラの甘さがあります。単に香り豊かな感じでは終わらずガツンとした重厚感もあります。
個人的には、竹鶴12年やG&G、シングルモルト余市を飲んだ印象に近いものを感じました。
本格的なウイスキーを飲む上では価格も安く、入門書として妥当に思えます。

1000円で買えるウイスキーとしてはとてもコストパフォーマンスが高いです。下手に安い国産ウイスキーを買うくらいならこれをお勧めします。
この上位には12年、17年とあり、12年も2000円程度で手に入りますので、今度はこちらを試したいと思います。

<個人的評価>(A~E)
香り:B 華やかさを持ちつつしっかりとしたスモーキー感。
味わい:B バニラのような甘い味。アルコールの刺激はうまく丸められている。
総評:AA 本格的なスコッチを味わうなら、これを入門編にするのがベストかと。ニッカ党にもお勧め。



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サントリーには大阪(京都との府境)にある山崎蒸留所と山梨にある白州蒸留所があります。
サントリーは20年ほど前からシングルモルトを出していますが、今回は昨年発売された「山崎」のノンエイジを試してみます。

yamazaki_newこれは、山崎蒸留所のモルトのみを使っていますが、その中でも伝統的に使われているミズナラ樽と、新たに使われているワイン樽の原酒をヴァッティングしていると言うことです。

トゥワイスアップで飲んでみると、スモーキーな香りは控えめで ワイン樽由来のフルーティな香りが広がります。
そしてサントリーならではの端麗な味わい。ただし熟成年数の少ない原酒を使っているのか、アルコールの刺激があります。

シングルモルトならではの個性は目立たず、ブレンデッドのようにとてもまろやかで飲みやすいです。サントリーらしい味わいだと感じられるでしょう。逆に癖を求める人には物足りないと感じるかも知れません。

ただ、価格は700mlで¥3,500ほど、350mlで¥1,600ほどで、ライバルと言えるニッカの余市、宮城峡と比べるとコストパフォーマンスで劣ります。
また、従来販売していた10年ものを外すこととなったので、ますますコストの点でも見劣りするものとなっています。
サントリーのファンで無い限り、常飲するにはどうか、と思います。 

<個人的評価>(A~E)
香り:B スモーキーさは抑えられて華やかな香りが漂います。
味わい:B 力強さはないものの、まろやかで飲みやすいです。
総評:D 他社と比べても値段が高すぎる。もっと企業努力を。


ニッカのモルトウイスキーの中であまり知られていないのが「ピュアモルト」シリーズです。
竹鶴ピュアモルトとは異なったヴァッティングを行ったもので、熟成年数も12年未満となっています。

その3種類とは、レッド、ブラック、ホワイトで、今回紹介するのはホワイトです。 
ブラックは余市モルトを主体としたもの、レッドは宮城峡モルトを主体としたものになっています。

puremalt_whiteホワイトは余市のモルトの中でもピートによる乾燥を多く行うことで強いピート香を着けたヘビーピートモルトを主に採用しています。
最近ではピート香を抑えたモルトを採用することが多いので、トレンドに逆行したものと言えます。

1987年の販売当初では、スコットランドのアイラ島のモルト原酒を輸入してヴァッティングを行っていましたが、現在ではそれに似た香りを持つモルトを製造、使用しています(通販サイトなどでは、アイラ島のモルトを使っていると書いているところが多いですが、古い情報ですのでご注意)。 

ボトルはシンプルな形状で、あたかも蒸留所の売店で買った原酒のような雰囲気を醸し出します。キャップはスクリューではなくコルク栓を使っていますが、開けやすいようにプラスチックのキャップがかぶせられてあります。

まず香りをかいでみると、早速スモーキーな香りが鼻をくすぐります。
トゥワイスアップで飲んでみると、口の中には海草やヨード(イソジンうがい薬のような)香りと味わいが広がります。その意味でもアイラモルト風に仕上げていると言えます。

一方でアルコールの刺激は控えめで、それほど若い原酒は使ってないことが理解できます。しかし飲み応えは十分にあります。 

同じヴァッテッドモルトである竹鶴12年や、シングルモルト余市、宮城峡とも異なる香りと味で、宮城峡の華やかな香りも余市の甘いバニラ香も抑えられて、しっかりとした個性をアピールしています。

かなり香りがユニークなので、万人受けするとは言えませんが、スコッチもたしなむ人には十分満足できる味ではないかと思います。

500ml、アルコール度数43°で価格は1500円弱と比較的リーズナブルですが、比較的大きな酒屋さんでないと見つからないでしょう。 

<個人的評価>(A~E)

香り:B ピートとヨードの香りがふんだんに口と鼻をくすぐります。個性的なので嫌がる人もいるかも。
味わい:A アルコールの刺激は抑えめで比較的まろやか。水割りやハイボールでも負けない強さ。
総評:B スコッチ派、今までのジャパニーズとは違う味を求める人にお勧め。

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