RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

2014年01月

角瓶シリーズもこれが最後になります。
白角は、和食とも合う淡麗辛口を目指したウイスキーで、レギュラーの角瓶よりも甘み、華やかな香りを抑えたブレンドになっています。
shirokaku使われているモルト原酒も、他のラインナップでは山崎なのに対して、こちらは白州のホッグスヘッド樽の原酒を使っています。黒角で使われるパンチョン樽よりも少々小さめの樽になります。

ロックで飲んでみると、ピート香はサントリーの中でもさらに薄いものの、アルコール由来の刺激も抑えめで、青リンゴのようなフレッシュなフルーティ感がある香りがやってきます。このあたりは白州モルト使っていることが窺えます。
味はビターな感じが強く、甘い印象は少ないです。 

黄角でも淡麗な印象があった私は、白角はもっと薄くてつまらないものになると思いましたが、意外にもスペシャルリザーブに近い白州モルト系の香りと味を持った印象を持ちました。 
淡麗辛口の名は伊達ではなく、甘みは抑えられて さわやかな印象に仕上げられています。
水割りやハイボールにして食中酒にするのもいいですが、ストレートやロックでやるのにも対応できる味になっています。

価格は700mlで1000円あたり。この価格帯のウイスキーとしては合格点を挙げられるもので、スッキリ飲むのに適しています。

角瓶4種類を飲みましたが、黒角はガツンとしたしっかりとした味わい、白角はさわやかな味わい、プレミアムはシェリー樽由来の華やかな香りと、それぞれが色分けされていることがわかりました。
逆にスタンダードな黄角はそのままでは飲みにくい印象があって、一番下の印象を受けました。 

<個人的評価>
・香り B:さわやかな青リンゴのようなフレッシュなフルーティ感。華やかさは少ない。
・味わい C:ピート香、アルコールの刺激は少ないが、ビターな味わいが強い。
・総合評価 B:和食に合うウイスキーとしてふさわしいが、単体で飲むにも適している。

bellベル・スコッチは、1845年にトーマス・サンデマンという酒商のもとにやってきたブレンダー、アーサー・ベルによって生み出されたスコッチウイスキーのブランドです。
キーモルトは、ハイランド地方にあるブレアソールで、それに数十種類の原酒をブレンドして作られています。
以前紹介したデュワーズがアメリカで最も飲まれているスコッチであるのに対し、ベルはイギリスで最も飲まれているスコッチです。

いつもの通りロックで飲んでみると、ほどよいスモーキーフレーバーの中にウッディな香りとナッツの味わいがあり、甘みは控えめでビターな印象があります。
アルコールの刺激は抑えめで、ウイスキーとしての平均的な味わい、香りを絶妙に持ったウイスキーといえます。

お値段は700mlで1300円ほど。比較的安いスコッチであるものの、ウイスキーの醍醐味をしっかり伝えられる味と香りは評価に値します。

<個人的評価>
・香り A:ほどよいスモーキーフレーバーとウッディな香。
・味わい B:ビターな第一印象の奥にナッツのような味。
・総合的評価 A:比較的手軽な価格で、スコッチウイスキーの良さを引き出しつつ、初心者も憚らない懐の深さを感じさせるウイスキー。 

ballantines12昨年はバランタインのエントリーモデルであるファイネストを飲みましたが、今回はその一つ上になる12年です。
以前はバランタインブルーとして売られたものですが、最近になってバランタイン12年と改められました。

いつものようにロックで飲んでみると、アルコールの刺激はほとんど無くてまろやか。
ピート香も控えめで、樽由来のウッディな香りとバニラやナッツの甘みが広がっていきます。

以前飲んだファイネストは、ニッカのような癖を持った味でしたが、12年はそれらが抑えられ、とても飲みやすいウイスキーになっています。一方でサントリーと比べると、アルコールの刺激も人工的な香り、味がくるわけでなく、とても自然です。

ファイネストもいいですが、12年は本当に万人受けのウイスキーに感じられました。ただ、個性的な香り、味がほしい人には物足りなく感じるかもしれません。
反面、ストレートでもクイクイいけるほどの飲みやすさなので、飲み過ぎには気をつけましょう。

価格は700mlで2000円ほどで、本格的な12年もののスコッチとしてはお値打ちかと思います。ウイスキー好きの人がウイスキー初心者にプレゼントするにはうってつけではないでしょうか。
ファイネストがあまりにもコストパフォーマンスが良すぎるのですが、12年には非の打ち所がありませんでした。

ただ、バランタインでは40種以上の原酒をブレンドする上では17年の年月が必要と言うことで、一般的な12年よりも17年が珍重されるそうです。お値段も6000円を超えてなかなか勇気の要る価格ですが、いつかは飲みたいですね。

<個人的評価>
・香り B:ピート香が控えめでウッディ。スコッチの癖の強さはない。
・味わい A:ナッツ、バニラの甘みが前面にくる。40°だがアルコールの刺激は少ない。 
・総合評価 A: 万人受けする香り、うまさ。ウイスキーの入門書にふさわしい銘柄。


バランタイン 12年 40度 正規 箱付 700ml

バランタイン 12年 40度 正規 箱付 700ml
価格:1,879円(税込、送料別)

beam2014年1月13日、サントリーはジム・ビームやメーカーズ・マークといったバーボンを製造、販売するビーム社を160億ドル(約1兆6000万円)で買収することを発表しました。

ビーム社はジム・ビームなどのバーボンのほかに、カナディアンウイスキーの代名詞であるカナディアン・クラブ 、ラフロイグなどのスコッチウイスキーも抱え、ほかにもウオツカ、コニャック、ジンなどのブランドも持っています。

サントリーは日本で低迷する種類の利益拡大のため、海外メーカーを買収して世界的な販売に力を注ぎたいと考え、今回の大規模な買収に至ったようです。
これによってサントリーは蒸留酒メーカーとしては世界3位の巨大企業になります。
かつてサントリーは「世界の名酒」というコーポレート・スローガンをテレビでの提供クレジットで掲げていましたが、これによって世界の名酒を抱えるメーカーの名に恥じないものになります。 

dewarsデュワーズは1846年にジョン・デュワーによって製造が開始されたスコッチで、ハイランドのアバフェルディをキーモルトにしています。

アメリカでは、スコットランド出身の鉄鋼王と言われたカーネギーが、当時の大統領に樽ごとのデュワーズをプレゼントしたことがきっかけで知られるようになり、現在もアメリカで最も飲まれているスコッチウイスキーと言われています。

ロックで飲んでみると、スコッチにしてはとてもあっさりしていて、ピート香はほとんど無く、アルコールの刺激が強めであるものの、後からナッツのような香りが強く出てきます。
ある程度水が入ると飲みやすくなり、上記の香りがすぐに現れてきます。

コーラハイのようにして飲んでみると、あっさりした味が災いしてアルコールの感覚以外コーラが勝った味になってしまいます。ハイボールだとスイスイ飲めるものになるでしょう。

価格は700mlで1100~1400円ほど、ほかに500mlのボトルがあり、こちらだと1000円以内で買えます。

癖のあるものをスコッチに求めるのであれば、デュワーズはそれにかなう銘柄ではないでしょう。ただ、サントリーのウイスキーが好きな人には、デュワーズは違和感なく受け入れられるでしょう。 

<個人的評価>
・香り C:最初はそれほど強くないものの、後からナッツの香りが漂ってくる。
・味わい C:アルコールの刺激があるものの、比較的飲みやすい。ただ、全体的な味わいはそれほど無い。
・総合評価 C:気軽に飲むにはいいものの、スコッチとしては物足りない印象。 

1月11日、オーストリアのバートミッテルンドルフで行われた、スキージャンプのW杯第13戦で、葛西紀明選手が41歳7ヶ月の史上最年長での優勝を決めました。W杯での優勝は10年ぶりです。
(写真は昨年1月の大倉山での競技で撮影しました)
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さて、日本でも盛んに行われているスキージャンプに、ニッカウヰスキーが深く関わっていることはご存じでしょうか。
かつてはスキージャンプの実業団を率いただけでなく、蒸留所のある北海道余市町にジャンプ台を建設し、スキージャンプの振興、普及に貢献してきました。

1941年に、当時の余市中学校の校長からスキージャンプ選手輩出のため、ジャンプ台の建設を要請されました。戦闘機の飛行訓練につながるという今からすればでたらめな理由をつけられていましたが、竹鶴政孝は快諾し、同年11月に完成しました。このジャンプ台は竹鶴シャンツェと名付けられました。

この竹鶴シャンツェで育った笠谷幸生は、ニッカウヰスキーの実業団に所属、1972年に行われた札幌オリンピックの70m級ジャンプ(現在のノーマルヒル)で金メダルを獲得しました。

また、1980年代には船木和喜もこのジャンプ台で育ち、1998年に行われた長野オリンピックのラージヒル個人と団体で金メダルを獲得しました。
 
竹鶴シャンツェはノーマルヒルよりも一回り小さいミドルヒル(K点:50m)ですが、2000年には近代化され、サマージャンプができるような施設になりました。 
また、その隣にはスモールヒル(K点:30m) として笠谷シャンツェも併設されています。

実業団は1999年に廃部になってしまいましたが、現在も男子スキージャンプ日本代表のスポンサーとして、W杯でのスーツの腕にロゴが載っています。

2014年1月25日、26日には、札幌の大倉山シャンツェで男子のスキージャンプW杯が開催されます。葛西選手を始め、日本人選手の応援をお願いします(たぶん、自分もカメラを持って観戦する予定)。 

2014年現在、ブラックニッカは4種類ありますが、今回は最後となる末っ子、クリアです。

1373911997年に発売されたクリアは、ピートを使わずに麦芽を乾燥させたノンピートモルトを使ったウイスキーとして誕生し、ハイニッカに代わるエントリーモデルとして誕生しました。
コンビニにおいては、ニッカの銘柄の中では最も陳列されています。

いつものようにロックで飲んでみると、37°とは思えないほどアルコールの刺激が強く、ノンピートモルトと言いながらもそれなりのスモーキーフレーバーがやってきます。
その後にモルト感がそこそこあるものの、それ以上の香りや味わいはきませんでした。

前回飲んだトリスエクストラと比べると、スモーキーフレーバーもアルコールの刺激も少なく、甘ったるさが前面に押し出された味とは対照的です。
トリスエクストラは、ハイボールを前提としながらも飲みやすさを追求したのに対し、ブラックニッカクリアは、最低限のウイスキーならではの香りを残したものになっています。まさに両者はサントリーとニッカの思想の違いを体現したようなものになっています。

価格は700mlで800円ほど。かつての晩酌ウイスキーの座にあったハイニッカは900円台ですから、ニッカの中で最も安いウイスキーとなります。
とはいえ、ウイスキーとしての最低限のアイデンティティを持たせたブレンドは、ニッカの良心といえます。 

<個人的評価>(A~E)
香り:D それなりのスモーキーフレーバーとウッディな香りがするが、上品とはいえない。
味わい:C ウイスキーとして最低限の味わい。ハイボールにしてもしっかりと残るレベル。飲みやすいとは言い切れない。
総評:B 低価格のウイスキーとしては及第点。多少の癖があるため、万人受けではないが気軽に飲める範疇に収まっている。 

ブラックニッカ4兄弟を飲みましたが、価格を抜きにした個人的な好みとしては、

スペシャル>リッチブレンド>8年>クリア

の順です。やはりオリジナルから続くスペシャルは、低価格であってもしっかりした味わいを持ったウイスキーで、十分な飲み応えがあります。クリアもスモーキーフレーバーがつけられていますが、ピート由来のものではないため、イミテーション感があります。
一方でリッチブレンドと8年は、今風の比較的飲みやすいブレンドになっていて、初心者向けというイメージがあります。 

とはいえ、4種類とも本格的なウイスキーとしての最低ラインは確保されていて、ウイスキーとしての何かに欠けるサントリーのトリスや角瓶とは大きく違います。 

個人的に1000円以下のウイスキーは認めていませんが、あえて今回はトリス エクストラを採り上げます。

torysトリスのブランドは、壽屋時代に創業者の鳥井信治郞の名字から採られたもので、海外から取り寄せた模造アルコールに近い液体を樽に数年間貯蔵し、ウイスキーのような色をしたお酒となったものにつけられたのが最初でした。
その後本格的なウイスキー作りを画策しますが、その間に紅茶やカレー粉などにもトリスのブランドが使われていました。

トリスウイスキーとして本格的に発売されたのは1946年になってからで、有毒なメタノールを使ったカストリやバクダンなどといった粗悪なアルコールが出回る中で、原酒を5%しか使っていないものの、当時は良質なお酒としてもてはやされるようになりました。

その後、原酒を10%使う二級ウイスキーの定番となり、本格的なウイスキーが高嶺の花だった時代に、サラリーマンやブルーカラーに愛されるウイスキーとなりました。

裕福になった1980年代には形を潜めるものの、デフレスパイラルが深刻となった21世紀になってから、トリススクエアを発売して再ブレイク、さらに角瓶のハイボールが人気となる中で原酒が少なくなり、その代役としてトリスエクストラがハイボール用として人気を得ています。
トリスは昔も今もサントリーウイスキーのエントリーモデルとしてあり続けています。

いつものようにロックで飲んでみる前に香りをかいでみると、全然香りがしない。
それではとロックで飲んでみると、甘い味だけ。ほのかにシェリーっぽい香りがするものの、薄い。
アルコール度数40°とは思えないほどアルコールの刺激は少ない。

少々水を加えて口の中で息を回してみると、確かにウイスキーであるというウッディな香りが漂うものの、それはすぐに消えてしまいます。

サントリーのグレードからすると、オールドの下にホワイトがあって、さらにその下にトリスがある印象です。
ハイボールにすると、アルコールの刺激が強めの角瓶とは違い、飲みやすいハイボールに仕上がる印象があります。

価格は700mlで1000円前後ですが、同じ価格帯にはスタンダードなスコッチがあり、ちょっとお金を出せば角瓶、さらにはオールドが買えます。
そう考えると、今更トリスを買うだけの値段かどうか疑問がわきます。600円くらいがちょうどいい気がします。 これで満足する人は、もうちょっとお金を出していいウイスキーを飲んでもらいたいですね。

<個人的評価>(A~E)
香り:E しっかりくぐらせるようにしてやっとシェリー樽っぽい香りがやってくるが、ほとんどしない。
味わい:D とにかく甘い。ウイスキーならではの複雑な味わいがほとんど無い。
総評:D 気軽にハイボールにするにはいいものの、ウイスキーとして飲むには力不足。もっとお金を出していい銘柄を求めるべき。  

miyagikyo10以前、宮城峡のノンエイジ500mlを飲みましたが、今回思い切って10年を買いました。
お正月だけに景気よく行こうというわけです。

宮城峡蒸留所は 、1969年に宮城県仙台市青葉区に建設されました。
1967年に、創業者の竹鶴政孝が、余市とは異なる味のモルト原酒を造れる場所として日本中を転々としていた中で、仙台市の西側にある森に流れる川の水を見て、それを手持ちのハイニッカを割って飲んでみたところとても旨かったことで、この場所に建設することを決めたそうです。
そしてその川こそが新川川(にっかわがわ)で、ニッカの名前が含まれていたことに竹鶴は驚いたそうです。
現在は蒸気をパイプに通して加熱させるスチーム式のポットスチルを使ったモルト原酒と、西宮工場から移されたカフェ式連続蒸留器によるカフェグレーン原酒が造られています。

いつもの通りロックで飲んでみると、500mlのようなまろやかさはさらに強調され、アルコール度数45°とは思えないほど刺激が少なくとてもスムーズです。
香りはほんのりピート香が乗っていて、甘みの強いウッディな香りが後からついてきます。 

加水されると、閉じ込められていた香りが一気に解き放たれるようになり、麦の甘みや香りが顔を出してきます。また、ノンエイジに見られたフローラルな華やかさも現れ、青リンゴのようなさわやかな香りも見えてきます。

ボディはそれほどガツンとくるイメージはなく、全体的に嫋やかです。ロックやストレートよりも、トゥワイスアップや水割り、ハイボールに向いた印象があります。

価格は700mlで4000円前後で、なかなか手を出しにくい価格ですが、ウイスキーになじみのない方へのおもてなし用としてはうってつけかと思います。また、水割りにして食事と一緒に飲むにもいいでしょう。
これに直接対抗するのは、同じシングルモルトの山崎でしょう。 

<個人的評価>(A~E)
香り B: 華やかでフルーティ。ただ、意外に強くはない。
味わい B: ほんのりピーティ、甘みが強い。
総評 A: 価格を無視すれば、初心者が最初に飲むウイスキーとしてはおすすめ。しかし本格的なボディの強いものを求める人には向いていない。 

日本を代表する4つのシングルモルトのを若いものだけですが飲んでみましたが、 癖の強さから見ると、

余市>白州>山崎>宮城峡

というランキングになりました。特に余市はノンエイジも10年もとても個性的で、スコットランドの人たちからいち早く評価を受けただけのことはあります。
逆に言えば、あまりウイスキーになじみのない人にすぐ勧められるものとはいえません。いろいろ飲んで、スコッチにくるあたりで余市、という順序になるでしょう。

ただ、ニッカにしてもサントリーにしても、様々な種類の樽、様々なピートで炊いた麦芽を使った原酒をいくつも持っているため、これだけで決めつけられるものとはいえません。
特に12年物からは、山崎では別の原酒をベースとしたものに変えているため、この評価が通じるとは言えません。

数量限定で特定の樽、モルトを使った原酒ベースのお酒を出しています。値段は手を出しにくいものになっていますが、新しい発見をしたいのであれば買う価値があるでしょう。 

ここで書くまでもない、と思われていますが、ウイスキーにはいろいろな飲み方があります。
ロック、水割り、ハイボールは有名ですが、ほかにもあります。

1.ストレート
ウイスキーを注いでそのまま飲む方法。
ただ、普通にアルコール度数が40°以上あるので、アルコールが強すぎてぴりぴりしてしまうため、チェイサーというお口直しの飲み物を用意するのが一般的です。大半は水ですが、 お茶や牛乳などでもかまいません。

2.トゥワイスアップ
ウイスキーと水を1:1の割合で入れて飲む方法。
一般的にウイスキーの味を見る、テイスティング用に飲まれることが多い方法です。
ストレートがウイスキーそのものを味わうのに対して、トゥワイスアップでは広がる香りを中心に楽しむ飲み方といえます。 

3.オン・ザ・ロック
大きめの氷をグラスに入れ、ウイスキーを入れて飲む方法。
氷が解けるにつれて、ストレートからトゥワイスアップ、さらに水割りのような変化を楽しむことができます。
最初の濃い味がきつい場合は、チェイサーを用意するといいです。 

4.ミスト
オン・ザ・ロックとは異なり、細かく砕いた氷をグラスに入れ、ウイスキーを注いで飲む方法。
ジムビームではクール・バーボンとして紹介しています。
すぐに温度が低くなり、キンキンに冷えたウイスキーを味わえます。 

5.水割り
ウイスキーと水を1:2~1:3の割合で入れて飲む方法。
癖の強いウイスキーの味に慣れていなかった日本人ならではの飲み方といえます。
食事と一緒に飲むには適しています。 

6.ハイボール
近年、日本で人気が再燃した飲み方で、ウイスキー1に対して、炭酸水を3ほど入れます。さらにレモンを搾って入れてもいいです。
水割りのように癖を抑えるだけでなく、炭酸の刺激が心地よくなって飲みやすさが増します。
味の落ちる安い銘柄で作るのが多いですが、あえて癖のある比較的高い銘柄でもおいしく飲めるものもあります。

ハイボールの語源は諸説ありますが、有名なのはアメリカの鉄道で使われていたボール型の信号で、上に上がれば進行を意味するハイボールを見て、ウイスキーにソーダを入れて一気に飲んで、乗り遅れないようにしたのが始まりと言われています。

チューハイも、元々はウイスキーの代わりに甲類焼酎をつかったことで生まれた焼酎ハイボールが語源になっています。
一方で、炭酸水のほかにコーラやジンジャーエール、トニックウォーターを使って飲む方法もあります。 

7.ホットウイスキー
要はウイスキーのお湯割りで、ウイスキーとお湯を1:3の割合で入れます。
そこにレモン汁やシナモンスティックを入れて香り付けするのもありです。
寒い冬で暖をとるのには適した飲み方です。 

8.カクテル
ウイスキーをベースにしたカクテルもいくつかあります。
有名なのは、マンハッタン、ロブロイ、ミント・ジュレップ、ゴッドファーザーなどがあります。
また、ウイスキーにホットコーヒーを注ぎ、生クリームを浮かせたものをアイリッシュコーヒーと言います(使われるのはスコッチよりもアイリッシュですが...)。 

バーテンダーの意見やウイスキー関連のブログを見ていると、水割りやハイボールを邪道だとこき下ろしている方が多く見られますが、ロック主体で飲んでいる私もハイボールやコーラハイ(使うのはペプシネックス)でもよく飲んでいます。
銘柄によってロックやストレートの方が良さの出るものがあれば、水割りやハイボールの方が活きてくるものもあります。

また、ウイスキーになれていない人に対して勧めて行くにしても、いきなりロックやストレートでは却って嫌悪感をもたれる恐れもあるので、今流行のハイボールは入門編として適していると思います。
実際、最近のウイスキー人気のきっかけこそがハイボールによるものですから、それを全否定することはウイスキーの業界を冷え込ませることになりかねないでしょう。

今までおっさんの飲み物と見なされていたウイスキーが若い人にもハイボールとして飲まれている現実をもっと見据えるべきではないでしょうか。 

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