RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

2014年08月

シーバスリーガルは日本においても有名な銘柄ですが、そのキーモルトになっているのがストラスアイラです。

strathIslaゲール語でアイラ川(アイラ島のIslayではなく、Isla) が流れる広い谷間を意味するこの蒸留所は、スペイサイドの中で最初に設立された蒸留所で、かつてはミルタウンと呼ばれていました。
1950年にシーバスブラザーズ(当時の親会社のシーグラム社) が蒸留所を買収、名称もストラスアイラに改められました。

ボトルからの香りをかいでみると、リンゴと蜂蜜のようなとても甘い香りがします。

ストレートで飲んでみると、飲み口はリンゴや蜂蜜のような甘い香りと味わいが全面に来ます。アルコールの刺激は比較的強めで、辛さのアクセントになっています。
奥の方からはモルトのウッディな香り、バーボンのようなエステリーな香りも少々伺ってきます。

加水してみると、アルコールの刺激、辛さが薄れるものの、飲み口からの甘い香り味わいは消えず、とても飲みやすくなります。
ウイスキーならではのスモーキーな印象は薄く、 モルトの雰囲気を残したブランデーのように楽しめるように感じます。

価格は700ml、40度で4000円ほどと少々高めですが、シーバスリーガル独特の甘い香り、味わいがこのストラスアイラに凝縮されていることが理解できるでしょう。
また、シングルモルトが初めての人でも優しく迎え入れてくれることでしょう。

<個人的評価> 
・香り AA: とても甘いリンゴと蜂蜜。奥からモルトの香り。
・味わい A: ストレートやロックの飲み始めはアルコールの刺激があるものの、加水するととても飲みやすくなる。 
・総評 A: 値段が張るが、シングルモルト初心者、ウイスキー初心者に勧められる一本。 

bowmoreSB2014年に、ボウモアから2つのバーボン樽原酒を使ったスモールバッチが発売されました。
スモールバッチとは、本来は少量生産のバーボンを指します。

使用されているのは、バーボンの熟成に使われたファーストフィルという樽と、それに一度原酒の熟成に使用したセカンドフィルという樽の2種類です。
これらに少量生産の原酒を入れて熟成し、ヴァッティングしたものになります。

ボトルから香りをかぐと、ボウモアらしい潮の香りを伴ったピート香がやってきます。

いつものようにロックで飲んでみると、先ほどのピート香とともにバーボン樽由来のエステリーな香りも伴ってきます。奥からはナシや青リンゴのようなさわやかな香り、そしてバニラの甘い香り、ウッディ、ナッツな樽香が追ってきます。

味わいは、ボウモア12年とスペイサイド系のさわやかな酸味が半々で来ます。 その後からスパイス、そしてほろ苦さも感じ取れるようになります。バーボンのような香りは少なめで、バニラの香りも奥に潜んでいる感じです。

ボウモア12年と比べると、酸味が強めでビターが抑えられた印象を受けます。一方でノンエイジでありながら、若い原酒ならではのアルコールの刺激、辛みが少なく、それなりに熟成された原酒を使っている気がします。 

癖のあるアイラモルトにしては比較的さわやかな味なので、ハイボールで飲むにも適しているでしょう。シングルモルト、あるいはスペイサイドやハイランドのライトなモルトになれている人がアイラにも手を出そうか、というときに、このボトルは適しているかもしれません。

価格は700ml、40度で3500円前後。12年とほぼ同じ値段で、ノンエイジとしては少々高めですが、アイラモルトのウイスキーとしては比較的勧めやすいかもしれませんね。

<個人的評価> 
・香り B: アイラモルトらしい潮の香りがするピート香がメインだが、さわやかな香り、甘い香りが負けておらず、癖は抑えられている。
・味わい B: スモーキーなアイラモルトとさわやかなスペイサイドに近い味が混ざった印象で、シングルモルトでありながらヴァッテッドモルトのような広がり、深みを伴った味に仕上がっている。
・総評 A: ストレート、ロック、水割り、ハイボールと、アイラモルトにしては幅広く飲める一品。 

以前飲んだカティサークの銘柄の一つであるカティサーク モルトを試してみます。

cuttysarkMaltその名の通り、グレンロセス、ザ・マッカラン、ハイランドパークなど、カティサークで使われるモルトのみを使用したヴァッテッドモルトウイスキーになっています。
以前、バランタインのブレンデッドモルトも試しましたが、コンセプトは似たようなものですね。

ストレートで飲んでみると、香りはザ・マッカラン由来のシェリー樽原酒を思わせるレーズンのような香りが押し寄せてきます。その後、ナシ、青リンゴなどのさわやかな香りが後からやってきます。
味は甘さと酸味が多数派で、あとはアルコールの刺激による辛みが訪れます。 

やはりスペイサイドモルトがメインであるために、その特徴がしっかりと味わえる仕上がりになっています。 

700ml、アルコール度数40度で、価格は2000円ほどです。 
しかし残念なことに、カティサーク モルトは販売終了して在庫限りになっています。試してみたいという方はお早めにお求めください。

代わって、熟成年数の長いモルトの含有率を上げたブレンデッドの「カティサーク ストーム」が販売されています。機会があればこちらも飲んでみたいと思います。

<個人的評価> 
・香り A: レギュラー同様、レーズン、ナシ、青リンゴの香りがしっかり出ている。
・味わい B: アルコールの刺激が少々強く、甘さは抑えられている。
・総評 B: モルトウイスキーの入門としてはうってつけか。ただ販売終了が惜しい...。
 

滅多にお目にかかれない国産ウイスキー第二弾(勝手に命名)として、キリンのロバートブラウン(オリジナル)を採り上げます。

rbo酒税の問題で醸造アルコールやスピリッツを多く含んだ1級、2級ウイスキーが大半だった1970年代初頭に、キリンビールがカナダのシーグラム社と合弁会社、キリンシーグラムを設立、御殿場に蒸留所を建設しました。
キリンは本格的なウイスキーを提供しようと画策し、シーグラム社の傘下にあったシーバス社の持つモルト原酒の中から厳選、様々なブレンドを試した末に、日本人にも合うものを選び、誕生したのが「ロバートブラウン」でした。

企業努力をしても、3000円近い価格にしかできなかったものの、著名なジャズトランペッター、ハーブ・アルパートをCMのBGM、キャラクターとして起用、おしゃれなウイスキーとして売り出し、長らくメインブランドとしてキリンのウイスキーを背負ってきました。

その後、御殿場のモルトが安定して供給できるようになってからは、スコッチモルトの配分を下げてブレンドされるようになりました。

その後、1998年に御殿場の原酒を100%使ったスペシャルブレンドを安く提供できるようになったことで、オリジナルはほとんど出回らなくなりました。
行きつけのお店をいくつもたどっても手に入らず、ハイニッカ同様に通販で購入しました。

ロックで飲んでみると、先にキリンならではのバーボンのようなエステリーな香りが来ますが、富士山麓に比べてとても控えめです。その後、青リンゴ、ナッツの香りがやってきます。

味わいはアルコールの刺激、辛みが強めで、後から酸味が来ます。スモーキーな感じはほとんどなく、 甘さもほとんど感じられません。

比較のため、以前採り上げたスペシャルブレンドもロックで飲んでみます。
飲み口は、エステリーな香りはオリジナルとほぼ同じくらいで控えめ。後から来る香りはナッツやウッディなものの方が強めに出ている感じです。

味わいはアルコールの刺激、辛みは少なめで、苦みが少々強く感じられます。

正直、両者の差はそれほどありません。若干オリジナルの方が香りが強く、個性があるのが感じられるか、というほどです。
シーバス社のスコッチモルトを入れている分、もっと奥行きのある味を期待していましたが、御殿場のモルト、グレーンが勝ってしまい、甘さなどを実感するには至りませんでした。 
12年もののブレンデッドスコッチが2000円ほどで手に入るのですから、もっとブレンドにはがんばってもらいたいですね。

750ml、アルコール度数43度で、価格は1800円ほど。スペシャルブレンドが700ml、40度ですから、価値もそれほどの差にはなりません。
ハイニッカは消えてはいけないと思いますが、ロバートブラウンは今のブレンドを維持するくらいならなくなっても仕方ないと感じました。本格的に売りたいのであれば、スコッチモルトを50%近く使った本格的な日蘇ハイブリッドなブレンドにしてもらいたいですね。

キリンのウイスキーをほぼすべて飲みましたが、キラリと輝くのは販売終了になってしまったエンブレムで、 ほかの銘柄は良くも悪くもバーボン風の香りを持つ顔がそろっている雰囲気です。
サントリーに比べれば個性があることに代わりはありませんが、本気でキリンはウイスキーを売りたいのか?御殿場の職人を飼い殺しにしていないだろうか?と、ますます頭を抱えてしまいます。

<個人的評価> 
・香り C: 御殿場モルト、グレーンならではの香りが強く、スコッチモルト側の声が聞こえない。
・味わい D:アルコールの刺激が強く未熟な印象。酸味があるが深くはない。
・総評 D:ハイニッカには出回らない疑問がわいたが、ロバートブラウンにはわかない。なぜこれを残してエンブレムを捨てた!? 

image何の気まぐれか、シングルモルト余市10年を、今度は700mlのボトルを買いました。
本当は15年を買おうと思ったのですが、後のことを考えてしまい、妥協してしまいました。 (^^;

前回のレビューはこちら

改めて飲んでみると、余市モルトの特徴であるスモーキーな香りは、アイラモルトの持つ正露丸や海藻のような潮の香り、タリスカーの持つ胡椒のような辛みのあるものとも違い、燻製から香る炭ならではのストレートなものと、新樽やシェリー樽原酒から来るであろうレーズンやブドウの香りを伴う華やかなスモーキーさを持っているのが余市の特徴ではないかと思います。
これが12年、15年になると、華やかさが前面に押し出されて、不思議なバランスを持つようになります。
逆に言えば、ノンエイジ、10年では堅さ、エッジの利いた男性的な力強さを感じられるものになっているともいえます。

少々贅沢にハイボールにしてみると(レモンのような酸味料の入った炭酸水割り)、 炭の感覚がさらに強調され、ほのかに香るシェリーのような華やかさを伴った、スコッチなどにはないハーモニーを感じることができるでしょう。

余市蒸留所で購入した10年原酒と比較すれば、それがシングルモルト余市10年の一端を作っている、 加水されてないが故の濃さにシングルモルト余市10年の良さを凝縮したものだと言うことを改めて感じました。

たとえるなら、ノンエイジが10代のナイフのような鋭さ、10年が20代の野心ある面持ち、12年は熟し始めた30代、そして15年は酸いも甘いも理解した初老の雰囲気があります。
人間の成熟と、ウイスキーのエイジングがリンクしている様を、余市モルトは教えてくれるかもしれません。

前回は製造工程の様子を順に見ていきましたが、今回は創業者である竹鶴政孝とリタ夫人の足跡を振り返る順に見ていきます。

見学行程の中間ほどに、竹鶴夫妻が住んでいた旧竹鶴邸が保存されています。
見た目は当時の北海道の典型的な洋風の構造です。雪の重みなどの問題で、北海道では瓦の屋根がほとんどなく、古い家はトタンの屋根が主流です。最近では雪下ろしの必要なしに雪を溶かす構造の無落雪住宅がメインになっています。 
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いざ中に入っていると、玄関は一転してふすまや欄間のある和風の趣。
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さらに奥に入ると、現代の住宅よりもさらに進んだ和洋折衷のたたずまいを感じ取れます。
壁の上には欄間の細かい仕事に合わせたかのようなステンドグラス、下には和室にあるような棚が設置されています。
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この奥にはダイニングや和室がありますが、現在は非公開となっています。

リビングには、竹鶴夫妻がコレクションしていた絵画、壺などが展示されています。
まずは、スコットランド時代からリタが肌身離さず持っていたとされる十字架です。
もともとは両親からプレゼントされたもののようで、積極的に日本の文化を学んでいても、キリスト教への敬虔な思い、そしてうちに秘めていた故郷への思いが、この十字架に秘められていたのかもしれません。
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次には、竹鶴邸で使われていたであろうティーセットとトランプです。

リタが日本文化を積極的に学んだとともに、竹鶴政孝はウイスキーとともに、スコットランドの文化を積極的に学んでいました。
政孝自身も午後に飲む紅茶は好きだったようで、それがリタとの出会いにつながったのかもしれません。
余市での生活においても、ティータイムは欠かせなかったようでもありますし、創業当初に余ってしまったリンゴジュースを活用する上で誕生したアップルワイン、アップルブランデー、シードルのアイデアも産む土壌になったのかもしれません。
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 最後に展示されていたのが、政孝がリタの誕生日に贈っていた洋書の数々です。
結婚して日本に渡ったリタに対し、ホームシックになるのを心配したのか、政孝は誕生日の度に洋書をプレゼントしていました。
その冒頭には、リタへの愛のメッセージを添えていました。「親愛なるリタへ」「天に向かうまで最愛を貫く夫より」
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二人のすみかの記憶は、ウイスキー博物館にもありますが、それは次の機会で。 

今回は初めてのアイランズ(諸島)モルトです。
採り上げるのはタリスカー10年です。

talisker10タリスカーは、スコットランドの北西にあるスカイ島にある蒸留所です(唯一存在)。
霧が多いことから「霧の島」とも呼ばれるスカイ島は、夏でも気温が15℃ほどしか上がらず、スコットランドらしい晴れる日の少ない厳しい気候を持っています。

タリスカー蒸留所は、海と続く深い入り江のようなハーポート湖の湖畔にあります。

ロックで飲んでみると、まず香るのはなぜか石けん。その後潮の香りを含んだスモーキーなピート香、青リンゴのようなさわやかな香りがついてきます。残り香には胡椒のような香りがあります。

味わいは全体的に酸味が強く、アルコールの刺激、辛みは抑え気味。甘さはしつこくないほんのりした程度。 

個性の点ではアイラモルト、特にラフロイグやアードベックに比べると負けてしまいますが、それでも力強さ、パンチの効いた味になっています。 どちらかというと余市モルトのような雰囲気もあって、どちらかのモルトが好みの人だと気に入る銘柄だと思います。

700mlでアルコール度数は45.8度と少々高めです。価格は税込みで4000円ほどです。

<個人的評価> 
・香り B: まず石けん、次に青リンゴ、海藻、強いピート。後に胡椒。男性的な強さ、厳しさを感じる。
・味わい B: 青リンゴのようなさわやかな酸味、強いスモーキーさから来る灰や炭のような苦み。辛み、甘みは控えめ。 ボディは重くパンチがある。
・総評 B: 余市、アイラモルトのようなガツンとくるウイスキーが好きな人に向いている。


タリスカー 10年 45.8度 並行 箱付 700ml

タリスカー 10年 45.8度 並行 箱付 700ml
価格:2,940円(税込、送料別)

ハイランドモルトの一つであるトマーティンでは、12年以上のシングルモルトのほかに、「レガシー」と言われるノンエイジも売られています。
tomatinLegacyこのボトルでは、トマーティンでメインで使われるバーボン樽のほかに、アメリカンオークの新樽を使った原酒をヴァッティングしています。

いつものようにロックで飲んでみると、飲み口はカラメルのような甘い香りとレーズンのような華やかな香りがやってきます。アルコールの刺激は意外に少なく、穏やかで飲みやすくなっています。
味わいはナッツや麦チョコ、ウエハースのような甘さがメインで、アルコールの辛みは少なめ。 

全体的に、12年に比べると香りと甘さが強めに出ている傾向で、12年同様に飲みやすいウイスキーになっています。

価格は700ml、43度で2700円ほど。 12年ものと比べると1000円ほどの差がありますが、コスパで行くとレガシーに軍配が上がります。

このレガシーや12年と、トマーティンは甘さがメインのモルトで、日本人でハイボールからウイスキーを知った初心者にも優しいシングルモルトだと思います。もっと日本で人気が出てもおかしくないんですけどね。

<個人的評価> 
・香り A: カラメルとレーズンの香りがメイン。あとからウッディな香りもついてくる。
・味わい A: 甘いお菓子のよう。スモーキーさや辛み、苦みが少なく、とても飲みやすい。
・総評 AA: 初心者にも勧められる甘くて飲みやすいウイスキー。シングルモルトのノンエイジながらもマイルドでコスパも高い。 

余市蒸留所ではシングルカスクのほかに、シングルモルト余市12年の限定ボトルがあります。
使用している原酒によって3種類を分けて出していて、ウッディ&バニラック、シェリー&スイート、そしてピーティ&ソルティの3種類があります。
余市のシングルモルトの特徴であるバニラのような香り、シェリー樽原酒による華やかな香り、ヘビーピートモルトによる潮の香りを伴うスモーキーな香りそれぞれが、別々のモルト、樽を使って作り分けられ、ヴァッティングされているのです。

今回私が購入したのがピーティ&ソルティで、これを味わってみたいと思います。

smYoichi12PSボトルから来る香りは、潮の香りを伴うピーティそのもの。

ロックで飲むと、鼻に突き通されるようにヨードや正露丸のようなピートの香りが強烈に襲いかかってきます。その強さはラフロイグ10年をも超える勢いです。
味わいもアルコールの刺激による辛みと塩気がメインで、甘さをほとんど感じません。

加水されても強烈な香り、味わいは衰えませんが、アルコールの刺激が抑えられて柑橘系のような酸味が現れてきます。やはり甘さは感じられません。

似たような傾向の銘柄としては、ピュアモルトホワイトですが、おそらくは同じモルト原酒をメインに使っているのではないかと予想されます。ただし熟成年数、割合が違うので、ピーティ&ソルティのほうが強烈です。

価格は180ml、アルコール度数55度で2460円。ウッディ&バニリック、シェリー&スイートも同じ値段で買えます。
180mlだけでなく500mlも売られていますが、価格は、まぁ、ご想像にお任せします...。羽振りがよくないと買えませんね。

<個人的評価>
・香り B: アイラモルトのようなヨード、正露丸のようなピートの香りが強くやってくる。華やかさ、甘さは少なくラフロイグを思い出させる。
・味わい C: アルコールの辛みが強く、スモーキーさも強い。加水されると柑橘系の酸味が感じられる。
・総評 B: 強烈なスモーキーとほとんど加水していない濃いウイスキーのため、万人向けではない。
アイラモルトが大好きな人であればおすすめ。ニッカの再現力に驚くかも。

私が余市蒸留所で買った限定のウイスキーの中から、今回はシングルカスク余市5年を味わいたいと思います。

scYoichi05ボトルから来る香りはとてもピーティで、甘みのある香りは少なく、ヨードや正露丸のような香りがやってきます。

ストレートで味わってみると、アルコールの刺激が強くやってきます。もともとアルコール度数が63%もあるので当然ですが、それでも安い40%クラスのウイスキーに比べて辛さがほぼ同じなのが印象です。
香りはボトルから来る塩っ気のあるピート香が主体で、甘さや華やかさはとても少ないです。
味わいは辛さが前に来て、意外にあっさりしています。
全体的にはアイラモルトに似た傾向があります。

加水してみると、バニラのような甘みや華やかな香りが奥から出てきて、シングルモルト余市のノンエイジの印象が感じられます。

価格は180ml、アルコール度数63度で1330円。500mlのボトルでは4000円弱になります。
酒齢が若い割には高めですが、10年だとくどさが出てくるため、今はやりのスムーズな飲み応えを求めるのであれば5年の方がいいでしょう。 

<個人的評価> 
・香り B:ヨードや正露丸を伴ったスモーキーな香りが主体。後ろからバニラのような甘い香りもする。
・味わい C:63度もあるアルコールの刺激がとても強い。加水することでバニラのような甘みが感じられるが、ボディは軽い。
・総評 B:若さ故のとげを実感できる味。比較的あっさりした印象のウイスキーが好きならば5年でいいかも。 

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