RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

2014年10月

puremalt_whiteなんだか飲みたくなって、またピュアモルトホワイトを買いました。

余市蒸留所で余市12年ピーティ&ソルティを買って飲んで、ラフロイグやアードベッグに負けない、強いスモーキー、ヨード、しょっぱさのあるモルトを味わって、アイラモルトのような原酒を持っていることに改めて驚きを感じました。 

そこで、改めてピュアモルトホワイトを飲みます。
確かにアイラモルト風、ピーティ&ソルティの原酒を使ったスモーキー、ヨード、しょっぱさのある香りと味ですが、宮城峡のモルトを組み合わせることでマイルドで華やかさをプラスして、ボウモアのような上品な味に仕上げているように思えます。
ノンエイジながらもアルコールの刺激による若さはそれほど感じられず、ボウモア12年とも戦えるほどの円熟味を感じます。 

500mLとはいえ、アイラモルトのエッセンスを備えたウイスキーが2000円以内で買えるのは特筆に値します。また、ボウモアに匹敵する華やかさ、まろやかさを備えた複雑な味わいは、プアマンズアイラと呼んでも過言ではないでしょう。
かつての1970年代の日産フェアレディZは、そのフォルムからプアマンズポルシェと言われていましたが、品質や価格と比べてそん色ないという敬称でもありました。
そういう意味でも、本場アイラモルトとそん色ない香りと味を持つ銘柄として、プアマンズアイラという名前を勝手につけたいと思います。

 

ニッカは地域限定のウイスキーを何度か出していますが、今回採り上げるのは宮城県限定の「伊達」です。

date伊達の由来は、その名の通り仙台藩を務めていた伊達氏に由来します。
初代藩主、伊達政宗は、現在の山形県にある米沢から岩出山(大崎市)に移封された後、仙台へと拠点を移しました。
もともとは「千代」という漢字を使っていましたが、政宗が新しい城を築く際に、千年よりもさらに長く永遠に栄える仙人の住まう場所(中国の前漢時代に作り上げられた「仙遊観」という壮大な宮殿の別称)として「仙台」と変えたといわれています。
ラベルにある「DATE」の「A」には、政宗のかぶとのデザインが施されています。

ちなみに北海道にも伊達市がありますが、その地に亘理伊達氏が移住したことがその元になっています。それだけでなく、札幌にある平岸なども伊達氏一門の留守氏の家臣団が開拓した場所であり、北海道と伊達氏の関係も意外に深いものがあります。

2009年に宮城県限定で発売された伊達は、宮城峡蒸留所のモルト、そしてカフェ式蒸留器を使ったカフェモルト、カフェグレーンを使ったブレンデッドウイスキーです。

が、私が通うすすきのの酒屋の一つに、なぜかポツンと伊達が置いてあり、だれも手を付けずに数か月経過し、購入する決意をしました。

ロックで飲んでみると、香りはまずピーティさとレモンやビネガーのようなサワーなものが先に来て、レーズンやカラメル、青リンゴ、ウッディ、バニラが後を追ってきます。 

味わいは酸味が多く、後味はビターになります。

全体的には宮城峡の香り豊かなモルトと、独特の酸味がみられるカフェモルトが主体になっていて、オールモルトに近い味になっているように思えます。

価格は700mL、43度で3500円ほどです。価格で見れば余市モルトが個性を出すザ・ブレンドよりも少々上の価格ということになります。
限定品ということを考えれば妥当なところかと思います。

連続テレビ小説「マッサン」では時系列上、余市ばかりが採り上げられますが、ニッカ誕生80年を祝って、宮城県の皆様には伊達をご賞味いただきたいと思います。

<個人的評価> 
・香り B: 数多くの香りが押し寄せ、口に含むだけでも楽しい。
・味わい B: 酸味とビターが主体。甘いウイスキーが好きな人には少々つらいか。
・総評 B: 宮城峡の原酒のみを使ったウイスキーとして、十分お土産にふさわしい。 

jwr世界的に有名なジョニーウォーカーから、今回は赤ラベルを飲んでみます。
歴史は黒ラベルよりも新しく、黒ラベルに比べて若い原酒を使っています 。とはいいつつも、やはり世界的に最も売れているウイスキーであることに変わりはありません。

ボトルからくる香りは、アルコールの刺激が強くて判別できませんですが、ストレートで飲んでみると、 不思議とアルコールの刺激はそれほど訪れず、ピートや樽からくるスモーキーさとウッディな香りがメインになります。
味わいは甘く、黒ラベルほどではないものの飲みやすくなっています。

加水すると、香りに青りんご、なし、レーズンなどが加わって華やかさとさわやかさが合わさってきます。
味わいも甘さと多少の酸味が来るようになり、ハイボールにしても甘さを堪能できます。
サントリーの角瓶などと比べても、程よい甘さとアルコール由来の刺激、辛みが抑えられているため、パフォーマンスでは圧倒的に上です。

価格は 700mL、40度で1200円ほどです。バランタインファイネスト、カティサークと並んで、1000円ほどで十分すぎるほどのコスパがあります。

<個人的評価> 
・香り A: ストレートではスモーキーだが、加水すると華やかになる。
・味わい A: アルコールの辛みが少なく、ストレートでも甘さを実感できる。飲みやすい。
・総評 AA: 1200円で十分に堪能できる銘柄。


政春とエリーは田中家を離れて新居に引越する。

そこはエリーのことを考えた洋風の家だった。ところが、あらわれた家主が外国人お断りといわれ、ドタキャンされてしまう。

 

途方に暮れる二人が昼飯を食べた食堂で、貸家の張り紙が。その家を見ているときにやってきたのは、アメリカ人の夫を持つ種子だった。

自らも国際結婚の身であったこともあって、政春とエリーに家を貸し出したかに見えたが、実は家主ではなかった。

彼女は家主に話をつけてきたが、家賃は翌月分の前払いという約束で、家主は家の貸し出しを許した。

 

引っ越して間もなく、田中社長の娘、優子がやってくる。またいびられるかと思いきや、引っ越し祝いとして夫婦茶碗を手渡す。

優子は田中社長から事情を聞かれ、改めて二人の幸せを見守ることを誓った。

 

そして住吉酒造ではウイスキーづくりの実験が開始した。しかし、専務は厳しいことを言う。彼は事業の開始のために株主の承認が必要だとし、しっかりとした事業計画書を出せと迫った。

 

エリーは、警官に住所と名前を聞かれ、書いた内容を確認させようとするも、字が読めないエリー。困っているエリーに、警官はとある教会を紹介され、キャサリンという女性を訪ねるよう言われる。

そこにいたのは種子だった。種子はアメリカ人の宣教師と結婚し、キャサリンという洗礼名を名乗っていた。

キャサリンはエリーに日本のことについて詳しく教えていった。

 

ある日、朝早くからの訪問者が。それは鴨居欣次郎だった。

彼は引っ越し祝いとして虎の置物をプレゼントした。風水にしたがって、西に置いて金運を呼び寄せようとした。もう一つは海外の香水だった。

プレゼントを手渡すと、鴨居はそそくさと帰っていた。

 

エリーは飯炊きを勉強するが、なかなかうまくいかない。政春はパンでも構わないというが、エリーはどうしてもうまく炊きたいと努力する。

それを手伝ったのは優子だった。エリーの情熱に負けてしまったのだ。

優子はエリーにスコットランドと日本とどちらが好きかを尋ねる。エリーは日本のほうが好きと答える。

エリーは日本に来ても故郷に来た懐かしさを感じつつ、日本独特の文化に惚れたという。

しかし優子は、日本の女性が男性に尽くすことが当たり前でつらいことを語る。そんな中で、50:50の仲だという政春の言葉にうらやましさを感じる。

 

住吉酒造では、醸造したもろみを蒸留する実験をする。社員がちょっと味見をするが、65度の高いアルコールに喉を焼いてしまう。

その間にも、政春は蒸留所建設のためのコスト計算をし、事業計画書を作り上げる。

 

しかし、経営陣はあまりにもコストがかかり、数年の時が必要なウイスキーの計画にノーを突きつける。コストを削減するよう要求する。

特に問題となったのは、日本にはないポットスチルだった。輸入することを考えていたが、途方に暮れる政春の前で、一つのアイデアが浮かび上がった。

 

一方で近所では外国人の女性が住んだとなって戸惑いが隠せない。

そこにやってきたのはキャサリンだった。

キャサリンは近所の女性を集めてご飯の試食会をさせ、好評を得る。

 

その夜、田中社長が研究室に飛び込んでくる。銀行からの融資のため、ギリギリの交渉を料亭で交渉していた。

料亭で銀行の頭取に政春が説明する。しかし頭取はお酒をすすめ、心意気を試す。さらに歌も歌わせる。

ところがそこにやってきたのは鴨居だった。鴨居は政春をけしかける。そこで政春はずっこけてしまうが、それが頭取に気に入られた。結局、融資はうまくいった。

 

結局政春は酒をたらふく飲んで、自宅の庭で寝込んでしまう。

翌朝、政春は遅刻寸前で慌てて家を飛び出していく。

せっかく作ったごはんを一緒に食べたいと願うエリーだったが、優子の言葉を思い出し、妻としての自覚を改める。

 

政春は、ポットスチルの製作について、佐渡製作所へと赴く。そこは滑らかな曲面を作る優れた技術を持った町工場だった。

佐渡社長はポットスチルの大きさとコストにしり込みするが、ポットスチルの繊細な先を作るには彼らの技術が必要だと力説するが、なかなか首を縦に振らない。

そこで政春は、佐渡社長にウイスキーを飲ませる。しかし社長は気に入らない。

政春は本物のウイスキーを日本で最初に作りたいと力説し、土下座をする。佐渡社長は日本初の言葉に心を打たれ、ポットスチル製作に協力する。

 

エリーは鴨居商店を向っていくが、人々が外国人の自分を避ける様に涙する。

そこに鴨居が居合わせた。彼は自らの社長室にエリーを迎え入れる。

エリーは一つの瓶をみつける。それは贈られた2つの香水の瓶を合わせたようなデザインだった。

一方で鴨居はエリーの作ったおにぎりを絶賛する。その傍ら、鴨居は政春が必死に努力していることをエリーに伝える。

 

鴨居はエリーを家まで送る。そこでハグをしている様子を、政春は目撃してしまう。

政春は、エリーがほかの男とべたべたすることが気に入らなかった。一方でエリーはずっと残業で一緒に晩御飯を食べない政春に文句を言う。エリーは政春に自分が作ったごはんをおいしいといってくれたかったのだ。

その夫婦げんかに、近所の男が乱入し、乱闘に発展。政春は家を飛び出す。

 

キャサリンは、亭主関白の日本で妻となることが正しかったかを問いかける。

政春は田中家に入り、田中社長と飲む。そこに優子がエリーが日本で努力していることをさとす。政春が2年間、日本へのホームシックを抱えながら留学していたことと同じように。

 

ハッとなり家に変える政春だったが、エリーはいなかった。

エリーはキャサリンの教会で「埴生の宿」をオルガンを奏でながら歌っていた。

政春は、エリーのごはんをいっぱい食べたいと頼み、二人は仲を取り戻した。

 

翌朝、二人はエリーの作った和食を味わう。政春はエリーの炊いたご飯を食べるが、今度は芯が残っていた。

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バランタインの紹介も4回目、ファイネスト、12年、ブレンデッドモルトに続いて、17年です。

ballantine17バランタイン17年は1937年に誕生しました。創業者であるジョージ・バランタインが亡くなって50年後のことです。
究極のスコッチウイスキーを研究してきた結果、最適な熟成年数が17年だと結論づけました。
そして40種類以上の17年原酒を贅沢に使ったバランタイン17年が完成しました。
その完成度から、"The Scotch"という称号を得ました。

現在はサントリーによる正規輸入物と並行輸入物があり、さらに700mLでアルコール度数40度の物と、750mLで43度のボトルが売られています。
今回は後者のボトルを買いました。価格は4600円で、正規輸入物が場所によって8000円近くすることを考えればかなりのお買い得です。

ロックで飲んでみると、アルコールの刺激はそこそこで、後から青リンゴ、ナッツ、カラメル、ハチミツの香りが追ってきます。ピートから来るスモーキーさはほんのり感じられる程度です。
味わいは酸味が主流で、アルコールから来る辛さもあります。 

加水すると、レーズンの香りが前に出てくるようになり、さわやかな香りがなりを潜めます。
味わいも酸味の質が少々変わり、ブドウに近い物になります。

不思議なことに、12年の方が飲みやすく、17年は若さの指標ともいえるアルコールの刺激が強く、むしろ尖ったイメージが表に来ます。ウイスキーらしさが強まったともいえますが、12年よりもまろやかで上品になるであろう事前の予想を大きく裏切りました。 
数十種類のモルトをブレンドしていますが、比較的スペイサイドモルトが前に来ている印象です。
個人的にはストレート、ロックでグレンフィディック12年との差があまり感じられず、本当に17年物のモルトなのか疑問に感じました。 
加水することで、別の顔が出てきているものの、やはり12年よりも個性が感じられます。

機会があれば、21年と30年物みたいですが、どちらも万単位の価格になってくるので、よほどの臨時収入がなければ一生飲めそうもありません。
バーで飲める機会を望むしかなさそうです。

<個人的評価> 
・香り B: さわやかな青リンゴが前に来て、ナッツ、カラメル、ハチミツが付いてくる。
・味わい C: 酸味が主体、辛みが次、ほんのりスモーキー。
・総評 C: 17年物のブレンデッドと考えると、若さが残っている気がする。12年の方がおすすめか? 

政春とエリーは、住吉酒造のある大阪へと向かう。

その旅立ちの際、エリーは政春の母親、早苗から箸を受け取る。

そしてエリーは日本人になることを政春に決意する。

 

大阪にたどり着くと、住吉酒造は田中大作社長から全員で帰国を歓迎した。が、政春がエリーと結婚したことは歓迎できなかった。なぜなら、田中社長の娘、優子と許嫁の約束をしていたからである。

 

田中社長は、日本中に模造品レベルの洋酒があふれていた。その中で、本物のウイスキーを日本に広めようと画策し、政春をスコットランドに留学させ、ウイスキーの製造技術をたのである。

 

歓迎会の中でやってきたのは、鴨居商店の社長、欣次郎であった。住吉酒造は、鴨居商店から太陽ワインの製造下請を任されていた。今やそれが大ヒットを飛ばしていた。

彼もまた、本物のウイスキーを売ろうと画策していたのである。

 

エリーとの結婚に未だ反対する優子と母の佳代は、いろいろとエリー、政春といびりを始める。

表向きはエリーとの結婚を認めるが、政春に退社し、ウイスキーづくりをやめさせることを条件とした。

しかし政春はあきらめることを譲れなかった。優子はそんな身勝手な政春が許せなかった。

そしてその矛先はエリーに向け始める。

 

一方で政春は、スコットランドで得た知識を住吉酒造の従業員に講義を始める。そこに鴨居欣次郎がやってきて、その話に半ば呆れつつも、興味津々で耳を傾ける。

そのお返しに、フランス産ワインと自前で手を加えたワインを比較させた。政春はその添加物を見事に言い当てて見せた。

そして欣次郎は政春の情熱に心を打たれた。しかし、政春にはそのそぶりを見せなかった。

本物を追及する政春、日本人向きを目指す欣次郎。それが、彼らの対立へと後々につながる。

 

政春は、スコットランドでの苦労を思い出す。

蒸留所で何度も何度も頭を下げ、やっとのことで入所を許される。そこで政春は給料をもらわず、一心不乱に火のくべ方、熱くなったポットスチル内部の掃除を積極的に行い、施設の様子をこと細かく調べ続けた。それを支えたのはエリーだった。

結婚を決意したとき、エリーの両親は猛反対される。エリーもまた、親に許されないまま結婚したのである。

 

情熱をあきらめられない政春。罪悪感を感じるエリーを政春はなだめる。一方でエリーも、許嫁を反故にした罪悪感を感じる政春をなだめる。

 

翌日、太陽ワインを鴨居商店に出荷しにきた政春。鴨居商店は数々のヒット商品を出していた。

欣次郎は原価計算を知らないことに呆れていたが、そんな彼に「やってみなはれ」とウイスキーづくりをけしかける。

 

一方で優子のエリー対するいびりは本格的になる、味噌汁に大量のしょうゆを入れたり、エリーの手作りの料理に細工をしてまずくするなど、エリーを追い出そうと必死になる。

そして優子は、エリーが親を捨てて勝手に日本にやってきた親不孝者と罵倒する。悲しみに暮れるエリーは田中の家を飛び出す。
 

必死に引き止める政春は、エリーがスコットランドに帰るなら一緒に行くというが、いい加減な政春に激怒する。エリーは、親に会いたい気持ちを秘めつつも、政春の夢のためにすべてを捨てたと改めて告白する。
 

二人は改めて決意を固めるが、その道は高く険しい。

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国産ウイスキーの比較第3弾として、1000円台後半の銘柄を比較していきます。
ほとんどが今まで書いてきた記事からの引用、まとめですので、すでに読んでいる人はご了承ください。

この価格帯になるとブレンデッドだけではなく、モルトウイスキーも出てきます。特にニッカはこの価格帯に商品が集中しています。
ちょっと本格的なものを飲みたいのであれば、この価格帯でもいけるでしょう。

<サントリー>
プレミアム角瓶
(700mL 43度 1900円)

premiumKaku1000円台前半の角瓶よりもワンクラス上の香りと味を追求したのが、2013年に発売されたプレミアム角瓶です。現状のラインナップを見ると、スペシャルリザーブとほぼ同じ、ローヤルのスリムボトルよりも少々安めというところでしょうか。

早速あけてみると、 先に甘い香りが鼻をくすぐります。ブラックニッカ・リッチブレンドで感じたシェリー樽由来のものかと思われます。

ロックで味わってみると、スモーキーな香りはそこそこで、サントリーらしく抑え込んだ感があるものの、ウイスキーファンでも不満がない程度に残しています。
アルコールの刺激も43度ならではのレベルはあるものの、レギュラーの角瓶ほどの臭みは感じられません。プレミアムの名は伊達ではありません。 

氷がだいぶ解けても香りが落ちることは少なく、水割りやハイボールで飲む人にも十分感じられるでしょう。

この上となると、ローヤルを飛び越えて、山崎や白州、響を求める必要があるでしょう。
ちなみにコンビニやスーパーによってはハーフサイズのボトルを売っているお店もあるので、1000円あたりで楽しめるでしょう。

<個人的評価>(A~E)
香り B: オールド同様にシェリーダル厳守ならではの甘い香りが鼻をくすぐる。
味わい B: 癖は少なく、甘さがメイン。どんな飲み方でも多くの人に受け入れられそう。
総評 B: サントリーとしては出来がいいが、ニッカやスコッチのブレンデッドに比べると割高な印象。

サントリーオールド
(700mL 43度 1500円) 

suntoryOld私の両親の世代、団塊の世代にとって日頃飲むサントリーのウイスキーがトリスやレッドであれば、オールドは贅沢な銘柄、バーやスナックでボトルキープするお酒ではないでしょうか。
1950年に発売以来、サントリーのメインストリームとして売られ続けています。その形状から、ダルマという愛称もあります。

現在のブレンドは2008年に改められ、昔ながらの味に回帰しつつ、アルコール度数を43度に上げています。

香りはシェリー樽原酒ならではの華やかで甘い香りが立ち上がってきます。特にロックやトゥワイスアップにすると引き立ちます。
味はサントリーならではの淡麗な仕上がりで、アルコールの刺激は控えめでスモーキーフレーバーもかなり抑えられています。
日本人好みの味にしているだけで無く、料亭や小料理屋など和食にも合うウイスキーの味を追求した姿勢は変わりません。

味や香りの傾向からすれば、ライバルはブラックニッカ・リッチブレンドでしょう。こちらもシェリー樽原酒を使って香りで勝負しています。

かつてはサラリーマンにとっても高嶺の花でしたが、今や手軽に飲める価格にまで値段が下がっています。
ターゲットは団塊の世代辺りですが、ハイボールで知った若い人にこそ飲んでもらいたい銘柄だと思います。

ただ、ウイスキーならではのスモーキーな香りと癖は無く、本格的なウイスキーを狙う人には向かないでしょう。

<個人的評価>(A~E)
香り B: シェリー樽原酒ならではの華やかな香りが堪能できる。
味わい B: アルコールの刺激は抑えめで、まろやかで飲みやすい。
総評 A: コストパフォーマンスの点で、サントリーの中でもかなり高い。万人受け。

<ニッカ>
ピュアモルトホワイト
(500mL 43度 1500円) 

puremalt_whiteニッカにはブレンデッドモルトウイスキーとして竹鶴ピュアモルトのほかに、ニッカピュアモルトという3種類のウイスキーも販売しています。スーパーなどではほとんど見かけませんが、比較的安くモルトウイスキーを楽しめるものになっています。

ホワイトは、余市蒸留所のモルトの中でもヨードや正露丸のような磯の香りを伴ったピート香の強いモルトをメインにしています。かつてはアイラ島の蒸留所からモルト原酒を輸入してヴァッティングしていましたが、現在はそれに近い原酒を使っています(蒸留所限定で、余市12年 ピーティ&ソルティというシングルモルトもあります)。

ボトルはシンプルな形状で、あたかも蒸留所の売店で買った原酒のような雰囲気を醸し出します。キャップはスクリューではなくコルク栓を使っていますが、開けやすいようにプラスチックのキャップがかぶせられてあります。

まず香りをかいでみると、早速スモーキーな香りが鼻をくすぐります。
トゥワイスアップで飲んでみると、口の中には海草やヨード(イソジンうがい薬のような)香りと味わいが広がります。その意味でもアイラモルト風に仕上げていると言えます。

一方でアルコールの刺激は控えめで、それほど若い原酒は使ってないことが理解できます。しかし飲み応えは十分にあります。 

万人受けするとはいいがたいですが、アイラモルトが好きな人であれば受け入れられるでしょう。

<個人的評価>(A~E)

香り B: ピートとヨードの香りがふんだんに口と鼻をくすぐる。個性的なので嫌がる人もいるかも。
味わい A: アルコールの刺激は抑えめで比較的まろやか。水割りやハイボールでも負けない強さ。
総評 B: アイラモルトが好きで、今までのジャパニーズとは違う味を求める人にお勧め。

ピュアモルト ブラック
(500mL 43度 1500円)

pureMaltBlack続いてブラックでは、同じく余市蒸留所のモルトがメインですが、ヘビーピートタイプ以外のモルトを中心にしています。どちらかといえばシングルモルト余市に近いでしょう。

実際の香りもピートのスモーキーさとともにバニラのような甘いものもあります。
しかし、多少のまろやかさがあって宮城峡モルトの良さが出ている感じです。

悪く言えば中途半端、よく言えばシングルモルト余市と竹鶴ピュアモルトの中間がほしいというピンポイントを求める人にちょうどいいといえます。

<個人的評価>(A~E)

香り C:余市モルト由来のピート香、バニラのような甘い香りがしっかり出ている。
味わい B:シングルモルト余市よりも比較的まろやか。宮城峡モルトの味が後ろ盾をしている。
総評 C:中途半端。これを買うならシングルモルト余市500mlがおすすめ。 




ピュアモルト レッド
(500mL 43度 1500円)

pmRed最後にレッドですが、こちらは宮城峡モルトが主体となっています。

ストレートで飲んでみると、若い原酒を使っているせいか、アルコールの刺激が強くやってきます。しかしそれを過ぎると意外なほどあっさりしていて、ほのかにウッディな香りが尾を引いていきます。とはいえ、薄いという感じはありません。

トゥワイスアップにすると、宮城峡モルトならではのフローラルな香りが立ち上がってきて、バニラやナッツのような甘みも感じられます。一方でアルコール由来のスパイシーな刺激もいい塩梅で楽しめます。
余市モルトのスモーキーな香りも奥から感じられますが、ブラックに比べると控えめです。 

3種類の中では万人受けするヴァッティングになっていて、ブレンデッドからモルトウイスキーに入ろうという人にも向いているでしょう。

<個人的評価> 
・香り B: ストレートではアルコールが強く主張するが、トゥワイスアップでフローラルな香りが楽しめる。
・味わい A:甘さ、辛さ、さわやかさ、重厚さが絶妙に行き交いするバラエティ豊かな味。
・総合評価 A:初心者でも勧められる絶妙な配分。竹鶴ピュアモルトが高いと思うなら、こちらを買うのも一興。

シングルモルト余市 ノンエイジ
(500mL 43度 1600円)

single_yoichi01同じく500mLで1000円台後半の価格帯に、シングルモルトのノンエイジがラインナップされています。
サントリーの山崎と白秋のノンエイジが700mLでありながらも3000円台だと考えると、割安であることに変わりはないでしょう。

まず余市ですが、若いゆえにアルコールの刺激はそれなりにありますが、バニラのような甘い香りが出ています。ただしスモーキーな香りも目立っていて、癖のあるものになっています。
味わいはクリーミーではあるものの、ボディは重めで辛味、苦味もそこそこ立ってきます。

万人受けとは言わないものの、本格的なウイスキーの味を求めるのであれば十分ではないでしょうか。特にスーパーやコンビニによっては置いている場合もあるので、手に入りやすいでしょう。

<個人的評価>
・香り B: バニラのような甘い香りがするが、ピートからくるスモーキーな香りもそこそこ。
・味わい C: クリーミーであるものの、アルコールの刺激、重いボディがしっかり来る。
・総評 B: 余市モルトの重厚感を楽しむには十分な一品。

シングルモルト宮城峡 ノンエイジ
(500mL 43度 1600円)

miyagikyo一方で宮城峡の場合だと、まずスパイシーな刺激と香りが最初に展開され、その後華やかな香りが鼻を突き抜けていきます。
反面、余市のようなどっしりとした味わいは少なく、スモーキーな香りも抑えめになっているようです。 

同じシングルモルトで飲み比べても、両者の違いはかなり明確にわかります。両者とも熟成年数の少ない原酒を使っているものの、若い原酒特有のアルコールの刺激も、宮城峡は上へ昇華する感じで、余市は下へ重厚感を与えているように思えます。
飲み口も、宮城峡は軽めで、余市は重めです。
これだけ個性が対照的であれば、ブレンデッドウイスキーを自社の原酒だけで作る上でもバラエティに富んだものを作れるわけだ、と思います。

ライトな味を求めるのであれば、宮城峡のほうが勧められるでしょう。

<個人的評価>
・香り A: シェリー樽原酒と思われる華やかな香りが前に出ていて心地よい。スモーキーさは抑えられている。
・味わい B: ライトでスムーズ。比較的甘目。
・総評 B: あまり重さがなく、水割りやハイボールでも飲みやすい。

G&G
(750mL 43度 1800円)

gandgニッカの現行ラインナップでは古い部類で1960年代に発売されてから大幅なモデルチェンジを行っていないと思われます。
実際、ほかに比べると余市モルトの特徴というべきピート由来のスモーキーな香りと重厚な味わいが強く出ているものになっています。おそらくは宮城峡モルトをほとんど使っていないのではないでしょうか(発売当時はまだ竣工していないので含んでないとみてもいいかも)。

酒屋さんでしか見つけられない銘柄ですが、余市モルトが好きな人や昔ながらのウイスキーらしさを求めるご年配の方にはおすすめできるでしょう。価格も上記モルトウイスキーよりもお得になっています。

かつては黒瓶がありましたが現在は販売終了し、透明な白瓶のみとなっています。ただし北海道限定の白いラベルのものも存在します。

<個人的評価> 
・香り C:ほどよいスモーキーなピート香の中にバニラのような甘い香りが漂う。後には磯の香りがほんのりする。
・味わい B:アルコールによるスパイシーな味の後にクリーミーな味わい。ガツンとくる重いボディ。
・総合評価 B:本格的なウイスキーとして十分楽しめる。初心者向きではないが、スコッチ派でも不満がこない重厚なウイスキー。

<キリン>
ロバートブラウン
(700mL 43度 1800円) 

rboキリンがシーグラム社と合弁会社を起こして作り上げた第1号のウイスキーです。
発売された1970年代は、まだアルコールを混合させた1級、2級ウイスキーが主体で、ウイスキー原酒のみの特級ウイスキーは高嶺の花でした。
それを企業努力で3000円台まで抑えて生み出したのがロバートブラウンでした。
現在はブレンドを変えて御殿場蒸留所のモルトを主体にしています。

先にキリンならではのバーボンのようなエステリーな香りが来ますが、富士山麓に比べてとても控えめです。その後、青リンゴ、ナッツの香りがやってきます。

味わいはアルコールの刺激、辛みが強めで、後から酸味が来ます。スモーキーな感じはほとんどなく、 甘さもほとんど感じられません。
全体的にはバーボンを彷彿とさせます。

ただ、より価格の安い富士山麓と比べると、価格ほどの熟成感に乏しく、コスパの点でも低く感じられます。
十分に御殿場の原酒があるのでしたら、全く違う樽やモルト原酒を使うか、スコッチのモルトをブレンドに使うなどの工夫をしてほしいと感じます。

実はこの価格帯にはエンブレムというウイスキーもあり、異なる香り、味わいを持っていたのですが、残念ながら販売終了してしまいました。そのために、なおさらロバートブラウンには残念感が強くなります。

<個人的評価> 
・香り C: 御殿場モルト、グレーンならではの香りが強く、スコッチモルト側の声が聞こえない。
・味わい D:アルコールの刺激が強く未熟な印象。酸味があるが深くはない。
・総評 D:ハイニッカには出回らない疑問がわいたが、ロバートブラウンにはわかない。なぜこれを残してエンブレムを捨てた!?  
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今回取り上げるのは、シングルモルト余市15年です。
yoichi15
以前は10年を取り上げていますが、なぜ12年を超して15年にしたかというと、以前訪れたすすきのにあるThe Nikka Barで、テイスティングセットで飲んだ時の印象が、それまで私の持つ余市モルトに対する印象の根底を崩すほどの衝撃を受けたことにほかなりません。
そのときは、少量の15年の香りを嗅ぐだけで30分以上も酔いしれてしまい、バーでなかったら単なる変態レベルの体験をしました。

ちょうど「マッサン」の放送が開始した記念として購入しました(直後にザ・ニッカ12年が出てしまい、買うものを間違えたと後悔しましたが、結局そちらも買いました。ブログの記事として掲載済みです)。

ボトルからくる香りは、カラメルのような香ばしさを伴った甘い香りです。

いつものようにロックで飲んでみると、飲み始めは少々強めのピート香とシェリー樽原酒のような レーズンに近い華やかな香り、そのあとにバニラやカラメル、バナナのような甘い香りがついてきます。

味わいは 多少の煙たさがあるものの、甘味、酸味が半々にやってきます。ボディは意外にも少々軽くなり、熟成によってノンエイジや10年からくるガツンとくる硬さ、武骨な雰囲気は滑らかになっています。前述した衝撃はまさにこのことでした。

加水されると、アルコールの刺激、辛みは抑えられて、多少のスモーキーさを保ちつつも華やかで甘い香りと味を楽しめるようになっていて、初心者であってもバラエティ豊かな香りと味がつつんでくれるでしょう。

価格は700mL、45度で8500円ほど(執筆時点)。簡単に手を出す代物ではないですが、ウイスキーが好きな方への贈り物としてはとても喜ばれて満足できるウイスキーであることに間違いはありません。 

これに手を出してしまった以上、次は竹鶴21年なのか...?その前に、近所の酒屋で見つけたニッカのレアな逸品があったので、後々それを採り上げようと思います。

<個人的評価> 
・香り AA: 力強いピート香、華やかなシェリー樽原酒由来のレーズン、そしてバニラ、バナナのような甘い香りがハーモニーを奏でる。
・味わい AA: ウイスキーらしいスモーキーさを残しつつも、甘さ、レーズンのような酸味が絶妙に絡み合う。
・総評 AAA: 躊躇する値段であるものの、ウイスキーの良さをすべて備えた珠玉の一品。武骨な余市らしさのイメージを崩壊させるほどのインパクト。 


ボウモア、ラフロイグと並んでアイラモルトの雄と呼べるのがアードベッグです。

ardbeg10アードベッグ蒸留所は1815年、アイラ島の南東部に設立されました。
バランタインのキーモルトとしても使われるなど、世界的に有名な蒸留所ですが、経営は幾度も危機を迎え、何度も閉鎖されてきました。
1997年にハイランド地方にあるグレンモーレンジがオーナーとなって、やっと経営が安定し始め、モルトの品質も向上するようになりました。
ひどく朽ち果てていた蒸留所も同社によって大改修が行われ、今では美しい建物としてよみがえっています。

今回紹介する10年も、1997年に新しい製法を導入したモルトを使っています。
ボトルが深緑の物を採用しているのですが、実際の液色は淡く、1,2年しか熟成していないのではと思わせるほどです。その代わり、アルコール度数は46度と高めです。
また、冷却濾過していないため(ノンチルフィルタード)、原酒の成分が濃く残っている特徴もあります(その代わり、濁りや澱が発生する恐れがあります)。

ロックで飲んでみると、 アルコールの刺激とアイラモルトならではの磯の香りを伴ったピーティさが重なって強烈なインパクトを与えてくれます。
奥の方からは、青リンゴ、洋ナシのさわやかさが後を追ってきます。

味わいはとても辛く、香りに釣られたかのような酸味もやってきます。甘みはほとんど感じられず、ボディもかなり重い方です。

加水されてもその強い個性が消えることはなく、水割りにしてもかなりのインパクトを与えてくれるでしょう。

ボウモアも比較的インパクトが強い印象ですが、アードベッグに比べて甘さ、まろやかさ、華やかさが兼ね備えられていて、上品な印象があります。むしろアードベッグはラフロイグに近い印象です。
ラフロイグが独特のピーティさを猪突猛進のように突きだした感じですが、アードベッグはさわやかさを加えて少し抑えた雰囲気です。
同じアイラであっても、細かな香り、味わいで違いをつけているように思えます。

価格は700mL、46度で5000円ほど。10年物としては高めですが、ほとんど水を加えない高い度数を保っているので、多少はお得感があるでしょう。
ラインナップとして、甘みをプラスしたウーガダールとよりスパイシーなコリーヴレッカンがありますが、どちらも樽出し(カスクストレングス)といえるほどのアルコール度数(55度前後)で、10年以上の衝撃を体験できるでしょう。

<個人的評価> 
・香り B: 「ウォッ!」と叫ぶほどの強烈なピート香とアルコールの刺激。後からナシ、青リンゴのさわやかさ。
・味わい B: ストレート、ロックではアルコールによる辛みが強い。加水すると酸味が目立つ。
・総評 B: アイラモルトが好きな人にはたまらない。それ以外の人には刺激が強すぎる。 

物語は1971年、ドウカウヰスキー余市蒸留所で1本のウイスキー「スーパーエリー」がスコットランドで受賞した記念式典が行われた舞台から始まる。

そこに、イギリスの駐日大使が訪れ、こう言った。

「スコットランドに一人の青年が訪れて、ウイスキーの技術と一人の女性を盗んでいきました。」

それは、本格的なウイスキーづくりに情熱をかけた亀山政春への最高の賛辞だった。

 

舞台は1920年へさかのぼる。場所はスコットランドからアメリカを経由して日本へと向かう船の中、政春とエリーの姿だった。

スコットランドの蒸留所でウイスキーの技術を学ぶために働いていた政春は、その時にエリーと出会い、楽しい日々を過ごしていた。そして政春はエリーにプロポーズし、結婚したのである。

 

そして二人は政春の生家でもある広島、竹原へとたどり着いた。

しかし政春は、エリーと結婚していたことを隠していたのである。しかも外国人の結婚は言語道断だったのである。

 

亀山家では、政春が杜氏を継ぐことを望んでいた。大阪に修行に行かせても、いずれ3年で戻ってくるだろうという目論見のない憶測であった。

しかし、政春は遠きスコットランドに向かい、その帰りに嫁を連れてきたのだから、全くの予想外だったのである。

喜んでもらえると思っていたエリーにとっては、全くのアウェイの状態に陥ってしまった。

 

何とか日本の文化、亀山家になじもうと努力するエリーであったが、亀山家を守る責任を負った母親、早苗の了解は得られなかった。

一方の政春も、酒蔵を継がず、ウイスキーを日本に根付かせたいという情熱を持ち、父親、政志と対立していた。

 

ついに政春は大阪に行くことを決意する。その前日、政志からエリーを気に入っていると告げた。

そして政春と相撲を取りながら、政春に残された迷いに対して、日本人初めてのウイスキーづくりに情熱をささげろ、と喝を入れた。迷いが吹っ切れた政春は、今まで勝てなかった政志を投げ、迷いを断ち切ったのである。

 

しかし早苗は、日本になじもうと努力するエリーについに涙するが、自らの強い使命を涙ながらにエリーに語り、スコットランドに帰ってくれと訴える。

エリーもまた、自分の母の心と裏腹に日本へ渡ったことを思い出すと、母のためにスコットランドへ戻ろうとする。

しかし、政春は、「エリーは自分のままでいていい」と引き止める。

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