RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

2015年12月

私が2015年に飲んだウイスキーの中でうまかったものをチョイスして紹介してきましたが、最後はモルトウイスキー、グレーンウイスキーの中からです。
 
(1) ジャパニーズ
サントリー シングルモルト山崎 リミテッドエディション2015 

yamazakiLtd01正直言って、文句はなかったです。
今までの自分の飲んだウイスキーの中でもトップに入る旨さでした。

リミテッドエディションはノンエイジの部類に入りますが、使用している原酒はアメリカンオークの新樽の若い原酒と、20年ほど熟成されたシェリー樽原酒、ポート樽原酒をヴァッティングしていて、若い原酒のエッジの利いた味わいと20年原酒の芳醇な香りと味わいが兼ね備わった複雑な仕上がりになっています。 

これ以上のものとなると、通販で3万円以上する山崎18年や響21年を買わなければいけません。 

限定販売であるものの、年末においてもまだ在庫は残っており、プレミアム価格もそれほどついていないので、まだまだ飲めるチャンスは充分あるでしょう。



サントリー サントリーウイスキー知多

chita9月にリリースされたグレーンウイスキーで、愛知県にある知多蒸溜所(所有は子会社のサングレイン)で熟成されたグレーン原酒を使用しています。

どうしてもグレーンウイスキーとなると、ブレンデッドウイスキーにおける割り剤のように思えて、味気ないものだと思い込んでいる人は結構いるでしょう。
実際、1989年の酒税法改正以前の等級表示において、税金の安い1級、2級のウイスキーにするために、グレーン原酒ではなくアルコールやスピリッツをブレンドしていましたから、尚更そのイメージが有るかもしれません。

しかし、知多を飲んでみると、意外にも香りは豊かで、ナシ、生クリーム、バニラの香りが包み込み、味わいにおいても酸味が表に立ち、ビター感も後ろで支えている印象です。

幸いにして、先行で愛知県限定で販売された「知多蒸溜所」も飲むことができましたが、こちらはより熟成された原酒を使っているのか、ドライフルーツのような濃厚な香りを伴っていました。

ニッカのカフェグレーン、カフェモルトを飲んだ時と同じように、グレーンウイスキーが単なる割り剤ではなく、脇役でありながらもモルトウイスキーという主役をしっかり引き立てる個性を持ち合わせていることを実感しました。




ニッカ 竹鶴21年ピュアモルト 

taketsuru21今年のニッカにとっては、ドラマによる大きな知名度のアップに伴う大幅な売上アップにより、上半期には多くの利益を上げました。
しかし、予想以上の売上と、海外でも販売量がアップしたことによって、原酒が一気に枯渇に向かう危機を迎えてしまい、主力であるブラックニッカシリーズと竹鶴ピュアモルトシリーズに商品を集約し、シングルモルトはノンエイジに限定、それ以外の商品も値上げ、あるいは廃止に追い込まれました。

そのため、12年以上のウイスキーを楽しめるのはブレンデッドのザ・ニッカ12年と、竹鶴ピュアモルトシリーズのみとなってしまいました。

今年は思い切って竹鶴21年を買って飲んでみました。
確かに21年熟成によるアルコールの刺激が感じ取れないほどの角の取れた香り、味わいが実感できたものの、竹鶴全体の特徴とも言えるレーズン、バニラ、リンゴ、カラメル、ピートなどの複雑な香りはとても濃厚になり、ロックやトゥワイスアップで開く香りが強くなりすぎて、個人的にはくどく感じてしまいました。

そういう意味では、ストレートでいただくか、水割り、ハイボールにして気軽に飲むかという両極端な飲み方が適しているように思えました。逆にとことん濃厚な香りがほしい人であれば、ロックでいただくのがいいかもしれません。

もちろん、今まで飲んできたモルトウイスキーの中でも格別にうまかったことは確かです。



(2) スコッチ
ロイヤルロッホナガー12年

lohhoジャパニーズのモルトウイスキーが大幅に値上げ、ラインナップが消える状況で、スコッチのシングルモルトがとても割安に感じられた1年だったと思います。
特に4000円までの12年物のシングルモルトの中で印象が良かったのがロイヤルロッホナガーでした。

12年物にしてはアルコールの刺激は少なく、香りも紅茶、シナモン、ミカンと、上品で華やかさがあります。
味わいもくどさを感じないほどの甘さがあり、初心者でも躊躇いもなく楽しめる包容力があります。

ハイランドモルトはライトに飲める傾向にありますが、その中でも完成度の高い上品なウイスキーです。


ロイヤルロッホナガー 12年 40% 700ml

ロイヤルロッホナガー 12年 40% 700ml
価格:3,208円(税込、送料別)


ボウモア18年

bowmore18_01個人的にアイラモルトはかなりの好みで、特にボウモアは様々なボトルに手を出すほど積極的に飲んでいます。

高ければいいというものではないですが、ボウモア18年は8,000円台の値がつくのにふさわしい芳醇な香りとまろやかさがありました。
とはいえ、アイラモルト独特の正露丸のようなピートは健在です。

香りは前述の個性的なピートをベースに、 レーズン、紅茶、ライム、青リンゴの香りが深く感じ取れます。
味わいにおいては、ストレートでは酸味の後にカカオのようなビターが、加水されると甘さが現れるようになります。

ドラマの影響でスモーキーなウイスキーがほしいという初心者に対して、程よくアイラモルトの個性を感じつつ、濃厚な香りと甘さで楽しめる1本だと思います。簡単に買えるものではないですが、ウイスキーに興味がある大切な人への贈り物として考えてもいいでしょう。


正規品 YBW18 ボウモア18年

正規品 YBW18 ボウモア18年
価格:7,182円(税込、送料別)



前回に続いて、2015年に飲んだウイスキーの中でうまかったものをチョイスします。
今回はブレンデッドです。

(1) ジャパニーズ
ニッカ 北海道ニッカウヰスキー余市蒸溜所  

yoichiBl余市蒸溜所限定で売られているブレンデッドウイスキーです。360mLで2000円ほど(2015年5月時点)で、700mL換算するとそこそこのお値段になります。

余市モルトならではのピートの強さは控えめで、全体的にバナナ、マスカット、ナシのようなフルーティなブレンドになっています。

ストレートは甘く、加水すると酸味が出るようになります。

一方でアルコールからくる刺激、辛さは少なくなっていて、意外にも熟成感が感じられることでしょう。





 ベンチャーウイスキー イチローズモルト&グレーン  

ichi_brend埼玉県にあるベンチャーウイスキーのイチローズモルトは、いずれも5000円を超えるボトルが並びますが、ホワイトラベルでブレンデッドになるモルト&グレーンは、4000円ほどで手に入ります。

モルトウイスキーになるMWRではピートが比較的強いものでしたが、モルト&グレーンでは少なく、代わりにエステリーな飲み口になります。

ストレートではリンゴ、ナシの酸味を伴う香りが出ますが、加水されるとカラメルやモルトの甘さが現れていきます。 

どちらかと言えば水割りやハイボールのほうが向いている印象です。



(2) スコッチ
バランタイン21年

ballantines21_1言わずと知れたブレンデッドスコッチの定番であるバランタインの21年ものです。

ただ単に穏やかで飲みやすいものとなると、個人的には21年よりも12年を勧めます。

なぜなら、21年は「ザ・スコッチ」の異名を持つ17年の傾向を引き継いでいて、全体的に爽やかさが伝わるフルーツの持つ酸味と灰汁のような苦味を主体にしているからです。

さすがに17年よりも熟成が進んだことでまろやかさと香りの濃厚さが増していますが、ファイネストや12年と比べると個性が強く感じられます。 

正規品は18000円ほどとおいそれと手を出せませんが、並行輸入品では10000円を切ってきますので、爽やかさのあるウイスキーで高級なものがほしいというのであれば、買うのに十分かと思います。



シーバスリーガル 18年

cr18バランタインと並んでブレンデッドスコッチの定番であるシーバスリーガルの18年です。

バランタイン21年と比べると、こちらはシーバスリーガル12年をさらに甘くしたような印象があります。

ただ、後味としてビターな印象が残るので、少々引っかかった感じがあるかもしれません。

価格は5000円台で、ジャパニーズのブレンデッドでは12年物も手に入りにくいことを考えるとお値打ち感はあるかもしれません。



(3)アメリカン、カナディアン
ワイルドターキー レアブリード

wt_rbバーボンの持つ接着剤を連想する香りが苦手な自分ですが、その中でもワイルドターキーはその香りが薄く、8年ものを飲んだ時にはストライクをもらった印象でした。

そんな勢いで買ったカスクストレングスのレアブリードですが、ストレートでもロックでもエステリーさは少なめで、バニラの甘い香りが引き立ちます。

反面、飲み口では昆布のような香りがあり、別の意味での癖を持ち合わせているように感じます。

アルコール度数は56.4度ととても高いので、甘いのにつられてペースが上がると一気に酔いつぶれるので気をつけましょう。



次回は、モルトウイスキー、グレーンウイスキーからチョイスしていきます。
 

今回は2015年に私が飲んだウイスキーのうち、2000円以内のボトルからうまかったと思ったものを紹介していきます。

この1年で飲んだ2000円以下のウイスキーは下記の通り

<ジャパニーズ>
・サントリー トリスクラシック
・サントリー 角瓶 復刻版
・ニッカ ブラックニッカ ディープブレンド
・ニッカ 初号ハイニッカ復刻版
・ニッカ 初号ブラックニッカ復刻版
・合同酒精 香薫
・マルス 岩井トラディション
・マルス 3&7
・マルス ツインアルプス
・江井ヶ嶋酒造 ホワイトオークあかし

<スコッチ>
・ロングジョン
・クレイモア
・インバーハウス グリーンプレイド
・パスポート・スコッチ
・ティーチャーズ ハイランドクリーム
・ネヴィス・デュー
・マッカーサー
・VAT69 

<アメリカン、カナディアン>
・I.W.ハーパー
・カナディアンクラブ

(1) ジャパニーズ
ニッカ ブラックニッカ ディープブレンド

bn_deep売れ筋の価格帯で手に入りやすく、うまいウイスキーとなると、このディープブレンドを推します。
アルコール度数が45度で辛口になっていて、ピートの香りが強く感じられるブレンドになっています。

飲み方においては、ストレートよりもロック、トゥワイスアップといったように加水したほうが香りが開きやすいい傾向にあります。

ドラマ「マッサン」の影響で、スモーキーなウイスキーが飲みたいというのであれば、これを選ぶのもいいでしょう。

価格もお店によっては1000円台前半で買えますので、試しに買うにも躊躇しにくいかと思います。 



マルスウイスキー ツインアルプス 

twinAlps一方で地ウイスキーからは、マルスウイスキーのツインアルプスを勧めます。

中央アルプスと南アルプスに挟まれた蒸溜所で育まれたこのボトルは、ブドウをメインにしたフルーティな香りを楽しめます。

ロックで冷やされた状態ではエッジが立つ辛さがありますが、ストレートや加水することで抑えられ、飲みやすさが出てきます。

ニッカのラインナップが減る代わりとして、酒屋さんなどではマルスウイスキーの入荷をするところもあるようです。 

全体的にもニッカやサントリーとは異なった印象を楽しめるでしょう。 



(2) スコッチ
クレイモア

 clay1000円台のスコッチにおいては色々迷いましたが、比較的手に入りやすい点でクレイモアをおすすめしたいと思います。

比較的スモーキーで癖がありますが、クラガンモアをキーモルトにしているせいか、紅茶、ナシ、ぶどうの香りが後から広がる印象で、味わいも酸味が主体になっています。

ブラックニッカ ディープブレンド同様に、スモーキーなウイスキーが飲みたいという人であれば、お店によっては1000円前後とお手頃なクレイモアを選んでもいいでしょう。



(3) アメリカン、カナディアン
カナディアンクラブ

cc最後にアメリカンウイスキーとカナディアンウイスキーの中では、カナディアンクラブがとても気に入りました。

最初はバーボンなどに似たエステリーさがありますが、それも抑えられて、むしろバニラの香りが強く、甘さが感じ取れるほどです。

バーボンがあまり得意ではない私にとっても、このカナディアンクラブは驚くほど飲みやすくてはまりやすい感じでした。

辛さや酸味、スモーキーがダメだという人、普段はお酒と言ってもカクテルくらいという人であれば、カナディアンクラブのハイボールなんかはとっつきやすいかもしれません。



次回は2000円オーバーのシングルモルトやブレンデッドなどから、今年個人的にうまかったものをチョイスします。

ついに12月に入りましたので、2015年のウイスキーにまつわるニュースを振り返ってみます。

1.「マッサン」ブームでニッカが大ピンチ

2014年10月から2015年3月まで放送された、ニッカウヰスキー創設者の竹鶴政孝をモデルとしたNHKの連続テレビ小説「マッサン」が平均視聴率で20%を超えるヒットとなりました。

これによってハイボールで火のついていた日本のウイスキーにさらなる人気が重なり、特にモデルとなったニッカの売上が急上昇しました。特にブレンデッドモルトの竹鶴ピュアモルトでは前年比で3倍以上の売上を記録しました。
さらにドラマのロケ地にもなった余市蒸溜所は10月下旬の時点で 80万人が訪れ、過去最高の入場者を記録した1991年の47万人を大きく上回りました。
yoichi006

しかし、あまりにも大きすぎるブームの波に、ニッカが大ピンチを迎えました。
人気の高い竹鶴、余市といった長期熟成のボトルが飛ぶように売れたために原酒が枯渇しかかる危機的な状況に陥っています。大波に乗ろうと思ったら、やってきたのは大津波で大惨事になってしまったといえるでしょう。

また、今年もWWAで竹鶴17年が金賞を、ISCでフロム・ザ・バレルがトロフィーを獲得したことで海外でもジャパニーズウイスキーの人気がさらに高まって販売数も増えていることもダブルパンチとなってしまいました。

そして8月を以って、余市と宮城峡の年数表記ボトルを始めとした大半の商品の販売を終了、余市と宮城峡は新しいノンエイジのみのラインナップとなりました。
それ以外の商品についても、ブラックニッカを除いて殆どが値上げとなりました。特に竹鶴17年は元々バーゲンプライスだったものの、3割近い値上げとなりました。
さらに蒸溜所限定ボトルもシングルカスクだけでなく、樽別にラインナップされた余市12年もノンエイジに変えられて販売するそうです。

長期熟成が必要とされるウイスキーは人気やブームに乗れない宿命がありますが、このことが大きな水差しにならないことを祈ります。

2.ジャパニーズウイスキー 新商品が続々

前述のマッサンによる人気もあってか、今年はいくつかの新商品が出ています。

bn_deepまずニッカは、1~3月にかけて、初代のブラックニッカ、ハイニッカ、スーパーニッカの復刻版を1ヶ月毎にリリースした後、4月にブラックニッカ ディープブレンドをリリースしました。
ディープブレンドは、アルコール度数を45度にした辛口で、香りもピートが強く感じ取れるブレンドとなっています。

ドラマにおいて、ウイスキーの持つスモーキーさに視聴者が興味を持ったことを受けてのブレンドといえます。

9月には余市、宮城峡の新しいノンエイジをリリース。どちらもディープブレンド同様に辛さとスモーキー感を強めたヴァッティングに変更されました。

ハイニッカはラベルのみ、スーパーニッカは2004年のモデルチェンジ以前のデザインに近いボトルとラベルに切り替えられました。

hibikiJH一方でサントリーは、3月に響 JAPANESE HARMONYを、9月にグレーンウイスキーの知多と、トリスクラシックをリリースしました。

響 JAPANESE HARMONYはフラグシップといえる響のノンエイジボトルで、サントリーらしい穏やかでスムーズなブレンドに仕上がっています。

知多はグレーンウイスキーとは思えないほどの香りと味わいを持ち、トリスクラシックは安価な価格帯の中でもウイスキーとして最低限の香りと味をもったボトルになっています。

地ウイスキーにおいても、長野県に蒸溜所を持つ本坊酒造のマルスウイスキーも、ブレンデッドモルトとして越百をリリースしました。
福島県郡山市にある笹の川酒造は、6月にブレンデッドウイスキーとして山桜 黒ラベルをリリース。
埼玉県秩父を拠点とするベンチャーウイスキーは、「イチローズモルト秩父ザ・ピーテッド2015カスクストレングス」をリリース。1万円近い価格であったものの殆どが売り切れ、12月時点で5倍以上のプレミア価格がついています。

大手が極端な売れすぎによって失速している一方で、地ウイスキーメーカーが躍進する可能性も出てきました。

3.厚岸蒸溜所 建設開始

昨年11月に発表された、北海道の南東部、厚岸町で稼働予定の厚岸蒸溜所が8月から建設を開始しました。
操業を目指しているのは、東京にある貿易業、堅展実業で、同じ8月には公式サイトがオープンし、その概要も明らかになりました。

ポットスチルは初溜釜と再溜釜が1基ずつ、従業員もたった4人ととても小規模。樽はミズナラの新樽とバーボン樽、シェリー樽の3種類を使う予定です。

順調に行けば来年4月で竣工、8月には蒸溜所が完成し、10月から蒸溜を開始するそうです。
最初のボトルも2019年でリリースしたいとのことです。 

次回は、今年私が飲んだ中でうまかったボトルを紹介していきます。 

lj01しばらく値段の張るものが続いたので、お手頃なブレンデッドウイスキーを飲んでみます。

今回飲むロングジョンは、1825年にジョン・マクドナルドが世に送り出しました。彼の身長が 193cmもあったため、のっぽのジョンという意味のロングジョンとネーミングされました。

当初はジョン自らが西ハイランドにベン・ネヴィス蒸留所を建設し、そのモルトをキーにしていましたが、1951年にスペイサイドにトーモア蒸留所を建設し、そのモルトをキーにした新しいブレンドとなりました。
その後、ニッカウヰスキーがベン・ネヴィス蒸留所を買収した際に、ロングジョンとトーモアはアライドグループへ売却され、現在はペルノ・リカールの傘下となっています。

lj02では、いつもの様にストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄い黄金色。香りは、程よいピートと青りんごのさわやかさがあります。
口に含むと、アルコールの刺激は少なく、香りの印象よりも熟したりんごの香り、さらにはちみつ、モルトの香りが感じ取れます。
味わいは酸味と甘味が半々で、香りも相まってりんごらしさが強く感じられます。アルコールの辛さは少なく、穏やかでストレートでも飲みやすいです。

lj03ロックにすると、ピートの香りが強めになったものの、そのあとはバターを塗ったトーストのような香りも感じられます。
味わいも甘さは控えめになって酸味主体になります。しかし後になるほど甘さがじわじわと舌に広がります。

スペイサイドモルトのトーモアがキーとなっているだけあって、スペイサイドらしいさわやかなフルーツ感が楽しめるブレンドになっています。
ハイボールにしてもすっきり飲めますし、ストレートでも飲みやすいため、万人受けするウイスキーに思えます。

700mL、アルコール度数40度で、価格は1500円ほど。

<個人的評価> 
・香り B : ストレートではりんごらしさがあるが、加水するとピート、トーストの香りも伴ってくる。
・味わい A : ストレートでは甘く、ロック、水割り、ハイボールでは酸味も感じ取れる。 
・総評 A : 全体的に穏やかで、ウイスキーになれない人にもお薦めできるボトル。


今回飲むのは、ボウモア18年です。

bowmore18_01私もこのブログで何本ものボウモアを飲んでいますが、個人的にアイラモルトが好きなのと、その中でもボウモアのラインナップが豊富にあるのも理由です。
今まで飲んだだけでも、
  • 12年
  • 12年エニグマ
  • 15年マリナー
  • スモールバッチ
  • 10年テンペストV
  • 100ディグリーズプルーフ
と、 かなり豊富にあります。レギュラーだけで6種、免税店向けや限定ボトルを含めると2ケタに上ります。シングルモルトとしてはとびぬけて多いラインナップです。
順番的には、ノンエイジのレジェンドか、15年ダーケストと行きたかったのですが、 あえて18年をチョイスしました。

bowmore18_02では先にストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液の色は比較的濃厚なアンバーで、香りはシェリー樽原酒ならではのレーズンの香りがします。
口に含むと、真っ先にアイラモルト独特のピーティさはありますが、刺激は少なくかなりまろやかになっていて、すぐさまレーズン、紅茶、ライム、青リンゴの香りが追いかけていきます。 
味わいもアルコールから来るからさは少なく、ほのかな酸味とカカオのようなビターが舌に届きます。後味も特に強いビターを伴うことなく比較的すっきりした印象になります。

bowmore18_03次にロックにして飲むと、独特のピートの香りはかなり和らぎ、フルーティな香りが目立つようになりました。
味わいもビターが抑えられて甘さが目立ってきます。

個性の強いアイラモルトといえども、18年もの熟成を経ると まろやかで深い香りを伴うようになっています。
アイラモルト独特の癖が気に入らない人にとっては「これもくっさいやんか!」と文句を言うレベルかと思いますが、レギュラーの12年、スモールバッチ、レジェンドあたりを飲んでいれば、その深さとまろやかさは実感できるでしょう。

700mL、アルコール度数は43度で、価格は8500円ほど。おいそれと買える値段ではないですが、18年物のシングルモルトとしては安い部類です。グレンフィディックはバーゲンプライスですけどね。
ウイスキーが大好きな、尊敬する目上の人のお祝いでプレゼントするにはいいかもしれません。

<個人的評価>
・香り AA: アイラモルト独特の正露丸の香りはあるが柔らかく、レーズン、青りんご、ライムのフルーツ、カカオの香ばしさが深く伴う。
・味わい A: ストレートではビターが強めだが、加水されると甘さが強まる。後味は比較的すっきり。
・総評 AA: アイラモルトとしては比較的万人受けする。ウイスキー飲みなら飲んで損をしない。


正規品 YBW18 ボウモア18年

正規品 YBW18 ボウモア18年
価格:7,182円(税込、送料別)

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