日本にはいくつかの地ウイスキーメーカーがありますが、イチローズモルトのベンチャーウイスキー、マルスウイスキーの本坊酒造に続き、今回は江井ヶ嶋酒造のホワイトオークあかしを飲んでみます。

akashi_ji江井ヶ嶋酒造は、兵庫県明石市にある日本酒の酒蔵として有名ですが、1919年にウイスキーの製造免許を取得してウイスキーの製造を始めました。
しかし、当初はポットスチルはなく、まだまだアルコールに着色しただけのまがい物だったと思われます。
その後ポットスチルを導入して本格的なウイスキーづくりを行い、1984年には現在の蒸留所が建設されました。

現在は安価なブレンデッドがメインですが、最上位としてシングルモルトウイスキーも販売しています。
今回飲むのは、ブレンデッドの最上位になる「明石の地ウイスキー」と呼ばれる銘柄です。

グラスに注いで香りをかぐと、アルコールの刺激が強めですが、その奥からはトーストにした食パンに似た香りを感じます。 
口に含むと、先ほどの香りが強くなり、ラムレーズンや麦チョコのような甘い香りも感じられます。 

味わいも全体的に甘めで、ストレートでもそれほどきつさを感じません。 

ロックにして加水されてくると、ピートの持つスモーキーさが広がるようになり、味わいも酸味が加わって複雑に絡み合ってきます。
むしろ加水したほうが飲みごたえが出てくる雰囲気があります。

アルコール度数が40度、500mLで、価格は1100円ほど。700mL換算なら1500円ほどですので、サントリーオールドやブラックニッカ スペシャルおよび8年と同価格帯となります。
それらと比較しても、香り、味わいともに勝っていて、1000円スコッチにも負けないうまさを持っています。
初心者でもウイスキー通でも、このウイスキーはおすすめです。

<個人的評価> 
・香り B: ラムレーズン、トーストした食パンの香り。加水するとスモーキーさも出てくる。
・味わい A: 全体的に甘め。加水すると酸味も出てくる。
・総評 AA: 700mL換算で1500円のウイスキーと考えても、 ジャパニーズだけでなくスコッチにも対抗できるうまさ。