jameson_1今回は、今まで取り上げてこなかったアイリッシュウイスキーです。

アイリッシュウイスキーとは、その名の通り、アイルランドやイギリスに属する北アイルランドで作られたウイスキーを指します。
蒸溜の技術は地中海で修行をした僧侶がアラブ地域からもたらされた技術を伝えたとされ、それがスコットランドに伝えられたという説や、逆にスコットランドから伝わった説など、まだ発祥の歴史は解明されていません。

アイリッシュウイスキーの特徴は、大麦麦芽の他にえん麦(オーツ麦)、小麦、トウモロコシを使用しているところにあります。
さらに蒸溜の際にはポットスチルを使用しますが、スコッチなどのモルトウイスキーのような2回ではなく、3回行います。これによって癖が抑えられた原酒が出来上がります。
19世紀にはスコッチに負けないほどの人気を持っていましたが、その後のアメリカでの禁酒法、イギリスでの輸出禁止等によって衰退し、合併を繰り返した末に、現在は4つの蒸溜所が創業しています。

ジェムソンは1780年にジョン・ジェムソンの手によって誕生したウイスキーで、オリジナルは首都ダブリンにある蒸溜所で作られていました。
その後、1960年にたの蒸溜所との合併によって、現行のジェムソンはミドルトンにある蒸溜所で作られています。

jameson_2まずはストレートから。

グラスに注ぐと、液色は比較的明るめの黄色。香りは青リンゴや柑橘系に似たさわやかな香りがします。

口に含むと、アルコールの刺激は比較的少なく、ライムのような香りと多少のエステリーさを持った香りが広がります。

味わいは酸味が少々、柑橘系の苦さが主体を帯びます。

全体的にはかなり個性が薄く、ストレートでも癖なく飲めます。 

jameson_3次にロックで飲んでみます。

香りこそストレートと同じ爽やかさが伝わりますが、 味わいはストレートに比べると沈んだ感じがします。
その一方で残り香にハチミツやメープルのような甘い香りが感じ取れるようになります。

当り障りのないスムーズな印象になったようで、こちらでも初心者に優しい飲みやすさを感じられるでしょう。

加水されると甘さも感じ取れるようになり、 水割りでもおいしく飲める感じです。

アイリッシュウイスキーといえば、代表的なカクテルとしてアイリッシュコーヒーが有名です。

ホットコーヒーに角砂糖とアイリッシュウイスキーを加え、上に生クリームを乗せると完成です。

これから寒い時期に温まる飲み物としてはうってつけでしょう。

ジェムソンは、700mL、アルコール度数40度、価格は1,800円ほどです。
少々お高いですが、柑橘系の香りを伴いながらも飲みやすいジェムソンは初心者向けと言えるでしょう。

<個人的評価> 
・香り C: 柑橘系、青リンゴが主体でエステリーさもあり。加水すると後からハチミツ。
・味わい B: ストレートでは苦さと酸味がメインになるが、ロック、加水することで甘さも引き出される。
・総評 C: 初心者向け。癖が少なくてストレートでも飲みやすい。