bowmore15_01私はシングルモルトの中でもボウモアが好きで、今まで数本のボトルを飲んでいきました。
が、唯一避けていたものがあります。それがボウモア15年ダーケストです。

なぜ避けていたかというと、
  • 新しいボトル(スモールバッチ、テンペスト)が出てきたので先にチョイスしていた
  • レギュラーボトルなので、期間限定で終了することがなかった
  • 15年という熟成年数の割に、18年と比べても割高だった
という幾つかの理由があってのことでした。

特に価格について言えば、定価ベースで18年が9,000円台なのに対して、15年ダーケストが8,000円で、12年の4,000円台と比べても割高です。

肝心の製法はというと、バーボン樽に12年熟成させた後で、オロロソ・シェリー酒の樽に詰め替えて3年間後熟を行う方法を採用しています。

とはいえ、いい加減、レギュラーボトルで購入できる範疇のものは全部飲む時期だと思い、購入に踏み切りました。

ただ、店頭で売られている正規品はやはり割高に感じ、通販で並行輸入品を購入することにしました。
価格は少々安くなって6,000円でした。

正規品と違い、ボトルには封印のためのシールがキャップ部分に貼られていました。おそらくは偽装の被害が多い国向けに梱包されたものと思われます。

まずはストレートで飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色はダーケストの名にふさわしく、濃い茶褐色で、香りはアイラモルトならではの正露丸に似たピートの香りと、ほのかにブドウの香りがします。

口に含むと、意外にもシェリー樽原酒からくるレーズンの香りがふんわりと立ち上り、後からヨード臭のするピートが追いかけます。殿にはカカオの香ばしさを感じます。アルコールからの刺激は少なめです。

味わいはブドウのような酸味と甘さがメインで、アルコールからの辛さも少なくなっています。
全体的にまろやかで、ストレートでもそれほどきつさを感じません。

次にロックにしてみると、アイラモルトならではの正露丸のようなピート臭が強めになります。それでもレーズンの香りは衰えず、癖があるものの豊かな香りとなっています。

味わいは ストレートに比べてビターが少々強めに感じられます。

実際に飲んでみて、確かに単なる15年としてはとてもまろやかで、ボウモア18年と比べても引けをとらない印象がありました。

そういう意味では、正規品の価格が18年と差が少ないのも納得がいきます。 

<個人的評価>
・香り A: アイラモルトらしいヨードのようなスモーキーさはあるものの、比較的まろやか。むしろレーズンの香りが先に立ち、後からカカオがやってくる。
・味わい B: ストレートでは酸味と甘さが交互に訪れる。加水するとカカオのようなビターが目立つ。
・総評 A: アイラモルトとしては穏やかな方。値段が張るが、初めてアイラモルトを飲む人には勧められる。