jw_green今回は、ジョニーウォーカーのグリーンラベルを飲んでみます。

グリーンラベルのボトルを見ると、「15」の文字が見えるため、一見するとブラックとプラチナの中間なのか、と思ってしまいます。
しかし、グリーンラベルは「ブレンデッドモルト」に属します。

グリーンラベルではキーモルトとして、スカイ島のタリスカー、スペイサイドのリンクウッドとクラガンモア、そしてアイラ島のカリラの4種類を使用しています。
私はリンクウッド以外はすでに飲んでいるので、ある程度の手がかりはつかめそうな予想をしました。

日本では2012年に一度販売が終わってしまいましたが、2016年8月に改めて販売が再開されました

ということで行きつけの酒屋さんに行って購入したのですが、正規品が700mLなのに対して、ボトルを見ると750mLと書いているではありませんか!?
どうやら日本での販売終了後もイギリスで売られていたものではないかと推測されます。裏を見ると輸入業者が書いていて、並行輸入品だというのがわかります。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色はニュートラルな琥珀色、香りはカラメルと紅茶、そしてほどよいピートがします。

口に含むと、まず軽くピートの香りがした後で、紅茶、青リンゴ、カラメル、奥からラムレーズンが広がります。
味わいは先に辛さがありますが、その後は酸味がメインで、奥から甘さを得られます。

ロックにすると、意外にも香りが沈み、ピート、黒こしょうが目立つようになりました。その後、青リンゴ、硫黄が続きます。
味わいは、ストレート以上にスパイシーになり、奥から酸味が追いつき、甘さはさほどに感じ取れなくなりました。

最後にハイボールにすると、香りはほのかに抹香のような華やかさが出てきます。飲み終わりの後香としてカリラから来るヨードを思わせるピートが残ります。
味わいは酸味と甘さが半々となり、飲みやすさが出てきます。

全体的に見ると、確かにキーモルトそれぞれの特徴が感じられるブレンドになっていて、趣のあるウイスキーに仕上がっています。
ただ、レギュラーのブラックラベルに比べると癖は多少強めなので、初心者向けとは言えないでしょう。

正規品は700mL、43度で価格は4000円ほど。
一方で、私が買った並行輸入品は4500円でした。

<個人的評価>

  • 香り B: 飲み方によって、4つのモルトの特徴が別々に感じられる豊かさ。
  • 味わい B: ストレートは酸味と甘さ、ロックではスパイシーに。
  • 総評 A: 癖はあるが、飲み方で主役が変わる飽きにくいボトル。

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ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年 43度 700ml 正規品
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