ハイボールを作る際に、レモンやグレープフルーツを加えると、より爽やかになります。

で、お酒で割るレモン果汁においては2つの種類があるのをご存じでしょうか。

1つは100%レモン果汁を使ったレモンジュース。有名なのはポッカレモン100でしょう。

もうひとつは「合成レモン」というものです。これはレモン果汁をほとんど使わず、クエン酸などレモンの酸味由来の成分を使った物を言います。

実はポッカレモンも、最初は戦後まもなく、レモン自体の入手が困難な時代に合成レモン製品として誕生しています(現在も合成レモン製品を販売中)。

ポッカ自体の歴史にしても、最初はニッカバー向けにハイボール用などの合成レモンの製造、販売が創業当時の事業でした。社名や製品名も、当初はニッカレモンと名乗っていたほどです。
その後、ニッカバー以外にも合成レモンを販売するようになったとき、服の「ニッカボッカ」から、ニッカの次にある「ボッカ」、もっと親しみやすく「ポッカ」を新しい社名、ブランド名にした経緯があります(その後サッポロビールのソフトドリンク事業と合併、ポッカサッポロに至る)。

合成レモンのメリットとしては、果汁をほとんど使わないために保存が利きやすいという点にあります。
100%果汁の場合、未開栓で6ヶ月、開栓すると冷蔵でも2週間が限界とされています。

では肝心の香りと味を、2つ製品で比べてみます。
lemon

ポッカサッポロ お酒にプラス レモン(レモン果汁100%):540mL、600円

コンビニでも売られているポッカ100レモンに比べて、酸味をマイルドに調整しており、チューハイやカクテルでも使いやすくなっています。

そのまま飲んでみると、レモンならではの酸味は抑えられていて下に刺激が来るほどではありません。
同社のキレートレモン位の酸味です。
香り自体もしっかり口に広がって、違和感は全く感じません。

香りの違いを見るため、ウイスキーではなく焼酎を使い、レモン、甲類焼酎(20度)、炭酸水を1:2:3の割合で混ぜてみます。

香りはストレートのレモン果汁同様の爽やかさがあり、しっかりした酸味とほんのりとしたビターもあってフルーティなレモンサワーになります。

サントリー カクテルレモン(合成レモン):780mL、500円

原材料を見ると、レモン果汁も含まれていますが、特に成分表はなく、ほかに酸味料、香料、ビタミンC、保存料が入っています。

そのまま飲んでみると、酸味はポッカレモンと同じですが、レモンならではの香りはなく、ビタミンC(アスコルビン酸)の影響でオレンジやミカンっぽさがあります。

一方で1:2:3の比率で割ると、レモンらしい香りはほとんどなく、むしろパルプのような匂いが先に現れ、違和感の強いものになります。
味わいも酸味はしっかりあるものの、柑橘系のビターな感じが薄く、よくよく味わうと不自然に感じます。

合成レモンの場合、その香り以上に癖のあるお酒や割り材と割るのであれば、違和感を抑えることが出来るかも知れませんが、焼酎やウォッカではそのアラが目立ってまずさを感じます。

一方でハイボール用として使うと、癖の少ない物ほどアラを感じるでしょう。
アイラモルトなど、スモーキーなものや、マッカランのような香りが強い物だと、合成レモンでも大丈夫かも知れません。

割って飲むお酒の性質に応じて天然にするか合成にするか、選択しておくといいでしょう。
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