
キャメロンブリッジ蒸溜所は、ローランド地方ファイフにあり、1824年にジョン・ヘイグが設立しました。世界で初めてグレーンウイスキーを作った場所とも言われています。
現在はディアジオ社が所有するこの蒸溜所は、近代化が進み、現代的な建物の中に張り巡らされたプラント状のパイプ類が窓から覗けます。
このキャメロンブリッジ蒸溜所では、ジョニーウォーカーをはじめとするディアジオ社のブレンデッドウイスキー向けのグレーン原酒を製造しています。
そのほかに、ジンのタンカレーやゴードンズ 、ウォッカのスミノフの原酒も製造されています(ただし、日本で売られているスミノフは韓国産)。
ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中間調の琥珀色、香りは青リンゴが漂ってくる印象です。
口に含むと、軽くゴムの香りから始まり、奥から青リンゴ、麦チョコ、バニラと続きます。
味わいは、アルコールの辛さが先に来るものの、後からフルーツのような甘さ、酸味が広がります。
ロックにすると、柑橘系の爽やかさとエステリーさが立ち、後からはちみつ、青リンゴと続きます。
味わいはビターが強く現れ、 酸味が後に続きます。ストレートほどの甘みは感じなくなります。
最後にハイボールにすると、ほのかにハチミツ、青リンゴ、バニラが香ってきます。
味わいは柑橘系のビターが前に来て、甘さや酸味はあまり感じられません。
シングルグレーンというと、個性がないように思われる人もいますが、ストレートでは十分単体で楽しめる仕上がりになっています。また、シングルモルトと割ることで、自己流なんちゃってブレンドを楽しむことも出来ます。
国内でも、知多、カフェグレーン、カフェモルトといったグレーンウイスキーが発売されていますが、特に香りのしないスピリッツで割るよりも、ブレンデッドウイスキーの脇役として引き立てていることを実感できるでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は3000円ほどです。
<個人的評価>
- 香り C: ストレートではゴムの香りが立つ。メインは青リンゴ、ハチミツ、バニラ。
- 味わい C : ストレートでは甘さがあるが、加水されるとビター、酸味が前に出る。
- 総評 C : ストレートなら単体でもいける。シングルモルトの割り材に持ってこい。
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